ウクライナ軍のザルジュニー総司令官は29日、M270MLRSによる攻撃シーンを初めて公開して「ウクライナを支援してくれるパートナーに感謝している」と発表した。
参考:Залужный впервые показал работу М270 MLRS на фронте
HIMARSとMLRSの大きな違いはランチャーの搭載数、瞬発的な火力投射量はHIMARSの倍
ウクライナに多連装ロケットシステムを供給するため米国はM142HIMARS(12輌+4輌輸送中)を英国とドイツはM270MLRS(3輌+3輌=計6輌)を提供、レズニコフ国防相は今月15日に「(英国分の)MLRSがウクライナに到着した」と明かしていたが、ウクライナ軍のザルジュニー総司令官はM270MLRSによる攻撃シーンを初めて公開して「ウクライナを支援してくれるパートナーに感謝している」と29日に発表した。
HIMARSとMLRSの大きな違いは「ロケット弾を6発装填するランチャー」の搭載数で、HIMARSはランチャーを1基搭載するのがMLRSはランチャーを2基搭載することが出来る。
つまり「MLRS×6輌の瞬発的な火力投射量はHIMARS×12輌と同じ」という意味だが、舗装道路上の走行性では装軌式のMLRS(最高速度64km)は装輪式のHIMARS(最高速度90km)に劣るものの、逆に不整地の走破性ではMLRSの方が優れている。
関連記事:HIMARS×2輌分の火力を投射可能なM270MLRS、ウクライナへ到着
※アイキャッチ画像の出典:Public Domain
以下、日本のMLRSは退役を待つばかりなんだからくれてやればいいのに派vs自衛隊にプレゼントする余裕は無い派
ファイ!
おおっと、そこへ「使用するGMLRS弾(GPS誘導のロケット弾)の供給問題が勃発したから、日本がMLRSを送っても意味無い派」が乱入して来たぞ!
この三つ巴の戦いは、一体どうなってしまうのか!
【参照:本ブログ7/28「155日を迎えたウクライナでの戦い、HIMARS用弾薬の供給問題が浮上」】
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消費税を上げて軍事に投資しろ派は見たことないです
消費税上げても法人税の穴埋めにしか使わない現政府になにを期待しているやら…
消費税の方が企業は安定して税金を取られるんだが。
経済が縮小するので中長期的な軍事力強化にはマイナスではないかなぁ
こういう軍の公式動画に派手なBGMをつけるのは
お国柄というか東欧仕草ってやつなんかね
この動画の007OPテーマもそうですが、ロシア軍の車列が道路上で次々に爆発炎上する動画のBGMがAC/DCの「Highway to Hell」だったのにはウクライナ軍参謀本部煽り上手だなーとw
HIMARSやMLRSの活躍目覚ましいですが、弾薬の供給などが難しそうですね。なんとか補給できたらいいですが。
図体が大きくて重かったとしても、装軌式の方が不整地を走れるので、敵の空からの偵察に対しては有効なのかな? 隠しやすいというメリットがあるのだろうか?
80㎞も遠方からの防ぎようのない、12発の精密誘導弾は恐怖だね。夜空に上がる12条の火の玉の、曲がりくねる光跡が得も言われぬ光景。
最近M270の走行映像を観たのですが、不整地において相当なスピードで走っていました。これならば移動それ自体には支障はなさそうだと思いました。
他方で、装軌式の場合、舗装路でも不整地でも走行跡が残るので、上空から追跡されやすいのではという議論もありました。ウクライナ軍もその点は分かっているでしょうから、何らかの対策は打っているのでしょう。
曲がりくねっているのはロシアの対砲兵レーダーの軌道計算を狂わせるためなんですって
しかし、数十キロ数百キロも離れてどうやって標的認識してるのだろうか?
ドローン空撮、衛星写真まではできるでしょうが、ただ建物外形を認識しただけの話。周辺住民まで排除されたら肉眼偵察による確認や通信も難しい。
例えば兵器庫の外形した捕虜収容キャンプ作るか、もしくは兵器庫に囚人室併設されてもしたら戦闘地域外への標的へMLRS撃っても損害は撃った側に与える事もできるのでは。戦争の発端となったネオナチアゾフ連中はMLRS被害ついでに徹底的に始末されてませんかね。
現地ロシア軍では排除しきれないほど、ウクライナに協力的な住民が多数いると考えるのが自然でしょうね。
ネオナチアゾフ連中とやらが本当に実在すれば、そうはならなかったでしょうが。
苦戦してる軍隊は軍規もグダグダ、兵士も補給も足りてないからこそ住民に対しても粗暴に振る舞って、結果的に通報者やパルチザンを増やす
負ける側の常道だ
TB2なら搭載されたセンサーで敵の座標を割り出せるんで、後は諸元を入力すればGPS誘導の弾薬ならそこまで飛んでいくという事にはなってるはず