ウクライナ保安庁が無人機でロシア領クルスク州の飛行場を攻撃、発射された無人機の殆どが目標に到達し、現地メディアは情報筋の話を引用して「Su-30×4機、MiG-29×1機、S-300のレーダー×1基、パーンツィリ×2輌が損傷した可能性がある」と報じている。
参考:Військова контррозвідка СБУ атакувала дронами аеродром у Курську, – джерела
この話が本当なら自爆型無人機の戦果としては破格の内容だが、まだ戦果が確認された訳では無い
ウクライナメディアは情報筋の話を引用して「27日夜に保安庁の部隊が無人機でロシア領クルスク州の飛行場(クルスク・ボストチヌイ空港?)を攻撃、16機中3機が敵の防空部隊によって撃墜されたものの残りは目標に到達し、ロシア軍自身も13回の爆発を確認している。この攻撃でSu-30×4機、MiG-29×1機、S-300のレーダー×1基、パーンツィリ×2輌が損傷した可能性がある。近いうちに正確な被害や死傷者の数が判明するだろう」と報じている。
クルスク州の住民が投稿した映像には爆発音、閃光、機関砲の射撃音が含まれており、クルスク州知事も「無人機による攻撃があった」と認めているが、本当にロシア軍の飛行場に無人機が到達してSu-30、MiG-29、S-300、パーンツィリを損傷させたのかは確認されていない。
この話が本当なら自爆型無人機の戦果としては破格で、安価な無人機でも飛行ルートや攻撃方法を工夫することで「ロシア軍の防空シールドをすり抜けることができる」と証明され、ロシア軍はウクライナ国境に近い地域での航空機運用が制限されることになるだろう。

出典:Telegram経由 19日の無人機攻撃で破壊されたロシア軍のTu-22M3
因みに使用された無人機がロシア領内から発射された小型の商用ドローンなのか、ウクライナ領内から比較的大きな無人機をクルスク州まで飛ばしたのかは不明だ。
追記:クルスク州の飛行場に損傷は見当たらない。
関連記事:ウクライナが初めて露Tu-22M3の破壊に成功、掩体壕の必要性が浮き彫り
※アイキャッチ画像の出典:Alex Beltyukov/CC BY-SA 3.0 Su-30SM
大損害じゃないか!
基地司令官の首が飛ぶレベルだよ。
Tu-22を最近破壊したって成果はあったけど、パーンツィリまで置いててドローンでやられたんだとしたらロシアからしたらまいった話だ。
翻って日本もせめて掩体壕くらいちゃんと全国予算つけないとまずいよねえ。F-35にせよF-3(仮)にせよ飛ぶ前に浸透したスパイにラジコン爆弾でやられたらたまったもんじゃない。
それも大事だけど低コストドローンを安定供給できる態勢づくりが急務だと思う。それこそ砲弾を消費するが如く需要があるんじゃないかな
本当に、これ。
戦闘機とか潜水艦とかみたいな、少しの亀裂でも影響がありそうな兵器は、別に直撃しなくても爆発の破片でヤバいのでは?
そうなると、下のコメントの方が言っていた、段ボールのラジコン兵器でも十分驚異になりそう。
こういうのも、分かってはいるけど一度攻撃されないと対策しないのかな。
情けないけど、親分のアメリカ軍にガツンと言ってもらいたい。
この件の続報とか大きなメディアが取り上げてないが、まだ裏付けできてないのか?
黒塗装のSU30かっけー、カタログスペック以上に強そう。
ゴメン、かっこいい、けど。
コックピットの下、どうしてもダクトテープで修繕したように見えてしまう・・・。
機関砲の口があるから耐熱塗装なんでしょうが、他の色は無かったかな?
冬、またロシアはインフラ攻撃やりそうですけど、今年はやり返されるんですよね
それでもやるのかな
朝鮮戦争でも国連軍に対して最大の戦果を上げた期待がPo2と言われていた
布と木で出来ていた為にレーダーで補足しづらく、鈍足で戦闘機で追うと失速するとか
現代だとその役目は小型ドローンなのだろう
ウクライナ側の損害評価のベースが情報傍受によるものだった場合
昔の2chだが、これの可能性が
97 名前:名無し三等兵[] 投稿日:01/10/04 12:22 ID:HKQ4xE4k
ソ連時代の話、ある分隊で喫煙しながら車両に給油していると、
お約束通り引火して、車両を失った。
正直に報告したくないので、ゲリラと戦闘した結果と虚偽の報告。
当然ながら上官にはバレバレだが、その上官も昔似たような事件を
起こして車両を損失していた。ついでにワシの分も併せて報告して
おくとばかり、戦果と損害が誇張されて上に報告。
ところが、中隊長も若い頃に事故で車両を失っていた。この際だ
からと大隊に報告すれば、大隊長は別の中隊の不始末を併せて報告する有様。
こうして帳尻を合わせる報告書は、異例と呼べる早さで決済され、
雪ダルマ式に戦果と損害が誇張され続け、より上層部に報告された。
最終的に最初の分隊は、自転車から戦車は勿論の事、戦闘ヘリや
爆撃機は言うに及ばず、何故か貨物列車まで駆使して、師団規模の
ゲリラを掃討したことになってしまった。
当然ながら、人的損害は全く無し(笑)
書類上は人類最強と言っても過言では無い、赫々たる戦果により
勲章を授かったまでは良かったが、そうそう良い事は続かない。
その分隊は全員が異動され、最後は行方不明になったとか・・・
ネタなのか、事実なのか・・・
俺は、案外事実のような気がする。皆はどう?
この話の真偽自体は知りませんが、
ソ連に限らず組織は上が下に嘘をつくと下も上に嘘をつき始めるので、
これに似た実話は無数にある気がしてなりませんね
ノルマ達成で報酬を渡すあるいはノルマ未達で処罰する場合、事実を言うと罰せられる可能性があるのである人間がウソを始めると雪ダルマ式にウソが重なり結果的に殺人的な重税となり国家崩壊手前まで行った国があったような気がする
ロシアほどじゃないにせよウクライナも戦果を盛り気味なので、視覚的証拠を待ちたいところですが、やはり今回の戦争では、ドローン多数による飽和攻撃のコストパフォーマンスが良すぎますね
ドローンは今後、更に安価かつ性能が良くなる可能性もあります
ドローンの多数投入戦術が一般化した場合、レーダーなんかも装甲化されるのでしょうか?
とりあえず費用対効果から空軍基地は掩蔽壕必須かもしれませんね
これが事実なら大戦果ですね
どのような無人機を使って攻撃を成功させたのか気になりますので戦意高揚の為に詳細な攻撃内容の公表があれば有り難いな…
全くの推測てすが、ウクライナ保安庁の戦果なら、
ロシア国内からの近距離の小型のドローンによる攻撃の可能性が高いと思います。
第三者の確認を待つところでしょうが。
これが本当ならば、ロシア空軍は、ウクライナ空軍の消耗をいいことに、
舐めプをしていたとしか言えないのでしょうか。
大型のものはさておき、小型のドローンは探知しにくいのも事実でしょうが。
これを日本に置き換えて考えると、ここはレーザー砲(銃?)の出番でしょうか。
三菱重工と川崎重工でプロトタイプ段階のものがありました。
あと、東芝電気でアンチドローンシステムが実用化されていました。
東芝のレーダーと三菱/川崎のレーザーを組み合わせた?システムを設置でしょうか。
小型のドローンはこれで対処で切るのではないかと想像します。ぜひ設置をしてほしいです。
国外から飛んでくる巡航ミサイルや自爆無人機はまた別の手段が必要ですが。
自分もレーザーは有望だと思ってます。
農家の?害虫駆除用レーザーで、すごく速い虫の頭や胸の急所を正確に焼いて撃墜するとか、
そういった技術の拡大版で行けそうだな〜、と。
戦闘機とかデカいミサイルとかは無理でも、
イラン製ドローン程度の奴なら今の技術の延長線で対処出来そうな…。
自分も対空レーザー車両が基地防衛には有望と思います。
なんといっても、流れ弾をきにしなくていいのが利点ですね。自国領内ですから、空に向けて連射した砲弾の大半は目標以外のところに着弾することになるので、フレンドリーファイアが怖いがレーザーならその心配がない。
弾代も安く、弾切れも心配なし、必中というのもいいですよね。
イスラエルのレーザーウォールを日本もライセンス生産とかさせて貰えないかなー、とも思ったり。
失敗を共有できない組織らしく、同じような手段で同じような被害を繰り返してますね。
スロヴィキンが健在だったころは、ロシア軍の航空戦力が消耗することを非常に嫌っていたのですが、最近は前線に配備して頻繁に空爆に駆り出されていますし、保全しようと言う意識が薄くなっているように見えます。
ウクライナ軍にとって、毎日50回近い空爆に晒されるのは大変だと思いますが、部品も枯渇している中、いつまでも十分なメンテナンスが出来るとは言えませんし、今回のように適宜反撃を繰り返していけば、F-16が届くころには航空優勢を取りやすい環境が出来ているのではと思います。
ドッグファイトで落とすより
地上で無人機を着弾させた方が効率的なんですね
どんな英雄でも無防備に寝てるところを刺されれば死ぬ、という話は普遍的な真理なのでしょう。
対空ミサイルは、ある意味、無駄の塊ですからね。推進ロケット、誘導装置、と高価な部品も使い捨て。
爆薬だけ持参して、駐機中の航空機にくっつけて起爆できるならコスパも最高、命中率100%♪
なっとくしました。
これが無駄をそぎ落とした戦術。
勉強させてもらいます。
先日ドローンで戦略爆撃機を撃破しており、今回も航空機に対して修復不能なレベルの損害を与えた可能性はありますね。ロシア側の対応(燃料搭載した状態で駐機)が変わっていなければですが。
この損害がホントに出たかはさておき、奥地の空軍基地を攻撃できるようになったのは恐らく事実だろう。
前線から防空兵器が減るにせよ、航空機が更に後方に下がるにせよ何方に転んでもウクライナ的には良い話だな
>>因みに使用された無人機がロシア領内から発射された小型の商用ドローンなのか、ウクライナ領内から比較的大きな無人機をクルスク州まで飛ばしたのかは不明だ。
X(Twitter)に上がっていた情報によれば
使用されたのは今年の3月にオーストラリアから寄贈された
組み立て式の紙製ドローンだそうです。
16機でスウォーム攻撃をかけて撃墜されたのは3機のみ。
残りはすべて目標に達したとのことなので、そのうち衛星写真か何かで証拠が出てくると思います。
あの段ボールドローンが活躍したとは凄い
偵察用ぐらいにしか使えないと思ってた
自分もです
あの木と段ボールでできたドローン、安価なほぼ使い捨ての偵察用かと思ってました・・・
しかしアレ、爆弾って搭載可能なんでしょうか?
軽量安価な故にそんなに積載量はなさそうですが・・・
機種にもよりますが。
5kgくらいはOKみたいですよ。
砲弾でいうと、105mm榴弾の
炸薬(TNT)が2.3kgくらいですから、
それの2個分でしょうか。
砲弾は破片効果が殺傷力に繋がっているので外殻が段ボール紙では単純な比較はできなさそうですが、かなりの威力ですよね。焼夷弾とかもあるのかな
元々分散して隠れてる味方の兵士に弾薬その他の
補給をデリバリー出来るって話でしたかね。
しかし炸薬量ってそれくらいなんですね。
実際には起爆装置とか爆圧や破片の破壊力に
指向性を持たせたりするための弾殻の重量とかで、
一発分と見積もったところでしょうか?
砲弾に比べて運動エネルギーがショボいのを引いても、
真面目に自爆ドローン用の弾頭を開発してたら
威力は馬鹿にならないんでしょうね。
良いか悪いかは置いといて
ATACMS提供したら、「ロシア本土攻撃するな!」
とは提供側がどれだけ言っても、しちゃいそうね
100発オーダーかつ発射が限られるストームシャドウ
ならともかく、数百発かつ発射PFが100台前後あると
現場としてはしたくなってしまうのではないかと
ドローンは基本的に画像によるターゲット認識で単体の攻撃力も低いので、デコイやカモフラージュ、掩体壕などの重要性が上がりますね。
日本も他人事じゃないのでその辺の戦訓をきっちり取り込んで欲しいと思います。
被害が事実だったとして、さすがにこれは言い訳考えるの難しいんじゃね
タバコで燃料引火は何度も使ったし被害の規模が大きすぎるし
浸透して後方でチープキルを積み重ねる、か…
基地の警備を強化したら兵坦にチープキルを適用、とか対応が大変そう。
当たればSMGでも落とせそうだけど、そっちに舵を切ったら長距離ミサイルへの切り替えとか出来そう。うーん。
この話で気になるのは、クルクスの空港に
「MiG-29」しているという
が配備されている、展開しているということです。
形式はMiG-29SMTでしょうか?ウクライナでの作戦に参加しているかはわかりませんが、あるいはこれからMiG-29SMTゃ、さらに新型のMiG-35などが投入されるのかもしれません。