ウクライナ戦況

英国、ウクライナに自走砲AS90×20輌と砲弾×4.5万発を提供か

英Express紙は24日、政府はウクライナに4万5,000発の砲弾と共に自走砲「AS90」を提供する予定だと報じて注目を集めている。

参考:UK sends AS90 Howitzers and shells to Ukraine to crush Putin

噂されていたウクライナへのAS90提供、今週中にポーランドへ到着予定

ウォレス国防相は先月末「戦いが進軍阻止から領土の奪還に変化したウクライナ軍を支援するため長距離砲と弾薬を供給する」と表明、Times紙も「陸軍が保有するAS90供与もオプションの一つになる」と報じていたが、英Express紙は「政府はウクライナに4万5,000発の砲弾と共にAS90を提供する予定だ」と報じて注目を集めている。

出典:Sgt Si Longworth RLC / OGL v1.0

Express紙に説明によると政府はAS90×20輌と砲弾×4万5,000発を今週中にポーランドへ送り、そこでウクライナ軍兵士にAS-90の使用方法を教えるらしい。

因みに西側諸国が次々は発表している重装備の提供は以下の通りだ。

装備数量砲弾数量
米国M77790門種類不明19万4,000発
米国詳細不明なMLRS数量不明
英国AS9020輌種類不明4万5,000発
フランスCaesar12輌言及なし
ドイツ予定なし提供予定数量不明
オランダPzH2000非常に少数言及なし
カナダM7774門GPS誘導砲弾数量不明
チェコGvozdikaあくまで噂言及なし言及なし

上記以外にもウクライナは契約済みの自走砲「ダナ」をチェコから受け取り中で、スロバキアと自走砲「ズザナ」の売却に関する交渉を進めている最中らしい。

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※アイキャッチ画像の出典:Richard Watt / OGL v1.0

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コメント

    • ダヴー
    • 2022年 4月 24日

    イタリアも自走砲を送るという話があるようです。
    リンク

    8
    • zerotester
    • 2022年 4月 24日

    自走砲がそろってきましたね。都市や拠点がロシアの砲撃にさらされているので砲兵を潰す必要があり、砲兵をつぶすためには機動力のある自走砲は特に有用でしょう。撃ってからすぐに移動しないと撃ち返されますから。
    ただ数があまり多くは無く、まとまった数が用意できるであろうアメリカのMLRSに期待したいです。

    8
    • 774rr
    • 2022年 4月 24日

    図表で示されると多種多様な武器が提供されてるかが解りやすくて良いですね
    管理人はんに感謝

    何度も言うけど日本も今使える装備を送って欲しいな
    10式戦車とか 03式中距離地対空誘導弾とかね

    19
      • テストの時だけ出席
      • 2022年 4月 25日

      何度も言うけど日本製兵器は実績ゼロだし操作方法教えに行く人も現地に行けないから無理。
      ウクライナだって日本は兵器より資金援助してくれって思ってるし実際言ってるから。

      46
        • ボリス
        • 2022年 4月 25日

        仕方ないですよ…だって、自己満足で折り鶴を送ろうとしてるんですから。

        9
          • 匿名
          • 2022年 4月 25日

          何が仕方なくて、何がだってなのか全く分からないんですが、どういう話の繋げ方なんですか?
          折り鶴批判したいだけにしか見えませんが

          48
            • Vahagn
            • 2022年 4月 25日

            何もしない奴らより、まだ折り鶴の気持ちだけでも何百倍でもマシだと思いますよ。
            ああいうマキャベリズム的な発想のほうがイヤですね。
            折り鶴批判して悦に入ってる連中こそ、自分は募金でもなんでもやってるんですかと問いたい。

            地震・台風被災地の支援でもああいう輩が毎回湧いて出てきますよね。
            芸能人が炊き出し言ったら「売名行為」だとか意味不明なこと言うやつ。

            この世には、他人の善意を不思議なくらい憎悪する底意地の悪い人間が一定数居るということです。
            スパイトフルネスとか何とか……心理用語でなんかあったはず。

            8
      • あばばばば
      • 2022年 4月 25日

      何度でも言うが、日本は常にロシアと中国と北朝鮮の半包囲状態にあり、ロシアは北海道への野心を持っており、中国は沖縄の諸島への野心を持っており、北朝鮮はロケットマンがいつもミサイルを飛ばし続けている。
      安易に日本が保持する防衛装備を送れば、太平洋・アジアの均衡を崩す危険がある。
      ソ連から離脱した東欧がウクライナ支援する際も、自国防衛の最低限の保証を残しながら支援を行っている。
      (台湾・韓国などの周辺地域の安全を含めて)自国の安全が担保できない支援はするべきではない。

      27
    • 折口
    • 2022年 4月 25日

    ロシアの東部攻勢はどうも上手く行ってないのではという意見がちらほら出始めましたね。
    事前に予測されていた通りの縦深突破なら、機械化された自動車化狙撃旅団なり戦車連隊なりで防御線に数カ所穴を開けて、後続梯団で穴を広げつつ敵後方を遮断して殲滅という手順をとるはずですし、実施に際しては砲兵射撃や空爆を伴う大規模攻撃も伴うはずです(支援なしの機械化部隊突撃は単なる玉砕)。しかし現状を見るに、側面から迂回する向きはありつつも対ウクライナ正面は火点を一つずつ正面から潰していくような悠長な戦い方をしているような…。果たして東部攻勢が始まっているのかいないのか、ロシア人にやる気があるのか分かりませんが、彼らがそういう出方をするならウクライナに供与された野砲は自走/牽引問わず最大限効果を発揮することでしょうね。

    ロシアの国防相隷下部隊と内務省隷下部隊、果ては民間軍事企業や友好国の軍閥との統合運用が想像以上に上手く運んでいないという話もあり、火力や戦力の集積や戦線の整理がつかない状況にあるのかもしれませんね。
    あるいはソ連式縦深突破って戦線を一気に推し進められる代わりにすごい速さで戦力を損耗してしまう戦い方でもあるので、全軍90万の中から選りすぐった戦闘員19万をそんな戦い方で蒸発させたくないという考えがロシア側にあっても不思議ではないように思います。

    9
      • zerotester
      • 2022年 4月 25日

      ロシア流の縦深攻撃は、前方の部隊が大損害を受けようとも後続の部隊が連続的に波状攻撃をかけることで敵を食い破るもののはずです。それには自己犠牲的な士気の高さが必要で、今のロシア軍には無いんじゃないでしょうか。兵だけじゃなく指揮官レベルでも。ウクライナ側によると、ロシア軍は親衛戦車軍や空挺軍のようなエリート部隊がむしろ士気が低いと言っていました。
      東部戦線ではワグナーグループに雇われたシリアやリビアの傭兵が戦っているそうで、第1梯隊の捨て駒に使われているんでしょうけれど何か所かで突破口を開けることは出来ているので、むしろ真面目にやってそうです。

      10
      • ダヴー
      • 2022年 4月 25日

      少し長いですが、ロシア軍の砲兵に問題が有るのではという考察を投稿されている方がいます。
      リンク
      もしこの考察が正しいとすると、ロシア軍の攻撃準備射撃はウクライナ軍陣地を突破するのに足る打撃を与える事が出来ていないのでは思われます。

      8
        • 折口
        • 2022年 4月 25日

        なるほど、空軍の支援か装甲車両の集中運用に支障があるのかと思っていましたが、砲兵の兵站も異常をきたしている可能性があるのですね…。今回のロシアの醜態は「政治が軍事に介入」した結果だと受け止められていますが、案外軍そのものにも重篤な問題があるのかもしれませんね。

        7
      • けい2020
      • 2022年 4月 25日

      東部攻勢前のロシア軍の現状

      ・軍用通信網未構築(軍用通信機どころか、暗号化された通信機すら最低限も揃ってない)
      ・指揮命令系統もあやふやの疑い
      ・兵站戦略が中世軍隊並

      これでは機械化部隊などを使った戦略運用どころか、狭い範囲での戦術運用すら難易度ハードですし
      でも攻撃前進命令だけはでていて、撤退は許可されてないならその動きしか出来ないのかも

      6
        • zerotester
        • 2022年 4月 25日

        イジュームの部隊の進捗が悪いので増強のための部隊が送られているそうで、それで兵站がますます苦しくなるというキーウの二の舞になりかねないですね。ウクライナ情報ですがロシア軍の無線で「何もかも足りない」といった不平が多いそうです。

        6
      • リガズィ
      • 2022年 4月 25日

      >ソ連式縦深突破って戦線を一気に推し進められる代わりにすごい速さで戦力を損耗してしまう戦い方
      絶望的な防衛戦争ならともかく大義のない侵略戦争でこれをやれる士気は湧いてこないでしょうね

      6
    • くらうん
    • 2022年 4月 25日

    重火器の支援がこのところ立て続けだったから計算しようと思っていたところだったのでありがたいです。

    3
    • kankan
    • 2022年 4月 25日

    一つ気になるのが、これだけ色んな装備品を短期間で受領して
    後々のメンテナンスとかは大丈夫なんだろうか?
    パーツの供給網をしっかり確立した上でやらないと現場が混乱しそうな気がするんだが
    部隊ごとに装備を集中運用でもするのか

    3
      • たけやぶやけた
      • 2022年 4月 25日

      戦争中は贅沢言ってられないので、指摘の通り部隊別で違う装備とするのでしょう。
      戦争が終われば長期的に統一した装備に置き換えていく必要がありますが。

      15
      • samo
      • 2022年 4月 25日

      供給されてる砲弾量を考えると、使い捨て前提で渡してる可能性も
      耐用を超えるほどの砲弾量なので

      14
    • 無無
    • 2022年 4月 25日

    平時ではあり得ない無駄が許されるのが戦争
    後始末や整理を考えるのは無事に戦争を終えてからでいい、兵は拙速を尊ぶ

    30
    • samo
    • 2022年 4月 25日

    地対地砲撃をやるにしても、航空機を使った観測が必須なはず
    戦闘機といった機動力をもった航空機による積極的な観測や、バイラクタルのようなドローンももちろん有効。
    だけれど、さすがに損耗がはげしくなっているんじゃないのか
    そのあたりの観測役の航空機の必要性、その補充はどう考えてるのだろうか

    1
      • 名無しさん
      • 2022年 4月 25日

      そのためにも日本はドローンを送ってるのでは?
      航空優勢のとれていない現状では、ドローンも消耗品となるでしょう。

      日本に課せられた数々の制約の中では、最も現地のニーズに合った支援ということになりそうです。

      10
        • 四凶
        • 2022年 4月 25日

         日本が送った民生品が業務用かは知らないけど無風状態で航続距離20キロ台、通信距離は4キロ前後(見通し悪いなら1キロ無理)なんで榴弾の目として使うにはちょっと微妙かな。
         

          • hiroさん
          • 2022年 4月 25日

          UAVを送っているのは日本だけじゃないから。
          性能に応じて使い分けをするでしょう。

      • STIH
      • 2022年 4月 25日

      その話はウクライナのことを言っていると思うのですが、一方のロシア側もどうなんだ、と思います。
      現状ロシアが後方を荒らすための絨毯爆撃をやっているイメージが全くなくて、せいぜい長距離ミサイルでチクチクやっている程度。多分ウクライナ側の対空兵器を警戒してるんだろうけど、これじゃあロシア側も観測ができていないんじゃないかと。
      そういう意味では、現状の攻撃は威力偵察にしちゃ強いが本格攻勢にしては弱い、という中途半端な状態に見えます。

      6
    • makumaku
    • 2022年 4月 25日

    追加情報です(4/23時点)。ご参考まで。
    リンク

    P.S. 詳細は不明ですが、フィンランドもウクライナに、
    何らかの武器・装備を提供しているそうです。
    リンク

    1
    • NATTO
    • 2022年 4月 25日

    無稼動銃のシカゴレジメンタルさんのHPにイギリス製のM4が掲載されていた。
    アメリカが供与できない国向けだとか。
    イギリスさんの事だからAK74もどっかで調達して供与するんだろう。
    小火器の流れも国連に報告するからその辺も判るでしょう。

    1
    • 2022年 4月 25日

    AS90って交換時期じゃなかったけ?
    この前韓国のK9採用の話があったはずだけどな。

      • あばばばば
      • 2022年 4月 25日

      それはもうちょっと先の未来の話。
      韓国軍では27年頃にK9A2の戦力化を予定しているらしいので、イギリスでもそれくらいの時期の話ではないかと
      イギリスでは現地生産の話が盛り込まれていますが、早いうちに生産を決定していますので、工場の準備を含めても韓国とイギリスのK9調達にラグは少ないと思います

      2
    • 名無しパン
    • 2022年 4月 25日

    射程がロケット砲に劣後するにもかかわらず自走砲が各国から大量に供給されつつあるということは、ロシアのMLRSは弾切れでも起こしてるのかな。もしくは砲弾がロケットアシストされてれば砲迫レーダーの逆探は出来ないとかそういった事情でもあるのか。

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