ロシア関連

プーチン大統領、18日にロシア軍の予備役招集に関する法令へ署名

露国営メディアのRIAノーボスチは18日、ロシア軍の予備役招集に関する法令にプーチン大統領が署名したと報じている。

参考:Путин подписал указ о призыве россиян из запаса на военные сборы

昨年の署名は4月26日なので何故今年はこのタイミングで招集するのか、その答えは一つしかない

プーチン大統領が署名した予備役招集に関する法令の目的は「ロシア軍の予備役を定期的に招集して最大2ヶ月間の戦闘訓練を施し技量の維持・向上を図る」というもので、同法令への署名は毎年行われているため特に珍しいものではないが、昨年の署名は4月26日なので「何故今年はこのタイミングで招集するのか」と注目を集めている。

出典:Официальный интернет-портал правовой информации 2022年のロシア軍予備役招集に関する法令

つまりウクライナへの侵攻で発生する人的被害をカバーするためか、キエフ、ハリコフ、オデッサといった主要都市占領後の統治に必要な人員確保が狙いではないかと思われるが、ウクライナ周辺に動員された現役兵16.9万人~19万人(OSCEのカーペンター米国大使)と合わせると不気味な存在だ。

北京五輪が閉幕する20日以降に何かが起こる可能性は非常に強まったと管理人は感じている。

関連記事:第二次大戦以来最大の動員数、ウクライナ侵攻のため集結したロシア軍は最大19万人

 

※アイキャッチ画像の出典:Минобороны России

お知らせ:記事化に追いつかない話題のTwitter(@grandfleet_info)発信を再開しました。

バイデン政権、ウクライナへのサイバー攻撃はロシア軍による犯行と発表前のページ

バイデン大統領、ウクライナ侵攻をプーチン大統領が決断したと表明次のページ

関連記事

  1. ロシア関連

    ロシア軍がウクライナに侵攻、キエフ、ハリコフ、オデッサ、ドンバスを攻撃中

    ロシアのプーチン大統領はウクライナに対する軍事作戦を宣言、現在キエフ、…

  2. ロシア関連

    翻弄されるバイデン政権、ロシアが中国やインドに防空システム「S-500」を輸出する可能性に言及

    ロシア連邦軍事技術協力局長のドミトリー・シュガエフ氏は「S-500を中…

  3. ロシア関連

    米国の航空優位を突き崩すか? ロシアが狙う「早期警戒管制機」の無力化

    巨大なレーダーを空中に浮かべ、広範囲な空域を監視し、友軍機はもちろん、…

  4. ロシア関連

    ロシアのミグ設計局が第5世代の艦載戦闘機開発を開始、STOVL型の開発も検討

    ロシアの国営通信のRIAノーボスチは26日、ミグ設計局がステルス技術を…

  5. ロシア関連

    サンシェードの実用バージョン? ウクライナ周辺で特殊な保護装置を装着したT-80が登場

    ウクライナ侵攻の可能性が高まるクリミア半島方面で不思議な保護装置を取り…

  6. ロシア関連

    ロシア、トラブルが解消した主力戦車「T-14」の大規模量産を開始

    ロシア国営のタス通信は3日、次期主力戦車「T-14」と次期歩兵戦闘車「…

コメント

    • tofu
    • 2022年 2月 19日

    石油パイプラインでの大規模な爆発があったり
    そのほかここのブログで取り上げたような諸々の仕込みがあったり

    やる気満々じゃん……

    15
    •   
    • 2022年 2月 19日

    パイプライン爆破…
    始まったかなこれ
    向こうは夜だし、昼間に最後通牒で…て感じかね

    制裁きっちりかましてくれよ
    ウクライナ頑張ってくれ…

    5
    • すえすえ
    • 2022年 2月 19日

    戦死者たくさん出るけど
    ウクライナはドロ沼化に成功すれば上出来?

    2
  1. この記事へのトラックバックはありません。

ポチって応援してくれると頑張れます!

にほんブログ村 その他趣味ブログ ミリタリーへ

最近の記事

関連コンテンツ

  1. 日本関連

    防衛装備庁、日英が共同で進めていた新型空対空ミサイルの研究終了を発表
  2. 欧州関連

    オーストリア空軍、お荷物状態だったタイフーンへのアップグレードを検討
  3. 欧州関連

    アルメニア首相、ナゴルノ・カラバフはアゼル領と認識しながら口を噤んだ
  4. 欧州関連

    トルコのBAYKAR、KızılelmaとAkinciによる編隊飛行を飛行を披露…
  5. 北米/南米関連

    カナダ海軍は最大12隻の新型潜水艦を調達したい、乗組員はどうするの?
PAGE TOP