ウクライナ侵攻の可能性が高まるクリミア半島方面で不思議な保護装置を取り付けたT-80が登場して注目を集めている。
参考:Russian T-80 Tank With Improvised Anti-Drone Armor Reportedly Appears In Crimea
ロシア軍が取り入れ始めた「サンシェード」と呼ばれる保護装置は対戦車ミサイルや徘徊型UAVの被害をどこまで軽減してくれるのだろうか?
ロシア国防省は今年6月にロストフ州カダモフスキー演習場で実施した訓練風景を公開、この訓練に参加したT-72B3に見慣れない保護装置が搭載されていると話題になったことがある。
これについて露メディアは「T-72B3に搭載された保護装置は対戦車ミサイルや徘徊型UAVが意図的に狙ってくる戦車砲塔上部への攻撃(トップアタック)を防ぐためのもので、乗員の間ではサンシェードと呼ばれている」と説明、ロシア国防省は「近い将来他のT-72にも同様の保護装置が導入されるだろう」と語っていたが、ウクライナ侵攻の可能性が高まるクリミア半島方面で同様の保護装置を取り付けたT-80が登場したため西側のディフェンスメディアが関心を寄せているのが興味深い。
In occupied #Crimea, this #Russia|n tank is fitted with what looks like a type of slat armour over the turret specifically designed to protect against top down attack like the Javelin ATGM, which are now in use by #Ukraine’s armed forces:
— Alex Kokcharov (@AlexKokcharov) November 23, 2021
T-80に取り付けられた保護装置はT-72ものよりも頑丈で西側メディアは「明らかに戦車砲塔上部へのトップアタックを防御するためのもので、米国がウクライナに供給している対戦車ミサイル(ジャベリン)や徘徊型UAVの起爆シークエンス妨害を狙っている」と指摘しており、この保護装置はトルコ製UAV「バイラクタルTB2」が使用する精密誘導兵器MAMのような兵器に対しても効果的で「間違いなくロシアはナゴルノ・カラバフ紛争から得た教訓を取り入れている」と言っている。
侵攻の可能性が高まるウクライナ(48機)、大幅な防衛力強化に務めているポーランド(24機)、ロシアと国境を接するバルト三国のラトビア(交渉中)などはトルコからTB2を導入中で、特にポーランドは国産の徘徊型UAV「ウォーメイト(戦闘車両の装甲を貫通可能な成形炸薬弾頭を搭載可能)」を1,000セット以上導入、さらに徘徊型UAVを製造するイスラエルのUVisionは自社製のHEROシリーズ(米軍など多くの国が採用)がロシア製のT-90を破壊できることを示唆する画像を最近リリースして注目を集めており、伝統的な装甲戦闘車輌(戦車を含む)が直面する脅威は増える一方だ。
果たしてロシア軍が取り入れ始めた「サンシェード」と呼ばれる保護装置は対戦車ミサイルや徘徊型UAVの被害をどこまで軽減してくれるのか非常に興味深いが、やはり見た目的(カッコよさといういう意味)にはイマイチだと感じてしまう、、、
関連記事:ロシア陸軍、主力戦車に対する対戦車ミサイルのトップアタックを防ぐ保護装置を導入か
※アイキャッチ画像の出典:@AlexKokcharov
爆発反応装甲ってもう廃れたイメージだったけど
そうでもなかったんだな
上部からの狙撃防止用?
冗談かと思ってたら実用化してたんだ
おそロシア
搭乗員には良い日除けでもあろうが、これは市街戦だとビルからの狙撃、ロケットへの視認警戒の妨げになりそうな
実際に効果があるかどうかはテストや実戦で攻撃されない限り分かりませんからね。
軍隊としてはカッコよさより生存性を重視するのは当たり前の事ですから、ただ無い方がかっこいいのは同意します。
そのうち天辺もコーンポストみたいな形の傾斜装甲になったりして
トップアタック兵器って実用配備されてから、もうかなり経つのに
その割には装甲車両の上部は前面や側面に比べたら真剣な対策
がされて来なかったなとは思う
そこにFCS-3とか付いてたら胸熱
正直ダサいけど鳥カゴが装甲として採用されてることから考えても時間と手間がかからずそれなりに期待出来る手段としてはありなんだろうね
もちろん本命の対トップアタック用アクディブ防護システムとか開発してるのかもしれないが、ウクライナその他との戦闘は今日明日にも起こりうる話だから悠長に待ってる訳にも行かないと
案外凝った物よりこう言う物の方が効果があったりしますからね。
どう見てもインド軍が使ってる戦車用日傘。
というのは置いといて、以前紹介されたモデルは樹脂かなにかのマットとの組み合わせだったと記憶しているけど、今回は完全にスラットアーマーなんですね。確かに現状でトップアタックモード付きのATMで先駆弾頭を備えているものは非常に限られるし、応急処置としては適切そうな。
Twitter見てるとウクライナ軍がクアッドコプターに対戦車手榴弾や迫砲弾をくくりつけて露軍側の塹壕や戦車を精密爆撃(?)してる動画がよく流れてくるけど、現場では割と洒落にならない損害が出てるんですかね。
さらに進化して、これからの戦車は砲塔の上にナグマホンみたいなドッグハウスのポン付けが
大流行すると大胆な予想をしてみる(適当&半分ヤケクソ)
確か装備庁が高密度EFP搭載のAPS開発してはずだけどそれで防げるかな?
リンク
戦車の厚い上面装甲は貫通できないそうな
10式戦車の後継がでたら無人砲塔で上面にも複合装甲施してるんだろうなぁ
90式は砲塔上面に複合装甲が設置されてる(世界初)と聞いたけど。
ひ、低い車高により投影面積を減少させて被発見率と被弾率を…
パァン判断が遅い!今はヤグラを組んでもトップアタック対策の時代かぁ
APFSDS弾は上から来ないからね
カモフラージュ用の植物を植え付けるに便利そう(小並感)
お花とか、優しい気持ちになれるよね(p^-^)p
ヒートアイランド対策に 屋上植栽とかやってるし
IRステルスになるかも
つかヘリみたいなプロペラ回してればよくね?
羽じゃなくバットみたいなもんでもいいんだけど
砲塔乗員が脱出するとき邪魔になりそう
確かにこの日傘つけてると、車長は砲塔からの出入りできるんですかね…。
据え付けの機関銃も取り外してるし。
この動画に出てる戦車T-80じゃなくてT-72Bじゃないのこれ?
上面反応装甲でTOWやBILLの下向きEFPを阻止してオーバーヘッドスラッドでジャベリンを阻止する付加装甲パッケージだけど確かにAPSより安いよね
同等能力のアフガニトAPSを搭載できるならそっちのほうがいいけど既存砲塔に統合化するならシステムバカデカすぎで砲塔大改装で別物になるんじゃないかな?
アフガニトをトロフィーシステムみたいに小型化する能力がロシアに無いのはT14みれば分かるはずT15IFVもブーメランWAPCもどれもこれもアホみたいにデカイし・・・
戦車自体への防御だけでなく、砲塔から頭を出している乗員への攻撃を防ぐ意味も大きいんじゃないかな。
小型のドローンでは強力な兵器は積めないけど、手榴弾クラスの爆発物を乗員の近くで爆発させれば死傷させられる。
シェードの位置は斜めからは砲塔上面が丸見え=直撃可能な範囲が大きいけど、ハッチは隠れて見えない位置に思える。
ハッチの乗員を隠蔽して上空から照準されにくくする効果もあるのでは?
もうね 消耗覚悟!
スマホでリンク。ジムニーとか125カブに軽MAT軽SAMで!
未だにソ連時代の赤外線投光器がそのままの戦車が現役なのは辛そうだなと。
戦車はこれでいいとしてじゃあBMPはどうすんだろ?
T15IFVを導入するか当たらなければ無傷!と言わんばかりの小型装甲ジープにするしかないね
例えばKさんのLAVだけど戦車砲やミサイルの点狙いでは当たらず榴砲弾に面制圧でもくたばらず地形障害でスタックするまで延々健在だとかで
Kでこんだけ行けるんならMでもっといいの作れば小銃班用でWAPCいらなくねって感じで自爆無人機であんな戦果繰り出されると完全LAV化こそ正解って話にもなるよね
この手の空間装甲は戦闘機やヘリが運用するミサイルの質量や突入速度には意味無くとも最近流行りのラジコンなら見合うのかもしれない
トルコの軽量弾に対応するかどうかで今後の上面防御は二極化しそう
M2取っ払って、M134ミニガンと一体化平面レーダー
戦車版 CIWS! 水平射撃オケ
ベッドを括りつけたT34を思い出した。
ドイツ人女性をそこで?
いやいや、さすがにそんな所では。
パンツァーファウスト対策ですね。スプリングで信管を作動させて装甲をヌケ無いようにです。
さすがにそんな所では。
現代のストラット装甲みたいなもので、パンツァーファウストの弾を引っ掛けるか手前で爆発させる物です。
昔はベッドを取り付けたって書かれていたんですが、金属の枠を工場で作って取り付けた物。
トップアタック対策は、砲塔の上だけでよいの?
戦車と爆撃機だけは乗りたくねーわ
そもそもこのトップアタック用のスラットアーマー装着したら戦車、
T-80じゃねーじゃんw
ドライバー用のペリスコープ1つしかねーし。
見出しつけた管理人も見分けつかねーのか?wwwww
その上で長々と御託並べてるのが痛々しく見える。