米海軍はペロシ議長の台湾訪問を支援するため空母ロナルド・レーガンを台湾に近いフィリピン海に、強襲揚陸艦トリポリを沖縄周辺海域に、襲揚陸艦アメリカを鹿児島周辺海域に展開、中国海軍も空母と強襲揚陸艦を台湾海峡に向けて出港させた。
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参考:裴洛西擬訪台 共軍實彈演習 國軍強化戰備整備
参考:China sternly warns Biden admin not to arrange Pelosi’s visit to Taiwan, PLA ‘will not sit idly by’
参考:PLA is not afraid to fight for defending sovereignty and security: Global Times editorial
果たしてバイデン政権は「下院議長の台湾訪問」で中国がどの様に出てくると予想しているのだろうか?
台湾の自由時報は2日「ペロシ米下院議長が今夜の10時半頃に台湾に到着する」と、国営通信も「国防部が2日午前8時~4日正午までの警戒レベル(台湾の警戒レベルは平時と戦時の2種類で平時のまま戦闘態勢を強化したという意味)を引き上げた」と報じており、米海軍もペロシ議長の台湾訪問を支援するため空母ロナルド・レーガンを台湾に近いフィリピン海に、強襲揚陸艦トリポリを沖縄周辺海域に、襲揚陸艦アメリカを鹿児島周辺海域に展開させた。
#USNavy carrier & flat top groups deployed in the area of the first island chain as part of preparations for Pelosi’s visit to #Taiwan
The #USSRonaldReagan carrier group is near the Philippines, while the America & Tripoli amphibious assault groups are between Taiwan & Japan pic.twitter.com/phm4f1ynmk
— Indo-Pacific News – Watching the CCP-China Threat (@IndoPac_Info) August 1, 2022
Satellite capture PLA aircraft carrier and amphibious assault ship leave port#OSINT pic.twitter.com/dRHhNNhNB4
— GEOINT (@lobsterlarryliu) August 2, 2022
これに対して中国も空母と強襲揚陸艦を台湾海峡に向けて出港させており、海外メディアは「台湾海峡の軍事的緊張は最高潮に高まり一触即発の状態だ」と報じている。
中国政府の意向や見解を海外向けに代弁するGlobal Times紙(環球時報の英字版/GT紙)は1日に発表した記事や社説の中で「もしペロシ議長が台湾を訪問すれば中国は断固とした対抗措置を講じる」と述べているが、更に興味深いのは「ペロシ議長が台湾訪問を強行しようとしているのは中国を恐れていない証拠で、我々は史上最強の人民解放軍を構築する必要性を再認識した」とも述べている点だろう。
8月1日は人民解放軍創設の記念日で今年は特に「創設95周年」という節目にあたり、記念日直後の台湾訪問が強行されれば習近平体制にとって政治的にも軍事的にもダメージが大きく、短期的には今までとは異なる対抗措置に出る可能性があり、長期的には人民解放軍の強化や拡張を今以上に加速させる恐れがある。
今のところ中国が講じてくる対抗措置は「軍事的衝突以外」という見方が多いが、ロシアがウクライナに侵攻してしまったため「軍事衝突という選択のハードルが下がっている」というのも事実であり、中国の反応は下院議長が台湾に到着してみないと何とも言えない。
果たしてバイデン政権は「下院議長の台湾訪問」で中国がどの様に出てくると予想しているのだろうか?
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※アイキャッチ画像の出典:People’s Liberation Army
(コソボ・セルビアが騒がしいと思ったら、アゼルバイジャンが動き出し、米国もアルカイダ指導者暗殺を行っているし……)
一体何が始まるんです?
大惨事世界だ
大佐…既に手遅れです。
来いよキンペー
空母なんて捨ててかかってこい!
習主席「そうだな…。では」(おもむろに極超音速兵器の発射ボタンを取り出す)
>8月1日は人民解放軍創設の記念日で今年は特に「創設95周年」という節目にあたり
100周年どうなるんだろうな。
その時には台湾を併合したいんだろうね、だったら先に共産党を解体して民主化しろって
ロシアもそうだが、問題が自分の側にあることを自覚できない奴はどうしようもない、ストーカーと同じなんだよ
こないだ香港の仕事仲間とこの話題になった時に、ウクライナvsロシアに比べると台湾の軍隊の強さ、海が隔てている、結果的に貿易面で利益をえるルートになっている。またアメリカなどの富裕層の中にはこのルートが大事な場合がある。中国にも。ふまえると侵略するにあたり利益的ではないよねって見方をしていましたね。
自分で調べてないけど台湾の領空侵犯はしたことないらしい。それは中国の口で言うことよりやってることの原則にあてはまるのでは?と。
バイデン政権もペロシ議長も、中国は威嚇だけでなにもして来ない「だろう」って思ってそうなのがまた
どんだけ情報機関や軍が根拠込みの警告だしても、ロシアの侵攻の現実性を実感できて無かったようだし
現場から遠ざかれば、どんな国でも最悪を無意識に除外してしまうものなのかもしれない
(中国政府も同じく
この状況で偶発的にでもペロシ議長と数人の下院議員が乗る航空機が撃墜でもされたら戦争ですからね。
割とシャレになってない状況だなと…無いと言われていたロシア侵攻があった後ですから、楽観視出来る情勢ではないですね。
人類の近代史で、合理性から戦争が起きたり、合理的に戦争回避したりって皆無なんだよね
見事なぐらい非合理で始まってる戦争ばかり
アメリカは「中国のブラフ」と考えているらしいけど、中国は国防部もペロシ下院議長の訪台に抗議しているので相当危険な状態。
中国共産党はメンツが潰されることを何より嫌うので、「創設95周年」の時に訪台するとはアメリカも危ない橋を渡りますな。
対中国で強気に出るのは歓迎だけど、喧嘩売るタイミングは少し考慮して欲しいとは思った。
特に今は、物価高で世界各国が混乱気味なので正直に言えば今回の件は穏便に治めて欲しい。
このままじゃ中間選挙民主党がボロ負け確定なので何かしらの成果が欲しいから突撃しちゃってる感ある
双方支援艦隊は展開していないためあくまでけん制(示威行為)ということはわかるのですが、それでもその規模が少しずつ、しかし確実に大きくなっていっている現状は、本文中にある「軍事衝突という選択のハードルが下がっている」ということもあわさって不安が高まりますね
中国上層部が自国がゼロコロナ政策で国力が弱まり、しかも世界的な緊張状態で今は時期が悪いとみているか、ウクライナに大量の支援をしてアメリカ軍が一時的に弱体化しており、かつ国内の不満のはけ口が欲しい今を好機とみているか、非常に気になるところ
アメリカ合衆国の連邦議会下院議長は副大統領(=上院議長を兼任)に継ぐ大統領継承順位2位の位置付けなので、メッセージ的な意味合いが強いでしょうね。
アメリカとしても、ロシアのウクライナ侵略に中国が介入しないように、との意味合いで強襲揚陸艦2隻と空母1隻、それに付随する戦闘艦を周辺配置して圧力をかけているのでしょうが、今の情勢は不安定すぎて困りますね
アメリカが本気でないのは当たり前として、問題は中国の側。
さすがに実力行使は常識的に無いと思うけど、人間の世界には「空気」というものがあるし、今の世界情勢的にも何か変な空気に飲まれていないか心配になる。
世間の関心が東欧に向いてて予兆も全然ない中で突然こんな、第四次海峡危機とでも言うべき事態になってしまって正直面食らいますよね。
中国の対抗措置に注目が集まるところですが、自分はやはり「中国が台湾を平定するなら実施は中国が最良と認めた時であって、国際社会の干渉への反発によって場当たりのやけくそで始めるものではない」という点は変わらないと思います。従って台湾への侵攻カウントダウンが繰り上がってしまう事は無いでしょうが、このように米海軍が空母や揚陸艦を前方に出していることを考えると96年の海峡危機のような衝突一歩手前の事態にはなる可能性はあるんでしょうね。
お互い目視距離で進路妨害とかレーダー照射した挙げ句中国国内で勝手に勝利宣言出してくれる分にはまぁ良いのかもしれませんが(その場合も米議会の共和党タカ派などは大騒ぎになるだろう)、非軍事分野の報復として中国に滞在している米国や西側の人間の身柄を拘束するような事に出ると、米政権(とその後ろにいる、ペロシ議長を含む民主党)としては逆に黙っておけない状況になっていくんでしょう。いずれにしてもこんな事を(政権の預かりしならない範囲で)何度もやられては世界がもたないですし、今回は仕方ないとして米中ホットライン開設などに繋がってくれればいいなと思います…
合理的に考えればしないことをするのが権威主義国家というもの
まだアメリカには勝てないんだから訪台されても開き直ればいいだけなのに、なぜよりにもよって武力でアメリカを脅そうとするのか
どうせ勝てないんだから無駄に威信が傷つくだけやろ•••
武力衝突は片方が「勝てるかもしれない」と思っている時に多く発生するそうですな。
後はやっぱりきんぺーが台湾統一を自身のレガシーとしたいので、それらの野心が発想の柔軟性を奪っているのかと。
開き直ったから中国は軍を出動させている。
台湾統一は中共の党是だから習近平だけの問題ではないし、台湾問題で弱腰の姿勢を見せたら中共は中国人民にナメられて終わる。
台湾問題は中共にとって死活問題だから安易に妥協はできないのよ。
2022年にもなって、どう考えても人員も物資も足りてない状態でロシア軍がウクライナに見切り侵攻を開始した前例ができた以上、今後それを理由に安心できる国はないかと
日本としては、何かが起こってほしくないですね。身近で戦争の危機が起これば、冷静にではなくヒステリックな反応を起こす連中がいまだ健在ですし。政府や自衛隊の手足を縛る方向に働くと思います。「普通の国」になるには、まだ時間がかかりそう。危険が身近に迫っているんだけれどね。
何かがおこらないとその連中がいつまでものさばるんだよ
ウクライナでも民主主義国家を独裁国家が侵略してる事実さえ無視してるからね
なにかが起こったほうが当たり前の環境にもっていきやすい
戦争だけは勘弁して下さい。またロードスターの納車予定が伸びちゃう。
ツイッターで流れてる情報だけど厦門に水陸両用車が続々と集結してるらしいな
頼むから威嚇にとどめてくれよ
厦門だと対金門島ですか。実際に攻撃しちゃうと小島一つと制裁&反作用(台湾への武器売却等)の交換比が悪過ぎてどうかって話ですが
在中台湾資本に冤罪被せて没収か、台湾人の拘束あたりは来そうな風向きですかね
どうせ脅しだけだろう
株価も動いてないしへーきへーき
ウクライナ予想を外した俺は楽観もしない、本気の侵攻準備ならば大規模な補給線の構築が衛星から隠せないし、準備に伴う通信量の増大は自衛隊でも目を離していない
それでも、中国指導部にとってすら不測の事態は起こり得るから
軍が動くとトラブルの可能性は飛躍的に上がる
ペロ氏が台湾を訪問して問題になるのなら、
中国は李克強あたりが電撃的に韓国を訪問すれば
いいのじゃないだろうか?