英海軍が誇るクイーン・エリザベス級空母2番艦「プリンス・オブ・ウェールズ(R09)」が原因不明の洪水に襲われ艦内が水浸しになったと現地英メディアが報じている。
参考:Royal Navy aircraft carrier HMS Prince of Wales to carry out investigation after flooding onboard
水難の相があるのではないかと疑いたくなる英海軍のクイーン・エリザベス級空母
現地英メディアによれば、ポーツマス海軍基地に停泊中のクイーン・エリザベス級空母2番艦「プリンス・オブ・ウェールズ(基準排水量45,000トン)」の艦内で天井から滝のように水が流れ出し足首の高さまで浸水しているらしく現在、英海軍がこの水漏れの原因を調査中だが詳しい原因については分かっていない。
因みにクイーン・エリザベス級空母の洪水騒ぎは初めてではなく、1番艦「クイーン・エリザベス(R08)」は漏水、海水管の破裂、スプリンクラーの誤作動で艦内が3度も水浸しになっている。
2017年12月スクリューのシャフトからの漏水(毎時200リットル)が見つかり、2019年1月にはスプリンクラーシステムの誤作動により艦載機を収納する格納庫が水浸しになった。さらに2019年6月には高圧の海水管が破裂して約66,000ガロン(約250トン)の海水が2つの区画に流れ込み、この影響で浸水した区画にあった階段や隔壁は損傷して幾つかのデッキプレートを破壊し3人の乗組員が溺死の危機に晒される事故が発生している。
関連記事:高圧海水管破裂で乗組員溺死の危機、英空母「クイーン・エリザベス」緊急帰投
2番艦「プリンス・オブ・ウェールズ」が水浸しになったのは今回が初めてだが、先月には搭載しているディーゼル発電機のテストを24時間ぶっ通しで実施した際、あまり煩い稼働音が艦外にもれポーツマス海軍基地に居住する住人の安眠を妨害したと訴えられることもあった。
このように何度も艦内が水浸しになるとクイーン・エリザベス級空母の設計自体に問題があるのかもしれないが、2隻とも完成した後なので今更なのかもしれない。
果たして今回は何が原因で水浸しになったのか注目される。
※アイキャッチ画像の出典:Rob / stock.adobe.com
こういうのって昔もあったのか、最近の技術力低下なのか
継承できなかった技術は多数ありそうですね。
溶接工一つとっても現場のOJTは必須で産業そのものが衰退すれば継承できなくなってしまう。
昔海自にこれ買えばいいのにとか思ってたけど防衛省買わなくてよかったわ
工作員も疑ったほうが良いのでは。
そんな暇な工作してどうする
先代の”プリンス・オブ・ウェールズ”は撃沈する前から、ビスマルク追撃戦で砲塔が故障したり、大西洋では味方機を撃墜したりと運は無かったけどな。
そして、南シナ海で沈むのかな?
可能性は高そう(そこまで出張ってこれれば)
日立の高速鉄道で現地生産したやつも初日に水漏れやらかしてたなぁ…
日本の品質ガーと言われてたが蓋開けてみりゃ現地工場のエアコン配管ミスだった
工業職人がいないんだろうね
船でも潜水艦でも不思議に思ってたのだが、スクリューシャフトのシールドはどうやって海水の流入を防いでいるのだろうか。
特に潜水艦などは深く潜ればより水圧が高まるというのに。よく解説しているページとかあったら教え給えかし。
軸封装置と言ってパッキンとグリスみたいのでシールしているんだけど、こと軍艦においての素材やメーカーなどはトップシークレットだと聞いたことがある。特に潜水艦。
商船は詳しく探したことないけど、調べると特許が結構出てくるから扱いは似たようなものかと。一応船外側と船内側にそれぞれパッキンがあって、それを軸の回転で生じる摩擦熱を冷却する装置なんかがセットになってる
ドイツの欠陥フリゲートや騒音潜水艦
三菱の建造中の客船で一年に三度の火災
実は先進国の造船業自体がヤバイのでは?
否定できないところがまた悲しい
防水剤にマーガリンを使ったと見た