NATOのストルテンベルグ事務総長、トルコのエルドアン大統領、フィンランドのニーニスト大統領、スウェーデンのアンダーソン首相による協議が行われており、両国のNATO加盟問題の行方に注目が集まっている。
NATO加盟のためトルコの要求に屈するか否かについて「屈するべきではない」と考える回答者が70%に達する
フィンランドで行われた最新の世論調査によるとNATO加盟を支持する回答者は79%に達したが、NATO加盟のためトルコの要求に屈するか否かについて「屈するべきではない」と考える回答者も70%に達しており、トルコの要求に屈する形でもNATOに加盟すべきだと回答したのは「14%」に過ぎなかった。
29日からNATO首脳会議が開催されるマドリードでNATOのストルテンベルグ事務総長、トルコのエルドアン大統領、フィンランドのニーニスト大統領、スウェーデンのアンダーソン首相による協議が行われており、この会談後に設定されている会見で何らかの発表が行われるとフィンランドがメディアが報じているが、協議が予定よりも長引いているため会見の開始が遅れている。
28日段階でフィンランドとスウェーデンのNATO加盟問題が進展する見込みは「限りなく低い」と報じられていたが、首脳会談が始まる前にはトルコとの協議に進展が見られ「突破口が開く可能性がある」と報じられていた。
果たしてフィンランドとスウェーデンのNATO加盟問題は首脳会談後、どの様な進展をみせるのだろうか?
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※アイキャッチ画像の出典:DoD photo by Lisa Ferdinando
何とか妥協点が見つかればいいな
現職国会議員の引き渡しすら要求してくるような国とそんなものが見つかるかは未知数だが
フィンランドのみ先に加入を認めるという妥協点はあるかも
フィンランドさえNATOには入れれば、十分目的は達成できると思いますね。スウェーデンはフィンランドに侵攻があった時だけ義勇軍を出せばよく、トルコでの問題に関与しない、とすればクルド問題で無理に妥協する必要は無いでしょうし。
当然フィンランドが侵攻され、スウェーデンまで迫られたとき極めて厄介な状況になるでしょうけど。