ドイツの各政党は9月に総選挙に向けてマニフェストの準備を始めており、NATOを廃止してロシアを含む新しい集団安全保障システムの創設や武装可能な無人機の解禁など様々な主張が飛び交っている。
ドイツ野党の左翼党はNATOを廃止してロシアを含む新しい集団安全保障システムの創設を主張するマニフェストを採択
9月に総選挙に向けて採用されたマニフェストで左翼党はドイツ連邦軍の海外派遣中止、防衛装備品の海外輸出中止、欧州にロシアを含む新しい集団安全保障システムを創設して西側諸国で構成された集団安全保障体制「NATO」を廃止することを提唱して注目を集めている。
参考:Germany’s Left party plans to scrap NATO, end troop deployments
左翼党/Die Linkeは709議席で構成される連邦議会で69議席(約10%)を確保して第3野党の地位を保っているが、今のところ9月の総選挙で左翼党が勝利(単独過半数=354議席以上)を収め単独政権を樹立する見込みはないとドイツメディアは断言しており左翼党に突飛な安全保障政策を「単独で実現する力」はないだろう。

出典:AMB Brescia from flickr / CC BY 2.0 海外輸出されているドイツ製の主力戦車レオパルト2A7+
しかし現在の連立政権を構成するキリスト教民主同盟/キリスト教社会同盟(CDU/CSU)と社会民主党 (SPD)が総選挙で勝利を収められるか微妙な状況(第4野党の同盟90/緑の党がCDU/CSUに支持率で肉薄するも現在はポイントを落としてる)が続いており「どの政党が選挙戦で優位を占めるかはこの夏の選挙戦次第」とドイツメディアは主張して「仮に大きな政変が起これば左翼党が将来の連立政権に参加して政策決定に影響力を持つ可能性がある」と指摘している。
つまり現在の連立政権を構成する政党が9月に総選挙で過半数割れを起こせばCDUやSPDは野党の中から追加の連立相手を見つける必要があり、野党も現在の連立政権を過半数割れに追い込めば野党政党による大連立という選択肢も出てくるため左翼党はマニフェストの一部を政権の政策に反映させるチャンスがあるという意味だ。

出典:Public Domain NATO
何かの奇跡が重なって左翼党が政権入りしても「欧州にロシアを含む新しい集団安全保障システムを創設して西側諸国で構成されたNATOの廃止」を政権の政策に反映するとは到底考えにくく、仮にNATOを構成する国にロシアやベラルーシを加えて新しい集団安全保障システムを創設することに欧州諸国が賛同しても米国は絶対に拒否するので成立しないか、米国が欧州から手を引いて集団安全保障体制における盟主がロシアに変わるだけで終わるだろう。
防衛装備品の海外輸出中止もついてもドイツ産業界が容認するはずがなく、仮に輸出中止を強行すれば産業界だけでなくドイツ最大の労働組合「IG Metall」も敵に回すことになるので政権自体を維持することが難しくなるので「ドイツ連邦軍の海外派遣中止」位しか実現する見込みはないと思っている。
勿論、何かの奇跡が重なって左翼党が政権入りした場合の話なので現時点で左翼党のマニフェストを深刻に受け取る必要はないが、ドイツの総選挙はこういった可能性も秘めているため個人的に大変注目している。
ドイツ軍を悩ませてきた問題に光明、第4野党の同盟90/緑の党が武装可能な無人機の使用容認
総選挙に向けて各党が準備しているマニフェストには安全保障分野以外の重要な項目が幾つも盛り込まれているのだが、本ブログの趣旨と一致する安全保障分野に限定して見ると同盟90/緑の党のマニフェストに懸案だった「武装可能な無人機」に関する重要な内容が含まれている。
参考:German Green Party election conference endorses the use of armed combat drones
1995年に米空軍がRQ-1プレデターの運用を正式に開始したことで無人機(UAV)はただの監視者から攻撃可能な兵器へとジョブチェンジを果たし、ボスニアやイラクなどで有効性が確認されると欧州の国も武装可能な無人機(UAV)を導入するようになったのだがドイツ議会は頑なに監視・偵察用途に限定した無人機しか保有を許さなかった。

出典:Deutsches ZentrumfürLuft und Raumfahrt / CC BY 3.0 DEイスラエル製の無人機「ヘロン」
そのためアフガニスタンに派遣されたドイツ軍はUAV(イスラエル製のヘロン)でタリバンが駐屯地を迫撃砲やロケット弾で狙っているのを発見しても非武装なので、駐屯地内の兵士に身を隠すよう警告することしかできず画面越しにタリバンの攻撃を眺めることしか出来なかったため武装可能な無人機(UAV)導入議論に火がついたのだが、キリスト教民主同盟(CDU)と連立を組むドイツ社会民主党(SPD)が「兵士の命を守ることと画面越しに敵を殺すことの線引は容易ではない」として反対したため武装可能なUAVの解禁は不発に終わってしまう。
フランス、ドイツ、イタリア、スペインの4ヶ国は共同で長時間の偵察・監視だけでなく攻撃任務にも使用できる大型の無人機「MALE RPAS(ユーロドローン)」の開発を進めているのが、ドイツの武装可能なUAV解禁失敗はユーロドローンへにも影響を及ぼすかもしれないためNATO事務総長が自ら「NATOは国際法に基づき武装した無人航空機を使用して地上軍の支援を行う。これはリスクの高い状況に送り出すパイロットの数を減らすことに繋がる」と主張してドイツ側を牽制。

出典:DeffiSK / CC BY-SA 4.0無人航空機「MALE RPAS」
ドイツ側も武装可能なUAV解禁失敗とは関係なくユーロドローン開発に引き続き留まることを決定したものの、同機は開発国以外への輸出も視野に入れているため国内方針と対外方針のズレを早めに修正しておかないと後々問題になるかもしれない。
この不毛な問題に一石を投じているのが第4野党の同盟90/緑の党で、総選挙のマニフェストに「武装可能な無人機の使用容認」を正式に盛り込んでいる。
キリスト教民主同盟は「同盟90/緑の党と組む気はない」と言っているので両党による連立政権は実現不可能だが、無人機問題に限定して手を組む可能性は十分ありえるので総選挙後にドイツ軍を悩ませてきた問題は解決するかもしれない。
関連記事:不毛な議論、日本のF-4EJを彷彿とさせるドイツの無人機武装化問題
関連記事:逃げるしか手がないドイツ軍、UAVで敵を発見しても攻撃はダメ
関連記事:ドイツのUAV武装解禁失敗、ユーロドローンや第6世代戦闘機開発にも影響が?
※アイキャッチ画像の出典:NATO
ビスマルクみたいだな
前にも書いたけど、現実的なところで九月の総選挙後にドイツの安全保障政策が変化するとしたらニュークリアシェアリングからの脱退あたりかなって
最大票獲得する見通しの緑の党がフェミニスト外交を公約に掲げてる影響で、NATOとの核共有プログラムからの脱退主張してるし
というか「緑の党」って一昔前の共産党みたいに世界中にネットワーク張ってるんすね、なんというかコミンテルンっぽいというか、欧州が赤化ならぬ緑化しつつあるというか……これスポンサー何処なんだろ? 共産圏とも思えないし、実は欧州貴族連中が政治的復権目指してたりする? 米国や日本で下火なあたり本命はEUの主権獲得に思えるけれども
ドイツの行く末がちょい波乱要因というか
英国が抜けたEUなどドイツ除いて残念な国しかないからな、
ピーピー煩い小国家の集まりより、強い国と同盟するというのは正解のような気もするけど、
なんか経済版シェリーフェンプランとか考えてませんかね?
シェリーフェン、久しぶりに聞く名前だね
左翼党なんていってるが、要するにアメリカ抜きで欧州主導の安全保障をやりたいのだろうけど、ロシアが平坦ないちメンバーとしての地位を受け入れるはずもなく、実現するにはロシア主導の
欧州同盟という形しかあり得ない、つまりは無理な妄想の粋。
大アジア主義ならぬ大ヨーロッパ主義?
あるんだろうかそんなもん
ロシアはヨーロッパじゃねーよって、大多数の国からからツッコミの入るのは確実
ポーランド、チェコ、ハンガリーにバルト三國
プラスウクライナは全力で否定するだろう
汎ヨーロッパ主義と言えるものは確かに存在しているかと
米の後押しあったとはいえ欧州諸共同体が成立し、現在のEUに至っているのはまさにその証左ではないでしょうか。
但し、イギリスがEUから抜けたりそもそも加盟してないノルウェー他、各国における批判など必ずしも統合に向かう一方ではありませんが。
緑の党に象徴される欧州における環境保護者は、かつての左翼勢力から深化した連中が立ち上げているから。
赤い暴力革命を放棄して、市民生活レベルからの社会変革を志向する勢力だから危険ではないが、根本的なとこは理想主義に連なってるから、
そこを悪意ある勢力から利用される畏れは多分にある。
左翼党なんてプーチンにとっては手駒扱いだろうね
赤の補色は緑
赤いきつねと緑のたぬきか
ロシアに飼われた緑のきつねがいる可能性もある
緑の党のネットワークのことはよくしらないけど、「環境派」には中国からたんまり金が入っているようで。
例えば、二酸化炭素排出国を非難するときに、中国は対象外。
あいつらも世界中にネットワーク作ってるんで、名前からしてその緑の党のやつと関係があるかも。
緑の党は昔から根強い支持があるけども、多数派は取れないでしょう。
まあスイカみたいに割ってみたら中身は真っ赤ってのは真相でしょうね。
まさかこの時代になっても共産主義が皮をかぶって潜んでるのは笑うしかないが。
欧州貴族が復権目指すなら盟主はハプスブルク家やろうか?
左派っうか左翼なメルケルになってから防衛関係はだいぶ拗らせてるよなぁと思ってたら、
NATO辞めてロシアとか議会の10%は更にやべー奴らだったか。
全体としてgdgdでも、経済効果な理由でもFCASとか次世代戦車とかのプログラムがあることが奇跡的。
欧州情勢は複雑怪奇
これ例えると日本がクワッドやめてロシアも含めた大東和共栄圏的なの提唱するみたいなもんか、なんかこう、とんでもない事を言い出してるなとしか
けどアジアの一員としての日本の位置を重視する人いまでもおるで
鳩山元首相の外交ブレーンの人とかそんな感じだった
それはそれで一理あるんだが、分不相応に高い地位を欲しがる勘違い国、当然のごとくアジアのリーダー地位を求める大国、謝罪と補償で経済を建て直したい破綻国家等々、
あまりにも道が険しすぎてな(笑)
ある意味飛び抜けた国家のないヨーロッパだから出来る連合は、アジアでは無理よ
ASEANですらあの通り実行力ゼロだしな
日本なら中国と手を組んで世界覇権握ろうって話だから野党の主張そのものじゃん
違うのはドイツは自分達が主導権握ろうと頑張るつもりのようだけど
日本の野党は主導権を献上しようとしてる点かね
そうはならんやろ(フラグ)
ドイツでは、政界全体が左翼で、特にリンケは極左、AfDが右翼の区分でよいと思う
リンケが、ロシアとも組もうとする狙いがはっきりしない
ロシアに買収されているのか
Die Linkeはかつての東独の支配政党SEDの直系の子孫で、
内には今時マルクス・レーニン主義を掲げる派閥を抱えた正真正銘のアカ。
買収ならまだ分かる方で、自発的にソビエト・ロシアへ愛を語ってる可能性すらある。
これ冗談抜きでベアボック首相誕生の流れかな?
ポーランドやバルト三国はロシアを含めた安全保障機構は絶対反対だろな
イギリスも反対するだろうし、親露のセルビア以外の旧ユーゴ諸国も反対だろう
前向きになりそうなのはフランストルコブルガリアくらいじゃないの?
反対国が多すぎてとても成立するとは思えない
価値観での連合が進む潮流だし、独裁国家を含むのはどうなんですそれは?
ドイツの防衛産業輸出禁止となれば、共同開発する国が無くなるぞ
一緒にやってるフランスさん大慌て
エアバスユーロコプターもヤバいって
左翼党ってまんまだなと思ったら東ドイツ政権の末裔なのね
NATOの源流をたどれば台ドイツ包囲網なので抜けたい気持ちは分かるが、核シェアリングを足抜けさせれもらえるとは到底思えない
政権の頭の中は神経の代わりにガスパイプラインが詰まっているに違いない
さすがドイツ
こんなこと、ドイツじゃないと言えない
世界一の平和ボケ国家は日本じゃなくてドイツやわ
自衛隊廃止日米同盟廃止を目指してる共産党がそれなりに議席数しめてる日本は人のこといえたもんではない
廃止ならまだマシでしょ
共産党ですら、中国はロシアに安保を鞍替えしろとまでは、大っぴらにはいってない
今だと衆院の院内会派で共産党12、欠員2含めて全体議席数が465なんで3%程度。内訳みてくと小選挙区からは沖縄1区で1あとは比例代表かな?
ご存じだとは思うが比例代表は一般論として死票抑制できる一方小規模政党にとってやりやすい方式なのです。それを考えるとまぁこんなところかなと
>NATOを廃止してロシアを含む集団安全保障の創設
糞ワラタw
君たちの過去数十年の軍備って、何のために存在したの!?
他国の領土を武力で併合したり、内戦状態にするのはこの人たちにOKなの!?
>NATOを廃止してロシアを含む集団安全保障の創設
真っ先に「東アジア共同体」を思い出した。
どこの国にも立憲共産党みたいなのはいるんでしょうね。単品で多数派を取ることはないでしょうが。
ドイツの心配は、時々とんでもない組み合わせの連立ができることでしょうかね。
ただ、それがドイツの政策に反映したとして、ロシアがまともに相手すると思えない。
「どうせ政権変わったら手のひら返すんだろ?」と思うでしょうよ。過去の外交蓄積もあるし。
北に片思いの求愛し続ける韓国左派政権みたいなのか?
憲法改正を50回以上行い、共産党結党は禁止で、正規軍を持ち、武器輸出額は上位で、
旧ユーゴやアフガンで国際秩序の為に戦闘を行う
しかし、全ての罪をナチスに押し付けた事で、最初は良かったが、自家中毒となり、
左翼ポリコレが猛威を振るい、難民・移民政策には疑義を呈する事すら不可能となり、
難民が集団婦女暴行事件を起こしても、誰も文句も言えず、
移民ルーツの人口割合は20%以上になり、もはや完全に後戻りできず、
将来的にはドイツ民族が少数派になるかも知れないと言われている
再統一や2000年代ぐらいまでは、左翼はもちろんだが、
保守も「ドイツを見習え。それに比べて日本は・・・」な論調だったが、
今はとてもそうとは思えない
もう近未来に、普通、人がイメージする「ドイツ」は歴史の狭間に消えてしまうんだろう
憲法改正ってのは日本が異常に難しいだけで他国は割と頻繁にやっている
ドイツの憲法は、理念を謳うような日本の憲法と違い、細かいとこまで決めているので調整が多くなる
ロシアとは表で組むか裏で組むかの違いしか無いと思うけどね。
今のロシアは衰退して軍隊が小銭稼ぎしてたり温暖化で北極側にも防衛網を構築しないといけなかったりと、挙げ句に中国が一帯一路でロシアの裏庭に手を出したり(当の中国はロシアが激怒してるのに気付いて無い節がある)してるからね。
地政学的にEUもアメリカも日本もロシアには程よく力を取り戻して欲しいと考えてるし。
中国人は長期的にグリーンランドの植民地化を狙ってますからね
そんなことをロシアとヨーロッパが許すはずもなく、
世界に反中国という新しい枠組みが生まれるのは確実ですよ、そして親中国の派閥とのせめぎ合いになる
某うっかり部屋の視聴者がこんなところに
あれ面白いよね。
> 地政学的にEUもアメリカも日本もロシアには程よく力を取り戻して欲しいと考えてるし。
これはない
永久凍土で凍結してくれた方がいい
つか存在しないのが世界の為
自衛隊が海外派遣されるときに機関銃を何丁持っていくか、国会でわーわー言ってたのを思い出す。
ドローンで攻撃しちゃいけません?
進歩してないのか、歴史を繰り返しているのか。
この様子だと兵士の扱いも雑なままだろう。
なんだかGUNDAM SEED の世界観に近づいてますね.
日本は00設定ですが.
細川連合政権と民主党政権を除くと戦後一貫して主流派を中道保守が独占してきた日本と違って、独の場合は統一後の苦境期明けにリベラル派の長期安定政権ができちゃってるから、政権交代の反動で旧社会党系政党をほぼ壊滅に追い込めた日本と違って冷戦型左翼勢力が全然政界に残ってんのよな…。日本じゃ福島みOほみたいな教条主義的左翼の言うことを聞く人間は誰も居ないが、在留米軍や欧州秩序における米国の関与への反感もドイツのほうが大きいしなぁ。
無人機に関してはうちの国にも示唆するところがあるな
NATO解体、欧州安全保障体制の見直しのどこが珍政策なんだよ…合理的だしCDU/CSUも腹の中でそれを願ってる。マニフェストに書かないだけで横暴な米にEUはうんざりしてる。スパイするは、ガスパイプラインは妨害するは、ウクライナとベラルーシに火を付けるは、反中冷戦参加を強要するは、ほんとロクでもない。「ロシアとの平和共存が中欧の死活問題」ってのは右派のオーストリアも明言してること。左右関係ない。NATO堅持を本気で信奉してるのは、緑の党だろ。米の傀儡。反露属米路線。露とEUを分断してジリ貧の米ドル経済覇権を維持したい米とユダヤ勢がCDU/CSUを潰す気で裏で支援してる。政権獲ったら覚醒運動を派手にやってアメリカ同様メチャクチャになる。SPDは惨めなほど衰退して終わってるし、Afdは勢いがなくなったから、CDU/CSUが緑の党を何とか捻じ伏せきゃいけない。
重要な点が抜けてるな
ロシアは民主主義でもないし、人権蹂躙国家の一つ
中朝露は全部それ。悪の枢軸
NATOから離れて、ロシアと組むっていうなら、ドイツの国家ブランドはだだ下がり
それこそ必死の努力で戦後ずっと積み上げて来た「リベラル国家()」というイメージが瓦解しても良いなら、
やればいいんじゃない?
どなたか教えてください、「兵士の命を守ることと画面越しに敵を殺すことの線引は容易ではない」はどういう意味なんでしょうか。兵士の命を守るにもリアルと画面越しでは別基準とか対応しなくちゃ、と読めます。別に銃で撃ち殺そうが画面内の敵をボタンポチで吹っ飛ばそうが本質は一緒でしょ。或いは敵であるか識別の限界値が画面越しは低い、だから誤爆の可能性がより高いだから慎重になるべきということ?これならあまぁわかる。
自国兵士の生命を大切として守るように、敵勢力の生命でも安易に奪うなよ、どちらも人間なんだから。それが人道主義の根本
こんな感じの回答でいいか?
こういうのは不得手で難しい
ご教示ありがとうございます。より慎重になるべきということですかね。
個人的にはやはり偽善の気がしてなりません。AIによる全自動攻撃をしているような状況でなければ、結局攻撃指示を下すのは人間に違いはなく、つまるところこれまでの認知能力の拡張と攻撃手順の自動化が進んでいるだけだと思うんですけどね。
>タリバンが駐屯地を迫撃砲やロケット弾で狙っているのを発見しても非武装なので、駐屯地内の兵士に身を隠すよう警告することしかできず画面越しにタリバンの攻撃を眺めることしか出来なかった
の対策として「兵士の命を守る」ために
>武装可能な無人機(UAV)導入
が議論された。
「画面越しに敵を殺すこと」は恐らく武装UAVの法的・倫理的問題を言っているのかと。
つまり、「法的・倫理的に問題のある武装型UAVにより敵を殺すこと」が「味方兵士の命を守る」ために正当化されるラインの明確化は難しいという主張なのかと。
君らロシアより金持ってるのに何でロシアを頼ろうとするの…EU加盟国の全GDPを合わせたらアメリカや中国に匹敵するんだからこれを元に軍隊作ったら絶対強いのに…(無理なのは分かってるけど)
ロシアを民主主義のルールでコントロール出来るとでも思ってるんですよ
放置しておけばヨーロッパへの脅威だから取り込もうとする、政策としては正しいけど、甘えた楽観主義もいいとこ