ドイツのラインメタルは13日、パリで開幕したユーロサトリ2022で130mm滑腔砲を搭載する主力戦車「KF51 Panther」を正式に発表した。
130mm滑腔砲を搭載して59トンのPanther、MGCSのデモンストレーターは120mm滑腔砲搭載で61.5トン
ラインメタルは今年2月、装甲戦闘車両ファミリーLynx(KF41)の車体に120mm滑腔砲を搭載した火力支援車輌「Lynx120」に発表したが、ユーロサトリ2022で発表された「KF51 Panther」はLeopard2を参考にラインメタルが開発した新設計の主力戦車で、運用重量は欧州製としては軽量で59トン(最大走行距離500km)しかない。
Pantherの武装は130mm滑腔砲(自動装填装置に搭載された砲弾数は20発/車内に予備弾が搭載されているのかは不明)、主砲と同軸の12.7mm機関銃、7.7mm機銃を搭載したRCWS、イスラエル製の徘徊型弾薬HERO120が統合されており、RCWSに組み込む武器は変更することも可能だ。
防御力については「アクティブ、リアクティブ、パッシブといった保護技術を取り入れている」としか言及していないため良くわからないが、最も脆弱なトップアタックに対する対策として即効性の高いROSY smokeシステムを採用、将来的には砲塔の無人化や無人運用に対応したPantherも計画されており、独Krauss-Maffei Wegmannと仏Nexterが共同で開発を進めている次期主力戦車「MGCS」と競合するという見方と、自社資金で開発したPantherは「海外輸出用」という見方があり、ラインメタルも潜在的な顧客については触れていない。
The EMBT, there is a lot going on with that turret. 4 man crew: 2 in the turret, two in the hull. #Eurosatory2022 pic.twitter.com/yZxZVS50Ty
— Amaël Kotlarski (@JakOSpades) June 13, 2022
果たしてPantherは製造ラインを立ち上げるのに必要な顧客を見つけ、130mm滑腔砲を搭載する主力戦車としてデビュー出来るのかは暫く様子を見てみなければならないが、ユーロサトリ2022に出展された「EMBT(MGCSのデモンストレーター)」の重量は120mm滑腔砲搭載で61.5トンなので、やはり「130mm滑腔砲を搭載して59トン」というのは非常に目を引くポイントだ。
Pantherはパンサーとパンターのどちらが正しいのでしょうか?V号戦車と同じようにパンターと呼ぶほうが正しい?
関連記事:独ラインメタル、130mm砲を搭載する主力戦車KF51をまもなく発表
関連記事:ラインメタル、歩兵戦闘車にレオパルト2の主砲を統合したLynx120を発表
※アイキャッチ画像の出典:Rheinmetall
パンター3?
その次は、パンツァーフォー?
なぜ、ドイツ語と英語を混ぜんねん。w
「Panzer Vor !」であって、「Panzer four」ではないぞぃ。
Panzer vier
ありがとう。
突っ込んで貰ってスッキリです。
ちなみにおやじギャグって、連想記憶の向上﹙50代辺りまで向上するとか﹚と、老化による抑制機能低下の複合作用らしいです。
脳科学者の茂木先生が、何処かの番組で解説したことの受け売りですが。
ガングリフォンに出て来そうな戦車だな
やっぱりこれから戦車に徘徊型ドローンは必須装備になるのかな?10式は観測用しかなかった気がする。
m1エイブラムスの後継はどうなるんだろうか。EFVというのがあったはずだが。
EFVって海兵隊のボツになった水陸両用車では
何か新しいプロジェクト始まってましたっけ?
それ、EFVじゃなくてMPFじゃね(サイコロを振る
エイブラムスの後継については10月に新しいエイブラムスの情報が出るらしい
砲塔が新しくなり、RWSがでかいらしい
>10式は観測用しかなかった
10式に観測用ドローンが装備されているということですか?
そういうことです。2015年に行われたモジュール装甲の変更の際に正式な装備として砲塔上面もしくは車体下部に搭載可能になりました。特許かま公開されてるので1度見てみることをお勧めしますよ
「10NW(LTE)の検証」絡みですか?
10式戦車をローカルLTE基地局として運用する構想とか。
残念ながら10式にそんな仕様は無い
小型無人機搭載はこれから頑張る
>運用重量は欧州製としては軽量で59トンしかない。
前々から言われていることではありますが、これで軽量なんですね。
10式が全備重量約44t、90式が約50tですから、やはり感覚が、、、
とはいえルクレール、アリエテはこれより若干軽いし、レオ2とチャレ2が重すぎるだけなのでは…?
そして日本の戦車が軽すぎるだけだと思うのですよ
日本の戦車は、西側の技術で作られた東側戦車みたいな代物、と見なしています。
狭く小型な砲塔とか。
隠れるところが少ない平原メインと山がちな地形でのハルダウンをメインとするか運用が違う。ポーランドのK2PLみたいな物。
チャレンジャー2がRPGとか実戦で何十発撃たれようが、死者が出なかった話があったと記憶しているのでやはり重量増分の働きはあるとは思う。
なんだか日本とはベクトルが逆になるんですね
日本だと戦闘機は大型化して戦車は小型化、欧州(大陸)の戦闘機は小~中型で戦車は大型が主流
それだけ地理的な条件が違うってことなんでしょうね。
日本も同じような地形の国に(今後)兵器輸出できればいいのにね。
10式はひ日本の道路状況を考慮していますからね。
ドイツのアウトバーンや橋梁がが60tに耐えられるのか知らないけど。
NATOには戦闘車両の重量規格があるらしく、レオパルド2の場合は車体前方のフェンダー部に白い線で丸が書いて有ってその中に70と書かれてありますが、実はこれが「車輌重量70t相当だから、輸送する際はそのつもりで扱ってね」と言う意味なのだそうです。
なので、ドイツに限らずNATO加盟国内では全ての高速道路や橋梁とまでは言いませんが、主要な所は最大70tまで耐えられると見て良いと思います。
今回のユーロサトリで発表されるMTBのデモンストレーション車両や試作車両ってトップアタック対策ってどうなってるんでしょう?ウクライナの戦場での実情が反映されているのでしょうか。タイミング的にはちょっと微妙ですよね。
すげーかっこいいな。
とりあえず、サンシェードは普及しなかったみたいですね。よかったよかった(笑)
59トンが軽いほうと言われてもなんだが、
ドイツ戦車も自動装填にいってしまうの、やはり人手の問題か
砲弾重量的に120mmの時点で既に人力装填はかなり苦労していて、これ以上の大口径だと狭い砲塔内での人力装填はもう無理、といったことを何かで読んだ記憶があります。
貫徹力を上げるためには、初速を高めるか砲弾重を増やすかしかないが、人間が装填するのに弾が20キロ越すのはかなりキツいとは聞いたことある
にしても、自動装填採用すると乗員は4人から3人にせざるを得ないという副次的現象が生じるが、
これは戦車の運用には3人よりも4人が適切だと論じていたドイツの方針が変わるのかなと
そこは問題ないでしょ
ウクライナ侵攻によってドローンによる戦場認識能力の重要性がみな痛いほど身に染みただろうしドローンオペレーターを1人入れるんじゃないか?
自動装填装置はそれなりにかさ張るから、果たして4人目の座席が用意してあるのか、ドイツが戦車にドローン司令塔の役割まで負わせるのか、
そこんとこは成り行きを見守りたい
四人目は、車体側にスペースが用意されてるみたい。
以外、元記事の自動翻訳。
>コマンド性
>乗組員のニーズに基づいて、統合において比類のないワークステーションを開発しました。
>パンサーは3人の乗組員向けに設計されており、兵士の数を減らして将来の部隊構造をサポートします。
>シャーシには2つのクルーステーションがあり、1つはドライバー専用で、オプションのステーションは中隊長、ドローンオペレーター、またはウィングマンパイロット専用です。
ラインメタル社のHPでKF51の詳細が公開されてるんですが、それによると基本は車長砲手操縦手の3人で、それに加えてオプションとして4人目を乗せることが可能だそうです
>貫徹力を上げるためには、初速を高めるか砲弾重を増やすかしかない
チャチャの類いになるけど、
運動エネルギーやL/Dを一定にして速度を上げると、初めのうちは速度に応じて貫通力は右肩上がりに向上するけど、途中から反転して右肩下がりに低下する様です。
「運動エネルギーやL/Dを一定」なので、速度の2/3乗に反比例して侵徹体が短くなります。
そのために高速過ぎると、侵徹体が消耗しつくして運動エネルギーを活かし切れなくなるみたい。
あと、貫通力向上に関してシミュレーション上では、侵徹体先端形状により2~3倍になり得るみたい。
現実には、最適な侵徹体先端形状を維持するのも難しい様だけと。
4名から3名になることで、待機·休息時の警備や補修等乗員の負担が増えると自衛隊戦車兵が言っていましたね。
効率性と損害の最小化には減員は良いのでしょうが、長期の作戦参加では歪みも出るかも。
PUMA歩兵戦闘車をプーマと呼ぶので、patherも同様のドイツ語読みであるパンターに一票
韓国のK2黒豹と名前かぶりっすねパンター
まあ先に使ったのはWW2のドイツだけども
乗員は車長、砲手、操縦手の3名が基本でオペレーターが追加で乗れるらしい。
オペレーター席は車体側。
10式戦車は同世代の他車と比べても優秀な戦車であるし国情に合っていると思っているが、やはり世界的には3.5世代戦車をそのまま拡大高性能化させるというのが主流の方向なのだろうか。
欧州はもう60tくらいの重量は軽いくらいに思う神経なのか。
海外から見れば10式が軽すぎるとも言えるのでは?
マウス … 188t
ヤークトティガー … 75t
ティガーII … 70t
エレファント … 65t
ティガーI … 57t
パンター … 44.8 t
(新)パンター … 59t
(新)MGCS … 61.5t
先代パンターよりは重たいが、重戦車に比べれば、まだ軽いでしょう。
マウスはともかく、ヤクティーは機動性はともかくなんとか動けたみたいだし、まだ大丈夫(震え声)
ね、燃費・・・(今更感)
ふつうに考えて、跳梁や路面、それにトレーラーがそんな横綱戦車に対応できるのか、
90式すら北海道専用な我が国には無理だし、欧州だってかつてはチーフテン戦車ですらハイウェイ荒らしとして嫌われてたくらいだから、
やみくもに重い戦車が成立するのかとっても疑問です
90式がそのまんまトレーラーに乗せられないのは、特大型運搬車の積載重量が50tまでであるし、日本の路面が耐えられる重量はとても小さいからだ。
海外の重量運搬トラックを見れば、75tくらいはまだ普通に乗せれる方。あとは通過する道路の重量制限次第でもある。(あと警察と自治体の許可)
73式特大型セミトレーラ
最大積載量:40t
90式戦車 :車体と砲塔を分離させて搭載
特大型運搬車
最大積載量:50t
90式戦車 :そのまま搭載
真偽の程は不明だけどワルシャワ条約機構下では道や橋の基準をT-72に合わせて、T-72だと効率よく通過出来るがNATOの重量級戦車は1台ずつか通れないみたいな話はあった。
別に90式は北海道専用とは思えない、国の存亡が掛かっているなら運用時のインフラに与えるダメージなんて無視すべき話。
やはり46tでティーガー2以上の防御力を実現し、機動力と両立させたis-3こそ最強…
WW2の戦車が比較対象になるんですか?
パワーパックもサスペンションも装甲重量も格段に性能向上しているのに。
完全ドイツ製だったレオパルト2と違ってEMBTは独仏共同開発でパテントの扱いに柔軟性を欠くことが予想されますし、ラインメタルとしてこれまでドイツ製戦車が担ってきた欧州域外への輸出のシェアを引き継ぐ車種を投入しておくってのは合理的な気がします。それはそれとして独仏共通戦車の初お披露目コンペに独自MBTぶつけてくる根性はさすがだなって気もしますが…。
戦争始まった途端にサポート打ち切られそう
Leopard2車体の新しい砲塔を搭載した戦車がニ種類同時に公開されるのは、それだけユーザー数が多くてアップグレード先に関心が集まっているのでしょうね。
だいぶ砲塔の形状が異なりますけど、重量軽減やトップアタックATGM、ドローン対策もそれぞれなされていて、Gen4 MBTの方向性が決まりそうですね。
艦砲並の連射速度で安価に面制圧しようや!
それは、自走砲の役目みたいですよ、大型化してマウス化しそうですけど、装甲薄くすればいけるかもしれません。補給も凄く大変になり、専用の装填車いるのでは・・定数300の国向けかなぁ
参考
イタリア、レオナルドの精密誘導弾
リンク
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陸上戦艦じゃないので無理、ひっくり返る
130mm滑腔砲を搭載して59トンかあ。仮に採用されたとして、オプションパーツやら採用国の仕様やらで65トンくらいに早々と戻りそうな気もする
思うのだけれども。
砲塔の先端が楔形に尖っているのは、昔で言うショットトラップではないだろうか。
今のAPFSDS弾なら、装甲への弾着角度は関係ないと言われている様だけど、
ターレット部分の守りは十分かな。
昔のドイツ戦車兵はT34とKV1に対抗する時は、ターレットを狙ったと、話にもある。
普通の野砲榴弾でも楔形の下面で爆発すれば、砲塔をひっくり返されそうな気がする。
あと、UAWの監視と対処(RWSの操作)のために、二人目の砲手が必要と思う。
戦車か対戦車車両は豹系の名前で揃えてる?
ヤグアル、レオパルド、パンターだから。
砲弾の搭載量と口径のバランスはどうなのか気になる
発音だと「パンタァ」になるんじゃないかな。
それにしてもパンタァ(黒豹)とレオパルト(柄付きの豹)で色の差を除けばどっちも豹でヒネリが無いし、2次大戦時に使われているから過去に向き合うなら使わないという選択肢ないのかな。レーヴェ(ライオン)も良いと思ったけど2次大戦時に計画だけあったな・・・レオパルトシリーズの一つだけどカイラァ(雄の猪)とかヴォルフ(狼)とかネコ科から卒業とかすれば面白いのに。
>7.7mm機銃を搭載したRCWS
.303ブリティッシュ弾・・・・?艦これかな。
公式が言っている事が事実ならラインメタルには結構隙が無い感じがする。
・タレットリング?はレオ2と同じ径
⇒既存のレオパルト2アップデートが可能かも
・チャレンジャー2に130mm積んで射撃しても反動は大きいがシャーシに問題なし
⇒重量級の既存120mm搭載戦車に関しては砲周りの改造余地があれば搭載可能かも
・KF51はレオパルト2と同じ動力部品を使用
⇒ユーロパワーパックがそのまま使用出来、既存インフラの有効活用
・将来的にはより出力があり低燃費なエンジンへの換装
⇒性能の底上げ、ユーロパワーパック完全上位互換なら既存のマーケットも狙える
ラインメタルの見て思ったのは、日本も三菱辺りで特3式カチ車みたいな逆上陸作戦用の水陸両用戦車とか発表して欲しいかも、こういうのは作ってる国全然無いしお家芸になるかも?
参考
リンク