韓国はユーロサトリ2022で発表するK9A2のプロモーション動画を一足先に公開、チェコは52口径の155mm榴弾砲をトラックに搭載した自走砲「MORANA」を発表した。
参考:The K9A2 with fully automatic ammo loader
射撃速度がK9A1の1.5倍に向上したK9A2をユーロサトリ2022でアピール
英国は抜本的な防衛計画の見直しを行い陸軍が予定していた自走砲「AS90」のアップグレードを中止、新たに116輌の自走砲調達を目的にした「MFPプログラム/Mobile Fires Platform program」を立ち上げて2022年に提案依頼書(RFP)を発行する予定だ。
このMFPプログラムにいち早く名乗りを上げたのが韓国のハンファディフェンスで、英陸軍には自動装填装置を採用して砲塔の無人化を果たしたK9A2を提案すると発表しており、13日に開幕するユーロサトリ2022にK9A2のモックアップを持ち込み公開するだが、ハンファディフェンスはK9A2のプロモーション動画を一足先に公開して注目を集めている。
ハンファディフェンスは英陸軍の採用が決まればK9A2を現地で製造する予定で、既にイタリア企業の英国法人レオナルドUK、米国企業の英国法人ロッキード・マーティンUK、英国資本のピアソン・エンジニアリング、ホーストマン・ディフェンス、スーシー・ディフェンスとK9A2を提案するコンソーシアム「Team Thunder」を結成済みだ。
因みにK9A2は砲弾の収納を車体から拡張された砲塔へ変更、車体の空きスペースにはエアコンと自動消火システムが追加されており、射撃速度もK9A1の1.5倍(1分辺り9発以上/正確な数値は非公開)に向上していると言われている。
さらにK9A2には52口径の榴弾砲を58口径へ換装する計画があり、射程延長弾(K315弾?)を使用すると100km~130km離れた目標を攻撃できるようになるらしい。
関連記事:ロッキード・マーティン、英陸軍にK9A2提案するTeam Thunder参加を決定
注目を集めるトラック搭載タイプの自走砲にも新型が登場、フランスはユーロサトリ2022でCaesar受注を発表
チェコのCzechoslovak Groupは52口径の155mm榴弾砲をトラックに搭載した自走砲「MORANA(モレーナ)」をユーロサトリ2022で初公開、ドイツのラインメタルもトラックタイプの自走砲「HX10X1」を公開(多分初公開?)して注目を集めている。
ホスト国のフランスはリトアニアから自走砲Caesar(8×8バージョン)を受注したと発表した。
関連記事:まもなく開幕するユーロサトリ2022、独仏共同開発の主力戦車も
関連記事:独ラインメタル、130mm砲を搭載する主力戦車KF51をまもなく発表
※アイキャッチ画像の出典:Hanwha Defense
日本は99式自走砲の後継を作ることができるだろうか。。。 おそらく難しいだろう。
真面目にK9A2を検討したらどうだろう?
せっかく良い製品なのに、、、
昨今の日韓関係が本当に悔やまれます。
19式装輪155mm自走りゅう弾砲を調達している間は、新しいのは難しいだろう。(もちろん19式は99式の座には乗らないはず)
足回り以外は高水準だし、まだ10年くらい酷使できるだろう。
あとはIFVの開発がどうなるか次第で、車体が作り直されるついでに、砲塔の中身が近代化される事を祈るくらいだろう。
(これ以外にも更新しなければならない兵器が多くて、完全新規は難しいが作れないわけではないだろう)
これから海と空の装備開発に死ぬ程金掛かるから冷や飯喰らいの陸装備の中の更に冷や飯喰らいの砲兵装備は…
寧ろ90式の後継開発を一旦止めても自走砲を開発すべきでしょうね
ウクライナ戦争を見てもドローンが飛び回る現代の陸上戦の勝敗は砲の打ち合いで決まってくることが実証されつつあります。
戦車は不要ではありませんが、陸戦の王は戦車から自走砲に移りました。
海上戦が戦艦から空母に移ったように、ドローンで発見次第、そこにピンポイントで自走砲で誘導弾を投射しての拠点や車両を潰すといった直接お互いが見える距離まで接近する最終衝突前の潰し合いで趨勢が決まりますので、射程の短い戦車よりも射程の長い自走砲が決戦兵器です。
ですので、最強クラスの自走砲と誘導弾を国内開発すべきです。
K9が国際市場での売り込みに上手く追い風が吹きましたが、普及モデルの韓国と世界市場を争うのではなく、Pzh2000のようなハイエンドクラスの開発を目指すべきです。
ウクライナでの戦訓を活かすのであれば、今現在ロシア軍が実施している精密性を二の次に置いた多数の榴弾砲による制圧射撃や長距離ロケット砲によるアウトレンジ戦法もまた、ドローンと榴弾砲を組み合わせた精密射撃と同じ位有効ではないかと思われます。
となると弾幕射撃ならFH70の19式への更新、長距離ロケット砲ならM270の更新を急ぐべきという話になり、一定水準の性能を有する99式は後回しになるのではないかと。
まあ他でも指摘されているように、日本の場合は海空戦力の方が優先順位高いですから、F-3や12式SSM能力向上型の開発やもがみ型、たいげい型の配備を急ぐべきでしょう。
実は99式の時点で相当なハイエンドなのよ
K9がA2でようやく採用された自動装てん装置を99年時点で採用していて本当はPzh2000と同じくらいの射撃速度があるのではと言われている
さらに操縦以外を射撃指揮所から遠隔操作でき、誘導砲弾の統合さえすれば最新型ともタメを張れる
調達が終了してしまったのが悔やまれる
新大網における昨今の国防計画からして、北海道以外で使い道の無さそうな装軌式の自走砲を新規開発する可能性は低いのでは。
個人的にはアーチャーのような自走砲の開発。またはMLRSやスメルチのような面制圧ができる兵器や、足止め用の兵器の開発か調達をしてほしいものです。クラスター兵器の禁止条約から抜け出してでも。
>99式自走砲の後継
情勢的に、陸自にとって装軌式自走榴弾砲は更新や増勢が急がれる装備ではないわけで、新規開発する気も国外から導入する気も当面は無い、が現状でしょう。
16式の車体に99式の砲を組み合わせたようなのが良いと思う。南アフリカのG6みたいな感じ。
生存性と移動力を考えると砲全体の数が減っても価値はあるんじゃないかな。
19年式自走榴弾砲の代わりなら有効でしょう。
>このMFPプログラムにいち早く名乗りを上げたのが韓国のハンファディフェンス
>射撃速度もK9A1の1.5倍(1分辺り9発以上/正確な数値は非公開)に向上している
>射程延長弾(K315弾?)を使用すると100km~130km離れた目標を攻撃できるようになる
やる気もすごいですが、この技術力も凄いですね。
やはり輸出を推進すれば、このように企業が次の装備品等の開発へ先行投資出来るようになり、研究開発や生産のローテーションも格段に上がるということでしょう。
日本の装備品の問題点である、次世代への更新の遅さ、拡張性のなさ、規格が日本仕様、は輸出を前提とした開発を進め、海外へ販路を開く事により解決出来ると思います。
まずは世界の需要を知る事です。
これを機に如何に自分達が無知だったかを思い知って、それを機に奮起して欲しいですね
同じくです。
このような最先端技術に触れる機会を大切にして欲しいと思います。
兵器開発に限った話ではありませんが、日本に足りないのは技術力ではなく
・市場ニーズを知るリサーチ力(難易度Easy)
・それを基にした製品開発(Normal)
・判断が早い経営者(Hard)
・政治(Lunatic)
なので企業努力もさることながら、軍事に興味の無い人たちにどうやって兵器の開発の重要性を知らしめていくのが最大の課題かと。ウクライナのこともあってか、最近の世論からして、今のままだとヤバいと思う人は増えているようですが。
「利益出るから!地域活性化するから!」だけだと説得力皆無というか投資詐欺の手口まんまなので、自国開発のメリットデメリットは特に念押ししてもらいたい所。
>やはり輸出を推進すれば、このように企業が次の装備品等の開発へ先行投資出来るようになり、研究開発や生産のローテーションも格段に上がるということでしょう。
これが単純に成り立ったら今頃ウクライナにはT-14やSu-57がワラワラ押し寄せてる気がするけどな
もちろんすべての事象に当てはまるとは思っていません。
ですが、輸出をするメリットの一つとしてそういった兵器開発の流れがスムーズになるとも考えています。
あくまで可能性の話かもしれませんが。
装備の更新の遅さは、平時では防衛費(税金)の効率的使用なので、国民にも利益あり。ミリオタとしては残念だが。
日本仕様は、日本防衛なので当然。
輸出はやはり法律の縛りがあるので、これまでは考えられなかったので仕方ないと思う。
しかし、昨今の国際状況の急変により、夏の参院選如何によっては、その縛りが取れるかも知れない。
そうすれば、輸出を視野に入れた装備開発も可能になるのではないでしょうか?今後に期待。
IPD22(インド太平洋方面派遣)には、いずもだけじゃなくP-1、US-2も派遣されるようだしね。
64式小銃はさすがに引退させてあげて。
ソマリアに行くフネに一時的に89式積んで、戻ったら次に行くフネに渡すとかやってるし。
今や、装軌式自走砲の世界市場では、K9の天下ですなぁ。
これは、装軌式自走砲の一時代を築いたと言っても過言ではないよ。
韓国は、陸海空の全方向で積極的に攻勢をかけていて、勢いが凄い!
それに比べて日本は、売るものが無くて指をくわえて見てるだけ。惨めだねぇ。
>それに比べて日本は、売るものが無くて指をくわえて見てるだけ。惨めだねぇ。
言いたい事はわかりますが、ただ悔しいと言えば良いんじゃないでしょうか?
仮にストレス発散だとしたら、別の場所でしていただけませんか。
いちいち日本人同士で煽りあっても、何も変わりません。
いったい何を言っているのだか
前の記事を読んでいないようだが、今回のユーロサトリでは三菱電気の防空レーダーを出展するし、水中機雷探知機もだす。部品単位では戦車に用いる部品を出展する予定だ。
実際、三菱の防空レーダーは二か国に契約済みではある。
ヨーロッパ向けにやる気はあるかどうかはともかく、東南アジアには目を向けているのは間違いないだろう。
>二か国に契約済み
フィリピンと、、、どこでしょうか?
マレーシアの入札に参加しただけ(それも飛ばし気味な記事を)なのを勘違いしたっぽい。すまぬ
しかし、R2年にマレーシア向けに共同開発もしくは生産の許可2件を出したとする資料を見つけた。
同項目でインドネシア向けに3件の許可出しているし、入札する時に政府に許可を求めたのだろうか?
リンク
日本が「兵器」を売れないのを知らないのか?
まぁ、どうせ「匿名」だからね。
その内管理人さんに投稿停止されるだろう。
この前までしつこかった韓国アゲみたいに。
インドにUS-2、オーストラリアにそうりゅう型潜水艦を売ろうとしたよね(売れなかったけど)。
さらに、今ではインドネシアにもがみ型護衛艦を売ろうとしてるじゃないか。
潜水艦や護衛艦は船体だけのようだけど、これらは「兵器」ではないのかな?
>潜水艦や護衛艦は船体だけのようだけど
そうだね、それでは兵器じゃないね。
日本語の学習、頑張ってください。
>そうだね、それでは兵器じゃないね。
そう言うのを「屁理屈」というのだよ。
潜水艦や護衛艦は、攻撃能力を運用するために作られた専用のプラットフォームであり、いくら戦闘システムが無い船体だけでも兵器として動くための「欠くことができない重要な一部」なのだから兵器の一角を占めるだろ。
そもそも、潜水艦なんて兵器以外に何に使えるんだい? 遊覧船にでもするのか。w
K9A2のPVの砲塔内映像に見入ってしまった。兵器の輸出政策に関しては国それぞれで韓国と日本の姿勢が異なっていてもそこは構わないと思うんだが、まぁとにかく流れる水は腐らずの言葉の通り、韓国には勢いがある。逆に今の日本は澱んだ水の印象…なのでこのままで大丈夫なのか?という不安も感じる。今の重工・電機など防衛関連部門の企業間での整理統合とか、何かメスを入れるべき時なのでは?と。素人考えに過ぎませんけどね。
国際市場で対抗していくためには陳腐化しないためのこまめなアップデートは欠かせないのでしょうな。
まぁ日本には日本なりのやり方があります。
>まぁ日本には日本なりのやり方があります。
日本のやり方を貫き通すと、最後に待っているのは撤退でしょう。
🫴「武器を売らない・作らない美しい国」
冗談?
ポーランドが韓国ハンファと大口契約を結んだそうです。
リンク
また、カエサルを購入するのはリトアニアのようですね。
ウクライナ戦争の影響で、東欧エリアの安全保障システムが激変しそうです。
完全自動装填装置に弾体と装薬も砲塔に搭載したのだから仕方がないけど、車体から結構盛大にはみ出していますな。
動画を見る限り射撃に問題はなさそうだし、それだけ元々の車体に余裕を持たせた設計だった感じなのかな。
カエサル8×8がタトラ製トラックを用いていたからチェコも採用するかと思ってたが、自国生産するのかな。
我が国もト〇タやニ〇サンが紛争地帯で認められた実力もあるし、トラックの信頼性も高い。
というわけで、走る~走る~〇すすゞのトラックに安価な砲を積んだ車両を売り込もう(白目)