欧州関連

ドイツが問題だらけのP-3C近代改修を中止、新型対潜哨戒機導入へ方針転換

ドイツは対潜哨戒機P-3Cを2035年まで維持する方針を断念して急遽、新しい対潜哨戒機導入のため調査を始めたと報じられている。

参考:Germany looks at buying new maritime patrol aircraft: document

行き詰まっていたP-3C維持に見切りをつけたドイツ、新型対潜哨戒機導入候補は?

ドイツはフランス製の対潜哨戒機「Br.1150 アトランティック」の後継機を調達するためイタリアと「オリオン2000(またはP-3C Plus)」共同調達を計画したが上手く行かず、Br.1150の後継機問題に悩んでいたところにオランダがP-3Cを格安(8機+関連機材一式を約4億ユーロ)で売りに出したため、これにドイツは飛びつくことになる。

出典:Public Domain ドイツ海軍が運用していたBr.1150 アトランティック

当時、連邦会計検査院は20年使用されたオランダの中古P-3Cは機体の状態が良くないのでリスクが高いと警告してのだが、冷戦終結の影響で大規模な軍縮が行われていたので予算に乏しい国防省や海軍は耳を貸さず中古P-3Cを導入してしまったのが悲劇の始まりだった。

ドイツは2004年にオランダとP-3C購入契約を結び2006年から運用を開始したのだが機体の状態が思った以上悪く、2014年までにかかった同機の総費用(機体取得+維持運用)は10億ユーロ(約1,200億円)を超えたにもかかわらず同機の平均稼働率は37%前後、導入した8機の中で最も状態の悪い機体は10年間で150分しか飛行していない(2016年時点)という目を覆いたくなるような有様で、もはや中古P-3Cの導入は失敗であったと誰もが認識していたのだが長時間の潜水艦狩りを実行可能なP-3Cを失うことは国防上不可能のため、ドイツ海軍は同機の維持のため資金をさらにつぎ込んでいくことになる。

出典:Olga Ernst / CC BY-SA 4.0 ドイツ海軍のP-3C

ドイツ海軍は2015年、P-3Cを2030年代まで運用するため疲労が蓄積していた主翼の交換やアビオニクスの刷新など含む大規模な近代改修に着手、当初の予定では5億ユーロ(約600億円)の費用で2023年までに全機の改修を終える予定だったのだが、新たに設計した主翼に使用された新素材は自然に亀裂が発生する問題や改修作業そのものが遅れて追加で3億4,000万ユーロ(約400億円)の費用が発生、極めつけは2018年に発生した火災で倉庫に保管してあった約2万個のP-3Cのパーツが焼失していまい、2025年末までにP-3Cの改修を完了させることも飛行可能な状態に持っていくことも不可能だと判断された。

そんな状態でもドイツ海軍は、フランスと共同開発することを約束した新型海上哨戒機(MAWS)の調達が始まる2030年代まで時間を稼げないか模索していたが、2020年5月に貴重なP-3Cの稼働機が空中給油中の事故で破損してしまい運用状況が悪化したため、P-3Cの近代改修を中止して新型対潜哨戒機導入に方針を改めたという訳だ。

ドイツ国防省は2025年まで調達可能な開発済みの対潜哨戒機を調査対象に挙げており、連邦議会への通達ではエアバスの双発対潜哨戒機C-295 MPA、双発旅客機のATR72をベースに開発された対潜哨戒機RAS72、ボーイングの双発対潜哨戒機P-8Aなどが市場性のある新型対潜哨戒機として言及されているらしい。

出典:sblanquez / CC BY-SA 2.0 オマーン空軍のC-295 MPA

C-295 MPAのベースは戦術輸送機C-295で多くの国が導入して運用実績も十分だが、 対潜哨戒型のC-295 MPAはチリ海軍とオマーン空軍ぐらいしか導入していないため性能や実績は謎だ。一応、韓国の次期対潜哨戒機の候補として提案された資料を見る限り同機の導入価格と維持コストはP-8の半分以下で、最大5,630kmの航続距離(時間にすると11時間の飛行時間能力)を備えているらしいがP-3に比べれば一回り小型で、機体の飛行性能はP-3以下となる。

対潜哨戒機RAS72も1,000機近く販売された双発旅客機ATR72をベースとしているため機体の実績は十分だが、採用例がパキスタン海軍だけなのでRAS72も性能や実績については謎だらけだ。入手できる情報で比較すう限りRAS72もP-3より一回り小型で機体の飛行性能はP-3に劣る(最大9時間=5,000kmの航続距離)が、最大の強みはドイツ企業のRASが製造している点だろう。

出典:Public Domain ボーイングの対潜哨戒機P-8A

唯一、機体性能がP-3Cよりも向上しているのはボーイングのP-8Aしかない。

以上のことから、恐らく価格が最も安価なのはC-295 MPA、国内の防衛産業界に最も貢献できるのがRAS72、現在のP-3Cよりもあらゆる面で性能が向上しているのがP-8Aという棲み分けなのだろう。

入手性という点から言えば日本の国産対潜哨戒機P-1(※1)も候補に入るかもしれないが、最大の問題は正味4年でドイツ仕様=NATO規格に仕様を変更できるかだ。欧州への防衛機器輸出経験がない日本企業に2025年までに改修、検証、納品を行えるかと言えば「死にものぐるい」でやれば不可能ではないと思うが、そこまでリスクを犯すほど積極的にP-1を輸出しようするかと言えば謎だ。

出典:海上自衛隊 対潜哨戒機P-1

※1補足:フランスとドイツが開発を約束した新型海上哨戒機(MAWS)は具体的な開発方針が決まっておらず、2018年にエアバスが発表した軍事仕様のA320neoがベースになるのではないかと噂されているが、日本は新型海上哨戒機(MAWS)開発を進めるフランスとドイツに対潜哨戒機P-1をベースに開発することを打診しているが大きな動きは観測されていない。

果たしてドイツは3つ挙げられた対潜哨戒機の中からどれを選ぶのだろうか?フランスと約束した新型海上哨戒機(MAWS)の開発や調達はどうするのか?問題は山積みだが、ドイツが米国のP-8を導入しようとしたらF-35の時のように再び機種選定に干渉してくることも十分考えられるので、中々ハードな後継機選びとなることが予想される。

追記:ふと思いついたのは新型海上哨戒機(MAWS)への参入を目指している日本政府が、ドイツに海上自衛隊のP-1を10年ほどリースすればP-1の実力を売り込むのに都合がよく新型海上哨戒機(MAWS)のP-1ベース開発に弾みがつくのではないかと思いついたが、どうだろうか?

9月8日追記:ドイツが希望するのは既に市場性を備えている新型対潜哨戒機なので日本のP-1は難しいか

時事通信社が9月8日付けの記事「ドイツ政府、日本との哨戒機開発に慎重 認証取得で海自P1不利に」でドイツのP-3C暫定後継機候補にP-1が含まれていないと報じているが、今年6月の段階で独メディアがP-3C暫定後継機候補にエアバスの双発対潜哨戒機C-295 MPA、双発旅客機のATR72をベースに開発された対潜哨戒機RAS72、ボーイングの双発対潜哨戒機P-8Aの3機種しか挙げていないので今さら感が強い。

参考:ドイツ政府ドイツ政府、日本との哨戒機開発に慎重 認証取得で海自P1不利に、日本との哨戒機開発に慎重 認証取得で海自P1不利に

時事通信社が時期で言及しているP1の型式証明取得が何を指しているのか不明(恐らくEASA発行の型式証明取得だと思わる)だが、ドイツを含めたEU加盟国は航空交通が過密な欧州の民間空域を飛行する航空機についての安全性について要求水準が高く、ドイツは過去ユーロホーク(RQ-4B)を調達してテストを行った結果、民間空域での安全性確保が困難だとして1機導入したにも関わらず計画をキャンセルしている。

英国も欧州の安全基準を満たす=民間空域で飛行することを可能にするため大金を掛けてMQ-9を独自に改造(スカイガーデン)するなど軍用機に対しても厳しい安全性確保を要求しており、日本がP-3C暫定後継機候補にP-1を加えるようドイツに要請するなら2025年までに型式証明取得を保証でもしない限り難しいだろう。

 

※アイキャッチ画像の出典:MilborneOne / CC BY-SA 3.0 ドイツ海軍のP-3C

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コメント

    • 匿名
    • 2020年 6月 18日

    P-1リースするほど余ってるんですか?

      • 匿名
      • 2020年 6月 18日

      C-2も同時に売れんと、P-1だけじゃ整備拠点を作れないな
      ついでに、US-2の武装化晩も一緒に売っちゃえ

      ただ、有色人種差別の流れおまるからね、ドイツは、

        • 匿名
        • 2020年 6月 18日

        ドイツに有色人種差別の流れがあるとか全く関係ない
        それ以前に日本製兵器に魅力がないので売れないだけ
        例えば飛行艇自体時代遅れなのに100億円超える物を調達するアレな国は日本くらい

        1
          • 匿名
          • 2020年 6月 18日

          わざわざ新規開発した中国がバカみたいじゃないですかー

          1
          • 匿名
          • 2020年 6月 18日

          日本はアレな国ではなく、レアな国です。
          自国の置かれた立場を冷静に考え、時間をかけてでも必要な物をそろえていくという考え方をしています。
          どこかの国では新技術を取り入れるのが得意ですが一足飛びの進歩は派手ですが技術的な断絶を生みます。
          日本は匠の技術を伝承していくので一見地味ですがそこには永続性があります。
          一発屋さんでは取れてもせいぜいノーベル平和賞くらいでしょうね。

          2
          • 匿名
          • 2020年 6月 18日

          救難飛行挺が時代遅れ・・・・?

          4
          • 匿名
          • 2020年 6月 18日

          救難飛行挺が時代遅れ・・・・?

          3
            • 匿名
            • 2020年 6月 18日

            辛坊さん達の救出のようなケースだと、US-2が欲しいよね。
            船舶だと2日位掛かるような遠方で、しかも現場の波高が3~4mでの救出劇。

            同機は本来、波高3mまで着水可能とされている所での上記の値だから、限界での救出劇だった模様。
            というか、1機目が着水断念して、2機目でかろうじて成功といった状態。

            日本がカバーする海域は広い上に、結構荒れるから、両者に対応したUS-2は重宝するのでしょうね。

            4
          • 匿名
          • 2020年 6月 18日

          オッペケ君だろ? 論拠が乏しいコメントなので君だと分かったよ。

          ちょっとは説得力がある日本語文章の書き方を習ってみたら?
          みんなに馬鹿と呼ばれていますね ( ´,_ゝ`)

          2
          • 匿名
          • 2020年 6月 19日

          飛行艇は時代遅れではないし、現在でも重要性は変わらない。頼むからコメントする前に少しは勉強しろ。

          特に救難飛行艇はヘリでは間に合わないような状況では極めて重要な救助手段であることくらいは選挙権を有する日本人ならば理解はしている。

          4
        • 匿名
        • 2020年 6月 18日

        ドイツさん、飛べない軍用機多いですね
         C-2の工場も空けておくので、完成しないA400M辞めて、予約待ってます(笑)

          • 匿名
          • 2020年 6月 18日

          まじに、周辺国は、ドイツやフランスの輸送機等の軍用機リースを待っとるんだよな
          ドイツは、真面目にやれって、言いたい欧州だろうね

          1
          • 匿名
          • 2020年 6月 18日

          戦術輸送機としては必須の不整地運用能力が無い有事を想定していない欠陥輸送機C-2など誰も欲しがらない
          何を勘違いしてるんだか

            • 匿名
            • 2020年 6月 18日

            不整地運用能力ありますっつって
            カッチカチに固めた舗装してないだけの滑走路に降りた動画公開したA-400M君の悪口はそこまでだ

            2
            • 匿名
            • 2020年 6月 18日

            C-2が運用できない様な不整地での運用なんて機体寿命無視した使い潰し前提。
            こんだけアレもコレも機材が足りん更新できん予算が足りん、と
            ひーひー言ってる国がそんな運用の訓練できるとは思えんけどね。

            3
            • 匿名
            • 2020年 6月 19日

            つい先日、XC-2 1号機で不整地着陸試験してた気が…

            5
            • 匿名
            • 2020年 6月 19日

            戦略輸送機寄りの性格のC-2は民間航路での運用にさえ耐える
            高高度巡航能力と高速巡航性能が売り
            加えて短距離離陸能力も優れており
            戦術輸送機の小回りと戦略輸送機の高速長距離運送能力を兼ね備えた珍しい輸送機
            なので別に不整地運用に最適化されていのは欠陥ではない
            求められる能力の違いさえ分からずに
            何を勘違いしてるんだかwww

            6
            • 匿名
            • 2020年 6月 19日

            日本の航空機をディスる事で精神の均衡を保とうとするのも大変ですな。

            ペイロード極少のロケット打ち上げが安定して軌道に乗れば良いですね。

            3
            • 匿名
            • 2020年 6月 19日

            それな
            翼や胴体にクラック入るような欠陥機はどの国もお呼びでない

            2
      • 匿名
      • 2020年 6月 18日

      余ってはいないでしょうが生産ラインはあるので今がチャンスかも?
      F-2のように閉鎖されては何もできなくなってしまいます。
      コロナ不況でもありますからよいお仕事になると考えます。

        • 匿名
        • 2020年 6月 18日

        自衛隊の調達数が少ないので、生産ラインの稼働率は低いと思う。そこで、稼働率を上げるためにもドイツ向けリース機を作るのもいいかもしれない。

        それで生産数が増えて自衛隊向けの価格が安くなれば良いことだし。

        1
        • 匿名
        • 2020年 6月 18日

        自衛隊だけではなく売り込みようのリース機を作ってメーカー保存しておくのは悪く無いね。

        まあ余っているP-3Cをそこそこの価格で売り飛ばした方が良い気がするけど

    • ハヤタ
    • 2020年 6月 18日

    自衛隊員事リースですか?

    • 匿名
    • 2020年 6月 18日

    メルケルの横槍でP8はない。

    • 匿名
    • 2020年 6月 18日

    P-1は日本の日本による日本のための哨戒機だから日本の手から離れた運用は考えて無いでしょう

      • 匿名
      • 2020年 6月 18日

      P-1はイギリス、ドイツでの航空ショーに参加しているからね
      売れるなら売りたいのが本音だと思うけど

      1
        • 匿名
        • 2020年 6月 18日

        相手側優勢の空域に飛び込んで、哨戒任務を行い﹙必要に応じて対潜や対艦もこなしつつ﹚、情報を持ち帰る、
        そんな狂った想定のP-1が﹙検討時には4発戦闘機と揶揄された案もあった程﹚、平和ボケした所で歓迎されるのかな?

        2
    • 匿名
    • 2020年 6月 18日

    納豆仕様ってなに、連携システム?

    • 匿名
    • 2020年 6月 18日

    日本のP-3Cの中古を売却するのはダメですかね?
    過去にフィリピンやマレーシアに供与する話がありましたし
    丁寧に使ってた自衛隊ならそれほど状態が悪いとは思えませんし

      • 匿名
      • 2020年 6月 21日

      ライセンス製造なのでネジ1本でも2国間で勝手に売買は厳禁です。
      逆に言うとライセンス元のアメリカが許可を出せば、その許可の範囲で売買しまくれます

      2
    • 匿名
    • 2020年 6月 18日

    所詮、内海であるバルト海だけの哨戒だけだからねえ、なんだって良いのでは? 
    CASA-295ベースで、かつ、実績の無いEUのどっかの機器を搭載する方向で落ち着くのでは? 哨戒もメインは「洋上監視」では?
    (潜水艦も主たる目的はバルト海用、だから、あの212型の仕様で充分、船首のソナーだって、あの大きさで充分)

    独・仏の新型哨戒機の開発は頓挫すると思いますねえ。
    だって、一応は空母も持っていて機動艦隊を大西洋で運用してるフランス。フリゲートまでか持っておらず、海外派兵用はテロ対策の訳の判らない非対称戦闘用のデストロイヤー(駆逐艦)って言ってる大型艦艇のドイツ。 哨戒艇(潜水艦、洋上)への要求仕様はまったく違うでしょう。

    1
      • 匿名
      • 2020年 6月 18日

      なんせ、欧州における新型機は、構想も抗争も長い。あげく、多目的機になる。

      コロナで注目浴びた西欧諸国では、目的と意見が違うのか多々の哨戒の機種が並行してた。
      P-8も高価だから、ドイツはイギリスと安価な哨戒機でもつくったら・・(笑)

    • 匿名
    • 2020年 6月 18日

    日本の海自から引退してゆくP-3Cをただ同然で差し上げればいいじゃないでしょうか。
    先方でも使い勝手は分かっていることですし。
    飛ばすもよし、部品取り用にするもよし。

      • 匿名
      • 2020年 6月 20日

      海上自衛隊のP-3Cなら、オランダの中古機よりも状態はいいのでは? つねに、アップデートしていたから、ドイツで使うにも、問題は少ないはず。そうなれば、あと4年の期限にしばられることもなくなるし、その間に、P-1をリースするというのは、アリだとおもうけどね。

    • 匿名
    • 2020年 6月 18日

    信頼性も実績も皆無な日本製兵器のP-1なんか導入する訳が無いだろう
    実際候補にすら上がってないんだからな

      • 匿名
      • 2020年 6月 18日

      確かにP-1ならP-8となる可能性は大きいでしょう。
      なら尚のこと中古ですが海自の引退したP-3Cではいかがでしょう。
      信頼と実績のP-3Cです。

      • 匿名
      • 2020年 6月 18日

      どこぞの時代遅れな、日本下げのジャナのようだね

      1
      • 匿名
      • 2020年 6月 18日

      それ程に海軍の地位が無いドイツでは、航空機にも費用を掛けてないが、
      航空機には、今後は力を入れないといけないところもある。

      NATOでは、哨戒機も必要だが、警戒機等の航空機が必要であり、
      哨戒機を応用したような、地上の監視する独自の航空機も出ている。
      エリアもひろいNATOでは、低速や機動性をもったP-1哨戒機も捨てがたいものだろう。

      • 匿名
      • 2020年 6月 18日

      >信頼性も実績も皆無な日本製兵器のP-1なんか導入する訳が無いだろう

      P-1の実績なら、韓国の瀬取未遂の現場を押さえた実績あるぞ。ニューズ位は見てから言え。
      もっとも日本語は良く分からんだろう?
      リンク
      金正恩にビンタされ、日本に八つ当たりしても状況良くならないぞ。

      1
        • 匿名
        • 2020年 6月 18日

        あの件以来瀬取りも上手く行っていないのか北の国が苛立ちを隠さなくなっていますな。

        P-1グッジョブ!

        3
      • 匿名
      • 2020年 6月 18日

      実績を言う前に、対潜哨戒機を国産開発できているのかね。

      アメリカから中古S-3Bの払い下げはどうなったかね?
      それともY-8対潜哨戒機(”高新-6”/Y-8Q)に鞍替えかい。

      リンク

      • 匿名
      • 2020年 6月 18日

      自国技術で航空機も満足に作れない半島ごときが見苦しいぞw
      日本をどんなに揶揄しようと半島の技術が向上するわけじゃないだろうwww
      何処まで行っても惨めなバカ民族だな、おまエラはwww

      2
    • 匿名
    • 2020年 6月 18日

    高価格なP-8は議会がウンと言わないよ、ただでさえガタガタな連立与党内で絶対に揉める。

    RAS72になるんじゃないの?

    1
      • 匿名
      • 2020年 6月 18日

      P-3C全機を売却しヘリコプターに一本化しているオランダと違い、ドイツにはドイツの事情があるかも

      1
      • 匿名
      • 2020年 6月 20日

      A400M輸送機も53機も揃えようとするんだから、議会からアホ呼ばわりされても当然かな

    • 匿名
    • 2020年 6月 18日

    貧すれば鈍するが絶好調ですな、ドイツさん。

    P-1は質実剛健でいかにも軍用機然としているいい機体だと思う、ドンガラだけでもライセンス生産させることができれば最高なんだが。

    • 匿名
    • 2020年 6月 18日

    P-1の実力って一番重要な対潜システムが劣っているのに
    リースしたらむしろ駄目なのがバレるでしょ

      • 匿名
      • 2020年 6月 18日

      時代は、対潜なんて言わず、哨戒機の時代なんだよね

      • 匿名
      • 2020年 6月 18日

      あっちに売り込みかけたんですがそんな事さえ忘れた?

      • 匿名
      • 2020年 6月 18日

      P-1は世界中の対潜機で唯一AESAレーダーを装備している、それも3面で。
      P-3はあおろか最新のP-8Aでさえ持っていない。
      20年前のF-2のAESAさえ対艦攻撃モードを持っていて複数の敵機と水上艦艇を同時にレーダーで捉えることができたんだから、それより遥かに進歩した3面のAESAを使って潜望鏡探査なんてお手の物だろう。

      3
      • 匿名
      • 2020年 6月 19日

      >P-1の実力って一番重要な対潜システムが劣っているのに

      碌な知識もないのに知ったかぶりしてると恥掻くぞw
      もっとも厚顔無恥の半島人に何言っても無駄だろうけどなwww

      3
    • 匿名
    • 2020年 6月 18日

    「退役するP-3Cを売れば、買えば」って話があるけど、それならドイツはトーネードの維持も悩んでいるので、イギリスから退役した機体、パーツを買うなりすればよかったと思うけど、それはやっているのかな。
     同型とはいえ軍用機となると、他国で使っていた機体、パーツでどうこうするのは難しいのかもしれない。日本で退役したMH-53のパーツとかを米国に売っていたけど、これはFMSで米国側も何を売ったのか完全に把握できていたから?

    • 匿名
    • 2020年 6月 18日

    リースするためにNATO規格に対応するの、辛過ぎませんか。

      • 匿名
      • 2020年 6月 18日

      ドイツが勝手に、互換性のある処理部から信号変換するだろ

    • 匿名
    • 2020年 6月 18日

    アメリカでP-3の運用が終わり、P-8にリプレースしたところだから、多くのP-3が余ってるんじゃね?

    1
      • 匿名
      • 2020年 6月 18日

      開発更新のサイクルが早かった昔なら運用寿命がたっぷり残ってる機体が性能の陳腐化によって新型機に取って代わられ、その余剰機が輸出されて出回るのが普通だったけど現代では運用寿命限界まで改修で使い倒してから新型に交換だから引退機はもうボロボロで、上の記事にあるように使い物にならなかったり部品交換しまくりで運用経費が青天井になったりするから結果新品買った方が早い&安い場合が多い。
      ドイツが必要としてるのがたんなる洋上監視機ではなく対潜哨戒機であるならこの場合の選択肢はP-8しかないだろうけど、そうなるとフランスとの次期哨戒機の共同開発に齟齬が出るしで・・・ま、最近のドイツのグダグダっぷりを見るにつけどっかの半島よろしく最悪のタイミングで最悪の選択をする予感がひしひしとするねぇ。

      1
      • 匿名
      • 2020年 6月 19日

      (モスポールはアメリカの軍隊の為の仕組みだからね)
      韓国が数年前に打診したけど、程度の良い機体は無いって、つれない返事でS-3バイキングを買おうか? ってアホ計画をやっていた。
      P-3CはNASA、沿岸警備、州空軍、兵器の実験部隊でも使うから、モスポールされてて程度の良い機体はそっち用にプール

      2
    • 匿名
    • 2020年 6月 18日

    現行の購入計画のあるトライトンで十分じゃない?

      • 匿名
      • 2020年 6月 18日

      >長時間の潜水艦狩りを実行可能なP-3C

      狩りをしたいんだよね
      >トライトン>ドイツ海軍はP-8ではなくフランス海軍と共同でP-1をベースにした新型機を検討している。

    • 匿名
    • 2020年 6月 18日

    ここの管理人は「謎」という言葉の使い方がおかしいと思う。
    「不明」という言葉にした方が良いと思う。

    1
    • 匿名
    • 2020年 6月 18日

    何というか、安物買いの銭失いを地で行ってんなぁという感想しか浮かばん。

    2
    • 匿名
    • 2020年 6月 18日

    ドイツは、日本と同じくらいの軍事費なんだろう、どうして、こうなる??

      • 匿名
      • 2020年 6月 19日

      ドイツの軍事費は、退役軍人の年金も含まれるとか聞いたけど…

      1
    • 匿名
    • 2020年 6月 18日

    P-1の外側だけ売って、対潜哨戒の中身は独仏共同というわけにはいかんか?

    • 匿名
    • 2020年 6月 19日

    まあRAS72でしょう。そこまで海域が広いわけでもないのだし
    爆装はP-8やP-1は言わずもがなP-3にも劣るだろうけど、そもそも哨戒機に対艦ミサイル積んでオラオラする国じゃないだろうし……

    • 匿名
    • 2020年 6月 19日

    売るものが無い韓国には関係ない話

    1
    • 匿名
    • 2020年 6月 19日

    >新たに設計した主翼に使用された新素材は自然に亀裂が発生する問題や改修作業そのものが遅れて

    いやはや、ドイツがレベルの高い工業国だけど、なにかと軍事技術には課題が多いな
    ヘリでも亀裂みたいな事例が有った。タイフーンや潜水艦の問題もあり、これほどひどいとは・・いまさら感

    新規開発にトーネードや哨戒機の後継機物件があるが、力を入れるかは不明だな
    数台くらいは、買うのがベスト

    • 匿名
    • 2020年 6月 19日

    C-2をレンタルとか部品供給どうする気だよアホらしい…
    米メーカーと違ってドイツに10機もリース出来る様な拠点も輸送網もねーぞ
    採算面も無視して今から一からEUに環境構築させる気かね?
    民間企業舐めるな

      • 匿名
      • 2020年 6月 20日

      匿名 :
      それな
      翼や胴体にクラック入るような欠陥機はどの国もお呼びでない

      そもそも、何処の国でもある開発過程の事例だわな
      ただ、そうして沈まない潜水艦を量産した亡国も有る

      課題を解決出来るかが、土人国や文盲コメンテータとの違いだね

      1
      • 匿名
      • 2020年 6月 20日

      どうして、アメリカ製品が高いかが解るんだね、質が悪い、納期が遅いと言うアメリカ型民間企業のこと言ってるんだね

    • 匿名
    • 2020年 6月 20日

    予算をケチって中古を仕入れる国が、
    新規に未知数のP1に手を出すはずがないというか、売り込んでも日本側が損するだけですよ、
    ドイツ人相手に商売した人を聞いたら見当もつくでしょ
    気前の良さとか寛容さとか皆無の人たちなんだから
    バルト海哨戒にはオーバースペックな機体でもあるし

    1
      • 匿名
      • 2020年 6月 20日

      ひとの話しも、半分しか聞かなてもいいと言う感じ

      戦後も終わり、世界情勢は日々変化してるなか、他人事の評は当てにならんな

      1
      • 匿名
      • 2020年 6月 21日

      >バルト海哨戒にはオーバースペックな機体でもあるし

      まああ、以前は日本下げで反日活動かの自称ジャナリストらの活躍が多かったね、
      そりゃ~~、一時は日本の足引っ張るので注目されただろうが・・
        いまでは、オーバースペックと表現がちがうとはね

      いまや日本は、戦闘機のエンジンも出来ると証明され、潜水艦など世界が注目する事態に、、
      でも、反日メディアは、レベルの低さが世界に知れ、
      米国や欧米大手の企業すら程度の低いジャナリストにカネを出さない

      時代も読めないメディアと自称ジャナリストには、距離をおかれ、、

    • 匿名
    • 2020年 6月 20日

    ドイツの国益で言えば、欧州での開発がベストなのだろう、

    ただ、国益と言っても、短期で損をしてる場合も多い。
    100年の計で言えば、手ごろに外国製品を揃えて、50年後に自力軍用機が配備できればいいと判断しないと

    2
    • 匿名
    • 2020年 9月 28日

    おまるってなんぞ

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