アゼルバイジャン軍がグレネードランチャーや無人航空機を使用してアルツァフ共和国側に死傷者が発生、この事態に対応するためハルチュニャン大統領は「限定的な軍事動員に関する大統領令」に署名した。
参考:Azerbaijani using UAVs in Karabakh
参考:Karabakh soldier dies in Azerbaijani aggression
参考:Artsakh president declares partial military mobilization
アルツァフ共和国やアルメニアは「力に力で対抗する」と主張しており、一気にコーカサス方面がきな臭くなってきた
2020年のナゴルノ・カラバフ地域(自称:アルツァフ共和国)を巡る戦いでアゼルバイジャンはアルメニアに奪われた土地の大部分を回復、ロシアは平和維持部隊を派遣して両国が署名した停戦協定の維持に努めていたものの今年3月に小規模な衝突が発生、さらに7月末にも戦闘が発生して緊迫した状況が続いていたが、遂にアルツァフ国防軍側に死者が発生してしまった。

出典:President.az / CC BY 4.0
アルツァフ国防軍の報道官は3日「アゼルバイジャン軍がグレネードランチャーや無人航空機を使用してアルツァフ共和国側の陣地を攻撃、兵士1人が死亡して8人が負傷した」と発表、この事態に対応するためアルツァフ共和国のハルチュニャン大統領は「限定的な軍事動員に関する大統領令」に署名したらしい。
なぜアゼルバイジャン軍がアルツァフ共和国側の陣地を攻撃したのかは不明だが、アルツァフ共和国やアルメニアは「力に力で対抗する」と主張しており、一気にコーカサス方面がきな臭くなってきた。
追記:アルツァフ共和国は「アゼルバイジャン軍の攻撃で兵士が2人死亡、14人が負傷した」と発表、アゼルバイジャン国防省も「アルメニアの武装集団(アルツァフ国防軍のこと)が攻撃を仕掛けてきてアゼルバイジャン軍兵士1人が死亡した」と発表した。
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※アイキャッチ画像の出典:Արայիկ Հարությունյան
ロシアの軍事プレゼンスの低下
ウクライナへ侵攻してなんとしてでも影響圏を維持したいんだろうが、寧ろ加速度的に弱体化して行くんだろうなぁ
是非ともモスクワ公国より遥かに小さくなって下さいな
今日から中国は台湾封鎖レベルの軍事演習を行うし、今まで必死に保ってきたバランスがこうも簡単に崩れるんだなぁ。
平和維持部隊の面子を潰されても何もできないロシア軍。
この体たらくぶりを見たらベラルーシは意地でもウクライナ戦争には参戦しようとはしないでしょうね。
仮にベラルーシがウクライナを攻めたとして、NATOがベラルーシのみに限定して攻撃したら、
ロシアがベラルーシを庇ってNATOと対峙してくれるとは思えませんからね。
きな臭いねぇ…
マジでこの一年色々起こりすぎてお腹いっぱいだよぉ…
まだ夏だから、まだ何かありそうだよなぁ
色々備蓄しとこうかな
プレッパーでも始めるか
緑色のゼレンスキールックが流行りなのかな?