ゼレンスキー大統領は欧州議会での演説後「欧米によるウクライナへの戦闘機提供に関して肯定的な決定がなされたが、これをロシアが知るべきではない」と明かし、英国による長距離攻撃兵器の供給についても「合意が成立している」と付け加えた。
参考:Зеленский: Есть положительные решения по истребителям
ロシアが政治的にも軍事的にも対応できないようまだ詳細は明かせない
ウクライナのイエルマク大統領府長官は「戦闘機と長距離攻撃兵器の供給問題は解決された」とTelegram上で明かしていたが、ゼレンスキー大統領は欧州議会での演説後「欧米によるウクライナへの戦闘機提供に関して肯定的な決定がなされたが、これをロシアが知るべきではない」と明かし、英国による長距離攻撃兵器の供給についても「合意が成立している」と付け加えた。
要するに「戦闘機と長距離攻撃兵器の供給について欧米は何らかの決定を下した可能性が高い」と示唆しており、ロシアが政治的にも軍事的にも対応できないよう「まだ詳細は明かせない」という意味だ。
何が決定されたのか見当もつかないが、もしかすると戦闘機と長距離攻撃兵器の提供はリンクしている可能性(航空機搭載の巡航ミサイル?)もある。

出典:U.S. Air Force photo by Senior Airman Luke Milano
追記:英国のウォレス国防相は9日「自国の安全保障を犠牲にしてまで戦闘機を提供する気はない」と明かし、NATO標準戦闘機を操縦するためのウクライナ人パイロットに対する訓練が完了するのは「恐らく戦後になる=英国政府は戦闘機パイロットの訓練には最短でも35ヶ月かかると主張していたことを反映した発言」と付け加えた。
追記:Bloombergは「ウクライナに戦闘機を提供すると約束したEU加盟国は1つもない」と報じている。
関連記事:英国がNATO標準戦闘機を操縦するための訓練をウクライナに提供、但し戦闘機提供は未定
※アイキャッチ画像の出典:PRESIDENT OF UKRAINE
トーネード+ディスペンサー希望。
思うんだけど、ロシアが核を使用したらウクライナにも核兵器を提供するってアメリカが言うのはどう?
アメリカが核で報復するよりは大分現実的だし
抑止力としてはかなりでかいと思うけど
WW3勃発不可避
ウクライナが丸ごと占領されても有り得ん選択肢では。。。?
そんな発言なんか出来ないでしょ。ウクライナの為だけにそこまでのリスク負えるかの話になるし。今だってウクライナで核を使うならウクライナ領内のロシア軍兵力を通常戦力で殲滅するとか脅しはかけているから。
仮にシェアリングのB61提供しても決定権はアメリカにあるし運搬手段どうするのって話でもある。
こういう人はなんでそんなウクライナのために我が身を危険に晒せるのか心底気になる
正直言って、民主主義陣営とは言え、毎回毎回丁寧に支援内容を公表する意味があるのか疑問に思います。
機密事項に当たる情報が(将来公表されるにしても)その時点では秘匿にされる例も多いのに、
ロシアに手の内を晒してまで公開し続けるのはデメリットがメリットを上回っていると思います。
どの国でも今のところ「支援情報の詳細を公開しろ」と言う声は上がっていませんし、
強いて言えば「イギリスが戦闘機の供与を決定したぞ(だから他国も追随してほしい)」と主張したいのかもしれませんが
現状、順調には進んでいませんし、それにこういう情報は別に公にしなくても、交渉の過程で「他国も支援を決定した」と伝えればいいだけのような気がします。
はっきり言って西側諸国の政治的手続きはウクライナ人の命より重要です。
いちいち公開して市民に説明するのは民主主義国家の義務です。
ロシアの攻撃の対象になる恐れがあるのであれば、制限なく公開する必要もないと思いますけどね。
実際に民主主義国家でも機密のため公開していない情報は多々あるのに、自国の安全を危険に晒してまで公開する必要性はないと思いますね。
無論、戦後は公開する必要はありますが、戦時下で何もかもオープンにするのは、意味がない。
手続きが命より大事って本気で言ってる?正気か?
市民感情ではなく西側国家のシステムのことでは。
良いか悪いかは別として、欧米で長く続いた平和が国家や国民の思想を徐々に変化させ結果としてこのような異常事態への対応に支障を来している面もあるかと。命は最も大事ですが今の社会構造は人命を最優先に超法規的な行動が出来る状態ではないと思います。
当たり前だろ。
手続きを踏まないことが何を意味するのかわかってんのか?
独裁国家じゃない限り、そうした諸々の要素は絶対に飛ばせないんだよ。
有事に融通が利かないとか言われるのは、民主主義の本望だろ。
民主主義国家の政治的決断が、すべて手続き通りにオープンにされていると信じているなら
おめでたいとしか言いようがないですね。
この日本ですら、国民に詳細を知らせないまま決定された政策はごまんとあると言うのに。
長期的な計画は良いのですが、目先の飛行機も大事と思います。
旧東側戦闘機を集めるのは進行しているのでしょうか。
部品に分解されて、ウクライナ国内で再組立としても良いのですが。
あまり記事にされていないので、その後が知りたいものです。
本当に秘匿しなければならない機密事項は、民主主義国家であっても、ちゃんと秘匿してる。
この支援は、自国民へのアピールが目的であって、現場(ウクライナ)がどうなるかは、ぶっちゃけ、どうでもいいと判断しているからこそ、公開してる。
>ウクライナに戦闘機を提供すると約束したEU加盟国は1つもない
戦闘機(完成品)は提供しないがポーランドの様に部品として送り、現地で組み立てるノックダウン生産方式であれば供与の抜け道になりえるでしょう。
これを表向きにするとロシアが撃墜されるリスクがあってもポーランド側から補給路を空爆しようとするでしょうからウクライナが詳細は伏せると言う理由にはなります。先に東欧諸国の保有するMig-29等をウクライナに送るかと思いますがウクライナに西側製戦闘機が登場したら、そういうことなのでしょう。
イスラエルは第一次中東戦争でフランスのスクラップ置き場にあったとされる廃棄予定のM4シャーマン戦車を持ち出して修理の上で戦場に投入しました。
「あそこの国が言った」と噂をばら巻いて協力させる手法なのでは?
まぁちょっと前までの複数犯のいる警察の取り調べと同じようなものだろ。