ルーマニア国防省は韓国と防衛協力に関する基本合意書に署名したと発表、現地メディアの報道によると基本合意書にはK2、K9、Redback、火薬工場の取引に関する何らかの取り決めが含まれており、今後両国は交渉を開始する可能性が高い。
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ポーランドが韓国と締結した大規模な現地製造契約をルーマニアが意識しているのは誰の目にも明らか
海外市場で飛躍を遂げた韓国製装備品にはポーランド以外の欧州諸国も関心を寄せており、今年9月に開催された「DX KOREA2022」にはスロバキアのナド国防相が自ら視察団を率いてFA-50などを熱心に視察、ルーマニアのディンク国防相も会場を訪れ韓国政府の高官と会談するなど積極的な動きを見せているが、ルーマニア国防省は韓国と防衛協力に関する基本合意書に署名したと発表して注目を集めている。
ルーマニア側は発展が著しく技術移転に積極的な韓国防衛産業との協力に関心を示しており、韓国政府の高官と会談したディンク国防相は特に「NATO装備規格(防弾・耐地雷能力や車輌向けアーキテクチャに関する規格を定めたSTANAG)に基づいて韓国製装備品が開発されている点」を高く評価、ルーマニア軍が将来実施する装備調達プログラムに韓国企業も参加して欲しいと要請して両国は「二ヶ国間の軍事協力に関する枠組みを定めた協定」に署名していた。
この協定には共同演習、サイバー防衛、軍事教育などの分野で協力関係を強化することが謳われているが、軍事技術の移転を含む開発協力やルーマニア国内での装備製造に関する可能性の評価も含まれており、現地メディアのDefense Romaniaも「両国間で交わした内容は不明なものの韓国が欧州で受注を獲得した装備を考えれば戦車や自走砲に関心があるのではないか?」と指摘してしたが、現地メディアの報道によると今回署名した基本合意書には4つの調達リストが含まれているらしい。
ルーマニアが韓国から調達を検討しているのはTR-85を更新するための主力戦車K2、牽引式の旧式榴弾砲を更新するためK9、MLI-84を更新するための歩兵戦闘車Redback、国内での弾薬製造に欠かせない火薬工場の4つで、まだ交渉のテーブルに着いた段階なので契約が成立するかは未知数だ。
ただルーマニア国防省は「この分野における決定的な要素は技術移転と供給保証の重要性だ」と述べており、ポーランドが韓国と締結した大規模な現地製造契約を意識しているのは誰の目にも明らかで、何らかの契約締結に至っても不思議ではない。
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※アイキャッチ画像の出典:Hanwha Defense
韓国は技術移転に積極的ですからね
自国の産業の事を考えるなら韓国との提携が国内での理解を得やすい気もします。
10年後には、各国が好き勝手に生産して、輸出してそう。
世界がどんどんキナ臭くなっていく。
それは韓国が約束通り技術を供与した場合ですよね?wwww
韓国中国のやり口は、相手が望む100%の理想の条件を提示して契約してから反故にするパターンです。
インドネシア新幹線で中国がやったのが良い例です。
多分技術供与の契約をしても実際には、肝心な部分は韓国製のこの部品やコンポーネントを買ってくださいみたいな濁し方をしてきて自国開発が出来るような本当の意味の技術供与は無く、揉めだすと思います。
もし満額で技術供与してくるとしたら本当に兵器の性能がカスみたいに低いんでしょう
中国と韓国を同列にするのもどうなんだろう?
根拠も無く貶めるのって自分が虚しくならないのかな?
あと「wwww」は管理人さんが数少ない禁止事項にしていますよ。
既に多数の国で実績があるのにその妄想は意味がないのと思いますよ。
兵器を導入した国からちゃんと技術提供されたのか・問題なく使えるのかなど確かめる事が出来るのに騙すことなんて無理だと思いますよ。
それとも韓国が技術提供などを反故にしたとう証拠でも有るんでしょうか?
供与された技術も、基礎は欧米に握られていそうだが、それも無視して量産されそう。
アジアの誇り大韓民国
ヨーロッパ中で求められる韓国製兵器は凄すぎる
どこにも売れない日本製兵器とは格が違いすぎるな
また消されちゃうよ
実際俺はアジアの非核保有国が欧州向けに重装備輸出成功するなんて思ってなかったや
ウクライナ戦争の運もあるだろうけど積み上げてきた実績を考えればまぎれもなく実力
行き当たりばったりの感がある日本とはやはり何か違うように感じる
欧州への足掛かりがドンドン強固になって行く
欧州つってもドイツ不信やドイツ産高過ぎて買えない国も多い、そう言った国には刺さりまくるだろうね
韓国にとっても技術はドンドン陳腐化するのでそれなら気前よく売って更なる技術革新への資金にしようとする方向性は成功だったね
それどころか、東欧地域ではもうデファクト・スタンダード化は確実
東欧の盟主ポーランドを抑えた時点でもう約束されたも同然
アメリカが手一杯で欧州が軍縮から戻っていない現在、西側のリーズナブルで手空きの兵器工場は韓国しかないので頑張ってもらいたい
本当ならトルコなんだろうけど、対露の観点から難しいので頼れない
そうでしょうか?
トルコは無人機の分野でかなり存在感を出してると思いますよ
ウクライナに提供もしてますし、そのおかげで導入国は増えてますから。
そんなに韓国で兵器を作れるのか?
現地製造なら何とかなるかもしれんが、海外へのパテント料払ったらあんまり儲からないんじゃないの?
造船では溶接工が足りず、納期遅延のペナルティーになりそうだしな。
リンク
寄せ集めだから各国に発注してポーランドで組み立てることになるのでは?
買ってきてるものがどれだけの量かはしらんけど、高額パテントのは今の車両は回避してるんじゃないのかな
昔の車両はパテントが高すぎて売れないという話だったのが一転したわけだし
陸上兵器の更新で韓国兵器が候補に上がる事が常態化しつつあるのには驚きが隠せない。
かっては安かろう悪かろうの代名詞で英語の辞書にまで掲載されていたMADE IN JAPANが『良いものはみんな日本製だよ、ドク』と先人の努力の結果で映画のセリフにまでなったのを思い出す。
兵器も工業製品なんで、大量に作れば顧客からの品質・性能に対する厳しい批判に晒されて、それをクリアすれば格段に使い勝手が上がるのは歴史が証明してくれる。
ポーランドの大量発注をこなせるかどうかが韓国の軍事産業の正念場となるだろう。
現物を使用している各国の軍隊が追加注文をしているのは戦のプロが認めた証拠であって、なんでもそうなんですが触ったこともない素人の意見をプロが参考にすることなんてないのよね。
いつも思うが、ポーランドもルーマニアも自力でAFVを開発出来なかったのかな?
T-72の車体に新型砲塔ポン付けとか、ロシアも計画していたが。
ポーランドには普通にBorsukがあって比較しているでしょうに。ルーマニアは自国に合せた物を作る事はあっ絵もほぼオリジナルな兵器なんて無いように思うし、そこに予算割くなら外国製のをそのままか自国仕様にしてライセンスさせて貰えるなら十分なんでしょ。
ルーマニアは目の上のタンコブである沿ドニエストルが敵国なのだが革命後の慢性的な財政不足による軍隊の縮小と兵器の陳腐化に悩まされてきた。2000年代に入ってからアメリカやNATO各国の支援により軍隊の再建と兵器の更新を進めてアメリカからはHIMARSを購入・配備していることから遠距離から相手に打撃を与えることができ戦術も自由に取れる自走砲の導入が喫緊の課題だろう。
ルーマニア陸軍の榴弾砲は牽引式152mm榴弾砲D-20の派生型であるM81・85であり、歩兵戦闘車であるMLI-84のシャーシに152mm榴弾砲2S1グヴォズジーカの砲塔を載せたモデル89と呼ばれる自走砲も運用していたが現在は退役してしている。K9自走砲はフィンランドが導入コスト削減の為に韓国軍の中古(オーバーホールして引き渡す廠整備方式)を導入した様に韓国の柔軟な供給プランが用意されており軍事費が潤沢とは言えないルーマニアに取って韓国製の兵器はNATO規格に対応しコストパフォーマンスに優れる点が評価されているのだろう。