第6世代戦闘機開発を共同で進めている仏独に「米国製戦闘機導入に色気を見せている」と受け取られるのが好ましくないスペイン国防省は「F-35導入に関心はない」と発言して注目を集めている。
参考:Spain’s Defence Ministry denies interest in F-35
AV-8BハリアーIIの後継機に該当する欧州製戦闘機はないためスペイン国防省の発言がF-35B導入まで否定しているのかは謎
欧州の国で公式にF-35導入に関心を示している国は次期戦闘機プログラム(F-35A、F/A-18E/F、ラファール、タイフーン、グリペンEが提案されている)を進めているフィンランドと、トルコとの軍事的対立に直面しているギリシャの2ヶ国だけだが、英国のジェーンズは今月3日に匿名の政府関係者の話を引用して「スペインでもF-35のプロモーションが活発に行われている」と報じたもののスペイン国防省は「F-35導入に関心はない」と語り注目を集めている。

出典:Public Domain スペイン空軍のレガシーホーネット
スペインは海軍のAV-8BハリアーIIと空軍のレガシーホーネットを後継機するための戦闘機を必要としており、エアバスはスペイン企業も製造に関与しているCaptor-E MK.1を搭載したタイフーン・トランシェ4を採用するよう働きかけているのだが、ロッキード・マーティンもF-35Aを売り込んでいるためエアバスとの熾烈なプロモーションが水面下で繰り広げられているとジェーンズは報じていたが、スペイン国防省は「我々は新しい戦闘機開発プロジェクトに参加しているため、別の新しい戦闘機調達プロジェクトに投資する余裕はない」と語ったと今月9日にロイターが報じた。
つまりスペインは仏独と共同で進めているFCASプログラムへの投資を優先するため「新しくF-35調達プロジェクトに資金を回す余裕はない」という意味で、ロイターは「FCASプログラムで仏独と対等な地位を確保しようとしているスペインにとってF-35導入は米国製戦闘機に浮気しているような印象を与えるため好ましくないと考えているのだろう」と指摘しているのが興味深い。

出典:U.S. Marine Corps photo by Lance Cpl. Tyler Harmon いずもに着艦する米海兵隊のF-35B
恐らくスペインの政治的な目標(FCASプログラムで仏独と対等な地位を確保する)を達成するにはレガシーホーネットの後継機にタイフーン・トランシェ4が導入することが最も理に叶っており、これが事実ならF-35Aの付け入る隙間はないだろう。
ただAV-8BハリアーIIの後継機に該当する欧州製戦闘機はないためスペイン国防省の発言がF-35B導入まで否定しているのかは謎だ。
関連記事:ロッキード・マーティン、スイスで勝利したF-35Aをスペインとチェコにも売り込む
※アイキャッチ画像の出典:AIRBUS
ファン・カルロス1世に搭載出来る戦闘機だとF-35Bくらいしかなさそうだが、どうなるか。
スキージャンプ方式だから滑走距離によってはスパホやラファールも難しそう
でも、よく考えるとNATO加盟国では米国以外にも英国とイタリア(ごく少数の導入だが)がF-35Bを保有しているので、既に英海軍の空母クイーン・エリザベスがやっているクロスデッキ方式をファン・カルロス一世にも適用すれば、スペイン海軍がF-35Bを導入しなくても問題無いと思いますよ
米海兵隊は、どんだけF-35Bを派遣しなきゃいけないんだ。
某国「もうちょっと空母燃やそうか?」
まぁ日本はアメリカのポチやし、安保で金玉握られてる以上
飼い主に噛み付くなんて事はまかり間違っても出来ないわな
これからもアメリカ様の言い値でF35を買い続けるしかない
この手のあおりを何故削除しないのか
個人ブログなのだからそんな義務はないでしょう。
日本はアメリカの犬論再び。
ツイッターでちょいちょい見る奴。
地道な努力。しっかりと三戦に取り組む姿勢を見習いたい。
三戦とは?
世論戦、心理戦、法律戦のことですね。
このようなブログにコメントするのは世論戦と心理戦に該当するでしょうか。
いわゆる「戦わずして勝つ」の典型例ですな。
詳細はご自分で調べてみてください。
その割にはスペインは
欧州製の艦載防空システムではなく
欧州で唯一のフルイージス採用国なんだよなぁ。
赤い旗の穴さんや、正体もうちょっと隠そうなw
第6世代への投資で金が無いってのがホントならタイフーンも買えないような
FCASは毎度のごとく遅延する未来しか見えんがレガシーホーネット使い続ける気?
まあ記事に書かれている通り政治的な理由でF-35を断る口実なんだろうけど
それにしても欧州は緊迫感なくていいですねえ(棒
俺もスペインに住んでたら高いステルス戦闘機なんていらないって言うと思うわ
スペイン、カナダ、スイスと戦闘機でごたついているなあ。
ボーイングは、まずレガシーホーネットの延命サービスをして、顧客を逃がさないようにすべきだ。
F-15の延命サービスも…。
スペインの場合、空母廃止したがってる可能性もあるんじゃないか?
正直スペイン海軍の能力は微妙だし、空母を金食い虫と見てる勢力が一定は居るんじゃないかと。
ファンカルロス級へのF-35B運用能力付与は豪海軍が検討した結果
改修費が非常に高額になると断念した前例があるのでスムーズに行くか不透明ですね。
成る程
サイズはいずもやカヴールより一回り小さいし、色々問題あるんかねぇ
確か、スキージャンプの強度が不足しているという事だったかと。
機体の重量がハリアーとF35Bでは違いすぎだからかな?
我が国もF35を縮小し、F3の開発を加速するのも良い。
理想と現実は違うんですよ。
どちらか一方でも疎かにすれば、その隙をつかれるだけです。
二兎を追う者は一兎をも得ず、って
F-15SJをF-35で更新してF-2後継をF-3で更新する方法は別に二兎を追う者でもなく、むしろ普通のやり方だと思うけど
それを言うならF-2後継の戦闘機の開発を加速させてF-15SJも更新しようって方針の方が二兎を追う者なのでは?
今の順調なスケジュールですらF-15SJには間に合わんだろうに加速させて遅延なくやって更新しようはリスクがやばすぎる
F-35AをBに発注変えして、F-3を増やしたいところ。
おおすみ型代艦用にF-35Bが追加で欲しい。
飛行隊の数がなあ。
>F-3を増やしたいところ
定数弄る以外根本的に数増やすのに繋がらんのがなぁ
あるいはJ-20みたく複座型作って後期訓練課程の部隊にでも回すかね(J-20と同じというか現行のF-15DJやF-2Bと同じといった方がいいか)
F-35の内訳については今後どうなるか断定できんのでそこは否定はせんけどもクロスデッキ運用するなら数少ないのをそこまで深刻に考えなくてもいいかもねぇ(F-35B高いし)
F-35Bは搭載量と航続距離の問題アリ
F‐3はいまだ存在しない機体なので勘定に入れるのは早計
製造から30年以上たった機体を改修ってどうなんだろうね
普通なら退役でしょ
まあこのあいだまでF‐4飛ばしてた国ですから トホホ
F-15MJの初号機が1985年だったか納入って事や周辺国の戦力バランスを踏まえると更新した方がいいってのはその通りなんだけども
仮想敵のミサイルの長射程化等で第5世代戦闘機でも航続距離やらの問題が出て来たり、第6世代戦闘機作るぞ~って世界中が息巻いてる状況とか踏まえたら安易に第5世代戦闘機で全部更新するのが正解かと言われると微妙なラインなんだよねぇ
ぶっちゃけタイミングがすげー悪かったとしかいいようのない感想
F-4と違って世界中でまだまだ第4世代戦闘機が最新鋭で飛びまくってるからと現実逃避したくなる(したらいかんけどさw)
老朽化で維持コストかかるのに、更に多額の改修費かけてどーすんのってはなし
EX新規に調達してもいいと思うくらいの額
それなのに改修機はEXより能力は劣り30年オチのオンボロ
寿命一杯まで使い倒したいとなるとそれしかないから>古い機体を改修する
あくまでも今持ってるF-15MJを寿命限界まで活躍させたいのであって、新しくF-15が欲しいわけでもないのでEX購入は選択肢から外れる(性能的にもこれからうちで30年活躍させるのは無理で、維持費も別に安くはない)
いっそF-3出来たら生産ペースを増やしてF-2更新と併せてF-15MJも早期退役させられるのが戦力面で考えるなら一番幸せかもしれんけど・・・(予算まず下りんでしょう
戦闘機って古くなると維持費高くなるんだよ(自動車とかもそうだけど)
それゆえのデジタルセンチュリーなわけで
F‐3はF‐2の置き換えって事だから100機程度で終了だろう
そもそも制空用じゃないし
RFIを見る限りではF-35よりも制空用途に向いてる機体だと思うけどね
それで制空用じゃないと言われても俺としては疑問に思う(制空専用じゃないって話ならその通りだと思うけど)
米軍のNGADは諸外国には売らんみたいだし、実際その時になってF-15MJの更新に向いた機体がなかったら多分そのままF-3で更新すると思う(こればっかりはその時どうなってるかわらかんのであくまで可能性の話で留めるけど
仏独はレッドチーム入りしてるかもしれない・・・・・・
なんていうのが妄想じゃなくなってるかもしれない気がする今日この頃
スペインもそうなるか
イギリスやばいw
日本がオールインしてる米国のF-35を買わないとレッドチーム入り?
その単純な思考からいい加減卒業したら?
立地条件がちがう
各国にはそれぞれの様々な思惑が入り混じって決定下してることすべて無視して白黒(赤青?)つけようとするのやめたらいかが?
その言う所のレッドチームって中露仏独に加えて西班牙、…ってコト?
もうブルーチーム勝てねぇかもしんねぇなぁ…
そのうち米国もレッドに移って、ブルーチームは日本単独になったりしてな。
F-35買わずにタイフーンを買ったらレッドチーム入り認定はさすがにちょっとどうかと思うなぁ
F-35を買わない選択
買えない圧力
あるとおもいます
これBAEシステムズが立てたロードマップよりも早くタイフーンが最強の第4.5世代戦闘機になるかも知れんな…
いや、最終的に第5.5世代世代だったかEF-2000 EUROFighterTyphoonは
第5世代と呼ばれる条件に高度な形状ステルスがあるからどこをどう弄っても5.5世代にはなり得ませんよ
日本が特殊なだけでブルーチームだから必ずアメリカ製武器を買わないといけないってことは無いんだよな
欧州製武器も立派なブルーチームの武器ですからね
第5世代と第6世代の差って曖昧というか
そもそも第6世代の定義自体定まってないような気がするけど・・・
まあ新世代は旧世代機に対して圧倒的キルレシオを出すって事なんだろうけど、第5世代機も生産ロットごとにネットワーク化やアビオニクスの更新は頻繁におこなわれるだろうから決定的な差は生まれないんじゃないだろうか。
差し迫った脅威がない欧州諸国と日本じゃ話が違いすぎる。
こっちはF35の調達、F15の改修、F3の開発、全部必要なんだよな。
まあ、F35Bは導入するだろうね
空母廃棄してハリアー純減かね?
スペインには金がないのはわかるがEF-18A / Bいつまで使い続けるつもりなのかな。調べた限りではレーダー換装やAIM-120搭載出来るみたいだしコクピット内部も刷新されている感じ。ウチの方のPre-MSIPのF-15より全然マシな状態。機体構造もつならFCAS導入までだましだましはいけそうだが。何だかんだで85機位でタイフーンより数は多い感じだし短期的には戦力落ちるがタイフーン割り増しの方が国防にはかなう感じはする。
それにしてもF-35に浮気したらって話しならトーネード後継にF-35もあって、タイフーンとスパホとグロウラー買うのが既定路線っぽいドイツはどうなるのよって。
ボーイングが補修部品を作っていないという問題が。
アフターサービスなめていると、客が居なくなるよ。
スペインの仮想敵国ってリビアとかの北アフリカの国々なんだろうか?
まあそしたら直近でステルス戦闘機欲しいかって言われたら微妙かも。
まあスペインも経済ガタガタだしあれもこれもとはいかんよな。