トルコが多連装ロケットシステムで使用する誘導ロケット弾を大型UCAVに統合、多連装ロケットシステムの航空機バージョンとも言えるコンセプトを実用化させたため注目を集めている。
参考:Roketsan
正直どのような戦場環境に刺さるのか良くわからないが「攻撃アプローチの多重化」という意味では面白い取り組みだ
Roketsanが開発したGPS誘導ロケット弾「TRG-230」は最大70km先の目標を精密攻撃することができ、主にRoketsan製の多連装ロケットシステム「MBRL」を用いて運用される兵器だが、TRG-230の空中発射バージョン「TRG-230IHA」を開発してTB2で有名なBaykar製の大型UCAV「Akinci」に統合してしまったらしい。
飛行中のAkinciから投下されたTRG-230IHAは「100km以上離れた目標に命中した(最大150km先の目標を攻撃できるらしい)」とRoketsanは発表しており、恐らくAkinciは左右の主翼下にTRG-230IHAを2発(4発携行も可能?)携行することが可能で、多連装ロケットシステムの航空機バージョンと言うべき存在だ。
正直どのような戦場環境に刺さるのか良くわからないが「攻撃アプローチの多重化」という意味では面白い取り組みだと思う。
因みにRoketsanは10月にも巡航ミサイルと比較して費用対効果と運用の柔軟性で優れる徘徊型弾薬「ALPAGUT」を発表して注目を集めている。
関連記事:トルコ、費用対効果と運用の柔軟性が優れる徘徊型弾薬「ALPAGUT」を発表
※アイキャッチ画像の出典:Roketsan
ああ、次は30㍉ガトリング砲を積んでCAS(近接航空支援任務)だ・・・
A-10「がんばってくださいぃぃ…」
アメリカがいつまで経ってもA-10ベースの重装甲CASドローンを作らないからトルコが先に類似品作ってバカ売れしてもおかしくないと思いますね。この手の業界ですら実利だけで動いてるわけではないので…。
手札は増えるよ どこまでも
いやぁ〜、にしても投射する物はあまり変わらないけど投射する手段はどんどん増えますなあ、そしてそれに対抗する手段も
命中精度次第では着弾観測機兼対地ロケットとまともな組み合わせ
滞空時間やステルス性次第では現状よりよい兵器になるかもしれない
地上から撃つよりロケット上昇分のエネルギーが浮くから遠くまで飛びますな
ATACMSのような豪華版地上発射型と比べたら安価というのがセールスポイントですかな
それって単にUAVに空対地ミサイル搭載したってだけの話では?
ミサイルと違ってロケット弾だから、コストは低いんじゃないかな?
手持ち技術を組み合わせ短期間に製品価値向上を模索してるてことですかね。