欧州関連

中古F-16を巡る争奪戦、ウクライナはアルゼンチンに譲ってくれと訴える

ウクライナはオランダやデンマークが保有するF-16が提供されるものと期待していたが「デンマーク保有のF-16がアルゼンチンに売却される可能性」が浮上、キーウのシンクタンクはアルゼンチンの新聞に「F-16を譲ってくれ」と訴えている。

参考:De laatste F-16’s van Nederland staan al op de verkooplijst, vorige koper was commercieel bedrijf
参考:Qué solución permitirá a Argentina fortalecer su seguridad, ahorrar dinero y detener el genocidio en Ucrania

オランダとデンマークが手放すF-16を狙っている国(企業)はアルゼンチン以外にもいるかもしれない

ウクライナのレズニコフ国防相は7月「F-16でウクライナ人パイロットを訓練する連合が公式に結成され、11のパートナー国が訓練条件に関する覚書に署名した」と発表、この連合を主導しているのはデンマークとオランダで、カナダ、英国、ポルトガル、ベルギー、ルクセンブルク、ノルウェー、スウェーデン、ポーランド、ルーマニアも連合に参加しており、8月中にデンマークとルーマニアで訓練を開始する予定だと報じられているが、誰がウクライナに機体を提供するのかは何も決まっていない。

出典:Oleksii Reznikov

最も期待値が高いのはF-35Aへの更新が進んでいるオランダで、1992年までに計213機のF-16A/Bをオランダ空軍は取得したものの、冷戦終結を受けて戦闘機戦力は68機(現役機として維持されたF-16A/BはMLU規格にアップグレードされF-16AMに)まで削減、F-35Aの取得が始まるとF-16を運用する飛行隊の縮小が始まり、余剰機も2020年までにチリ×37機、ヨルダン×21機、ベルギー×1機へ売却され、他にも展示機、教育機材機、スペアパーツといった用途と事故で100機が失われている。

7月時点でオランダ空軍が保有しているF-16AMは「現役機として本国に配備されている24機」「運用から外され保管中の18機」「訓練のため米国に配備されている12機」の計54機で、2021年にオランダと米Drakenは米国に配備されているF-16AMの売却(+28機の追加購入に関するオプションを含む)で合意したものの、機体の状態が思わしくなかったため米Drakenとの合意内容は12機→6機(ベルギーで引き渡し前のオーバーホール中)に削減されてしまった。

出典:Aldo Bidini/GFDL 1.2 オランダ空軍のF-16AM

つまり買い手が決まっていないF-16AMが46機で存在するため「オランダがウクライナにF-16を提供する可能性が高い」と噂されているのだが、本当に8月中に訓練が開始されて6ヶ月後に訓練が終わったとしても「オランダが直ぐにF-16提供できる」という意味ではないので注意が必要だ。

本国に配備されている24機をF-35Aで更新するのは2024年末の予定で、保管中の機体も倉庫から引き出せば「直ぐに飛行できる」という状態ではなく、米Drakenが引き取りを拒否した機体も状態が悪いため、どの機体をウクライナに提供するにしても「引き渡し前のオーバーホール」が必要だが、仮に「整備待ちの列の最後尾」に並ぶ必要があっても「最も早くF-16を手に入れるためのオプション」であることに間違いない。

出典:Public Domain

もう一つの可能性はデンマークで「F-16AMの退役を2027年から2025年に変更する」と発表、これを受けて「ウクライナにF-16AMを提供するため退役を前倒したとのではないか」と噂されていたが、アルゼンチンのLa Nación紙は先月末「バイデン政権が議会にアルゼンチンへのF-16売却を通知した」と報じており、実際の通知内容は「デンマークが保有する38機のF-16AMを3億3,870万ドルでアルゼンチンに売却する」というもので、議会が反対しなければデンマークのF-16AMは全てアルゼンチンに売却されることになる。

この報道を受けてキーウに拠点を置くシンクタンク「民主イニシアチブ財団」はLa Nación紙に記事を寄稿、この中で「ウクライナとアルゼンチンはデンマークが保有するF-16の入手で競合しているが、3つの理由でデンマークのF-16をウクライナに譲ってほしい」と訴えていて中々興味深い内容だ。

出典:Mike Freer/GFDL 1.2 ウクライナ空軍のTu-22

“1つ目の理由はウクライナには選択肢も時間もないが『アルゼンチンにはそれがある』という点だ。ウクライナは世界第3位の核戦力(核弾頭1,900発+これを運搬するTu-160、Tu-95、Tu-22、Kh-555)を保有していたが、これを米英露の説得に応じて破棄してしまいロシア軍の侵攻を招いてしまった。もし説得や圧力に屈せず『独自の決断』を下していれば侵攻リスクはもっと低かっただろう。現在のウクライナには残念ながら選択肢も時間もなく、デンマークが保有するF-16は我々にとって非常に重要なものだ。もし過去に戻れるなら独自の選択肢を選ぶだろう”

“2つ目の理由は戦場での優位性においても費用対効果の面でも『中古のF-16はアルゼンチンにとってベストの選択肢ではない』という点で、我々は旧式のMiG-29を使用しているが、この機体が提供できる能力は相対的に低下し続けており、これを元の水準に戻すのは不可能だ。中古のF-16も旧ソ連機と同じぐらい古く、米国やNATOはF-16をF-35Aで更新しようとしている。つまりF-16のエコシステムは今後縮小していくため運用・維持で支障をきたすことになるはずだ。しかしウクライナは無償でF-16を受け取ることができ戦場で消耗されるため問題がなく、アルゼンチンは航空戦力を調達する上で費用対効果を考えなければならない”

出典:Public Domain ウクライナ空軍のMiG-29

“3つ目の理由は『アルゼンチン社会に訴える我々の感情的な主張』で、ラテンアメリカの主要国でG20のメンバーであるアルゼンチンは、幾つかの大国が安全保障と国際法を無視する状況において本当に重要なパートナーだ。そのため英国も政策を見直し始めており『アルゼンチンへのF-16売却』を容認するかもしれない。しかしウクライナは占領地を解放して、国民を戦争犯罪から救い、ロシアに連れ去られる子どもを助けるためデンマークのF-16を必要としている”

“アルゼンチンには時間と選択肢があり、デンマークのF-16以外の選択肢=新造機(過去の導入候補から言えばJF-17かテジャスMK.1Aということになる)を選んでくれれば、費用対効果が優れるため資金を節約でき、ウクライナ支援に置いても大きく貢献できるはずだ”

出典:Public domain パキスタン空軍のJF-17

ウクライナの必死さは十分伝わってくるものの、特に主張の2つ目は「アルゼンチンの置かれた状況に即していない都合の良い話=F-16のエコシステムは最低でも2060年まで維持される見込みで、F-16AMの能力が旧ソ連機と同じレベルなら、これで戦況が変わるというウクライナ軍の主張ともマッチしない」ため、個人的には「3つ目の理由だけで十分ではないか」と思ってしまう。

兎に角、ウクライナが入手可能なF-16は今のところオランダとデンマークのものしかないが、他国にとっても自国の安全保障を強化する絶好のチャンスで、誰かが戦闘機を手放すという情報が流れると「潜在的な買い手」が直ぐに登場するため、海外市場における中古戦闘機の需要は非常に旺盛だ。

出典:Radafaz / CC BY-SA 3.0

ポルトガルが手放した17機のF-16AMとノルウェーが手放した32機のF-16AMはルーマニアが、オーストラリアが手放したレガシーホーネットの内25機をカナダが、カタールが手放した12機のミラージュ2000-5はインドネシアが購入、アラブ首長国連邦のミラージュ2000-9もインドネシアが交渉中で、台湾のミラージュ2000-5はインドが狙っていると噂されており、クウェートが手放す予定のレガシーホーネットにはマレーシアとチュニジアが手を上げている。

さらに各国が手放す戦闘機はDrakenのような民間軍事会社(演習等で顧客国に訓練サービスを提供する企業)も狙っており、スペアパーツを剥ぎ取るという需要も存在するため、オランダとデンマークが手放すF-16を狙っている国(企業)はアルゼンチン以外にもいるかもしれない。

関連記事:アルゼンチンはF-16をデンマークから取得か、 バイデン政権が売却を通知
関連記事:アルゼンチンの次期戦闘機調達が急展開、大統領が計画の中止・凍結を示唆
関連記事:ほくそ笑む中国、競合が脱落していくアルゼンチン空軍の次期戦闘機導入
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関連記事:台湾空軍、ミラージュ2000-5の寿命延長が可能かどうか評価を実施

 

※アイキャッチ画像の出典:Steve Lynes/CC BY 2.0

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コメント

    •    
    • 2023年 8月 06日

    “代替の兵器を入手しないと提供できない”

    この論は前倒しで榴弾砲や防空装備をバンバン提供してるので大した論拠にならないな

    6
    •     aad
    • 2023年 8月 06日

    今度の国防権限法で、ATACMSを8千万ドル分供給が織り込まれる様子なので、これドカドカ撃ち込まれたらF16前にロシアの兵站破綻してまうかも知れんね

    10
      • nachteule
      • 2023年 8月 06日

       ATACMSで航空阻止は難しいと思うし出来るのが地上攻撃だけだからな、それに供与は検討中であってこの先どう転ぶかも分からない。射程制限無しの最新版なら300kmなんて遙かに超える射程有ると思うんだがどうするんだろう。

      4
      • キングタイガー
      • 2023年 8月 06日

      こういう記事とほとんど関係ない、希望的観測の現実逃避コメント見てると反感しか覚えないけどなんなのだろうか?
      F-16要らんよな?って言ってるのかな

      18
        • 2023年 8月 06日

        なんで反感をおぼえるのか分からない。
        児童連れ去りや非戦闘員の拷問虐殺をしまくっているロシアを応援している人たちのロシア応援と違い、どう思うか個人の勝手だと思うけど、何がそんなに悪いのか ?

        11
          • ポンポコ
          • 2023年 8月 06日

          でも、やや一方的なメディア宣伝かもしれませんよ。日本のメディアには決してでない違う視点を少しだけ書きます。

          おっしゃるような「児童連れ去り」と言っても、ロシア側にも何百万人かのウクライナ人の避難民かわ流入していて、孤児もかなりいます。

          ウクライナ側が今まで300人?の子供を取り返したと報道しています。しかし、ロシア領内に行って実力で取り返しているのではありません。扶養する親族がウクライナにいる証明があれば、ロシアのボランティア団体を通して第三国などを通して移送しているのです。

          最近では扶養者が面会に来なければ、引き渡さないようになったようですが、ウクライナは人身売買や臓器売買が盛んなのでやむを得ないかもしれません。

          おっしゃるような「非戦闘員の拷問虐殺」ですが、戦争では両者に残虐行為があります。また、相手側に対する戦時宣伝も双方とも非常に多いはずです。戦後の調査が必要なのです。

          ロシア側の視点では、東部では、2014年からウクライナ軍による拷問虐殺が続き、そのため東部の民兵たちは今回の戦争もロシア正規軍とは違い、死に物狂いで戦っています。

          今回の戦場は、そのロシア系住民が多い東部も多いのです。そこでロシア軍側が虐殺をすれば、家族や同胞なので民兵たちが黙っていません。 

          そして、ロシア軍の視点からは、ウクライナ軍の残虐行為多発となりますが、その東部のウクライナ軍でもバフムトの93旅団とマリウポリの海兵旅団は残虐行為をあまりきかない立派な部隊もあります。

          戦争においては、残虐行為は両方にあるはずです。そして宣伝もされます。しかし、日本では完全に一方的な宣伝になっていると思います。

          36
          • バーナーキング
          • 2023年 8月 07日

          書いてる通り「記事とほとんど関係ない」点では?
          ここは公共の場ではなく個人ブログのコメ欄なので、記事の内容やブログそのものに関係のないコメントは(少なくとも「授業中の無駄話」程度には)「よくない」事だと思いますよ。許されないかどうかは先生ならぬ管理人さんの判断でしょうけど。
          どんなにアクロバティックな思考経路だろうと「この記事からこう思ってコメントした(んだろう)」というならまだ分かりますが、「記事と関係のない話をして何が悪い」ってのはおかしいと思いますよ。そこに主張の良し悪し、好悪善悪は一切関係ありません。
          大袈裟な物言いをすれば「目的が手段を正当化する」は法治国家の民として絶対にしてはならない思考の一つですよ。

          2
            • 2023年 8月 07日

            元のatacmsの話自体が無関係ではないと思う。
            書いた本人は無関係と意図して発言していないと思う。
            F16がこないとしても、一部の効果はatacmsで少しでも補填できると言いたいのだと受けとめれば。
            気休めとも取れますが。
            そう考えると、反感を覚えるなんて攻撃的なことを言われるほどの事なんだろうかと。

            1
      • AAA
      • 2023年 8月 06日

      トチュカやストームシャドウやHIMARS供与してもロシアの兵站破壊されてないのに
      未だ供与されてない装備に過剰な期待してあれさえあればこれさえあればってゲームチェンジャーを待望するの何回目だろな
      レオパルト2で現実見たのにまだF-16で航空優勢を奪回できるみたいな論調も多いし

      15
        • a
        • 2023年 8月 06日

        ゲームチェンジャーか知らないけれどストームシャドウやHIMARSは、えらい活躍してると思うな。

        7
    • 2023年 8月 06日

    中古戦闘機の需要についてなかなか興味深いですね。勉強になりました。

    22
    • 古銭
    • 2023年 8月 06日

    今回言及されている、米英露の説得(や圧力)に応じない『独自の決断』とやらは、クリミア危機によって急に支持を広げた思想ではなく、マサンドラ合意時から主に同国西部で根強い人気があるものです。仮に北朝鮮が中露とすら政争を超えた本格的な対立を選んだらどうなるのかという見本になったかもしれませんね。

    6
      • 伊怜
      • 2023年 8月 06日

      制裁などで国内はボロボロになり最貧民国の仲間入り、今回の戦争以上に死者が出ていた可能性が高いですね。
      果たしてどちらが幸せなのでしょうか。

      4
        • 戦略眼
        • 2023年 8月 07日

        間違い無く、独自判断がマシ。
        制裁なんて、交渉次第だからね。
        問題は、自力で核兵器を維持できたかどうか。

        1
    • JIDC
    • 2023年 8月 06日

    「ウクライナは無償でF-16を受け取ることができ戦場で消耗されるため問題がなく」
    高価な国家資産F-16でも、ウクライナなら消耗品扱い前提って、駅前のティッシュ配りかよ、
    デンマークも自国民のためには売れた方がいいし、空軍もできればちゃんと乗りこなしてほしいよな
    この態度で訓練費用もオーバーホールや修理費用も、飛行の度のメンテナンスや消耗部品もNATO持ち?
    ありえねぇ、段々とたかりっぽくなってきたな

    68
      • ななし
      • 2023年 8月 06日

      残念ながらWW2のころからも航空機は消耗品でした
      開発側もそれを理解してて零戦とかの設計寿命は数年間でしたし
      今みたいに何十年も使うのが当たり前になったのは概ね平和な時代が長く続いたおかげなんでしょうね
      ちなみにWW2当時パイロットは女性にもてまくりで、男性側にその気があれば結婚できました。
      なぜならすぐ死ぬので嫁は遺族年金を受給できるからです
      戦死したら別の人と付き合って、結果何人ものパイロットと結婚した女性もいたそうで

      14
    • L
    • 2023年 8月 06日

    民主イニシアチブ財団とやらはミンスク合意を捻じ曲げ過ぎだ
    核兵器の廃絶の見返りとしての経済協だったはず。国家規模に見合わない核兵器の運用を続けていたら西側の国との関係も今より悪くなっていただろう
    。その点を無視して仮定の話を持ち出すと信用を失う。必死なのは伝わってきだか

    55
      • ポンポコ
      • 2023年 8月 06日

      おっしゃる通りです。

      ウクライナのような国が核を持っていると危ないという考えが、当時のアメリカやNATO側にもありました。それは今もそうでしょう。

      F16はそうではないから問題はありません。だから、結局、オランダ等が譲渡するかどうかの問題だと思います。(アメリカの許可とアメリカのお金で)

      オランダなどは売りたいわけで、ウクライナはもらいたいのでしょう。

      そして、色々な要因があるだろうから、アルゼンチンの実際の購入がどうなるかわかりません。が、ウクライナ支援のためという理由では、購入をやめるのは考えにくいのではないでしょうか。

      19
      • 朴秀
      • 2023年 8月 06日

      ウクライナが核兵器を持ち続けてたら今頃は世界中がウクライナ産の核兵器だらけだぞ
      空母(中国)とか弾道ミサイル(北朝鮮)とか巡航ミサイル(イラン)とか売りまくっただろ
      信用ねえんだよ

      必死なのは分かるが買い手がついているものをタダで寄越せってのは飲めるはずがないわな

      60
      • 名前
      • 2023年 8月 06日

      ソ連の核兵器がウクライナにあったというだけで、実際にはウクライナが運用できる可能性はなかったからなぁ
      ウクライナには核使用の為のコードはなかったし。
      仮に、維持や拡散しようとすれば、湾岸戦争のように多国籍軍(プラスロシア軍)に踏み潰されても全然おかしくなかった

      27
        • nachteule
        • 2023年 8月 06日

         今のベラルーシみたいなもんだと思うが、あれってウクライナが純粋な核保有国になれる可能性が有ったんだろうか。

        3
    • パセリ
    • 2023年 8月 06日

    無いよりは有ったほうがいいのが航空戦力やしなー
    ウクライナの行動は理解できるけど、地球の反対側のアルゼンチンが提案を飲むメリットがないというか•••

    23
    • 名無しさん
    • 2023年 8月 06日

    日本人から見れば「必死だな」と思いますが、現実に侵攻され戦力面で劣勢におかれている国がなりふり構っていられないのも当然かと思います。「あなたがそうすべき理由は3つある」と言うのもよくある交渉方法だし、そこまで違和感は感じません。
    日本はここまで追い込まれた経験がほとんどなかったと言う幸運を噛みしめながら、平時のうちから備えておくこと、日頃から外交で後れを取らない事を忘れてはならないと思います。

    38
      • 名無し
      • 2023年 8月 06日

      その挙げてる理由が自分本位の屁理屈じゃん
      違和感は感じませんとか言えちゃう貴方の感性に違和感を感じざるを得ないです

      23
        • ASDF
        • 2023年 8月 06日

        屁理屈ではあるがウクライナが追い込まれているのも事実だし
        切羽詰まれば理屈は引っ込むもので、よくあることだから違和感を覚えるようなものではないな

        屁理屈を言うのは自由でよくあることだけど、それを受け入れるかは受け入れる側の自由だな
        ウクライナは提供できるものが無いだろうから、イギリスなどの支援国が代わりに提供するのかな。
        例えばイギリスがアルゼンチンに課している禁輸などの解除とか
        (挙げられているテジャスMK.1Aはイギリスの部品を使用していてイギリスがアルゼンチンへの売却を許可しないと言われている)

        9
    • 匿名
    • 2023年 8月 06日

    アルゼンチン側もミラージュIIIを老朽化による退役で、超音速戦闘機を持っていません。
    フォークランド紛争の遺恨で英国製部品を含む戦闘機だと英国側が部品供給を拒否してしまい、ウクライナ側が言うほどアルゼンチン側に超音速戦闘機の選択肢は無いでしょう。
    F-17、テジャスMK.1Aが有力候補でしたが、前者については今回F-16の販売案が出てきたのも、米国側が南米での中国側の影響力拡大を阻止したいが為という話があり、後者は結局イギリス製部品が使用され、換装しなければなりません。
    その様な事でアルゼンチン側もF-16が喉から手が出る程欲しい訳で、それを代替案ですら無い希望的観測と感情論で「先に譲ってくれ」は、どうなんでしょうか。
    ウクライナはもっと相手国の事情を知った上で代替案を出すべきでは?

    33
    • アイスノン
    • 2023年 8月 06日

    日本ももう少しでF-35が来れば退役させるF-15が100機以上あるからこの際、少し早めに退役させてウクライナに譲るか。
    問題はF-35がスケジュール通りに来てちゃんと動くか…

    政府も国会もちゃんとこういう議論をしたほうが良いし、米国も外圧をかければいいよ。
    結果、ダメという判断になるかもしれんけど、自国の平和だけ考えても仕方ない。

    4
      • 名無し
      • 2023年 8月 06日

      退役させるF-15は部品取りストックでしょ
      自国の平和もままならない情勢なのに他国に構ってる余裕なんかないわ

      45
        • 匿名希望係
        • 2023年 8月 06日

        海自航空隊設立とか
        平時の南方スクランブル基地新設とかやろうとおもえば日本でも需要はありますしね。

        平時向けで考えるなら尖閣に基地がほしいところで(沖縄本島からは遠すぎる)

        4
      • Artillery
      • 2023年 8月 06日

      ただでさえ対中戦力に不安しか無いのに、そんな余裕がどこにあるのか?
      早期退役させて戦闘機戦力が減ったタイミングで有事が起きたらどうするんですか?

      アメリカも対中最前線である日本から戦闘機供与しろなんて言うわけ無い。
      F-15の整備拠点とその多額な費用はどうするのかという問題もある

      多方面から見てあり得ない選択肢です。

      27
      • nachteule
      • 2023年 8月 06日

       Fー16ですらコストで泣き言出てるのにそれよりも金が掛かって対地攻撃も不得手でスパローぐらいしか運用出来ないPre機貰ってどうすんだよ。全く現実的な話じゃないわ。
       自国の平和だけ考えるなって言うなら侵攻がされているウクライナにも言える事だと思うがね、こんな事があって各国とも抑止能力向上に舵切ってるんだし。

      17
    • 謎の密使
    • 2023年 8月 06日

    でも、ウクライナはアルゼンチンを説得する為に未だ言うべき事が有ると思いますね
    それは……

    『日露戦争の時、アルゼンチンはイタリアに発注して建造中だったジュゼッペ・ガリバルディ級装甲巡洋艦「リヴァダヴィア」と「モレノ」を日本とロシアが買おうとした時、快く日本へ売却。2隻は「春日」「日進』と命名されて日本海軍の主力艦として活躍し、日露戦争で日本がロシアに勝つ原動力となった。今こそアルゼンチンはその時の歴史を思い出して欲しい』

    宣伝戦って言うのはこれ位やるものだと思いますよ

    17
      • 名無し
      • 2023年 8月 06日

      春日と日進はカネ払っての買収、買うなタダで寄越せなんていう話と一緒にするなよ

      42
      •  
      • 2023年 8月 06日

      そんなこと言われても「お、おう・・・」としか反応できん気が
      それに他の方も言及していますが譲渡ではなく売却だったので、ウクライナはお金を用意しなければなりません

      20
    • ウルフリック
    • 2023年 8月 06日

    なんでFA50の需要があるのか良くわかった
    それとアルゼンチンもFA50を買おうとしたら英国製部品を使っているので英国の反対でお流れになった事を思い出した
    何気にフォークランド紛争が未だに影を落としているわけだな
    本当に戦争って良くないことだと思うよ

    15
      • 不忍太郎
      • 2023年 8月 06日

      私もそのニュースをこのブログでみたことを思い出しました
      あのときアルゼンチンがFA50の導入できていれば今の状況も変わっていたのかもと思うとなんともいえない気分になりますね

      7
    • ロシアの抗議は確実
    • 2023年 8月 06日

    イスラエルが保管中のF-16A/Bでクロアチアの戦闘機入札に応募しようとしたらアメリカから、イスラエル独自の改修を元に戻した状態なら輸出OKよと言われ泣く泣く断念したという事がありました。
    炎天下で野外保管中の機体が多いですから、アメリカのデービスモンサン基地保管機と同じで飛行状態に戻すと時間がかかる機体ですが輸出できそうなF-16というとイスラエルで保管中の物なのでしょうね。
    戦時動員用に保管しているF-16C/Dなら早々整備の手間はかからないでしょうが・・・

    7
    • 理想はこの翼では届かない
    • 2023年 8月 06日

    “潜在的な買い手”がいる状態で、無償でウクライナに旧式とは言え高価な戦闘機と装備品一式を引き渡す理由がどこに?
    提示した3つの理由は全てウクライナの都合でしかなく、オランダ・デンマーク・アルゼンチンからすれば「で、お前らは俺らに何の代替案を提示できるの?」という状態でしょう

    例えば、後ろ盾である米英に泣きついてF-35Aの優先購入枠を少しでもいいのでアルゼンチンなどに割り当てる、といったバーターがあるならともかく「無償でよこせ今すぐよこせ代替は無いから後は知らん」では喧嘩売ってるのと同義に思えてしまいます

    28
      • ホテルラウンジ
      • 2023年 8月 06日

      仰る通り、純粋な取引交渉であればその通りですね。
      ただそれだけではなく、これまでのアルゼンチンーウクライナ間の外交関係がどのように積み上がっているのかが変数に入るでしょうね。
      同じ農業国ですが売り先が違い競合関係にはなく、かつ、遠い国なんで利害関係で衝突することも無かった場合は↑で謎の密使さんが紹介してくれていた日露戦争のエピソードとかはアルゼンチン側には効く話かなと思います。

      アルゼンチンは、マゼラン海峡という重要な航路もありますので軍備は必要ですが、今の世界史の本流から外れてる場所でライバルの隣国ブラジルとの関係も良好みたいなんで喫緊で有事に備える理由は無いように見えます。
      ただ、軍備というのは想定外の事象に対する保険でもあるので脅威が無いからF16お前に譲るわとは簡単にならないものの
      これまでのウクライナーアルゼンチン間の外交関係が良好に積みあがってるのであればウクライナが誠実な姿勢で交渉に臨み、この戦争について権威主義国から民主主義を守る事といった大義を絡めて説明すれば内容次第では譲ってくれる展開もありそうに見えますけどどうでしょうね。

      14
    • 折口
    • 2023年 8月 06日

    3つ目の理由に関して言えば、アルゼンチンとしては国際社会のいち盟主としての責任を果たす事より、(仇敵)英国が本腰を入れてる外交上の作戦をご破算にしてしまえることの方が価値があるんじゃないかなあと思ったり。アルゼンチンと英国の関係は今なお厳しいですし。付け加えると、国家が国際的な責任感に目覚めるというのは結構大変な通過儀礼を要する事で、たぶん今のアルゼンチンにその自覚はないでしょう。日本だって最近までそんな意識は微塵も無かったですし、ドイツやフランスのような国でも同じですからね。

    15
    • ブルーピーコック
    • 2023年 8月 06日

    ウクライナ政府の見解でもなく、非公式に要求したわけでもないものの、民間団体を通じて観測気球を出した感じに見えるのは穿ち過ぎかな。

    15
    • はひふへ~ほ~
    • 2023年 8月 07日

    アルゼンチンが”買う”というものをウクライナのシンクタンクが”タダでよこせ”というのは印象が悪いわな。

    2
    • Bak.
    • 2023年 8月 10日

    譲るといっても、有償か無償か、はたまた順番だけもあり得る気がするのだけど…。

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