カンボジアのフン・セン首相は今月10日、自国に対する経済制裁(武器禁輸を含む)を米国が発表したことを受けて「導入国にとってメリットよりもデメリットの方が大きい米国製兵器は顧客の独立性を毀損するだけで、これを使用した国は戦争で負けている」と語った。
参考:Cambodia’s Hun Sen orders destruction of country’s US weapons
参考:Cambodian PM orders US weapons destroyed after arms embargo
参考:Hun Sen Orders American-Made Weapons Destroyed, ‘Thanks’ US for Arms Embargo
参考:Cambodian Prime Minister Hun Sen: ‘If You Want To Be Independent in Defence: Do Not Use American Weapons’
導入国の主権を侵害するような制裁を振りかざす米国のやり方は反発を生むばかりで殆ど支持に繋がってない
米商務省はカンボジアでの人権侵害や汚職の横行、中国と経済や安全保障等の関係を強化していることを問題視して武器禁輸を含む経済制裁を課すと発表、この措置は米輸出管理規則(EAR)に基づいていてカンボジアへの武器輸出は勿論、軍事転用が可能な製品や防衛関連の製品やサービスの提供も制限されカンボジアの扱いは中国が含まれる武器禁輸国群(GROUP/D5)に分類されてしまったが、同国が採用している米国製兵器(限定的に採用されたM16や儀式用に使用しているM101など)は非常に限られているため殆ど影響を及ぼさないと言われている。
しかしフン・セン首相は米国の発表を受けて「導入国にとってメリットよりもデメリットの方が大きい米国製兵器は顧客の独立性を毀損するだけだ」と主張して軍に保有する米国製兵器の破壊を命令、これについて海外メディアは「首相の発言は非欧米諸国の指導者が指摘して内容と同じだ」と報じているのが興味深い。
アルジャジーラの取材に対してマレーシアの元首相マハティール氏(2020年に引退)は米国製戦闘機について「F/A-18Dは性能が良く搭載されているエンジンも強力だが制限が多く、同機を戦闘に使用するための機密コードが共有されていないためワシントンの同意が無い限り作戦に使用できない」と明かし、米国製戦闘機は航空ショー向きであると皮肉めいた批判を行い注目を集めた。
さらに東ティモールの独立問題でインドネシアはF-16のスペアパーツ供給を止められ満足に運用ができなくなり、人権問題を理由にエジプトは米国に要求していたF-16のアップグレード(AIM-120や新しい精密誘導兵の統合や供給など)が叶わず、代わりに導入したラファールもミーティアやストーム・シャドウに使用されていた米国製部品の輸出を拒否されSu-35を導入すると「敵対者に対する制裁措置法(CAATSA)」の発動を招く恐れがあるのでロシアとの取引を中止しろと圧力を加えられ、米国からF-16を導入したイラクは実行可能な能力が制限される。
フン・セン首相も「制約が多い米国製兵器を使用していた国は戦争で負けており、つい最近も米国製兵器の導入を強要されたアフガニスタン政府軍がタリバンに敗北した、私は武器の性能が国を守るのではなく兵士の勇気と闘志が国を守ると信じている」と語っており、米防衛産業の顧客だったパキスタン、フィリピン、インドネシア、エジプト、イラクなどは米国製兵器に適用される広範囲な制約にうんざりして他の選択肢を検討するようになっていると海外メディアも指摘しているのが非常に印象深い。
資本主義陣営と社会主義陣営に分かれ武器供給国も限定されていた時代、米国が供給する武器は多くの国から支持を集めるのに効果的な役割を果たしていたが、冷戦構造が崩壊して大国の都合に振り回されたくない第三世界の国々は政治や外交の自由=独立性を高めるため安全保障の要である武器の調達先多様化を推進して米国製部品の排除に取り組む欧州製、マハティール氏が導入国の判断で米国製よりも自由度が高いと語ったロシア製、新たに輸出市場に登場してきた中国、韓国、トルコといった新規プレーヤーに関心を寄せており、導入国の主権を侵害するような制裁を振りかざす米国のやり方は反発を生むばかりで殆ど支持に繋がってない。
それを裏付けるように今回の制裁も対米関係を悪化させただけで、カンボジアをより中国に接近させてしまっただけとも言える。
勿論、もう一つの目的である人権侵害や汚職の横行を是正するために制裁を行ったという側面もあるが「どちらが制裁の本命か?」と言えばやはり中国関係ではないかと管理人は思っており、日米安保条約を安全保障政策の基軸に据えている日本のような国は今後も米国を支持するかもしれないが、第三世界に分類される国々への米国製兵器販売がどんどん先細っていけば独自の安全保障政策に基づいて行動する国が増えるという意味なので世界は米国のコントロールが効きにくい混沌とした状況に突き進んでいくのだろう。
関連記事:F-16を200機以上保有するエジプト、ラファールやSu-35を同時並行で導入する理由
関連記事:米国製戦闘機は制限が多く航空ショー向き?Su-35こそインドネシアに最適か
関連記事:軍産複合体の闇、最後まで戦い抜いたアフガン軍の将軍が明かしたタリバンに負けた理由
関連記事:ラファールを導入したUAEの意図、対中関係の容認とF-35A売却に応じなければ別の戦闘機を選ぶ
※アイキャッチ画像の出典:Samdech Hun Sen, Cambodian Prime Minister
なんで自分たちで首しめてんだろう
今の政権中枢はガチガチのエリート街道まっしぐらだった連中で、(自分達のローカルルールで)正しい事をして順調に出世してきたメンツばかり。
だから正しい事をすればよい結果につながるという価値観念しかなく、自分達の頭の中よりも世界はより複雑だということを知らない。
大センパイ方とあまり変わらない人達。
身勝手に作った線引きがいつの間にか譲歩の余地がないものになって結果として自分で自分の首絞めてないかアメリカ
それは禁輸をくらった国々にもそのまま言えるわけで、どちらが甘いか辛いか
アメリカから禁輸措置を受けている国々は、その国の主権を侵害するようなアメリカの意向を無視しているわけで、しかもロシアから武器を買おうとすれば、より強い経済制裁を加えてこようとしてくるわけで。
肝心の武器の方は、アメリカから武器を買えば、有事の際にその武器が使えるかどうかもわからない。
結果、経済制裁というこん棒を振りかざして「ウチから買え」と脅している方よりも、「お前のところからは買わない」といえる選択肢を持ってる方が強いだろう
フン・センて元クメール・ルージュだしなあ
そらそう言うわ
自動車みたいな文明機器を壊していたセンパイ方も武器は別枠だった思うんだが。
事実、その通りだろう。
だからこそ、F-3の開発は必須だろう。
F-35は、アメリカの都合で何時動かなくなるか解らない。
日本がバイアメリカンのうちは良いが、別の選択を迫られた時の事も考えておかないといけない
パートナー企業はロッキード・マーチンですけどね。
だからBAEとバランスを取ろうとしている。
>だからこそ、F-3の開発は必須だろう。
論理が飛躍してるぞ。
そもそも、国産戦闘機を開発したところで、部品・材料を海外に依存しているわけだから、供給を止められたら終わり。
政治も軍事も経済も中国べったりなカンボジアはそう言うよね
日本のイージス艦なんかロッキードの技術者が引き上げたら速攻で動かなくなるからな
よくもそんな代物をドヤ顔で艦隊の真ん中に置いとけると感心するわ
国産で替え出来ないんだから仕方ないだろ
イージス艦の導入から何十年経ったと思ってるの?
国産化するための時間と資金は十二分にあった筈だよ
国産で出来ないんじゃなくて、何十年かけてでも国産化して国家としての主権と独立性を強化しようという、
明治、大正期にはあった筈のその勇気が無かっただけってもう明らかじゃん
これまで日本が見下していた国々が何十年もかけて様々な兵器の国産化に取り組んで
その成果が出始めたって記事がこれだけ次から次へと出てくる時代に
何も思う所は無い訳?
たった8隻の為だけのシステム開発と延々と続く性能向上の為の研究と改修、それを国産でやったらズムウォルトみたいな値段になるぞ。
君みたいのは本当にそんな事になったら「こんな馬鹿げた金額で国産するなら素直にイージス導入して別の戦力構築に使うべきだ!」って絶対に言い出す。
イージス艦は開発当初は他国に真似の難しい高度なシステムだったが、その後のITの進捗で各国に類似システムが開発されてるだろ。
イージスそのものもアップグレードしてるが、要はやる気の問題、開発はできる。
政府の本心は国防自主化でなく、高価な装備品はアメリカとの貿易にして外交取引に使いたいんだよ
だから日本でもその類似システムであるFCS-3が開発されてOPY-2と新戦術情報処理装置にまで継承されて行ってるでしょう?
その通りでやる気があったから日本でも開発出来てるのよ
イージス艦を丸ごと置き換えなかったのは別に貿易絡みの外交取引に限った話だけじゃなくてBMDと密接に関係してたからって方が要因としては大きいでしょう
結果論だけどイージスシステムは今年EORでの迎撃実験に成功してるし、次の迎撃ミサイルの要ともなるGPIの開発の見通しは明るくなっていて当初よりも早期に完成する見込みになってるから、コンステレーション衛星計画の事も考えるとイージス艦の代わりとして国産で艦隊防空艦兼BMD対応艦を無理に作らずイージス艦を継続して導入したのは俺的には正解だと思うよ
仮にGPIが機密等の事情によって米国外不出となったとしても、まや型から搭載されてるCECのおかげで米軍のGPI搭載艦と将来データリンクでEORでの迎撃体制という状況は構築出来るし
コンステレーション衛星計画の点から考えるなら、既に要となるイージスシステムの運用体制の下地が日本に出来上がってるのとそうじゃないのではこの情勢では運用体制確立までに死活レベルの時間差が出てくるだろうし
少なくとも国産でこれだけの大規模な迎撃システム周り作るのはやる気あっても資金面で絶対無理だと思う
それに上でも書いたけど、忘れてはいけないのはイージス艦の艦隊防空力に決して胡坐をかかずに国産で類似システムを開発したおかげで、艦隊防空周りに関して決してイージス艦頼みではなく、FCネットワークとA-SAM搭載艦の連動による艦隊全体でセンサーを共有した防空体制っていう方向に艦隊をシフトさせるための起点が出来てるって事だと思う
あきづき型はどう見る?
とりあえずイージス艦とそれ以外の兵器全般の話は最低限分けたら?
国産化の難易度、兵器ごとにケースバイケースで全然違うでしょ?(つーかイージス以外で国産化出来たシステムや兵器類ガン無視かよっていう。結構あるぞ
日本の場合BMD絡みの迎撃用ミサイルや探知システムまで絡んでくるから単にイージス艦に変わる防空艦国産化すりゃいいじゃんって話では終わらんのは考慮しとくべきでしょう
外国の例を挙げるなら、オーストラリアはホバート級の次のハンター級もイージス艦だし、スペインのアルバロデバサン級の次のボニファス級も戦術情報処理装置周りはスペインで開発してるけどイージス艦だし
あれかい?これらの国は全部君が言う日本と同じで「国産化する勇気と気概がなかったから国産化しなかった」って結論付けるんかい?違うでしょ?
これらの国の導入決定と開発時期的に後継艦の導入まで15年位は空いてるから時間的には確実に開発するだけの猶予はあったはずだけど・・・
俺はBMD含めた諸々のシステムとしてのイージス艦を国産化するのは勇気と気概でどうにかなるもんじゃないと思うけどね
それに申し訳ないけど
>国産化するための時間と資金は十二分にあった筈だよ
時間はともかく、資金面についてあった筈って言える状況ではまずなかった
これは断言できる、何故ってイージス艦レベルの船とBMDシステム周りを国産化できるようなすさまじく莫大な資金があったならそもそも自衛隊はこんなにボロボロになんてなってないから
実態は見ての通りつい最近まで研究開発費は2000億にも満たない低額で絞りに絞られていて、アレもこれも全部国産化するんだーって意気込み見せても絶対予算降りない状況だったのはイージス艦導入後から現在まで生きていた人間なら理解してないといかんよ(生まれてなかったor物心ついて間もなくで覚えてないとかならすまんが
後あきづき型忘れんなよっていう(半ギレ
お前あれだぞ!予算めっちゃ厳しい制約の中国産の戦闘システム改良した奴を積んだ戦闘艦だぞ!
もがみ型の次世代の新戦術情報処理にも続く系譜のシステムで将来のA-SAMやFCネットワークにまで続く国産の戦闘システムの存在ガン無視とかさすがにそれはあかんでしょう(早口になりながら
まぁ、あきづき型のイルミネーターはタレス製だけど(西側諸国の戦闘艦は基本どこもキメラなんでそれくらい許して下さい
まぁとにかく、イージス艦に変わる防空艦を日本が国産化しなかったからっていきなり沸騰しなさんなって
>予算めっちゃ厳しい制約の中国産の戦闘システム改良した奴を積んだ戦闘艦だ
二度見したわw
これはさすがに読点打ってくれ。
いやぁすまんね;
そこはホラ、オタク特有の早口になっちゃったって事で許して?
・・・ごめん、単にコメント投稿前に確認ちゃんとしてなかっただけだ、ホントすまん
つーかこんなクソ長い文章読んでくれてありがとうな
横だけど、補足ありがとう。
『句読点』でやっと意味分かったわ。
下らないコメントですまんが、
> 予算めっちゃ厳しい制約の中国産の戦闘システム
予算めっちゃ厳しい 中国産の 戦闘システム
と読んでしまってしばらく混乱した。
いや、ほんとその通りだわ
マジで意味不明な事書いててすまんかった
ちょっと砕けた言い方にしようとしたらあの様だよ・・・
>>制約の中国産
一文字あけようぜ。マジで
ネットの海に溺れないで、国会議員になって日本を導いてください
いやいや、アメリカ以外にも多数配備されてるイージス艦なのにわざわざ「日本の」って書いてる時点で釣り煽りでしょう
付き合うだけ時間の無駄なので放置しときなされ
政治思想というか価値観まで押し売りするのが欧米の弱点よね。
EUが一帯一路に対抗してインフラ整備支援に乗り出すけど、民主主義的な価値観や人権も前面に出しているので、独裁政権の多い途上国にとっては口煩い欧米より、何も言わない中国の方が魅力的に感じるかもしれない。
いいよねアジア的優しさ
実際日本も中国に乗れるんだったらその方が良いと思ってるよ。明治時代からずっと日本は、時代でころころ変わる先進国の基準とやらに振り回されて、三流国家として扱われているからね。
アメリカの外交も、日本か中国のどちらかと手を結ぶことで、日本と中国が結合して白人秩序を圧倒する巨大黄色人種文化圏の誕生を防ぐ、という見方もできる。
でも今の中国側に付くと、そのまま日本人が浄化されそうな感もあるのがねえ。
>何も言わない中国
めっちゃ口出しするぞ、中国は?
>いいよねアジア的優しさ
優しく臓器取り出して、優しく民族浄化して、優しく戦車で轢き潰していくスタイル。
もうこのネタが通じない時代か…。
価値観を押し売りするのは中国も一緒だよ。マスク外交やワクチン外交を見ていないのかい?
東南アジアのほとんどの国が中国製武器を購入しており、武器体系を握られている。
その結果、南シナ海はもはや中国の内海になっている。
だいたい独裁国家は都合のいいことしか表に出ない。
欧米が口うるさく見えるのは「報道の自由」があるからだ。
“アジア的優しさ”は日本の専売特許であって中国ではない。
“巨大黄色人種文化圏”?「大中華ファシズム帝国」の間違いではないのかい?
マスク外交やワクチン外交は価値観の押し売りでしょうか?
中国は相手国に「中国の特色ある社会主義」等を押し売ってはいないと思いますが。
相手国が独裁で非人道的な政権でも、中国は非難や制裁をせずに資金を投資しているということです。
あと、東南アジア諸国で中国製武器が主力なのは僅かですし、南シナ海で揉めている国々(フィリピンやベトナム等)は中国製武器が主力ではありません。
マスクやワクチンを提供する代わりにファーウェイの5G網の導入を迫る。台湾との国交断絶を強要する。立派な価値観の押し付けだよ。もはや内政干渉に近い。
あと途上国への投資でテレビ局を開設して各家庭にテレビまで配るけど、テレビを付ければ中国中央テレビが映る。また一帯一路で湾口での大きなインフラ整備による過大な債務を返せない結果、中国が差し押さえる。
このどこが優しさか。せいぜい当該国独裁者個人の懐があったまる程度さ。そして中国プロパガンダが世界中に広がっていく。世界中が反日国家になったら我々にとって地獄でしかない。
中国製武器は主に無人機の分野でシェアを広げている。このブログを読んでいれば、その前途有望さはよくわかっているはずだ。
アメリカの傲慢さも困ったものだが、だから中国がいいという方程式は成り立たない。
アジア的優しさってプノンペン陥落を報じた時の朝日の名台詞なんだけど
カンボジアを語るときにもう通じない人がいるのね
まあ宿敵のベトナムが米露と宜しくやってる訳だから
中共に擦り寄るのもしょうがないと言えばしょうがない
そもそもポル・ポト派時代からだから今更な話だぞ
米がベトナムに肩入れし始めたのはごく最近
ポル・ポト派が親中って方の話だし
その時期は中ソ対立でソ連側に立ってたベトナムに中国がカンボジア侵攻への懲罰名目で攻め込んでる
タイも軍事政権と米国と関係修復が今一ですし、ミャンマーもロシア中国と密接と反米国家が繋がってますね
半分は当たっている…耳が痛い
※元クメール・ルージュ
そらそう言うでしょう
単純に兵器の性能だけでなく、使いたい時に自由に使えるかは重要なことですね。
米国製兵器にこうした側面があることは知りませんでした。
第三世界の国々の米国離れは世界の不安定要因の1つになるでしょうから不安材料が増えた印象です。
元々は事故対策(盗まれた&反乱、等)で付けた様な印象ですね、核兵器も命令無き発射の場合は不発弾に出来るみたいですし、そのカギを米国のみが握っているのが問題だという指摘なのでは?
日本を見れば分かるよね。アメリカの属国になってるからね。ダメ、絶対
9条の会員より
なるほど、機密の塊を売る意味が今更分かった
田母神さんもそんな事言っていたなぁ
日本もそれ狙っていたりして
兵器生産国が増えてきたおかげでカンボジアのような国でも米国に言いたいことが言えるわけで、このような隙をついて日本もセールスをかければいいんだけど臨機応変さが無いからフランスかロシアが割り込んでくるんだろうね。
兵器の開発コストが上がって、ある程度の量産ができないと自国防衛分すら高価すぎて必要定数を揃えられなくなるんで、この5年内に輸出できないと相当やばいんじゃないかとおもう。
ポル・ポト派も知らん奴が国際政治語ってそうで草
知っていても判っているのかは別だよ
カンボジアが中国とベトナム、タイとの関係で動いてたこと、ポル・ポトを中国の4人組に近い勢力が支援してたこと、それをベトナム支援の政権が倒したこと
いきさつを知れば、はじめからアメリカの立ち入る場所など無いように見えるが
何をおっしゃる、せっかくアメリカはポル・ポト派を支援していたというのに立ち位置が無いなどと
アメリカが支援したのはソン・サン派
日本周辺の国が戦争を仕掛けてきた時、アメリカが戦闘を許可しないのであれば、我が国が使用できる航空戦力はP-1哨戒機だけとなるか
イランは革命の後も独自改修重ねてトムキャット使ってますな
まあ韓国なんかだと兵器以前に戦時作戦統制権自体を米軍が握ってますが
え?それどういう状況?>日本周辺の国が戦争を仕掛けてきた時、アメリカが戦闘を許可しないのであれば
現行の日米同盟下でそのケースが起きるとは思えんのだけど
普通にそこまでエスカレートする前にアメリカが出て来て仲裁ないしは強烈なメッセージで外交的に止めに行くでしょ
その上で戦争になってるなら、それが同盟国同士の争いなら双方に停戦するように促してなきゃおかしいし、それが同盟国同士じゃないならアメリカの太平洋における利益と思いっきりぶつかってるから米軍が展開してなきゃおかしい
米軍が展開してる状況で日本に戦闘をしないようになんて言うわけもないし、逆にもっと出張って来るか後方の拠点と海域の守り最大限の厳重体制にしとけよって急かされてるでしょ
日米同盟解消後を想定してるならこの情勢で当分はないぞ
というか日米同盟解消なんてしたら最後、太平洋の利益は絶対守れなくなるし
現状でアメリカがそれをやったら、日本が中国側に向かう口実になってしまう。中国側もそこを突いて離米工作するだろう。
それは、太平洋の向こう側に敵の勢力圏を作らせない、というアメリカの一番大事な政策を放棄することと同義ではないか?
今のアメリカ国民は本土守れるなら台湾も日本も西太平洋も要らないって言うと思うよ。死人恐怖症だから