韓国空軍は対地・対艦攻撃に使用できる空中発射型の超音速ミサイルを開発中で「早ければ2025年にFA-50へ統合して試射を行う」と明かしており、ポーランドが導入するFA-50PL(Block20)にも供給される可能性が高い。
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恐らくKF-21に搭載予定の国産対艦ミサイルはコレを統合することを指している
韓国は2007年に超音速で作動する対艦ミサイルの開発を開始したものの開発状況に関する情報公開は稀で、どこまで開発が進んでいるのかは謎のベールに包まれていたが、2022年2月に「既に超音速対艦ミサイル(正式名称は不明)の戦力化が行われている」と明かし注目を集めていたが、韓国空軍は地上発射型として開発した超音速対艦ミサイルの空中発射バージョンを開発中で「早ければ2025年にFA-50へ統合して試射を行う」と明かした。
韓国が開発した超音速対艦ミサイルはヒグマ事業を通じて移転を受けたP-800ベースで開発されており、インドがロシアと共同開発したブラモスの空中発射バージョン「ブラモスM」に近いサイズ=約1.5トン程度/射程550km前後だと推定されているが、まだ艦艇発射(KVLS-IIでの運用)の存在は確認されいない。
この超音速対艦ミサイルをベースに開発される空中発射バージョンについて空軍関係者は「対地攻撃にも対応する多目的なミサイルで、既に関連技術の研究・開発を終えて各種試験に用いられるプロトタイプの製造が始まっている」とメディアに説明しており、近接航空支援向けの武装しか統合されていなかったFA-50にとって強力なパンチ力になるだろう。
恐らくKF-21に搭載予定の国産対艦ミサイルはコレを統合することを指している可能性が高く、KF-21への統合も視野に2030年代の実用化を目指している極超音速ミサイル「Hycore(研究開発段階の名称/マッハ5.0以上で作動する地上発射型の極超音速飛翔体を2023年までにテストする予定)」の開発も進んでいる。
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※アイキャッチ画像の出典:KAI KF-50PL
P-800って事は今度はロシアかよ。
KF-21がテスト飛行のスケジュールが遅れてる原因が各国のパーツやシステムをいきなり全部くっつけたから、何がどう干渉して不具合が出ているのか分からないってのがあるんだけど、さらにロシア系の兵装追加と来たもんだ。
いずれにせよ、異なる系統の技術を統合するノアハウを蓄積すれば今以上に厄介な存在になるな。
・K2戦車用アクティブ防護システム(APS)→ロシアのアリーナAPS(KBM社)の技術を応用。
・移動式地対空ミサイルシステム「天弓」→ロシアのS-400やS-350の技術を応用
・携帯式地対空ミサイル「神弓」→ロシアの9K38イグラ(SA-18)の技術を応用
・短距離弾道ミサイル「玄武2」→ロシアのOTR-21トーチカ(SS-21)の技術を応用
といった様に韓国の精密誘導火器にはロシアの技術が利用されている(大半がヒグマ事業によるロシアからの技術供与。玄武2に関してはロシアで廃棄予定のミサイルを密輸してリバースエンジニアリングをしたとの報道もある)。
ここまでロシアの技術を導入しているからには扱いにも慣れていると思われインドの様に西側のインターフェースにロシア製兵装を統合することも難しくないのでは?
KF-21に搭載するためのテストも兼ねているのだろうけど、非力なFA-50には1.5tのミサイルはチョット重たいでしょうね。
まあ使えると言うだけで、ポーランドとかは喜ぶと思いますが。
あれもこれもで技術者足りるんだろうかね
プライムが韓国企業で現場は外人部隊でやるのか自力でやるのか知らないけど、並行開発って一般には良くないと思うけどなあ
パルパル文化ってやつ?
アメのAAM情報の方はどうなってるんだろう。インテグレート資料の契約できるぐらいには進捗してると思うけど
FA-50はホント多才になるね
途上国には主力機として売り出せるんじゃ?
ロッキード・マーチンが面倒見ているから、何とかなるのでしょう。
上の実写映像のコマ送りだと陰影が潰れててよく分からないですが、少なくともP-800やブラモスのような鯉のぼり型ではないようですね。下の動画のポンチ絵はどう見ても極超音速ロケット用のそれなのですが、輪郭は実写と同じなので形状はポンチ絵どおりで確定かな。(そういえば韓国の極超音速SSM開発はマッハ3程度の暫定型とマッハ5以上の性能向上型の二段階開発で行くという話ありましたよね)
実写を見る限りだとホットローンチ射出される個体ロケットブースターで高度と速度を稼ぎラムジェットモーターに点火、その後は中・低高度を進んでいくんだと思います。見るからにロシア以外の技術も入っているので比較も野暮ですが、技術の進歩を別にしても元のP-800が4トンの巨躯で飛翔マッハ3,射程が(弾道飛行に近いプロファイルで)300km程度なので、大幅な性能向上と言って差し支えないと思います。
空気抵抗の少ない高高度まで上がらないSSMの場合、空力的にいかに優れていようとも射程=燃料搭載量という図式からは逃れられないので、これも1.5トン(ブースター込?)の弾頭重量の殆どは燃料や推進区画にあてられているのではという気がします。これは別に珍しいことではなく、射程を5倍に重量も数倍になった12式能力向上型でも炸薬量はオリジナルとそこまで変わらないという見立てもあります。射程や飛翔速度はそれだけ多くの空間を専有するという話ですね。自然の摂理に逆らって米空母一撃の威力と長射程を両立させようとしたソ連ASMは巨大化しましたし、射程を引き下げた代わりに超音速飛行を要求したP-800もやはりデカいです。
むしろ気になるのはその重量で、ソ連系の重ASMと比べると比較的小型であっても1.5トンは決して軽くないですからね。重量的には両翼に1本ずつ積むだけでハープーンや93式を4本ぶら下げてるのと変わらなくなっちゃいますから、FA-50だと大変なんじゃないかなあ…。
よくわからない国ですね。
リムパックで、平気でSM-2を明後日に飛ばすレベルの癖に、米軍ですら四苦八苦してる極超音速ミサイルを開発して、数年中に実践配備するとか。
いくらベースがあるにしても、超音速と極超音速では技術的な難易度が段違いの筈なんですけどね。
ノーズコーンの耐熱・断熱技術、シーカーの保護とセンシングの両立、スクラムエンジンを安定稼働させる為の超高速流体の挙動のシミュレーションとか、とてもそんな要素技術の研究をやってるとは思えないし、そもそもそれに至る基礎研究の蓄積が皆無に近い。(ロケットの状況見ればわかる)
不思議です。
韓国のSM-2はアメリカからの輸入なので韓国のミサイル技術とは関係無いのでは?
高度な兵器を使いこなせていないという点ですよ。
いくら開発が優秀でも、使う側が阿呆だと高度な兵器はまともに作動しない。もっともそういう意味では、韓国企業良い環境にあるのかもしれません。自衛隊みたいに使う側が工夫してしまうと、兵器の競争力には繋がらないです。
SM-2は、単に英語のマニュアル読めてないだけなのかもしれないですね、レイセオンのせいにしてましたけど。
購入品であってもミサイルやランチャーのメンテナンスが不十分だと想定通りの動作をしないことがありますよ
それなら整備不良なのでやっぱり韓国のミサイル技術とは関係無いのでは?
一応リバースエンジニアリングで玄武シリーズの開発にも成功しているのでミサイル開発能力がないわけでも無いでしょうし。
運用・整備能力がダメなのに新型新型と手を出してるんっていうのを言われてるんだと思うぞ。
先に整備運用を整えないと新型ミサイルを物理的に腐らせ兼ねないから。
胴体下に携行するとは思うが、FA-50がベース機のT-50よりも最大離陸重量(約12000kg)が上がっているか、このミサイルがP-800より軽量化しているならギリギリ主翼に2本積めるかな。ちゃんと主翼への負荷とか計算してないと事故るけど。
在トョン「あ、あれは地対自誘導弾、失敗じゃないニダ、あれを失敗って言うやつは全員ネトウヨ」
対抗馬のJF-17が固体ロケットで射程が短い(MTCRに適合させるため300km以下)とはいえ超音速ASMのCM-400AKGを運用可能なので、まあ似たような兵器は積めないと困るよね。
FA-50のハードポイントは2500lbまで搭載可能、ということは重量1t/射程300km弱にまとめられれば、主翼に1本ずつ積めるので十分使える。
各種のミサイルと戦闘機は、ほぼ同時完成を目指してせえへんと、積むミサイルの無い戦闘機か搭載機の無いミサイルが出来上がってナニをしてるこっちゃわからんようになるので、多少は無理をしてでもせなしゃーないんですわ。
よう韓国が他国にライセンス生産を許可するのを否定的な人もいはるんですけど、ほとんど独自の技術で国内生産をして利益をキチンのとって大量に売っても大丈夫な国って、そら米国しかありませんがな。 古豪の欧州各国も米国兵器の隙間を狙ってヒーヒー言いながら輸出しているのに、工業新興国の韓国に英・仏・独並みの兵器開発総合力を求める方が無茶でっせ。
利益なんてなもんは売れん限りは出てこおへんのですから、まずは売れな話になりまへん。
米国の戦闘機が周りに搭載できる兵器をずらずら並べる写真を公開してはるんわ、うちの戦闘機を買うたら各種兵器を使って色んな作戦が出来るんですわってアピールしてはるわけで、何年かしたらFA-50やKF-21の周りに韓国製兵器を並べた写真が公開されるようになるかも知れまへん。