韓国陸軍は最先端の科学技術を地上戦闘に応用するための取り組み「Army TIGER 4.0」のフィールドテストを報道関係者に公開して大きな注目を集めている。
参考:육군, 첨단기술 접목한 최상위 전투체계 ‘Army TIGER 4.0’ 공개
第4次産業革命技術の導入を進める韓国陸軍が最先端の科学技術を応用した地上戦闘を披露
韓国陸軍は民間主導で開発が進む第4次産業革命技術(ロボット工学、人口知能、IoT、仮想現実、拡張現実、複合現実など)を取り入れて戦闘効率や生存性を高めるため2019年に「Army TIGER 4.0」と呼ばれる戦闘システムの開発に着手、国内の防衛産業も偵察・監視、攻撃、輸送、通信の中継など各種機能を備えた複数の無人航空機(ドローン)や無人車輌、人工知能ベースの意思決定システム、次世代の戦術通信ネットワーク、収集した情報を表示されるための兵士用デバイスなどを開発して何度もフィールドテストを行って評価と分析を重ねきた。
その成果を披露するため韓国陸軍は今月16日~17日にかけて「Army TIGER 4.0」のフィールドテストを報道関係者に公開、このテストには現在評価を進めている21種類57つの装備品を全て投入して将来の地上戦闘を実演してみせたというわけだ。
※Army TIGER 4.0のフィールドテストに投入した装備品、従来の有人車輌等は次世代の戦術通信ネットワークに接続されArmy TIGER 4.0のコンセプトの一部として機能する
勿論まだ計画が立ち上がって2年しか経過していないためフィールドテストは建物に立てこもった武装集団を制圧するという小規模なもので、偵察・監視ドローンに搭載された光学センサーが建物の外に潜む敵兵士の位置を自動的に検出、小銃を搭載したドローンや無人車輌がこれを排除して建物に突入する兵士の安全を確保、さらに小型のドローンが建物内に侵入して状況を把握した後に兵士が建物内を制圧するという一連の動きを披露しただけだが、2024年からは装甲車を装備する2個大隊に2025年からは旅団規模にテスト範囲を広げ最終的に師団規模、軍団規模へとArmy TIGER 4.0の取り組みを広げていくらしい。
米陸軍も戦場の指揮官と兵士をネットワークで繋げる統合戦術ネットワーク/ITNの開発を進めており、今年6月にITNを搭載したストライカー装甲車によるデモンストレーションを披露して「もはや兵士は降車後に周囲の状況を確認したり敵を探す必要はなくなった」と豪語、英海兵隊も地上戦闘に無人航空機や無人水上艇をを組み込んだハイブリット戦の様子を公開するなど各国で第4次産業革命技術を取り入れた戦闘教義の改革は確実に進んでいる。
正直あと10年も経てば管理人も未来の戦闘技術に理解が追いつかずチンプンカンプンになりそうだ。
関連記事:兵士は装甲車から降車後に敵を探す必要がない? 戦場認識力の拡張が進む米陸軍
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※アイキャッチ画像の出典:대한민국 국군 Republic of Korea Armed Forces / CC BY-SA 2.0
未来の戦い方について正しい方向に向かってるね
ところで日本じゃこういう話は全然聞かないが、ちゃんと研究してるんか?
日本政府のやることだから
戦争に負けてから原因究明の調査委員会でも開くのでは。
部隊レベルでは海外情勢のニュース見るたび気が狂いそうになってるかも。
自問自答かな?
自衛隊が小型ドローンやロボットを含む近・中距離陸上装備に頼る陸上戦するようになったらもう詰んでいるのでは
だからこそ大型ドローンなどまず上陸されないようにするための空海の装備のほうが優先度高いと思うんだけど
>大型ドローンなどまず上陸されないようにするための空海の装備のほうが優先度高い
それを言い始めたら何で陸自は戦車や自走砲の調達に投資してるのという話になるから言わない方が良いよ。
個人的には陸自も取り組むべきだと思うし、この分野を優先度の優劣で放置してたら10年後ぐらいには米軍と共同訓練する際に恥をかきそう
既存技術の更新と新規技術の開発とでは必要な人員も金も時間も全然違うよ
それに陸上装備はよほど日本の環境に合うものがないという理由でもない限り、輸入かライセンス生産に切り替えたほうがコスパ良いと思う
>10年後ぐらいには米軍と共同訓練する際に恥をかきそう
イヤ、既に恥をかいているだろう。
海空優先ってのはそうだが、朝鮮半島や台湾で有事でも起これば在外邦人の救出みたいな作戦は当然行われるだろうし、台湾有事に海・空自が注力した隙を北(&中)のコマンドーが上陸してくるみたいなシチュだってありえる
韓国政府は、自衛隊が半島へ上陸することを認めないと明言しているので、ムリでしょ。
アフガニスタンで救出を求める人達が「自力」で空港までいかなければならなかったように、朝鮮有事の際には、韓国領海外にいる海自の船まで自力で移動しなければならないよ。
そんなの現実的ではないけれど、自衛隊法が外国領内での行動には相手国政府の承認が必要となっているんだから仕方がない。
なにがあってどう動くかなんて分からないよ
アフガンでは「人道的な処置」だから相手国の承認がないまま自衛隊を派遣したわけだし
あれ結局当時アメリカの管轄だった空港にはアメリカの要請(許可)があったから行けたけど、空港の外はアメリカの管轄外だから一歩でも空港外に出ることは禁止されていたという話だったような
アメリカ軍の管轄だったからというのは自分には分からんけど、その理屈で行くと韓国の米軍基地までは行けるってことになるぞ?
正しくは空港と空路がアメリカの管轄だったから、だな
韓国の場合、アメリカの許可があれば在韓米軍基地に自衛隊が駐在すること自体は問題ないだろうけど、自衛隊をそこまで輸送する通り道の韓国領空や領土を通るのに別途韓国の許可が必要となる
よく考えたら中国はミサイル撃ってくるだけで上陸してこないね。
島嶼部では海と空から支援があって大味な戦闘になりそうだし。
そういうわけだから、ただ海外のトレンドに従うのは愚策もいいところなんだよなぁ
日本に必要なのは延々飛び回って監視し続けるような奴でしょ
ただでさえ少ない定員にすら満たない人手不足な陸自なのだから、無人化による攻撃力強化と戦場認識力の強化は戦力確保には良い手段でしょ。
だから、愚策だとは全く思わない。
専守防衛の枠からはみ出すつもりが無いなら陸自装備はガラパゴス上等なんすよ。
その独自装備が海外陸軍でも有用なものならそれにこしたことはないが。
防衛装備庁レベルでは対ゲリコマ戦用の小型ドローンやマイクロミサイルシステム等特殊装備の研究開発はやってるが採用を約束されたものではないし韓国のような統合的に評価するシステムは現在無い。
恐らくは情勢分析による脅威度評価(防衛大綱、防衛白書)を基にした優先度の問題。
TRDIが球形飛行体発表してた時にはあんなオモキャとかケチつけてそう
新機軸を取り入れるのは結構だが陸軍の予算では装備が行き渡らないのではないか?
大半の機体にロングボウレーダーが未装備のAH-64Eとかあるからなぁ。
試作の時にはフルオプションで開発するが、配備する時には機能を削って安くして配備する。それが韓国軍のやり方。
韓国軍は質より量を優先する傾向にある。
まぁそこは北の人海戦に対抗する為、質より量を充実させる韓国陸軍の方針はまともでは。
デカい船造って予算喰いまくってワークホースの艦艇がしわ寄せ喰らう海軍よりも。
韓国海軍(空軍も)が大艦巨砲主義に走るのはある種仕方がない事なんだ。
アメリカから装備を購入すると、韓国にとって天文学的金額になりやすいし(イージスシステムで5兆ウォン越え)
揚陸艦や空母も仁川上陸作戦の戦訓とかあるし
ロングボウレーダーに関しては、全機が装備する必要は無いのです。
スカウト役が1機いればデータリンクで情報飛ばせるので。
米軍も全機装備はしてなかったかと。(カイオワで補完
全機装備の陸自がおかしい(機数が少ないので、どの機体でも対応できるようにする価値はある
全機にロングボウレーダーを搭載する必要はないとは言っても
6機に1機じゃ少なすぎるでしょ、アメリカもそうみたいな書き方は誤解を招く。
それにヘルファイアやスティンガー、機銃弾すら足りなくて射撃訓練すらできないとかね。
どこから6機に1機の話を出したのかは知りませんが、1個飛行隊に2〜4機程度のレーダー搭載機を想定した売り込み(当時)していますし、D型ないしはE型であれば(オランダはDN型のため非搭載)レーダー自体はどの機体でも積めるので少ない訳ではありません。
仮に6機で飛行したとしても、ヘルファイアの最大搭載16発×6機、精密測定が最大256目標なので、別段支障はないかと。
あと米軍はA型約750機からのD型改修機は約500機ですし、実運用で装備していない事があるのはご自身で確認できるかと。
全機装備ではない=装備できないではありませんので。
弾不足で訓練云々はコメントしていませんので知りません。
韓国陸軍の予算の問題でロングボウレーダー搭載機が少ない点を指摘しているので、
スペック的になんとかなるからというのは事の本質からはズレた指摘です。
装備する武装も不足し、30mm弾にすら事欠いていて射撃訓練すら満足にできないのでは
有事の際に役に立つのか怪しい。そんな韓国陸軍の現状に他人事ながら同情したのです。
あなたの持つ知識や情報がどの程度なのか、それこそ知らんがなですw
韓国は文大統領政権になってから軍事費含め過去最大ペースで国家予算増やしているからね
その分国家赤字も過去最大ペースで増加しているから韓国内でも問題視している人は多いけど
どこもそんなもんだぞ
陸自もチヌークの1/3しかミサイル警報装置装備してないし
そもそも、日本にはついてる航空機がほとんどない
研究はしてたけど、結局装備されないまま
地対空兵器に対しての脆弱性はずっと叫ばれてるんだけと、半ば放置してる状態
改修機、新造機には装備されていますよ。
機体寿命と予算の関係で全機搭載になっていないだけです。
具体例でいえば空自救難隊の改修は始まっています。
少子高齢化で人手が足りなくなるのは避けられないのを含めて韓国の戦闘教義の改革は妥当ですな。
装備庁も予算が一気に3000億円にまで増えるんだからこういうのもちゃんと研究して欲しいね
FPSゲームの世界じゃ当たり前の装備や機能が現実にも実装されてきてるな
韓国はスマートライフルの開発には失敗したみたいだけどいろいろ頑張ってるね
これやっぱり動力はバッテリーだよな。
韓国製を背負ってるのかな。
気の毒な。
逆に韓国の兵器についてこういう否定の仕方しか出来なくなったのかと思うと、時代が変わったんだと実感させられるわ、、、
これ2~3年で除隊してく徴兵された兵隊に使いこなせるの?
アメリカやらフランスやら、この手の研究の話は聞くけど、その後どうなったか良くわからない。
そしてまた個人装備の重量が増える。
出来ないし、想定して無いでしょう
徴兵:
訓練:手りゅう弾の投てき、小銃あたりまで
実務:38度線の非武装地帯の哨戒任務、なんせ東西で250㎞ぐらいあって、数km毎に哨戒所を設置して、24時間の哨戒任務を課せられてる
兵器、戦車など:戦車への弾薬の補給(人手で運ぶ)、トラックの運転あたりまで
戦車などの運転は「職業軍人」が行ってる
つまり、さまざまな無人機を装備した機械化歩兵部隊ということだね
遠からず、ほとんどすべての歩兵部隊はこうなるだろうという話
韓国は陸戦ガチ勢だからこう言うの金掛けて開発してるんだよな
日本は各部隊のカレー自慢がブームです。
へ〜陸自もカレーに力入れてんのか
管理人だけじゃなく現場の兵士も追いつけなくなりそうだな
将来は上官は工学系の学位が必須になるか?
車を操縦するのに工学の知識は必要ないし、スマホを使うのにも学位はいらないからなんとかなるんじゃないかな
ワシなんかすでにチンプンカンプンぢゃよ。
ここの記事読んで何とか維持しているけれど。
管理人差に感謝ですね。
韓国兵器って話題にはなるけどその割には国防にちっとも役立ってない気がする
結局輸出ビジネスしか頭に入れてないからだろうけど
現場の連中はさぞ苦労していることだろうな
日本が将来戦闘の基礎研究に出遅れてるからってそんな負け惜しみ地味た事言わなくても(笑)
敵と同盟国がどんどん効率的な戦闘教義を身に付けていく中で古臭い既存のやり方で立ち向かう事になるのだから今後現場が苦労する事になるのはまさに自衛隊の方ですな
韓国陸軍は第3世代戦車を約1,700両、装甲車を2,700両以上、155mm自走榴弾砲を約2,200両保有しているのに、国防にちっとも役立ってないと思う根拠は?
ソウルの立地
北の砲撃だけで壊滅する
仮にソウルが北朝鮮の砲撃で壊滅したとして、次は米韓連合軍の反撃によって北朝鮮そのものが壊滅するんですが。
このスレは、韓国軍の大量にある従来型兵器が国防に役に立つ、立たないという話であり、北朝鮮が反撃で壊滅するという話ではないよ。
「ソウルが壊滅=北朝鮮の勝利・韓国の敗北」ではないですよ(砲撃だけでソウルは壊滅しないと思うけど)。
ですので、韓国軍の大量にある従来型兵器は、国防に役立つ可能性が高いです。
ソウルが壊滅しても、他の地域は生き残っているし、一般人の避難もさせなきゃいかないから、侵攻の遅延の為に戦わなければいけないし、万が一……十が一釜山まで追い詰められた後も、揚陸戦力で国内に上陸するので空母も強襲揚陸艦も適切な運用ができれば、必要な装備だ。
韓国軍の技術革新は急速に進んでいるようだ。
それを本当に理解しているのは韓国の政治家ではないがそれでは誰が企画しているの誰だろうか?
10年もすれば誰の目にもはっきりとするだろう。
この技術革新には韓国の多くの企業が参加しているはずだ。
海外にその軍事兵器を輸出している以上韓国人の雇用にも関係している。
10年もすれば恐らく100万人の韓国人の雇用に関係してくるかもしれない。
それを視野に入れていないのであればこの話はあまりうまく理解できない。
北朝鮮にその能力はないが何時も威勢のいい詐欺話だけは日本のマスコミには流れている。
これは朝鮮半島に決定的な影響力を持つかもしれない。
北朝鮮もドローン開発してたり、C4Iシステム整備してたりとあの国なりに近代化を進めてるんですよ。この前の新型戦車なり、鉄道ミサイル連隊の存在につい最近まで我々は存在に気づけなかったんですからあまり舐めてかからない方が得策だと思いますがね…
ここまできっちり揃えてこられると素直にすげぇなっと感想になるなぁ…
せやな。
21世紀の韓国軍 vs 20世紀の陸自って感じ。
陸自が勝るとはまったく思えない。
そりゃそうだろ
むしろ空海主体の自衛隊の陸自に負ける陸上戦力しかもっていない陸主体の国なんてどれだけあるんだという話
陸自はそもそも存在意義薄いって冷遇されてるからな
韓国人は日本と戦争するつもりなのかい・・・。
この時期のこの手のイベントは来年度の予算獲得の為のアピールって面が強いから、なんとも(本当に実用に耐えるレベルになってるのか? って意味) ※
9月~10月:国政調査の国会報告、10月末~11月:国会の小委員会での予算審議(削減)、12月:本会議、12/15:本会議の期末
(なお、韓国では面子?にかけて補正予算は組まないので、12/15に必ず来年度の予算が決まります)
※ 別案件だとヌリ号の打ち上げも10月です。 未だ、クラスタ・75t*4エンジンの地上試験もあまりやってない、2段目の切り離し75t*1の点火は信号系の地上試験だけ・・・でも打ち上げる
3段目(7t*1)エンジンと、人工衛星を格納してるフェアリングの開放、打ち出しまでの試験打ち上げ(注意:人工衛星はダミーです)
防衛装備庁公表の無人機研究開発ビジョンを見れば優先順位は空海陸の順。その他将来装備研究開発ビジョンを見ても陸自装備の優先度はさほど高くない。
陸自装備として開発を急いでいるのはMD用SAMと島嶼防衛用SSMで、中長期的には島嶼部奪回戦用装備品の研究開発に注力しているに過ぎない。対ゲリコマ戦用装備品の研究開発は継続されているが装備化に向けて具体化の動きは見えてこないのが現状。
韓国陸軍にとって北朝鮮による大規模ゲリコマ侵攻は依然として無視できない脅威で、近年来確立した軍事技術の優越性をもって阻止能力向上を図るのは妥当だし、装備体系への将来的発展を展望するのも理解できる。
つまりは韓国陸軍と陸自では仮想敵への優先すべき脅威環境が違う。
防衛省も遅ればせながら戦場認識力拡大装備の導入や研究開発に本腰を入れる気配を見せ始めたし、研究開発ビジョンや防衛研究所の分析レポートを見ても将来戦へのビジョンが全く無いはずはない。その中で脅威度的に優先すべきはどれかという話。