ポーランドが韓国からRedbackを670輌調達すると報じられており、今月末に両国が締結する契約総額はK2やFA-50を含めると140億ドルに達する見込みだ。
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ポーランドはK9や天弓2の調達にも関心を示しているため、27日までに何らかの動きがあるかもしれない。
ポーランド国防省の要請を受けて現代ロテムは2024年までに180輌のK2(1輌あたり760万ドル)を製造して納品、さらにポーランド側は「2030年までに400輌以上のK2(恐らくユーロサトリ2022で合意したポーランド陸軍仕様=K2PL)を追加購入したい」と打診しており、韓国航空宇宙産業も48機のFA-50を受注する見込みで韓国空軍向けに製造中のTA-50×20機のうち8機をFA-50仕様に変更、これを年内に提供すると報じられている。
さらにハンファディフェンスもポーランドからRedbackを670輌受注すると報じられており、今月末(有力なのは27日)に締結される契約総額は140億ドル(短期的な契約分だけでも約78億ドル)に達する見込みだ。
RedbackはSTANAG4569(防弾・耐地雷能力に関するNATO規格)の最高規格「レベル6」を上回る防御力を備え、豪陸軍向けにはアクティブ防護システム「IronFist」やシースルー装甲の概念を実現して状況認識を拡張させる「IronVision」を統合、完全にデジタル化された戦闘管理システムはSTANAG4754(車輌向けアーキテクチャに関するNATO規格)と完全な互換性を備えており、ハンファディフェンスは「K21と比較してRedbackは防御力、機動力、致死性の全てが強化された次世代歩兵戦闘車だ」と説明している。

出典:Hanwha Defense Redback
ウクライナ侵攻を目の当たりにした欧州諸国は「対戦車兵器に対する保護能力」を備えた戦闘車輌に注目しているため、ユーロサトリ2022に持ち込まれたRedbackに大きなが関心が集まっていたが、本当にポーランドがRedbackを導入すれば初の「運用国」を確保することになるため、今後の売り込みにも弾みがつくだろう。
因みにポーランドはK9や天弓2の調達にも関心を示しているため、27日までに何らかの動きがあるかもしれない。
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※アイキャッチ画像の出典:Australian Army
地道に挑戦し続けた成果に過ぎないのだろうが全くもって羨ましい
本邦は三原則の改正が今年度末、防衛研究費1兆円が5年以内リンク
防衛費11兆円代も5年以内、成果が出始めるのが5年~10年かかるとした場合…長ぇなぁ、それまで煽り口調の韓国age日本sageコメントを見る事になるのか、まぁ本邦も輸出に向けて地道に歩み始めたばかりだ、(今までのあれは置いといて)長い目で見ていきたい、ぶっちゃけ日本も韓国並みの比率で防衛関連費出してけばもっと早く成果が出るだろうが2%台が妥当なラインだろう(多分)
いやぁ本当に地道に挑戦って大切ですよね
P.S.
頼む!日英の共同開発戦闘機よ上手くいってくれ!
ハハハ。
すごいね、韓国。
防衛装備移転三原則が緩和されたら、なんか変わるのかなぁ。
変わらない。
戦前から日本の商社は、あまり兵器を販売していない。
顧客とメーカーの間を持って製品の仕様をまとめる人が居ない。
三井物産・大倉商事・高田商会の3社で”泰平組合”を作って
軍の余剰物資・他を輸出した例はありますね。
主に30式と38式の小銃を、英国・中国・ロシアに
相応の銃弾と共に合計約100万丁輸出したそうです。
WW1の時期で小銃が払底していたためと思われますが。
あと、珍しくも、41式山砲を中国に輸出したそうです。
あと、タイにも輸出をしているようです。
韓国が軍需産業を輸出事業の柱に育てる政策に乗り出したのは、防衛事業庁が設立された2006年からと言われています。一方、本邦が防衛装備移転三原則を策定したのは2014年、移転事業も管轄する防衛装備庁が設立されたのは翌2015年です。
外国政府や海外企業との関係構築において、政策上の姿勢も考慮すれば、両国には実質的に10年超の差があると見て良いでしょう。本邦が本腰を入れ始めたのはつい最近ですが、韓国の官民一体化した営業活動に遠く及ばないのが客観的現実かと。
その上で、これだけの成果を上げるには韓国も15年近い期間を要したわけで、本邦の場合、10年後にどうなっているかだと思いますよ。
小銃の売却とかその他があるからもっと差はありそうよね。
仮に10年後に同じレベルになったとしても韓国とかその先に行っているし、更新とかの需要は落ち着いた状態でしょう。
そこから食い込むには相当ハードル高いので個人的には諦めろですけどね。世界に対して全く実績ない中で企業が自社ベンチャーでやっているので目ぼしいものは三菱のMAVぐらいですし、やる気が感じられない。
日本の軍需に関してはもっと企業の統廃合してから世界を目指すべきだとは思う。
勿論、10年後に韓国と肩を並べるなんてのは妄想以外にありませんね。
その頃までにどれだけのことが出来るかです。必要なだけの成果を上げらず国内防衛産業の衰退を招くままなら、防衛装備の調達と維持に係る政策を根本的にシフトチェンジしたほうが良い。
主な目的はそこですから、輸出実績で韓国と比較したりの必要性は全く無いです。グローバルサプライチェーンを幅広く担うとか、そういった形も有りでしょう。
日本は一応は個々の要素ではトップランナーではあるから、韓国のように大盤振る舞いできるかというと疑問かな
ほかに多くの理由があるにしろ、欧米の既存プレイヤーが韓国にシェアを食われだしてるのはそういうことだろうし
これだけの資金と輸出実績を得た韓国から将来何が出てくるのかは楽しみでもあり不安でもありますね
K9に続いてK2,Redbackもベストセラーになるかもしれませんね
羨ましい限りです…
なんで皆動き始めれば韓国より早く追いつけると思ってるんでしょうか。
法整備を含め今まで今までずっと後塵を拝したのですから、韓国以上の予算を組んだとしても良くて同様、普通に考えてもっと時間がかかるんじゃないでしょうか。
今まで全く輸出が視野になく、実績もレーダーの一件しか無いのが現状ですからねえ。
正直防衛省や軍需産業(経団連)や政治家の皆さんには出来るでしょではなく、出来ないかも…の危機感を持った姿勢で取り組んで欲しいですね。
欧州屈指の陸軍国で、NATO界隈ではトルコに並ぶ戦場に近い国が陸戦機動兵器を韓国製で纏めるとは思わなんだわ。
K9やったらいざ知らず、バトルプルーフ的にはK2とレッドバックは大博打に近いんとちゃうかな?
ドイツ陸戦機動兵器も少しくらい新規を入れといた方がNATO軍内的にはいいと思うんやけど、よっぽど嫌われてるみたいやな。
それより、2024年までにK2を180両はいくらパリパリの韓国でも製造能力的に無理なんとちゃうの? 手持ちでも200両くらいしか無かったはずやし、それをポーランドに出してもうたらソウルが火の海になりかねんから出すわけにもいかへんし、納期守れるんやろか?
この納期を守れたら、ワイも韓国を尊敬するで。
IFV分野に関してだけは日本もコイツ導入したほうがいいんじゃないかな…
正直日本のIFV関連は戦車や装輪戦闘車分野に比べるとあまりにも遅れてると言わざるを得ない気はする
CV90とか、もっと良い選択肢がたくさんあるでしょ。よりによって仮想敵国製は無い。
K-2、K-9とかの装甲車両はともかく、FA-50は使い所がよく分からない買い物ですね。
一応超音速機ですが、現時点で中距離空対空ミサイルは運用できず、ロシア機相手の迎撃機としては役不足ですし、かと言って地上支援機としてはペイロードが少な過ぎる。性能的には、ポーランドの地政学的なポジションからするといかにも中途半端なものです。F-35を隠し球にするための、アラート任務専用機的な位置付けなんでしょうかね。或いは、技術移転が目的とか。いずれにしろ乗せられるパイロットが気の毒ば気がします。
また、日本の防衛装備の輸出戦略がどうの、で盛り上がってますが、根本の原因に防衛装備の輸出政策がある以上、性能が優秀であるか否か以前の問題です。
結局、メーカーは自衛隊のドクトリンに忠実な性能を追求せざるを得ないのですから、海外市場で製品として売れるはずも有りません。K-2は、半島を想定戦場とした場合には、過剰とも思える性能や、足りて無い部分が散見されます。明らかに輸出する事を想定してスペックが決められた部分があるのでしょう。
日本は、戦車などの装甲車両を輸出して外貨を稼がなければならない経済的な事情が無く、むしろ政治的には国際的にも国内的にもマイナスです。
韓国は、頼みの自動車、半導体関連がジリ貧で、兵器は貴重な外貨獲得源となっています。
つまり国家としての兵器ビジネスの立ち位置が違う以上意味がない議論ですし、むしろ海外でのビジネスふぁ望めない中で、どのようにメーカーの開発力と技術を維持していくのかが重要だと思います。