海上自衛隊の横須賀地方総監部は今月13日、もがみ型護衛艦等に搭載される艦内システムの開発施設「システムインテグレーションセンター」の開設行事を今月6日に行ったと発表した。
参考:横須賀地方総監部【公式】
横須賀基地の船越地区内にある艦艇システム開発試験棟内に開設されたシステムインテグレーションセンター
海上自衛隊が最大22隻整備する予定の「もがみ型護衛艦」には本格的な省力化技術(約90名で運用可能)や敵のレーダーに捕捉されにくいステルスに配慮した形状を採用するなど新しい技術が多数採用されているのだが、特に同艦の戦闘指揮所(Advanced Integrated CIC)は周囲360°を巨大なモニターで囲み艦の周囲状況をそのまま映し出すことが可能で海外メディアからは「まるでSF映画に登場する宇宙船のブリッジにようだ」と言われている。
このCICの巨大なモニターには多機能レーダーOPY-2や光学複合センサーOAX-3等で収集した情報をリアルタイムな映像と統合して表示させることが可能=つまり拡張現実技術を利用することで状況認識力の拡張や無人機操作が容易に行える仕組みを採用しており、このシステムの開発施設が今月6日に開設されたシステムインテグレーションセンターだ。
横須賀基地の船越地区内にある艦艇システム開発試験棟内に開設されたシステムインテグレーションセンターは従来のテストサイト施設にあった機能を吸収・発展させた施設で、個別に開発が進められてきたシステムの統合を担当、もがみ型護衛艦等の艦内システム開発に使用されるらしい。
令和3年4月6日、艦艇開発隊(司令1等海佐 小幡哲也)において、システムインテグレーションセンターの開設行事が行われました。本施設は、30FFM(もがみ型護衛艦)等に装備される艦内システムの開発に使用する施設で、今後も新システムの改修を行っていく予定です。 #海自 #横須賀 #艦艇開発隊 #自衛艦 pic.twitter.com/OvvVNclFm3
— 横須賀地方総監部【公式】 (@jmsdf_yrh) April 13, 2021
横須賀地方総監部が公式のTwitterアカウントにアップした写真にはCICのイメージが映っているのだが、米国で開催された海上兵器の見本市「Sea Air Space 2019」で三菱重工が出展したイメージとは異なり部分的な巨大なモニターと各操作端末しか映っていないので「もがみ型護衛艦」に採用されるCICのイメージとは異なるものなのだろう。
それでも「もがみ型護衛艦」のCICがどのように構成されるのか雰囲気だけは伝わってくるので興味深い写真だ。
関連記事:米メディア、海自の「もがみ型護衛艦」はLCSサイズで柔軟性と攻撃力の両立に成功
※アイキャッチ画像の出典:海上自衛隊
CICを完全再現した、地上訓練センターは開設しないのかな?
名実ともにワークシップ艦となるのなら、実物大の訓練施設を設置したほうが、育成効率も練度維持効率的にも良さそうだけども
機密との兼ね合いになるけど見世物にもなりそうだな。
高額なふるさと納税の返礼品に訓練体験とかどーだろう。
あるいは映画やアニメの制作に協力したりすれば
聖地巡礼需要も生まれるし再現ツアーなんかも組めるだろう。
長期的には海自の人材不足解決の一助にもなるかも知れんぞ。
もがみ型だけに最上級の機密ってことですね
旨っ!
山田くーん、座布団2枚持ってきてー!
もう少しで真打ち
長寿と繁栄を
長期休暇明けの乗員の再訓練に地上訓練センターを使えれば、実艦を再訓練に回す必要性が減って任務での稼働率を上げられるよね
訓練中は自宅に帰れる、ってのも大きいね。
今は円周スクリーンだが、そのうち上空までカバーしたドーム型スクリーンになるのかな
プラネタリウムみたい。
全員がVR付けて何処でも見られる?
端から見ると異様な光景が・・・・
ヤマトみたいな平面なんじゃね
ヤマトよ永遠にの全天球レーダー室ですね。
透明な床下にソナー情報も表示するとヤマトになる。
自艦のレーダーやマストからのカメラ画像といった自艦の水平線ベースの画像と
哨戒機やヘリやドローンからの画像を統合するなら、最低でも2段ディスプレイにして
下段は自艦基準で水平線までの画像やデータで
上段はそれに方位や距離を艦首基準でそろえた外部センサーデータの表示になるかと
RTSでよくある俯瞰視点表示を行うなら、艦首方向にのみデカいディオスプレイかな?
パスカルメイジというのもありましてな。
この「もがみ」の進水式を動画で見た時に初めて同艦の存在を知った。一目見ただけで新造艦の進水式と言う構図よりロシア型や欧州型の沿海戦闘艦と似た印象を強く感じた。
批判されるだろうが
どんなに機密扱いにしてもどうせ中国にとっくに漏れているんだろ?
いい加減スパイ防止法ぐらい法整備したらどうなんだ?
いつもネットだけ騒いで
自衛隊・警察・企業から声が未だに上がらないのがどうかしている
自衛官や警察官も当然、不満を持ってる。
けど法治国家の公務員である以上、今ある法の範囲でしか動けない。
仕事してないのは議員。
スパイ防止法は朝日などの左翼が全力で阻止しようとするだろうね
2F派とか孔迷党が阻止しだすんじゃないかなぁ?
左翼も阻止するだろうけど
金食い虫で時には機密すらぽいぽい投げ捨てる議員達やぞ?
立場惜しさにもがみ型の情報を売りかねないよ
キーボード無いんだね
手元のパネルに操作盤的なグラフィックが表示されるのか
タブレットみたいにそれ自体がディスプレイとして機能するのかどっちなんだろう?
使う機能によって適切なUIに切り替えられるタッチパネルの利点を活かしてる気がするから、
そのどちらもな予感はする
この方式が上手くいったら次世代の護衛艦やイージス艦に載せるのかな?
既にあすかや地上施設で建造や艤装前にシステムは開発試験しているものだとおもていたけど、もがみ型の場合は艤装と平行して開発するのか。
既存のCICと相当に異なるって話だし
乗組員もシステム構築に参加することで、人間と一体化したシステムとして機能するのを目的としてるんじゃないの
なんか凄い
あと1年足らずで就役だというのに、今からシステムインテグレーションだなんて間に合わないだろう。引用元の記事は間違えていないだろうか。
こんな調子じゃぁ、就役後もバグだらけでまともに機能しないんじゃないかと心配になる。
個々に行っていたものを一つにまとめたという話だから訓練を全く行ってないとは違うんでないかな?
やはり海風が強い中に居続けると、毛根にダメージ蓄積するのかなぁ
しかしこれでも所詮フリゲート艦だと考えるとなぁ…いや良いんだけれども
これから先のイージス艦もこういうふうになるんじゃない?
運用してみて何か大きな問題が出て「ダメだコリャ」となった時、
イージス駆逐艦じゃダメージ大き過ぎるからな。
元が汎用フリゲートなら何かしら問題のない使い道が残るだろうし。
こういうシステムが一般化していくんだろうな
実際に被弾時の問題とか、電力消費問題とか検証してるのかな。後F-35とかでもあるタッチパネルの感度問題とかあんまり物理スイッチなくすのも問題だと思うけどな。あんまり利便性ばかり追求して抗堪力ありませんとかはなしにしてほしい。
未来ずら
MSのホロレンズみたいないがあれば、それでいいんじゃね?