アルゼンチンは新しい潜水艦を調達するため交渉を開始しており、13億ドル以上と見積もられた契約を獲得するためフランスがスコルペヌ級とシュフラン級を、ドイツが209/1400型と214型を提案してるらしい。
参考:Argentina in talks with Naval Group, ThyssenKrupp for three submarines
アルゼンチン海軍はドイツ製のシステムに慣れているためTKMSの方が有利か
アルゼンチンは1982年にTR1700型潜水艦を計6隻(輸入2隻+現地建造4隻)導入することでドイツと合意、1番艦のサンタクルスと2番艦のサンフアンは計画通り取得できたが、現地建造が進んでいた4隻は経済危機の影響を受けて計画を破棄、建造途中だった船体の部品やコンポーネントは1番艦と2番艦のスペアパーツとして利用され、海軍は2隻しかない潜水艦にアップグレードを施すなど運用状態の維持に努めていたものの2017年に2番艦のサンフアンを事故で失ってしまう。
アップグレードを受けていた1番艦のサンタクルスも事故の影響を受けて作業を中断、2019年に「サンフアンの事故はサンタクルスに影響を与えない」という結論が下され、アップグレード作業が再開されたもののアルゼンチンは新しい潜水艦の調達に動いており、米ディフェンスメディアは「フランスのNavalやドイツのTKMSと協議が行われている」と報じている。
3隻の通常動力型潜水艦を取得する費用は13億ドル以上(関連費用を含めると15億以上)と見積もられており、Navalは多くの国で採用された実績をもつスコルペヌ級潜水艦とシュフラン級原潜の通常動力型バージョンを提案、TKMSも多くの国で採用された実績をもつ209/1400型と214型を提案しているらしい。
特筆すべきはシュフラン級原潜の通常動力型バージョン(オーストラリアが採用を予定していたアタック級潜水艦)を提案している点で、恐らくアルゼンチンの資金力では手が届かない可能性が高く、スコルペヌ級潜水艦、209/1400型、214型という定番の戦いになり、アルゼンチン海軍はドイツ製のシステム(TR1700型と209/1200型)に慣れているためTKMSの方が有利とも言える。
関連記事:カナダ海軍は最大12隻の新型潜水艦を調達したい、乗組員はどうするの?
※アイキャッチ画像の出典:Brazilian Navy/CC BY-SA 4.0
自分も順当にいけばドイツだと思うけど…
デフォルト常習のあの国に金あんのかね
214型の派生型であるトリデンテ級潜水艦(ポルトガル)は潜航状態でリスボンと喜望峰の間を15日間で往復可能な性能とのことからアルゼンチンにはオーバースペックな印象も。アルゼンチン海軍の任務は大陸棚が広がり水深も比較的浅い(平均で1205m、最大水深は2274m)アルゼンチン海での哨戒活動なので209/1400型でも十分な気もします。
209/1400の最新型は南アフリカが2005年からヒロイン級潜水艦として取得した209/1400MでAIPを搭載しない他は214型にほぼ準じています
仕様書「コンカラーを狩れること。」
A/B/C三国のうち。
ブラジル海軍とチリ海軍の最新はスコルペヌ級なので、
こちらもスコルペヌ級になるのでは。
ブラジル海軍の前級は209/1400級なので、
自分の新型と一緒では気分が悪いのでは。
反英なので、昔と比べて性能もそれなりになってきた中華製導入してるイメージ有ったけど→アルゼンチン。
それほど極端ではないってことかな?
(フォークランド紛争までは仏製多めだったのは知ってるが)
チリ・ブラジルとアルゼンチンの関係が悪く無ければフランス系の方も選択肢に上がりそうだけど、結構受注受けてるようだし、納入は遅い事になりそう
アルゼンチンといえばナチスの高官が潜水艦で逃げる国
財政心配されてて草
フォークランドなんて攻めてる場合じゃなかったな
フォークランド紛争自体が、軍政府が招いたインフレやペロン派弾圧などの国内問題に対する不満の矛先を、イギリスに向けたら止められなくなった結果と言われている訳でして。
国内問題から外国に戦争ふっかけて損する…
この流れどっかで見たな?🤔
軍用機だと英国の圧力で輸出できないけど、潜水艦は問題なし?
日本は、英国との兼ね合いもあるし、傍観するしかない。下手に動かない方がいいし、そもそも、期待されていないだろうし。。
本命はドイツ製。
大穴で韓国製となる。