日本では取り上げられる機会が少ないカナダ海軍では現在、英国から導入した通常動力式のヴィクトリア級潜水艦に頭を悩ませている。
参考:Canadian navy submarine docked extra year after leak found
カナダ海軍のヴィクトリア級潜水艦に対する愛情は凡人に推し量ることが不可能なほど深い
カナダ海軍における潜水艦運用の歴史は日本海軍よりも古く、第一次世界大戦が始まる前年(内燃機関を備えたホーランド号誕生から13年後の1913年)にCC級潜水艦を2隻、第一次世界大戦中にH級潜水艦を2隻運用していたのだが1920年代に全ての潜水艦が退役、25年後に第二次世界大戦中に降伏したドイツ海軍のU-190とU-889を接収するまでカナダ海軍の潜水艦運用は一旦途切れてしまう。
その後、米ソの冷戦が激化した1960年代に米海軍のバラオ級潜水艦や英海軍のオベロン級潜水艦を導入して本格的に潜水艦部隊を再建、その後継艦として英海軍が建造したヴィクトリア級潜水艦(旧アップホルダー級潜水艦)4隻を計7億1,000万ドルで導入した当時のカナダ政府はヴィクトリア級潜水艦の導入を「掘り出し物だった」と大きく国民に喧伝したが、これが後にカナダ海軍の頭痛の原因になるとは露程も思っていなかった。
英国は冷戦終結と潜水艦の機関を原子力推進に一本化するため通常動力式のアップホルダー級潜水艦4隻を売却することに決定、1994年までに4隻全てが退役したのが売却先を見つけるのに時間がかかりカナダに売却が決定(1998年に契約締結)するまでの数年間、完全に港で放置されていたため潜水艦の状態が思わしくなく再就役させるにはメンテナスが必要と言われていたが、これはカナダ海軍がヴィクトリア級潜水艦を就役させるまでに味わう苦難の序章に過ぎない。
まず最初にカナダ海軍を襲った苦難は浸水と火災だ。
英国から購入したヴィクトリア級潜水艦をカナダに移送する過程で4番艦「シクーティミ(旧アップホルダー級潜水艦1番艦)」は強風に見舞われ司令塔が海水をかぶり内部に海水が溜まってしまったのだが排水ポンプが作動せず、この状況を知らない艦内の兵士がハッチを空けたため溜まっていた海水(推定2,000リットル)が艦内に流れこんで電気系統がショート、その影響で艦内火災が発生して直ぐに潜水艦のシステムがダウンしてしまう。
何とか補助電源を復旧させて電力を取り戻すと別の場所で火災が発生、必死の思いで換気装置を起動させて艦内に溜まった煙を排出したが今度は装置を稼働させた影響で別の場所で火災が発生、最終的にカナダ海軍兵士が1名死亡・8人負傷という大惨事に発展してしまい英海軍の救助を受けて何とか港に戻ることが出来たが、火災の損傷で自力航行が不可能になったため重量物運搬船に乗せられてカナダに運ばれることになった。
何とか購入したヴィクトリア級潜水艦を本国移送に成功したカナダ海軍だが、今度は状態の悪さや原因不明のへこみ・火災事故からの復帰に悩まされることになる。
そもそもヴィクトリア級潜水艦は売却決定まで数年間も港で放置されていたため状態が悪く、これをカナダに移送するため英国で再活性化の作業が行われたのだが4隻全てで艦内配管の腐食や溶接の不良箇所が見つかったため補修に時間がかかりカナダへの引き渡しが予定よりも遅延、さらに引き渡された1番艦ヴィクトリアの船体には謎の凹みが発見され6ヶ月間のメンテナンス予定が約3年もかかるハメになり、火災を起こした4番艦シクーティミに至ってはカナダ到着から再就役までに9年間もかかってしまった。
ここまで時間と資金を掛けて再就役させたヴィクトリア級潜水艦だが、これでカナダ海軍の苦難が終わったと思ったら大間違いだ。
1番艦ヴィクトリアは2003年に再就役、2005年に実施したメンテナンで発電機を交換したのだがスイッチを入れた途端艦内の電力システムを吹き飛ばしてしまい再び大規模なメンテナンスに突入、その影響もあって同艦は2010年までに115日間しか海で運用されていない。その後2011年に復帰して2017年まで運用されが現在は再びメンテナンスを受けるためドックに入っている。
2番艦ウィンザーは2002年4月に再就役、直ぐに初航海に乗り出したが出港して間もなく通信アンテナの不良が見つかり帰港。ただその後の運用は順調で2007年に大規模メンテナンスに突入したが当初2年で終わるメンテナンスは耐圧殻の腐食、船体の溶接不良、操舵の破損などが見つかったため5年間もかかるハメになりウィンザーが再び港を離れられたのは2012年4月になってだ。しかし直ぐにエンジンの一つに問題が発生して2014年に修理、2016年にはバッテリーの問題で米国のノーフォーク港に緊急寄港、現在は再びメンテナンスを受けるためドック入りしている。
3番艦コーナー・ブルックは2003年6月に再就役したが直ぐに鉛濃度の急上昇に悩まされることになる。これは船体のバランスを調整するため搭載されていた鉛の重りが原因だと言われており、この問題を解決したコーナー・ブルックは順調に運用が続いたのだが2011年バンクーバー島沖で海底に激突、5.8ノットのスピードで水深45mの海底に激突したコーナー・ブルックの船首には約2mの穴があき耐圧殻が修復不可能なほど損傷したらしい。
しかしカナダ海軍は2014年から3年間の予定でコーナー・ブルックを修理することを決定した。ただ予定を大幅に超えた2020年12月になっても修理は終了しておらず、メインバラストタンクから圧縮空気が漏れることを確認したとカナダ国防省が今月21日に発表している。
4番艦シクーティミは9年間の歳月をかけて2015年9月に再就役したが、直ぐに溶接箇所の不良が見つかって要員の訓練を始めたのは2016年12月からだ。その後シクーティミは停泊中にオルカ級巡視船に衝突され損傷、さらにヴィクトリア級潜水艦に共通するバッテリーの問題を発症、メンテナンス中の1番艦ヴィクトリアからバッテリーを移植することで何とか運用が続けられ現在はメンテナンスを受けている最中で現時点で稼働しているヴィクトリア級潜水艦は1隻もない。
ここまで来ると退役させて新たな潜水艦を導入したほうがマシなのではないかと思ってしまうが、カナダ海軍のヴィクトリア級潜水艦に対する愛情は凡人に推し量ることが不可能なほど深く、なんとヴィクトリア級潜水艦の寿命延長プログラムを検討しており、約15億ドル(1,550億円)の費用をかけてドックに入渠している時間の方が長い潜水艦4隻を2040年代前半まで運用する気だ。
すでにカナダはヴィクトリア級潜水艦を約20年維持するために約10億ドル以上の資金を投入しており、2040年代前半までに要求される寿命延長プログラムと維持コストを合わせると新しい潜水艦を導入したほうが良いという声も挙がっているが、カナダ海軍は約4兆円(建造費用ではなく関連費用を含めたプログラムコスト)を投じてハリファックス級フリゲートを12隻調達するため新しい潜水艦を導入する余裕がないのかもしれない。
関連記事:カナダ海軍がSPY-7供給契約を締結、トマホーク搭載の次期フリゲート発表
どちらにしてもカナダ海軍がヴィクトリア級潜水艦と共に歩む苦行に終わりが見えていないことだけは確実だ。
※アイキャッチ画像の出典:public domain ヴィクトリア級潜水艦
そんなオンボロ捨てて、ドイツ フランス 韓国あたりから購入した方が遥かに安上がりだと思うけどな
今のままでは余計にコストがかさむだけだろう
ドイツ(輸出)・フランス(通常動力)・韓国の潜水艦?
いずれ劣らぬ問題児ばっかじゃねーか。
そんなに問題とは思わんがね
実際、通常動力型潜水艦を購入するとなるとこの3カ国しかまともな選択肢が無い訳で
選択肢がない←事実
まともな選択肢←間違い
導入しても結果は五十歩百歩
少なくともこのオンボロよりはマシだと思うぞ…
アタック級のどこら辺がコレよりマシなんだ。
そもそも「コレよりマシ」と「まともな選択肢」とでは話が全然違う。
日本という選択肢があるだろ
それだけは無い
なぜどこの軍隊もトータルコストは高くつくと分かっているのに無理におじいちゃんを働かせようとするのか
家電や車だって延々旧モデルを延命するより新モデルに切り替えたほうが長い目で見ると安上がりなのに、実際乗り換えないで延々旧モデルをあの手この手で使い続ける人なんてゴロゴロ居るし同じ様なもんでしょ
目先で見ると安いけど結局高く付くなんて例は沢山あるしね
今更買い替えると、これまで払ったコストが無駄になりそうで、
維持で更新してそう。
新モデルを作ってる国がほとんどないからね
アメリカ、イギリス、フランスは原潜ばかりで通常動力艦を作る技術は残ってないし
スウェーデンももう作ってない
日本は他国に売ってないし
考えられる選択肢はドイツのUボートかロシアのキロ級だろう
人それを「コンコルド効果」という。
貧乏人はまとまった金を用意できないから新品を買えない。だからトータルで新品を買うよりも高い金を中古に払い続ける、とかなんとか
カナダは海洋国なのに海軍はパッとしないんだよなあ・・
カナダ軍は実質的に米軍のための前方・後方の支援部隊であって、
彼等の本来の役割は、北米防衛のための”監視・偵察”だからね。
深い愛だなぁ
潜水艦だけに。
浮かばれませんな。
浮いた話の一つもないと
なにこの大喜利w
おやしお型を一隻無償貸与してみよう。
気に入ったら、たいげい型買ってもらえば。
日本の潜水艦は完全に海自の要求に基づいた艦だし漏らしたくない先進技術も多いけど全然足りていないものもある。
はっきり言って正直そういうのはもうお腹いっぱい。
やるならドイツみたく真面目に輸出型開発した方がいいよ。
オーストラリアに提案した日米合作方式(日本の潜水艦をベースにアメリカの電子機器のシステムに変更)なら、問題にされた現地生産比率以外にはこれといった瑕疵のない優れた潜水艦といえると思う
NATO諸国向けとして通常動力潜水艦を日米共同開発したらデファクトスタンダードになれるのではないだろうか
実際のところ、交渉にしても何にしても米国のルールに則った方が日本としてもやりやすいだろうから、米国が日本に通常動力潜水艦を発注して、米国が装備等を整えて相手国に引き渡すようにしてくれるのが一番手っ取り早いんじゃないだろうか?
良いですねぇ。
意外と喜んでくれたりして。
日本「安く作りますよ(^o^)」
ってならないかなぁ…無理か。
愛情が深い、それは真実か皮肉か。
ここまできたら無駄遣いと言っても差し支えないと思う。少なくとも永くモノを大事に使うならまず新品が一番だ。
何より戦力化と維持に掛かるコストが見合ってなさ過ぎる。金だけでなく時間。それだけ長く人もドックも占有では、思いつく限り全てに余計なコストが掛かっている。流石に80年代の船を40年後も使い続けようというのが無理がある。
これが戦略原潜だった話は少し違うのだけども。
しかし考えれば輸出向けで西側先進諸国が満足する潜水艦を作れる国は今あるのだろうかと言うと…
当座必要なフリゲートに注力するのはある種当然かもしれない
>メンテナンスで発電機を交換したのだがスイッチを入れた途端艦内の電力システムを吹き飛ばしてしまい
完全に現場ネコ案件で草
これはカナダ政府の政治センス如何ね、潜水艦だけに
節約しようとして逆に損する典型的なパターン
やっぱ初期投資はケチったら駄目
北極海絶賛解凍中なんですがそれは……ロシアと氷が溶けた北極海でご対面してからがいろんな意味で本番、もとい最前線なの絶対認識してないよねカナダのお偉い連中
オージーのコリンズ級もそうだけど
潜水艦みたいな機密の塊を外国から導入するのがそもそも無理があるんだと思う
いきなりポンと渡されてすぐに使いこなせる訳が無いんだよ
殆どの国で造れないんだから買ってくるしかないじゃん?
問題はほったらかしにされてた中古を買ったって部分でしょ。
初期投資をけちらず新品を買えばここまで酷いことにはならなかったろうに。
潜水艦をまともに運用出来る国は少ない
重大な問題がないのはアメリカと日本くらい
いうてアメリカもバージニア級の吸音タイルが外れまくるトラブルが起きてるらしいからなぁ
コロンビア級もコストガーで騒がれてるしアメリカも不穏だわ
日本は…一応表向きは大丈夫そうだけど頼むでホンマ
日本の潜水艦を買いませんかぁ〜〜。ハハハ
4隻買ってくれれば1隻プレゼント!
お安くしときますよぉ〜〜
やっぱカナダ人は良くわかりませんな…
エゲレス人にゴミ掴まされてそれを愛でる様は理解できないが、愛らしくも思う。
地獄みたい。
まぁ平和なんだろうね
温暖化の影響で、これからは北極海の利権が争いのタネになるのは確実なのにカナダは緩いよな
とはいえ、氷海の下を動きまわるなら原潜、しかしそんな予算は無いってのもわかる
資源大国とはいえ、人口四千万に満たず、しかも米国の戦略的意向を無視できない立場だし
今までずっと中古の潜水艦ばかり導入していたから
新品の買い方がわからないということはないだろうか・・・
それとも、あいつらはこれまでずっと中古だったんだからこれからも中古でいいだろう
という水上艦はじめ、他部署からのいじめがあるのであろうか?
ただ、ダメコン訓練だけは他国のどの潜水艦乗りよりも真剣にやっていそう
世界の電源電圧
リンク
カナダの電気は 60Hz 単相 120/347V, 三相 208/240/600V
イギリスは50Hz 単相 230V, 三相 400V
発電機交換で艦内の電気システムぶっ壊したのは、この辺りに原因があるのかな
何年か前に北朝鮮の瀬取り監視のためにシクーティミが日本まで来てたけど
こんなおっかねぇ艦で太平洋越えてきてたのかよ…
どこぞの感想であんなのでよく来たなって感心されてたけど事情知ってりゃそりゃ感心するわ
ヤフオクの「異音無く快調」って文言書いてあるポンコツバイクよりヤベェや
これを見ると日本は上手に世代交代も運用も
やってるんだなと思う
あれこれすぐ批判されるけど、世界を見渡すと最高レベルですね。
米軍基準で見るとダメな国9割以上・・。
アメリカが「日本もうちょっと手伝ってよ」って言ってくる理由が分かった……
レオパルドC1も異常に改良されているからなあ。
自国で1から作れないから、一度手に入れるととことん手を入れるみたいだね。
リプレースとはいえ新兵器導入時の巨額資金が国民・議会から突き上げを食らいやすいので、注目度が低く反発が少ない既存の兵器改修が選ばれがちなんでしょうね。これはカナダに限らずどこの国でもそうだと思います。
カナダの場合は潜在敵国と遠い上に隣国が世界最強国家なので、半ば安保タダ乗りしてる側面がありそうなのも既存兵器の改修に甘んじる要因の一つかもしれませんね。
なんかオールドスネーク見てるようで心が痛むわ
ちょっと検索してもHMCSシクーティミの事故報道はすぐ出て来る。
たとえば、昨年CBCニュースは、シクーティミの事故を取り上げたニュースで、
事故から5年後の時点で、残存56名のうち6割がPTSD、2割が喘息症状を示し、
半数が海軍勤務に不適格、勤続できていたのはわずかに1割のみ、とレポートしていた。
リンク
カナダ海軍にとっても、当時のクルーにとっても、事故は大きなトラウマになっているようだ。
だが、2017年にシクーティミは太平洋を渡って横須賀までやってきていた。
リンク
ここまで来るとそもそもカナダに潜水艦など必要なのだろうか
海に出ないから人件費の節約になる
日本人だから当たり前で気にもしなかったけど、数十年間事故らしい事故も起こさず、きっちり毎年1隻新造し続ける日本はかなり異常だわ(褒め言葉)
お値段もリーズナブルだし。
3000トンのリチウム潜水艦が700億程度で手に入ると言えば堺中の海軍が涎を流す。
まあ、売らんけどね。
だいたい海自の要求する年間一隻生産する潜水艦としては信じられないくらい安い、それでいて品質は世界一なのはあまりに異常(ほめてます。
随分と対象範囲が狭いなwww
「堺海軍」想像しちゃったじゃないかw
記事ではカナダに移ってからのメタメタ振りばかり採り上げられてるけど、確かこのアプホルダー級って、英国時代からトラブル続きの問題児じゃなかったっけ?
一番艦が公試中に浸水で後ろ向きに緊急浮上したとか、発射管の漏水が止まらなくて、止むを得ず発射管を封鎖したから今魚雷撃てないとか、コンフォーマル式ソナー(TOP絵の艦首と司令塔脇にある台形の窪みがソレ)が不具合続きだとか、そういう話を当時聞いたぞ。
まあだからこその新造後数年なのに全艦退役の完全放置、だったんだろうね。
愛情が深い(ヤンデレ)
たしか、帝国海軍は1905年の東京湾凱旋観艦式(日露戦争凱旋観艦式)にホランド型潜水艇「第一」~「第五」まで参加させていたのでカナダより潜水艦歴は先輩だと思いますがいかがでしょう?
それとも潜水艇と潜水艦を使い分けされているのでしょうか?
下記引用
カナダ海軍における潜水艦運用の歴史は日本海軍よりも古く、第一次世界大戦が始まる前年(内燃機関を備えたホーランド号誕生から13年後の1913年)
三菱さんへ
色々な分野で(防衛産業限らず)文句言われるだろうし、自分も言いたいことはあるけれども
毎年1隻ずつ海自にあった世界最高クラスの潜水艦をありがとうございます。
F-3もどうかどうか宜しくお願いします。
P.S. おいMRJはなんだあのざまは😠何て言ってはいけませんね。
三菱「政府がやれって言うから…」
あれも調べて見ると二つを一度にやって破綻したやつですよね。
FAA突破特化刷るなりすれば良かったのに
そっちでなくて、潜水艦の艦齢を14年だのの妙に短い設定で毎年建造を続け、2つの建造所を維持し続けてきた防衛省の策を称賛しなよ、
潜水艦増勢が決まったとたんに、艦齢が22年になるマジックな(笑)
>2つの建造所を維持し続けてきた
でも、2か所とも同じ地域にあるんだよなぁ。
中国もその弱点を認識していて、「神戸を攻撃すれば、日本の潜水艦戦力は失われる」と言っているし。
リスク分散のためにも、神戸と横須賀くらいに離したほうがいいと思うのだが。それとも、コスト優先のために同一地域に集めているのだろうか。
コストだけじゃなくて人員も動かさなきゃいけませんからね。
動けって言われたら、退職するおじいちゃんとか出てきても困るし
コスト優先というか、内海にある神戸にすら敵の直接攻撃の危険が高まったのは、わりと最近の状況だから。
できれば同じ瀬戸内の呉とかにも分散しときたいのは自衛隊も異論無いだろ
新しい艦でも、同じことの繰り返しのような気がしますね
運用隻数を3ないし2隻まで減らして、浮いた運行費や人件費を
残りの艦のメンテ費用に回した方が、結果的に稼働率上がりそう
とあるクルーの独り言「任期の間、一度も船に乗れなかったよ。」
4隻使えない潜水艦修理し続けるより使える潜水艦1隻の方がはるかに有用・・・
という発想には思い至らないのか
海自の戦術論では、通常型による運用には最低10隻は必要ってある、これは元の潜水艦隊司令官の言葉な。
潜水艦1隻というのは戦力と呼べない、訓練やらドック入り点検が水上艦よりも手間かかるから。
ポンコツ4隻ならいいのかって話はせんけどねw
こと潜水艦に関してだけは、日本って贅沢か…
自前の設計で国内建造
毎年1隻のペースで造り
保有定数を超えないよう古い艦から順に退役させ
艦齡ン十年の骨董艦は無し……
他国では艦齢75年でスクラップにもならず
常時ドック入り状態にもならずまだ稼働してる潜水艦だっているんだからなぁ
めちゃくちゃ贅沢。204型の近縁のお古で、売り先探してるとかあったもの… 新しいのホイホイ捨ててる感はあったけど、人を揃える難易度も違うしね…