米国関連

ボーイングがMQ-25Aの陸上バージョンを発表予定、米空軍採用を期待

ボーイングはMQ-25Aの陸上バージョン(LBV)を発表予定で、主翼幅の拡大と折りたたみ機構の廃止によって翼内燃料タンクの容量が40%増加し「LBVはKC-46Aが運用できないリスクの高い空域での空中給油を想定している」と主張した。

参考:Boeing Unveils Land-Based MQ-25 Autonomous Tanker Design

当面はLBVとCCAの組み合わせをアピールしていくという意味だろう

米海軍の空母航空団に配備されているF/A-18の約3割は空中給油任務に従事しており、これを解放して本来の任務に戻すことを目的に開発されているのがMQ-25Aで、同機は空中給油以外にも限定的な情報・監視・偵察(ISR)任務に対応し、米海軍はMQ-25Aについて「2040年までに空母航空団の約60%を無人化するのに欠かせないファーストステップであり、できるだけ早くMQ-25Aを空母に配備するのが重要だ」と主張しているものの開発遅延の影響でプログラムコストは上昇中だ。

出典:U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 3rd Class Brandon Roberson

米海軍はMQ-25Aの開発と7機のプロトタイプ納入のため8億500万ドルの固定契約を締結したが、ボーイングは開発遅延で既に2億ドル以上の損失を被っており、同機のプログラムコスト(開発費用や75機調達にかかる費用を含む)も当初見積もりの130億ドルから165億ドルに高騰、国防総省監察官も昨年11月「海軍が主要テストをスキップして生産に関する重要(マイルストーンC)な決定を下そうとしている」「テストをスキップすればMQ-25Aの信頼性が低くなり、同機の空母配備も影響を受け、最終的にプログラムコストの高騰を招くだろう」「適切なテストをパスするまでマイルストーンC宣言を延期すべきだ」と勧告。

米海軍も勧告を受けて「年内のマイルストーンC宣言や低率初期生産の契約を行わない」と回答し、2024会計年度に予定していた初期作戦能力の獲得も2026年にずれ込む予定で、開発作業と期間が増えれえば増えるほどボーイングが負担しなければならない費用が増えて赤字が膨らむことになり、この状況から抜け出すためボーイングはMQ-25Aの陸上バージョン(LBV)を16日に発表するらしい。

出典:U.S. Navy

ボーイングはMQ-25Aの主翼幅を75フィートから92フィートに変更する設計について米空軍と協力中で、主翼幅の拡大と折りたたみ機構の廃止によって翼内燃料タンクの容量が40%増加するらしいが、Aviation Weekに公開したLBVの空中給油イメージはプローブ&ドローグ方式として描かれているため米空軍の戦闘機には空中給油が出来ず、ボーイングの担当者は「もし有人戦闘機に随伴可能な無人戦闘機=CCAにプローブを組み込むことが出来ればLBVから給油を受けることが出来る」「LBVはKC-46Aが運用できないリスクの高い空域での空中給油を想定している」と主張した。

つまりボーイングは「MQ-25Aへの投資効果を拡大するため『リスクの高い空域からKC-46Aが遠ざけることができる』とアピールしてLBVを売り込みたい」と考えているのだが、フライングブーム方式の自動給油システムが実用化できていないため「当面はLBVとCCAの組み合わせをアピールしていく」という意味だろう。

関連記事:国防総省が海軍に警告、テストをスキップしてMQ-25Aの生産を行なうな
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関連記事:ボーイングが陥った固定価格の悪夢、KC-46Aの損失が70億ドルを突破

 

※アイキャッチ画像の出典:Photo by Petty Officer 3rd Class Noah Eidson

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コメント

    • 完成してないのに
    • 2024年 9月 16日

    完成していないのにバリエーション増やして大丈夫なのかな。
    翼の折り畳み機構が遅延の原因じゃないだろうし、陸上型を作っても先に売れて赤字が減るなんてことはないと思うのだけど。
    海軍向けと被らない暇な人員がいるのかな。

    21
    • shkk
    • 2024年 9月 16日

    >フライングブーム方式の自動給油システムが実用化できていないため
    追い打ちはやめて差し上げろ!

    ほんとにボーイング大丈夫なんですかね…?

    27
      • kitty
      • 2024年 9月 17日

      人間が脇に付いて見張ってる自動給油装置でトラブったのに、無人機の自動給油装置には自信があるのが謎。

      5
        • kitty
        • 2024年 9月 19日

        すみません違うツリーで書き込みできなかったのでテスト。

          • kitty
          • 2024年 9月 19日

          下のツリーで書き込みしようとしたら、URL削っても403エラーが出るのですがなぜなんでしょう。
          NGワ-ドが入ったとしても、そういうエラーは初めてです。

        • kitty
        • 2024年 9月 20日

        すみません。403エラーでこのエントリに別の内容で書き込めないのですが、URLも入れていないし、NGワードも入っていないようですしなぜなんでしょう。

        • kitty
        • 2024年 9月 20日

        時間が経っても反映されない・エラー再現なんですが、どうしようもないのかな。

          • kitty
          • 2024年 9月 21日

          あれこっちは承認されたのか表示されてますね。
          なぜか、長文の投稿は403エラーが出続けています。

    • たむごん
    • 2024年 9月 17日

    米軍・アメリカ防衛企業のプロダクトマネジメントは、どうなっているのでしょうね。

    いろいろな新兵器プロジェクトが遅延しているように感じますが、米海軍は補給・整備体制の確立など足下を固める方が優先のようにも見えます。

    4
      •  さ
      • 2024年 9月 20日

      世界の艦船2008年11月号で、山崎眞氏の「海上自衛隊にコルベットは必要か?」という記事内の「沿海域戦闘間の失敗」の所でかいてたな

      >沿海域戦闘間の建造がうまく運ばない主原因は、ゴールドウォーター・ニコルス法のあと、装備品の調達哲学と付随する調達組織の変更が艦船建造の技術的な演習から財政会計事業にしてしまったことにある。
      (以下略)

      技術的な専門家でなく、短命な政治任用の幹部が主導するようになった流れは造船に限らずおそらく他の分野でも同じような事が起こったのだろうな

      1
    • 黒丸
    • 2024年 9月 17日

    アメリカの上下院議員向けのアピールでしょうか
    F-4ファントムの事例復活を願っているかのと思いますが
    PRポイントである基本的な自動給油能力が証明されないと、誰も信じないのでは?

    5
    • MK
    • 2024年 9月 17日

    駄目な香りがプンプンですね
    最近の兵器開発はこんなのばかりな感じ。体制から変えないとなんでしょうけど難しいんですかねー
    大体空母に積んてる高価な戦闘機を給油に使うとか効率悪すぎぃていうニッチな所から始まった計画を、未完成のまま他に転用とか駄目プロジェクトの見本ですよねえ

    13
    • 無印
    • 2024年 9月 17日

    X-47B止めて無かったらなぁ…

    5
      • 58式素人
      • 2024年 9月 18日

      素人考えですが。
      ペイロードが小さいのが嫌われたのでしょうか。
      WIKIには、兵装:GBU-31 JDAM×2(約2t?)とありますし。
      機体の大きさに比べて、少なかったのかな。

      1
    • Natto
    • 2024年 9月 17日

    Xで空自のKC46を中古の使い物にならない飛行機を爆買いって書き込みをミリクラの皆様が新品だけど使い物にならないってネタにしてた。開発テストや研究のスキップが原因だと思うけど、なんで生じてるんだろ?
    M17,M7みたいな銃レベルでもやってるし。

    3
    • DEEPBLUE
    • 2024年 9月 17日

    どうにかしてボーイング救いたいのは分かるけど、官民両方ともずっこけじゃあなあ・・・

    2
    • kasugi
    • 2024年 9月 17日

    無人だからリスキーな空域に、なんてのは一般素人向けのおためごかし
    いくら無人で人が死ななくても、生存性が低くて任務が達成できないのでは意味がない
    こんな機体で給油任務を実行できるほどの空域なら有人機を飛ばしたって何の問題もないだろう

    そもそも空母に小型給油機が搭載されるのは、着艦に失敗した機に予備燃料を提供するためであり、空軍機とは根本的にニーズが異なるんだが
    一回の出撃で一機分の燃料しか運べない給油機なんか空軍の作戦で使おうとしたら、オペレーションがとんでもなく複雑になる

    3
      • 名無し
      • 2024年 9月 18日

      着艦をやり直すだけの燃料を残したままでも、スパホなら4tの積載量がある
      つまり、ほぼフル爆装でも着艦できるしやり直しが効く

      そもそも空中給油やるだけの燃料があるならリテイクした方が早いし安全

      スパホのタンカー運用は、満タンで発艦出来ない攻撃任務の機体への給油であって、着艦失敗時のリカバリ用ではない
      だからこそ、空母搭載の2〜3割もの数がタンカー運用されている

      2
        • kasugi
        • 2024年 9月 18日

        どこから突っ込んでいいやら…

        まずF/A-18Eのペイロードは8.05tだがブリングバックウェイトは4.5tだからとてもじゃないがほぼフル爆装での着艦は無理だな

        いまだにトンボ釣りのヘリコプターと駆逐艦が随伴する難行である着艦を空中給油より早くて安全だと思ってるのも無知だし

        満タン満載のF/A-18Eが発艦できないとかどこで吹き込まれたんだ

          • 名無し
          • 2024年 9月 18日

          480ガロンタンク3本抱えたら爆装無しでも無理だろうけど、増槽以外の爆装だけで8tってどんな組み合わせ?
          MK84は1tあるけど1発しか搭載できないし、500kgのMK83でも2発のみ
          700kgのハープーン4本ベースが一番重たくなるのかな?

          発艦できないのは満タンかつ増槽2本、爆装の標準的装備状態ね

          2
            • kasugi
            • 2024年 9月 18日

            Mk84が一発しか積めないとは…またわけのわからん虚言が増えたな

            満タン満載でもF-18Eは30tいかないので、36tを打ち上げられるニミッツ級のカタパルトなら楽勝なんだが

              • kitty
              • 2024年 9月 18日

              発艦できるかはカタパルトの性能もだけどMTOWじゃねえの。
              F-18E/Fは29,950kgって話だけど。

              あと実際、空母から離陸した直後にbuddy refuelingが多用されている事実があるわけで。
              また離陸時の重量を軽くすればしたほど、燃料消費が少なくなります。
              ツィオルコフスキーの公式めいたものは航空機にも言えます。
              Redittで元F-4乗りのおっちゃんが親切に教えていたな。

              kasugi氏はなんか他人の無知に攻撃的な印象を受けます。そもそも本当に無知なのかどうかも慎重に判断するべきだと思いますが。

              2
                • kasugi
                • 2024年 9月 18日

                計算すればわかるがスパホの最大離陸重量は空虚重量+機内燃料満タン+機外ステーション目いっぱいなので制限にはならない

                一緒に発艦する給油機はトラブって帰って来る機体を拾うのが仕事
                武装した機体が着艦重量まで燃料を投棄するとリトライ回数が少なくなってしまう

                航続距離を延伸したいなら大型機タンカーのところにいく
                現代の空母が陸上基地の支援の外で活動することはありえない(何しろ哨戒機が陸上機なので)

                無知なだけならいいが、知ったかぶりで嘘を並べるやつが優しく対応してもらえないのは当たり前

                  • kitty
                  • 2024年 9月 18日

                  だーかーらー、元艦載機乗りのおっちゃんが燃料盛り盛りでカタパルト発進したら、巡航速度にのるのに莫大な燃料消費して意味ないから燃料の量をケチって発進してすぐにbuddy refuelingする。
                  空母艦載機部隊では、大型給油機なんか使えないことがほとんどのシチュの上、buddy refuelingだと発進した部隊が並列で給油できるので、運用上も望ましいとかあっちの掲示板で解説してくれてたりする。
                  スペック上の最大が決して最善のパラメーターでないと理解出来ないのが軍オタの限界なのかなあ。
                  あなた本当に他人様を馬鹿にできるほど「理解」できていますか?

                  2
                    • kasugi
                    • 2024年 9月 18日

                    空母のカタパルトも機体の出力も空海軍の統合運用も途上だった時代の思い出話を、さらに匿名の誰かさんから又聞きして何を理解しろっていうのやら

                    ソースにしたいならせめてスレッドのタイトルぐらい出せや

                      • kitty
                      • 2024年 9月 19日

                      私も鵜呑みにしただけで無く、ゼロ状態からカタパルトで発射する艦載機の力学が航空力学だけで無くロケット力学に近いという経験者の説明をなるほどと咀嚼した上で、事実だろうと判断したわけです。
                      でもって、

                      >匿名の誰かさんから又聞きして何を理解しろっていうのやら
                      と言いながら
                      >ソースにしたいならせめてスレッドのタイトルぐらい出せや

                      という一行の空かずにロジックの矛盾にも気がつかないアフォさ。匿名さんを匿名さんだからと信じないならURL載っける意味ってw

                      あなたは知識だけは多そうですが理解力が相当低いのでは?
                      そもそもF-18E/Fが実際のソーティでフル装備している時は、燃料減らしてできるだけ軽くして発艦し、buddy refuelingしている「事実」があるのに

                      >小型給油機が搭載されるのは、着艦に失敗した機に予備燃料を提供するためであり

                      とか断言しちゃうの何?認知の歪み?
                      もちろんそういう役割もあることはあり得ますが、現代では主ではないでしょう。

                      2
                      • kasugi
                      • 2024年 9月 19日

                      お前がアドレス貼ってそれを俺が直接読めば又聞きではなくなるってことなんだけど

                      経験者の話って結局のところお前がそう言ってるだけだからなぁ
                      お前の妄想かもしれないし、英語を読み違えてるかもしれないし、その経験者がデタラメかもしれない

                      だから直接ソースを出し、お前の妄想や勘違いという可能性を排して吟味させろというのに出さない

                      ソースも出さずに事実を主張するならガンダムだって存在できるんだよ

                      • kasugi
                      • 2024年 9月 19日

                      「Air Force Air Refueling for Naval Operations」というタイトルで空軍中佐が書いた論文があったが、それによれば空海軍の空中給油任務の統合が求められ始めたんは70年代、ベトナムの爺さんの思い出と事情が違うのは当たり前だな。

                      80年代に複数の覚書が交わされ、空軍は海軍のニーズに積極的に応えることが義務付けられている。
                      現代の航空作戦において艦載機が大型タンカーを利用できないという事態は発生し得ないわけだ。

    • kitty
    • 2024年 9月 19日

    ソースを一切出さないのはオマエモナーなんですが、URLは認証が面倒くさいので、ヒントだけ
    「F/A-18 buddy refueling why」で検索すればいくらでソースは出てきます。
    先に参照した記事は、Lance Robertsという海軍士官学校出の元パイロットが「実名」で素人の質問に親切に回答しています。
    その他、あっちのフォーラム等では元艦載機乗りがよくコメント出しているので勉強になります。さすがに日本には最近の艦載機乗りは存在しませんからうらやましい。
    あとやたら人格攻撃に走り出しましたなw、

    >F-18E/Fが実際のソーティでフル装備している時は、燃料減らしてできるだけ軽くして発艦し、buddy refuelingしている「事実」

    これに対する反証はあるのですか?無いなら

    >小型給油機が搭載されるのは、着艦に失敗した機に予備燃料を提供するためであり

    が唯一の理由で無いということになりますけれど。
    着艦時のガス欠対策のお世話のためだけの目的なら、F-18搭載機の2-3割も給油機に割くはずもないでしょう。

    2
      • kasugi
      • 2024年 9月 19日

      Air Force Air Refueling for Naval Operationsというタイトルで1990年に空軍中佐が論文を書いているが、80年代に交わされた複数の覚書により米空軍は海軍の給油ニーズに積極的に応えることが義務付けられており、これによりバディタンカーは攻撃任務への給油から解放されるとのことだ

      現代において大型機の支援を艦載機が受けられないという状況は発生し得ず、バディタンカーがわざわざ出発機に燃料を補給してやる必要もなくなったわけ
      ちょっと先に行けば空軍のタンカーがいるのだから

      搭載機の2~3割というが、空母に艦載されている蜂の数はグロウラーを頭数に入れても60機に満たず、その2~3割となれば十数機程度だぞ
      給油機がトラブルに見舞われる可能性も考慮すればそんなに余裕のある数じゃない

      “空軍”士官学校出のランス・ロバーツさんは見つけたが
      そっちがまさにやったようにロケットの話も引き合いに出してるんでこの人で間違いなさそうだが、アレは「なんでもっとタンク積まないの?」という質問に対する回答であり、敢えて燃料を少なめに積んで飛びますという趣旨の回答ではなさそうだがね
      こういうツッコミをされたくないからかたくなに直接的な情報を出さなかったのかな? だとすれば卑劣な奴だ

    • kitty
    • 2024年 9月 19日

    それは陸上から進発できる空軍給油機がいる作戦状況の話でしょ。
    それで現行のF-18E/Fが燃料減らして爆装してカタパルトから射出されて、先に上がってた給油機のF-18からbuddy refuelingを受けて給油してから作戦に入るという事実は否定するのですか?

    ネストが深すぎてツリーにならないみたいですね。

    2
      • kasugi
      • 2024年 9月 19日

      1990年の空軍中佐の「Air Force Air Refueling for Naval Operations」って論文に詳しく書いてあるが、80年代の複数の覚書により米空軍は海軍の給油ニーズに積極的に応えることが義務付けられているため、現代の航空作戦において出発機に給油してやる必要は無くなったわけ

      2~3割って多く聞こえるが現在の標準的な搭載数から考えると十数機ぽっちだぞ
      給油機がトラブルを起こす可能性も考えればそんなに余裕のある数じゃない

      ランスロバーツさんって空軍の人しか見つからないけど
      ロケットの話になぞらえてるから間違いなさそうだな
      その話は「なんでもっとでかい(多くの)タンク積まないの?」という趣旨の質問への回答としてであって、敢えてタンクを空けて飛んでますって回答じゃないんだがね

      >現行のF-18E/Fが燃料減らして爆装してカタパルトから射出されて、先に上がってた給油機のF-18からbuddy refuelingを受けて給油してから作戦に入るという事実は否定するのですか?
      この事実を支える証拠が何一つ提示されてないんだがね、ランスさんは空軍の人だし

    • kasugi
    • 2024年 9月 19日

    海軍が陸上基地の支援の外に出ることは現代ではありえないので、空軍が積極的に協力する限り、進発できる地上給油機が存在しないという作戦状況もまたありえない

    探してみたらランスさん空軍の人じゃんか
    しかも「なんでもっとでかいタンク積まないの?」という趣旨の質問への答えであり、敢えてタンク空けて飛びますよとは書いてないし

    >それで現行のF-18E/Fが燃料減らして爆装してカタパルトから射出されて、先に上がってた給油機のF-18からbuddy refuelingを受けて給油してから作戦に入るという事実は否定するのですか?
    結局そんな事実を示す情報は無いじゃん

      • kasugi
      • 2024年 9月 19日

      蜂の3割と言ったって搭載数から考えればその数はせいぜい十数機、給油機がトラブルに見舞われて予備を出すなんて状況も考えれば、一日中作戦を支援する数としては余裕のあるものではないが

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