来週にも入札が開始される米空軍のRFXプログラムに勝利するのは果たして、ロッキード・マーティンと韓国航空宇宙産業が提案するT-50か?それともイタリアのレオナルドが提案するM-346か?
参考:US Air Force considers leasing trainer jets that lost the T-X competition
米空軍のRFXプログラムはレーダーを搭載したT-50がやや有利、ただ最終的には価格勝負
米空軍が採用を決定した次期訓練機T-7Aレッドホークは現在、TX機種選定に提出されたプロトタイプをベースに実用機開発が進められており2024年に初期運用能力を獲得する予定で、米空軍は本機の運用開始に合わせて新人パイロットの養成プログラムやF-22AやF-35Aを使用した実用機による訓練の抜本的な改革を行おうとしている。
これを簡単に説明すると学生パイロットを戦闘機パイロットに育成するのに現在約40ヶ月掛かっているのを、新機材T-7Aレッドホークや仮想現実、地上に設置されたAI搭載のシミュレーターを活用することで18ヶ月短縮すること目指しており、さらに実戦部隊へ配備された新人パイロットが固有機材の特性に慣れるための訓練時間短縮(※1)も検討されているらしい。
F-22Aを装備した部隊の約7割に相当する飛行回数は新人パイロットへの基本的な訓練に費やされており、これを短縮して訓練に使用されるF-22Aを解放できれば実際の任務に回せる機体が増える=数が限られているF-22の機体を有効活用できるという意味で、これはF-35Aでも同じこと(訓練に回す機体の数が減れば任務に投入できるF-35Aが増えるor調達数を削減してコスト削減可能)が言える。
※1補足:例えばF-22Aに搭載されたアビオニクスの基本的な操作方法を習得するのに高価なF-22Aを使用するのではなく、T-7Aレッドホークのコックピットに搭載された大型ディスプレイ上にF-22Aのアビオニクス操作画面や操作結果を擬似的に再現することで、実戦部隊に配備される前に訓練を行い実機による訓練時間短縮を図るという寸法だ。
そのため米空軍は新しい養成プログラム開発のため、TX機種選定でT-7Aに敗れたT-50を導入(リース契約で4機~8機程度)すると今年1月明らかにしていたが、TX機種選定で敗れたイタリアのレオナルド(M-346の派生型T-100を提案)が入札を要望したため米空軍はRFXプログラムとして正式に競争入札を行うことにした。
この入札が、いよいよ来週開始される予定で韓国メディアも熱い視線を送っている。
ただイタリアのレオナルドが提案するM-346(TXに提案したT-100は製造していないためベース機のM-346を提案)はレーダーが搭載されていないため「新たにレーダーを統合した機体を提供する」と言っているが、米空軍司令部は「予算が限られている」ことを理由にEL/M-2022が搭載されているT-50を好むと発言しているため、恐らくM-346よりもT-50の方が採用に近い存在なのかもしれない。
しかし結局はリース価格が「幾らになるのか?」が最大の焦点で、レーダーを搭載したM-346の方が安ければ当然結果はレオナルド勝利に傾くだろうが、両機とも米空軍の想定している予算の範囲に収まらなければRFXプログラム中止を示唆する発言も行っているため、何とも先行きが不透明な状態だ。
ただ今回のRFXプログラムは、仮に入札に勝利しても導入数が少ないため経済的なメリットは少なく、どちらかと言うと「米空軍が採用した」という実績作り(他国に売り込む際の営業文句に使用できる)に近い。そのため両機とも思い切った価格で勝負してくるかもしれないので注目される。
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航空万能論GF 管理人
※アイキャッチ画像の出典:ロッキード・マーティン T-50
管理人さんの最後のコメ これが全てですね
ただ今回のRFXプログラムは、仮に入札に勝利しても導入数が少ないため経済的なメリットは少なく、どちらかと言うと「米空軍が採用した」という実績作り(他国に売り込む際の営業文句に使用できる)に近い
まあ、T-50が勝つだろうけど、それが? って事案
毎日見てます頑張ってください
空自も近い将来F35の訓練機としてT-7Aレッドホークを導入するのかな?
日本もはよT-7A導入せんとなあ
グラスコクピットの機体がどんどん増えるのにいつまでもアナログ計器の訓練機ではなあ
グラスコクピットならもうシミュレーターと実機だけでいいんじゃないかなと思う
アメリカもF-35のシミュレータの謳い文句でそう言ってたけど
結局練習機が必要になったのがコレなんでは…?
機種転換が完全にシミュレータでできる(から複座型不要)とは言ったけど
LIFT機が不要とは言ってなかったはず
まあT-50かな
個人的にLM社が関わっているのは大きいと思う
LMが設計・開発したT-50が妥当なのは間違いないところ。
しかし個人的には不採用になってほしいね。
まあ、組み立てしかやってない韓国が自分の手柄だと叫び散らすのがウザいだけなんですが。
後から空中給油機能つけろソースコード渡せとか言われるからな
T-50ゴールデンイーグルは(大層な名前)は空中給油機能ついていない
T50はなんでアメリカは韓国と組んだのか?
アメリカ独自で開発出来なかったのか?
訓練機とはいえステルス戦闘機に対応出来るから機密保持の観点から見て
アメリカがあいつらと組むのは良作とは言えないと思うが
上の方でも記されていますが、
実質設計したのはLM、という部分が大きいかと。
ちゃんと読んでる?
韓国キライは別にどうでもいいけど、コメント書くのなら、記事はちゃんと読んで理解してからで。
T50は元々韓国が作った練習機であり、アメリカ企業のロッキードマーチンが協力した機体。
アメリカは、自国で練習機T07Aを開発中。
それが開発・量産出来るまでの繋ぎに、他国の練習機を使う。その入札に、上記韓国の練習機と、イタリアの練習機が手を挙げてる。アメリカが作る航空機を韓国と組むという話ではない。
>T50は元々韓国が作った
また嘘か?
恥ずかしげもなくよくそんな嘘書けるよなw
>コメントについて
疑問点に答えて頂いて、ありがとうございます。
コメント関係ですが、もし可能なら、コメント欄と「コメントを書く」ボタンとの間を﹙Email欄とかURL欄と位置を入れ換えるなどして﹚空けて頂けると助かります。
個人的な都合なのですが、スマホのレスポンスが怪しいためか、コメントを編集中に誤って「コメントを書く」ボタンを押す事があります。
上記のようにレイアウト的に離れていたら誤操作が減るかな?、と期待してのお願いです。
「コメントを書く」の後に、実際に送信するかの確認ウインドウを出すのも手でしょうが、
それだと操作性悪化を嫌う人もいるかと思い、上記レイアウト変更を問合せした次第です。
わざわざ割り込ませたからにはM-346の出来レースなんだろうなぁ、って気もするが
あくまでも繋ぎで金もかけたくないなら、無改修でそのまま使えるT-50でしょ。
大量導入するT-7Aで使うプログラム作る為にリースのT-50使うのだから。
さっきも書いたが空中給油機能が付いていないのでそう言う訓練には使えない
射出座席の改修(座席だけが安全に脱出できる)や飛行プログラムの変更とそのままでは使えない
T-50が勝っても韓国の技術評価となんら関係がない
発注は韓国でもアメリカ企業が作ったものをアメリカが採用する
それだけの話
ただ、韓国はやたらと宣伝に利用すると思う。
整形大国なだけあり、見映えに拘る国だから。
韓国製兵器は世界中で人気だが、世界最強の米軍までもが採用する可能性が高いのは本当にすごい
日本なんかとはあまりにもレベルが違い過ぎて比較にもならんな
ウリT-50が(ワンポイントリリーフとは言え)アメリカ軍に採用して頂けそうで、大変光栄に感じております。
既にアメリカの共同開発パートナーとなっておられる日本の足元にも及びませんが、今後とも精進して一歩でも近づきたいと考えております。
せっ、せやな。悔しい()
受注数が圧倒的だった米空軍次期高等練習機コンペに落選して、当選したT-7Aが行うプログラム作成の為にリースで8機程度採用されるコンペの最終候補に残っておめでとうございます。
テョンの独り芝居レスごっこwww
哀れだなwww
仮にT-50が採用されたとしても、それはロッキード・マーチンが設計・開発した機体だからであって、韓国が優れていたからではない。
韓国はT-50の製造しかしていないのだから、もしT-50が採用されたとしても、韓国が自慢する話ではない。むしろロッキード・マーチンと手を組んだ事が、韓国にとって想定外の幸運だったと見るべきであろう。
寧ろ韓国が想像以上に優秀だったからこそLMも手を組もうとしたのでは…?
寝言は寝てからおっしゃった方が恥をかかずに済みますよ。
下請け生産を委託するにもF-16のノックダウン生産の経験が有る韓国なら出来なくは無いとLMも判断したのだろう。
KF-16のオフセット取引で、LMに韓国向け練習機を開発して貰っただけかと。
その後、その様な厚かましい輩が居なかった様だし、LMも態々新規に練習機を設計しなかったので、コンペや第三国への輸出にT-50のシリーズを利用したのかと。
ただしT-50の組み立ては、LM的にも及第点だったのでしょうね。
落第点だったら、LMも流石にT-50をコンペなどに利用しようとは思わないでしょうから。
>寧ろ韓国が想像以上に優秀
何がどう優秀なのか何も書いてないなw
組み立てが優秀なのか?
たかが組み立てただけのことが?
www
韓国向けのT-50で、韓国が自力で開発出来なかったから、LMが仕事を請け負っただけかと。
あとT-50開発の際、﹙LMとの共同開発でF-CK-1を開発済みの﹚台湾から技術者が流れてきた様なので、「想像以上に優秀」のポジションは台湾に与えるべきかと。
M-346にかってほしいな。
いろんな意味含めて
あと日本のT-Xに関してもまだM-346のほうが向いているとは思う。
フライングムーブ改修なりCFTあるいはドロップタンクで対応してくれるんなら割と米空軍系でも需用できるんでないかなぁ?
フライングブームな
後、M-346は実はやYak-130の兄弟機
イスラエルがラビと命名してF-35の操縦士を育成している実績がある
どっかの記事で安全性の兼ね合いから空自は基本的に単発練習機は採用しないって聞いたことがある。
F-2は単発
LMがgdgdなのは韓国と組んだからだろう
法則に例外なし