バイデン大統領は「台湾が中国から攻撃されれば防衛に向かうのか?」という質問に「我々にはそうする義務がある」と答えて注目を集めているが、必ずしも米国人の多くが無条件で台湾有事に米軍が介入することを支持している訳ではない。
参考:Why Should American Soldiers Die For Taiwan?
台湾人自身が銃弾の矢面に立つ勇気を示さない限り「米国人も命を掛けて台湾を守る」という気にはなれないのだろう
ボルティモアの住民集会に出席したバイデン大統領は「台湾を守ると断言できるのか?」という質問にYesだと答え、司会者から「台湾が中国から攻撃されれば防衛に向かうのか?」と重ねて質問されると「我々にはそうする義務がある」と答えて注目を集めているが、ホワイトハウスはバイデン大統領の発言に対して「従来の政策に変更はなく台湾の防衛を引き続き支援する」と述べており、これは今年8月にバイデン大統領が「米国は台湾に対する防衛義務がある」と踏み込んだ時と同じ対応だ。
1979年1月にカーター大統領が中華人民共和国との国交樹立に踏み切った影響で米華相互防衛条約を廃止、その代わりとして制定されたのが「台湾関係法」と呼ばれる準外交関係で「台湾が十分な自衛能力を維持するのに必要な防衛物資=防衛装備品やサポートを提供する義務がある」と定義しているが「中国が台湾を攻撃または侵攻した際に米国が軍事介入=防衛義務がある」とは保証しておらず、ホワイトハウスが「従来の政策に変更はなく台湾の防衛を引き続き支援する」と発言してバイデン大統領の主張を否定しているのはそのためだ。
つまり米国は伝統的に台湾有事に軍事介入するのかしないのかを具体的に示さない「曖昧な戦略」を採用してきたという意味で、米議会は高まる中国の脅威を受けて「曖昧な戦略」を転換すべきだと主張しているものの米国が台湾有事に軍事介入するという保証を与えることに多くの米国人が賛同している訳ではない。
台湾有事に米軍が軍事介入することを支持する人々は確実に存在するが、この問題について特に安全保障問題を取り扱うメディアやアナリストは非常に慎重な姿勢を示しており、特に保守系のシンクタンク「Defense Priorities/ディフェンス・プライオリティーズ」は台湾人が自国の防衛に全力で尽くしているという具体的な姿勢を見せない限り「米国が台湾のために中国との戦争さえ厭わないという話は控えるべきだ」という興味深い主張を展開している。
ディフェンス・プライオリティーズの主張を要約すると以下の通りだ。
米国の政治的指導者達は高まる中国の脅威に対して台湾の安全保障を拡大するよう求める傾向が強く、米国の識者も米軍兵士を台湾海峡で戦死させることに熱心だが、この恐ろしいほどリスクの高いアプローチへと踏み出す前に「台湾人自身が自国防衛のためにどれだけ命を掛けられるのかを考える必要がある」とディフェンス・プライオリティーズは主張して幾つかの事例を挙げているが、最も重要視しているのは「多くの台湾人が中国の脅威を正しく認識していないか、中国が武力を行使すればそれを台湾が防ぐことが出来ないと思っている」という点だ。
台湾は2018年に徴兵制度を完全廃止して志願制に移行したものの満18歳の男子全員に課している基礎軍事訓練(4ヶ月間)に嫌悪感を抱く若者が多く、過去3年間で予備役に課していた義務的訓練を放棄したとして1,000人が起訴され、台湾軍の戦闘部隊に必要な人員は60%しか確保されていないと指摘しており、米軍も兵員定数を常に満たしている訳ではないがボランティア(米国では軍歴が就職で有利に作用したり各種ローンで優遇を得られるなどメリットも多いため必ずしも社会奉仕の精神だけで成り立ってはない)で十分な数の兵員を確保していることと比較すると「本当に台湾人は自国防衛に命を捧げる気があるのか?」とディフェンス・プライオリティーズは疑っている。
つまり台湾もクリミアやアフガニスタンと同じように中国が武力統一に出ると「さしたる抵抗もなしに中国軍による占拠を受け入れるのではないか?」という意味で、台湾人が自らの命を自国防衛に捧げる気がないのなら「中国との戦争に米国人が台湾人の代わりに死ぬことを強制されされるのは不道徳だ」と主張、台湾の安全保障を拡大するよう求める米国の政治的指導者達に「米軍兵士の命を安く見るな」と批判しているのだ。
まぁ米国の場合はアフガニスタンで痛い目に遭っているので当然の主張であり、特にランド研究所のティモシー・ヒース氏も「台湾有事に米軍が武力介入をすれば中国軍の攻撃によって驚異的な犠牲者を出すことになるだろう」と指摘しているので、台湾の政治的指導者だけが「中国の武力統一に最後まで抵抗する」と確約するだけではなく台湾人自身が銃弾の矢面に立つ勇気を示さない限り「米国人も命を掛けて台湾を守る」という気にはなれないのだろう。
勿論、ディフェンス・プライオリティーズの主張は全ての米国人の気持ちを代弁してる訳ではないので参考程度に受け取ればいいと思うが、十分考えさせられる物はあるので少数意見だと切り捨てる気にはなれない。
※アイキャッチ画像の出典:U.S. Army
実際それはそうだとしか言いようがないな。
アフガンの教訓が、いくら政治的、地政学的に重要でも住民が頼れない地域への駐留は避けるべきということ(南ベトナムと同じ)としたら、アメリカから見た同盟国の選別はさらに厳しくなる一方で、重要地域に対する反米側の政治工作も一層激しくなる予感。
あまり政治のことはここで言いたくないですが、今度の衆議院選挙も注視ですね。
まあ日本共産党は表向き中国共産党とは一線を画していますが主張は対米追従反対をベースにした反米ですから
実を結ぶか毎度地道に選挙増勢を起点に…と思ったけれど政権与党も色々な意見の人もいらっしゃるようで…
工作は地道です
とはいえアフガンとの最大の違いは台湾はアメリカが自国の防衛線の中に組み込んでいるから、これが破られるということはアメリカ自体が明確に敗北に一歩近づくことになるという
そこは確かに明確な違いだよね。
台湾が第一次列島線に蓋をしている要石になってるから、台湾が抜かれたら、中共の原潜部隊が多数ハワイ近海~アメリカ西海岸まで出没する危険性がでてくるからね。アフガニスタンは、反米テロリストの温床になる危険性はあるが、それ以上ではない。
いざ戦争始まったら団結して支持するのがアメリカ
戦争国家だけあって勝つためにそういう暗黙のルールになっている
まあ長引くと流石に異論出てきたりはするけど
だから平時にそこらの人間捕まえてアンケートとってもあんま意味がない
開戦すると大統領が言った瞬間そのアンケートの数字がコロッと変わるから
今のアメリカは昔と違いイラク戦争とアフガニスタン紛争で厭戦状態。
シリア内戦への介入も介入支持の割合が低すぎてアメリカ政府は介入を躊躇って見送った。
介入に対する支持率が高くなるかどうかは台湾次第ですな。
どうだろうな…俺は五十歳目前だからリアルタイムで知っているが、湾岸戦争前夜の米国もベトナム戦争の敗北の影響から厭戦状態が続いていたよ
実際、イラクのクウェート侵攻直前に駐イラク米大使がフセイン大統領と会談した際、当時イラクとクウェート
間にあった領土争いに介入しないが争いも望んでいないと言う趣旨の発言をした結果、フセインがその発言を曲解してクウェート侵攻に踏み切る決意をした位
ところが、実際にイラクがクウェート侵攻をやった途端、米国は一気に軍事介入へと踏み切った
シリア内戦の様に、近隣諸国にイスラエルと言う番犬が居るので紛争が大戦争へ発展しない(その上シリアはイスラエルと敵対しているので内戦で潰れてくれた方が米国にとっても都合が良い)場合ならともかく、台湾を取られたら太平洋における米国の圧倒的な派遣が崩壊するから、米国は座視しないと思うよ
湾岸戦争の頃のアメリカは自分達が「世界の警察官」になることで、ベトナム症候群を克服しようとしていましたが、今のアメリカは「世界の警察官」への関心が薄く役割も終えつつあります。
中国が台湾に進攻したらアメリカは台湾を支援すると思いますが、台湾人自身が台湾を守る決意・覚悟を見せなければ、アメリカから軽蔑されて信用されなくなるのは確実だと思います(日本にも当て嵌まることですけどね)。
上の方に「台湾が抜かれたら、中共の原潜部隊が多数ハワイ近海~アメリカ西海岸まで出没する危険性が出て来る」と書いている方がいる様に、台湾の安全は米国の安全にも直結するから、米国が「世界の警察官」を止めても台湾を助けなかったら米国の安全保障は大変な事になる
因みに、太平洋戦争開戦の原因の一つは、日本がインドシナ(南部仏印)へ進駐した事で、当時米領だったフィリピンの安全が脅かされた事にある(当時、台湾は日本領だった)
米国は自分の安全保障を脅かす事態が発生したら黙っていないのは歴史が証明しているよ
今フィリピンは米国領じゃないし、台湾だってそうだ。
米国は自国の安全保障が脅かされるのは座視しないが、そのために他国の防衛に命をかけるほどお人好しじゃない。米西海岸に中国原潜を近づけない条件でアジアから一切手を引くディールはあり得ると思う。
米国人が本気で中国と戦争する気になるのは米国領を直接攻撃された時だ。WW2もそうだったろうに。
「米西海岸に中国原潜を近づけない条件」ではディールは成立せんでしょうなあ。それを確実に守らせる方策がない。戦略原潜の解体に中国が同意するとは思えないし。
戦略原潜の解体なんてアメリカだって望まないよ。オバマ政権であってもね。そうじゃなくて敵国の原潜を近づけさせない事が重要なんだ。その手段は一つじゃない。
うん、だからディールは成立しない。
結局のところ「米西海岸に中国原潜を近づけない条件」は中国側からすればいくらでも有名無実化できる。破るハードルが低すぎるんですな。
誤記が有ったので訂正します
圧倒的な派遣→圧倒的な覇権
以上、失礼しました
どうかな・・・。そろそろ、「なぜハワイを守るために本土のアメリカ人を危険に晒さないといけないのか」みたいな煽り記事出ると思うよ向こうのペースで。
今のアメリカは、文字通り他国の思惑通りモンロー主義に支配されつつあるとしか思えない
米国は、アフガニスタンの前に、朝鮮で痛い目に遭っていたような・・・
現時点で、韓国と台湾
本気で敵と戦わなそうなのはどちらだろうか?
まあ、韓国と台湾のやる気の評価は置いておくとして
米国としては、韓国は捨てられても、台湾は捨てられないだろう
まあ別に台湾守る必要は、直接的にはないし、はっきり言えば日本だって守る必要はないけど、そしたら、始めっから中国の太平洋分割構想に乗っかれば、直接的な犠牲も少なく平和に米中関係を構築できたと思うけどね。
それに乗らなかったことこそが、答えだと思うが。
軍の再編とドクトリンの大幅変更が必要になるから、直接影響もものすごいよ
西海岸は本土防衛のための主力を常に張り付ける必要が生じる
今までの外征軍中心の編成をやめることになる
100年前の世界の列強に、領土拡大をやめて植民地を解放しろと言ったとして、言うことを聞く国が皆無であったように、国の方針を変えるのは、戦後の日本のように一度国を潰して作り変えるレベルの変化が必要だからなぁ…
台湾や日本を捨てるという事は、アメリカはこれまで維持してきた安全保障方針を捨てるに等しいから、そう簡単に諦める事は出来ないよね。
それこそアメリカが親中国家として生まれ変わるような大事件が起きれば話は別だろうけど。
まあ、歴史的にもヒトラーのオーストリア併合の傍観(から始まる経緯)とかいう、苦い経験がありますし。。。
アメリカの対外不介入すべき派はチェンバレンと同じ過ちを犯しているようにしか見えない。そうやってサラミ戦術やってったら、西海岸まで来られるんだけどね
ただでさえ中国に軍事的技術や生産数が追い付かれ、追い越される可能性が目に見えているのに第一列島ラインでの封じ込めに失敗したら将来的にグアムやハワイ、場合によってはアメリカ本土の安全性さえ確保できなくなるのは目に見えているからなぁ
経済的にも中国勢力下が広がりつつあるとはいえまだ限定的な現状でもすでに危ないというのに
アメリカにとって台湾守る必要がなかったらそもそもアメリカ防衛線である第一列島ラインに組み込まれていないのでは?
アメリカ防衛の第一列島線って何よ?
第一列島線の意味しってるの?
これは中国軍の作戦区域を指す言葉で米国が防衛ラインに使用している語句じゃない。
凄く紛らわしいけど、たぶんこれのことだと思う
>なお、この言葉自体は、元々はアメリカ合衆国の中国封じ込め政策(英語版)において設定された戦略ラインのことであった。
wikipediaの「第一列島線」より
言葉だけじゃなく、戦略ラインもアメリカのをコピーして設定したんだよね
方向は逆だけど
第一列島線はもともとアメリカが作った言葉(戦略基準)だよ
あとから中国が真似しただけで、今でも普通にアメリカを中心とした西側で使われている言葉(基準)
後から中国がコピペした名前とラインとはいえ、もともとアメリカが作ったものを米シンクタンクの話と絡めて話すのに中国視点で語るのか……
逆だと思うな。
広い太平洋を東西で分割といえば聞こえはいいが、実態としては太平洋全部を中国側によこせという提案になる。日本やフィリピンという帯で守られる西側(中国本土)に対し、点(ハワイ、ミッドウェー)で東側(米国本土)は守り切れないからね。西海岸沖まで中国海軍が跳梁することになる。
ぬけぬけと中国トップがそれを言い出した時点で中国に見切りをつけたんだろうし、同盟や関係法の信義とは別に、日本や台湾を守る必要が出てきたんだろう。
まあだから、米兵の代わりに日本兵を台湾防衛のための主兵力としよう。東アジアの当事者として、米国民より先に日本人がまず率先して血を流すべきだ、みたいな結論になって欲しくないなー。(棒読み)
島嶼防衛用に、上陸装備等はそれなりに充実してしまっているので、米軍の補助ではなく、まず自衛隊が尖兵として上陸して、米国はそれを支援する、みたいな枠組みはなんとか避けたいところ。
誰だよ、島嶼防衛装備をいっぱい買い込むこと決めたやつ。。。
影響って意味では日本のほうが大きいんだからアメリカ以上に肩入れする必要はあるが日台が死ぬ気で歯向かっても中国に勝てないとというね
アフガン軍も強い抵抗さえしてたら周辺国からの援助は必ず得られたはずとの見立てもあるから、国謝意社会の援助が得れるまで死ぬ気で抵抗できる体制を作らないといけない
>日台が死ぬ気で歯向かっても中国に勝てないとというね
勝てるくらい軍備に力入れるしかないね
日本の場合軍備云々の前に法整備からだから気が遠くなるが
どれだけの軍備を維持し続けられるかは最終的には国の経済力と人口とで決まる.
だから日本と台湾が一緒になってどれほど頑張ろうと,人口で両国の合計の10倍近く,経済力での3倍ぐらいのGDPを有する中共には絶対に敵わない.
アメリカ軍の助けがなければ日台(あるいはどちらか一方)だけで中共に抗するのは現実的に全く不可能なんだよ.
日本としてもそういう覚悟は持ってると思いたいし、台湾併合を座して黙認するなんて悪夢みたいな事をしてほしくないけど、アメリカさんは都合良すぎだよ。
赤化中国を作らせた大きな要因はアメリカにあるのになぁ。マッカーサーもフーバーも赤化中国はいつか米国と対立すると予告してたのに。
いざ対立が表面化したら知らないふりだもんなぁ、たまったもんじゃない。
そもそも、歴史的に米国は日本と対立していた際に中国を重用していたと言う伝統が有るからね(だから、日中戦争時に米国は中華民国を支援していた)
その流れがあるから、戦後も米国は中国に対しては甘かった
それを見抜いた鄧小平が改革開放政策で米国だけでなく日本や欧州等の先進国の経済を取り込んで優位な立場に立ったのが現在な訳
それ考えると、核で脅されたら民主党は中国共産党取って日台見捨てそうなんだよな・・・
まあ、南西諸島の領土・領空・領海はしっかり守るということを明示する上で、島嶼防衛装備をそろえるのは有効だっただろうね。
そして、そうすることで結果的に台湾の背後を守り、大規模な軍事支援を受け入れる兵站路が確保できるわけだから、そうなれば台湾単独でもなかなか陥んよ。尖兵として出るまでもない。
日本と台湾に核兵器保有させれば全て解決するという
日本や台湾が保有する核程度で中国が諦めるとはとても思えないけど。
それに中国が核を使われるまで核攻撃をしないと宣言したら台湾や日本は先に核攻撃できるの?
少なくとも中国と同じ規模の核戦力を持つとかでもないと諦めないだろうな
日本と中国とでは使える資源と土地面積の差がでかすぎて中国と同程度の核戦力では全く足りない
核を保有する最大の目的は抑止力なので、先制使用はしないよ。
侵攻したら使ってくるかもしれないと敵が思って躊躇らわせる為のもの。
確かに核を保有しても中国は諦めないと思う。ただ、噂されているような、5年以内に侵略とはならなくなる。
朝鮮戦争といい、結局の所アメリカはそういう意味でアジアにおける中国共産党を高く評価してるからねえ・・・。本土から守る気がないなら、自由にさせろ盾から開放しろと言いたい。
アメリカなしの日本単独では北朝鮮並みに軍拡しても中国に一方的に蹂躙されるだけだぞ
物量が違いすぎる
仮に世論と法と予算を何とかして日本が核兵器持てたとしてもこれ幸いとアメリカは日本を核の傘から外すだろうから、かえって中国が警戒する核戦力が大幅に減ることになって日本にとってマイナスにしかならないような
手厳しいが至極真っ当な正論と言わざる負えないですね。
手厳しいが至極真っ当な正論と「言わざる負えない」ですね。
取敢えず、日本が攻め込まれたら、俺は残置部隊だな。
「言わざるを得ない」ですね。
アメリカも核保有国と直接ドンパチやった事が無いからなぁ…
アフガンもベトナムも朝鮮も泥沼化したけど所詮代理戦争で、アメリカ本土が
直接攻撃される危険は無かったけど、台湾問題に手を出すって事は中国と
直接遣り合うって事やし、生半可な覚悟じゃゴーサインを出せないやろ
朝鮮戦争の時に叩いておけば、アウトレンジで無力化出来たのにな。アメリカがそういう「蛮勇」で負ける気がしてならない、ベトナムやアフガンのように
日本に対しても同じ事言ってみると面白い事になるんだけどな
過去アメリカは日本が軍事大国になるのを邪魔しまくってた訳で
逆に、座視して日台が中国に飲まれたらどうなるかって想定を今のアメリカで殆ど聞かないのが向こうの本音なのでしょうね。
うむ。モンロー主義の再来だな。
それは事態がエスカレートしても放置しておくことを意味し、結局世界大戦を招いた。
あの時代は海の向こうでドンパチしててもアメリカ本土に向かって来る国はなかったが、今挑んでいる相手に飲まれたら西海岸まで一気になんだよな。アメリカ人には全く自覚なく、傲慢に守ってやってるという感覚しか無いようだけど部外者でいられないのはおたくもだぞと
守る意思とは言うけど今の台湾には防衛には確たる意思はあると思うんだが。遊牧民の寄せ集めのイラクやアフガンとは全く違うと思うぞ。
それこそ台湾を見捨てるとかなったらアメリカが国際社会で失ってものは計り知れない。
今のアメリカを見ていると、どちらの党派でも「国際社会より国内優先」って感じなんだよなあ。庶民感覚でなら正しいんだが、ワシントンがそれでいられると思っているっぽいのが
選挙文句として国際社会重視と叫んでいたバイデン政権の今を見てると、アメリカファーストの極右と言われていたトランプ政権より国外蔑ろにしているような気がする
中国による統一は嫌だ、だけど戦いたくもない、
だからこその徴兵制の事実上の廃止にまで至ったんですよ。
あと軍部も汚職等が蔓延していてるのに、解決しない方針を現政権はとってますし。
こういう点が南ベトナムに似ています。
ここ最近弱いアメリカについてのニュースばかり目にして不安しかない
それだけに机上演習で台湾が独力で中共軍の侵略を独力で撃退したのはちょっと心強い
米国にとって、台湾失陥は覇権国からの転落そのものだろう。
台湾のために米兵が死ぬことがあるとすれば、それは米国の国益のためだろうな。
そんな直接繋がる訳ではないやろ、まあ、その引き金を引くことになるかもしれんが。
今のアメリカ世論は、ベトナム直後の「米兵が死ぬなら国際覇権なんて」って雰囲気に近いと思うよ。だから、楽観的には思えない7
少なくない調査機関が今世紀中にアメリカと中国の力関係が逆転すると予想している中で、中国より下になる速度を上げたがるアメリカ人そんなに多いだろうか
西海岸沖に中国SLBMが展開するようになったら「覇権国」どころか「独立主権国」からの転落にもなりかねない。そうならないよう犠牲覚悟で台湾有事には介入してくるでしょうな。
同盟国からの批判と信頼の低下が起きる可能性が…
共和党でも民主党でも、内向き志向は変わらないという事なんでしょう結局。
米華相互防衛条約(アメリカと台湾の軍事同盟)は1980年に期限切れて以降、まだ再締結していないから同盟関係ではないんだ……
アメリカとしてはもちろん台湾は失いたくないけど中国軍は近隣の台湾にわんこそばのように大量の戦力投入できるという地理的条件が悪すぎる
台湾とられたら日本が落ちるから米軍は現状100%介入するよ
というか日本がもっと頑張らないといけないんだがな
日本にとっては半島より台湾が1000倍生命線になってるんだから本当はこっちに意識割かないといけないのに
ソ連と違って、日本はアメリカ以上にデカップリングが困難になってしまいましたからね今や。
だから、日中国交で大陸にまた色気とか止めておけばよかったんだけど・・・
アメリカは台湾を必ず防衛しないといけない。台湾が失陥したら日本のシーレーンを維持することができない。日本の存立が維持できなければ当然、朝鮮半島を失うことにもなる。要するに、台湾を見捨てるということは、対中国の前線をグアム・ハワイまで下げるということ。これは、中国が十数年前に、太平洋を米中で分割統治しようという提案をしたのを呑んだようなもの。覇権国家として米国が居続ける意思がある限り、台湾防衛は米国人の血を流すに値する問題。同時に、日本人も台湾防衛には総力を挙げて臨まないといけない。
当時からある「グアムからも引いてハワイまで下げる」って意見が、じわじわ効いてきてますね。習近平体制でなければ、下手したらそのままG2合意してたとすら思える
当時よりも悪化している
当時の中国はアメリカの脅威となるような海軍も空軍も持っておらず、「グアムからも引いてハワイまで下げる」ってのは共産圏に取り込まれるぐらいの認識だった
現在の中国では順調に空母艦隊や潜水艦群といった戦闘力を揃えつつあるから、単純な共産圏の拡大だけではなく直接的なアメリカ本土への武力脅威度が高まっている
そしてそれは第二、第三列島ラインで防げるものではないからこそ、アメリカにとって第一列島ライン保持の重要性は当時以上に高まっている
ただその第一列島ライン保持の難易度も当時とは比べ物にならないぐらい上がっているからこそ、こういう意見も出てくるんだろうけど
大昔に誰かの小説で、”台湾は焼き立てのパイで中国は焼く前のパイ。焼きたてのパイはすぐ食べることができるが、焼かれていないパイはすぐには食べられない。”と書いてあったけどな。
今はは中国はパイを焼く途中で完成しないと味が分からないというところだろうな。
台湾は試食済みで大体味の予想はつくけど、中国は不味かったり、毒が入っていたら食べられたものではないわな。
19世紀からパイを食べたがっているカウボーイに、一度本場の味を直接食べさせてみたらどうかと思う割とマジで
日本としても、約束は守られないという前提で備えた方がいい。
ドゴールが言うように「同盟を結ぶということは、運命を共にするということではない」
アメリカがこれだと、冗談抜きにワシントンか北京を選ばされる局面来るかもねえ・・・。どっち選んでももう片方からの盾にされるけど
共和党に民主党のどちらにもリバタリアンの大口献金者が増えているらしいね。
まあ、それに沿った報告書なんだろうけども…、アメリカが天を支えるアトラス役を辞めたらマジで混沌の時代が来るのだが。
日本は捨てられないっという保証も無いんだけどね。
今のアメリカなら普通に捨てるでしょ。本土防衛すれば、日台守るために米兵死なせて損する必要ないだろって民意増えてるし。
庶民がそう思うのは正しいが、政治が流されているのが
日本を取り込んだ場合の中国ってWW2時にアメリカが警戒していた目的をすべて達成した場合の大日本帝国以上に危ない存在に成長するのは確実で、第一列島ラインで封じ込めした場合に出るアメリカ人死傷者数や経済的損失と比べてどちらが大きいかねぇ
そうなれば日本の太平洋側から直接アメリカ本土やハワイ、グアムなどに中国艦隊や潜水艦部隊が出撃し放題になりますね
アメリカにとって奇襲こそ防げてもその後永遠にWW2再来レベルの警戒を強いられることになりますが、日本を見捨てた場合と守った場合、その後どちらのほうがアメリカの負担が大きいでしょうか
台湾が落ちたら日本が有ろうが無かろうが中国海軍は自由に太平洋に出れるようになるだけだけどね。
いや、日米が南西諸島を中心に今よりずっと強力な兵力を展開すれば、穴を防げないわけではない。
まあ、桁違いに負担が大きくなるから、それが嫌なら台湾を守れということですな。
「多くの台湾人が中国の脅威を正しく認識していないか、中国が武力を行使すればそれを台湾が防ぐことが出来ないと思っている」これこそ中国が志向する「戦わずして勝利する」の体現だよな。米軍の介入する余地もなく、ある日気がついたら国が消えていると。
ただ、中華民国政府が大陸に対して適切な防衛力と危機意識を持とうとしたら蒋介石時代に逆戻りして軍事独裁政権でも作らない限り厳しいだろう。今の貿易規範なら台湾が陥落しても台湾人は中国相手にもアメリカ相手にもビジネスは続けられるし、その意味では政治的自主性を喪失した後も経済的繁栄はある程度残る公算がある訳で。台湾(そして韓国と日本)に本気で二者択一を迫るなら、台湾有事や統一が発生すると自動発動される大陸封鎖令のような措置を時限的に規定しておくしかないんじゃないかと思う。もちろん本気で封鎖しようとすると米国を含むすべてのプレイヤーが大打撃をうけるので現実的ではなく、実現可能な台湾や北東アジアの同盟国への発破がサプライチェーン再構築という名目の保護貿易地図作成なんだろうけど。
欧州に最新型兵器を定価で売り、アジア地域には型落ち品を高価で押し付ける米国の今のやり方では早期に中露の思惑通りに成ってしまう。在日米軍を中心とする西側国連軍は劣勢になっており、早急に手を入れなければ日本から手を引く連中も出て来る。不利と成れば米軍も簡単にこの国から逃げ出す。米国本土は遠く、近くに中露が有る事を忘れてはならない。
胡錦濤くらいまともな相手だったら、中国に付いて亡国避ける選択肢もあったな。金を生むガチョウ扱いはしてくれただろうし
アメさんがやる気見せんとそれこそ中共の思い通りじゃねえか
第五列浸透した結果が、バイデンだからね
これは日本も同じ、日本政府も国民も自国を守る、意思と行動を見せないと、米国から見捨てられ事もありうる
守る気あるのかって自分たちの金でアメリカから戦車とか各種兵器買おうとしてるし、台湾ソースだが防空ミサイル(中味は別として)の密集度はイスラエルに次ぐ2位らしいから、守る気はあるでしょ。なるべく他国アテにしないように国産開発もしてるんだし。
なぜってそりゃ台湾が、東南アジアと韓国と日本のシーレーンの重要拠点でしょ
つーか上海の一件でなおの事見捨てにくくなってるのに、台湾見捨てろとか社会学者は何を考えてるのやら
太平洋戦争で潰したのも
中華民国(反日)を見捨てたのも
半島系と組んで
反日歴史で暴れまくったアメリカだぞ
逃げるつもりなのか?
中国に
大投資・技術を渡して
成長させたのもアメリカ(日本とかEUもな)
旧日本軍は正しかったのか?