ウクライナ侵攻から1年が経過した366日目の戦況はバフムートを巡る戦い以外に変化はなく、ロシア軍はバフムートの北西でベルヒフカを制圧、森林地帯を突破して南東地区に侵入し00506の出入り口に迫っている。
個人的には「いつ包囲が完成しても不思議ではない」とハラハラしているので心臓に悪い
露ワグナーはバフムートの北西に位置するベルヒフカを支配下に置いたと発表、視覚的な証拠も提示しているのだがジオロケーション的に位置が特定できないため微妙なところだ。さらにヤヒドネを含むバフムート北地区もロシア軍にほぼ制圧された格好で、南西地区のロシア軍もシャドラー・ストリートに到達している。
特筆すべきはロシア軍が森林地域を突破してバフムート南東地区=❶に侵入したことが視覚的に確認された点で、ウクライナ軍の戦車は❶まで前進してきたロシア軍兵士を攻撃している。この突破が一時的なものなのか、ここにロシア軍が定着したのかは不明だが、ここから先に進まれるとバフムート市内に接続する00506ルートの入り口を抑えられるので気になる部分だ。
ウクライナ人はバフムートを保持してロシア人の「輝かしい記念日」を台無しにすることが出来たため、もうバフムートがもつ政治的な意味は「色褪せた」と解釈できるが、ここを失うとロシア軍がクラマトルスク、スラビャンスク、コンスタンチノフカに向けて前進するとゼレンスキー大統領は考えているため最後の瞬間まで粘るつもりなのかもしれない。
個人的には「いつ包囲が完成しても不思議ではない」とハラハラしているので心臓に悪い。
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※アイキャッチ画像の出典:93-тя ОМБр Холодний Яр
半包囲されつつある突出部を死守する戦術的意味はあるのか、それとも撤退が困難なのか?
撤退出来ないとは言わないが相当困難になってるだろう
つい最近まで撤退どころかむしろ増員してたほどだし
もう一つの可能性として
まだウクライナ軍はいつでも撤退可能であるかも。
(気が付いたら茹で上がったカエルになってる可能性もあるが。)
ロシア軍がゲラシモフ・プーチンの厳命のせいで
不利な賭けにベットし続けなければならない形勢なら
ロシア軍を削れるだけ削りたくなる誘惑に駆られるかもしれない。
(命令:2月24日までにバフムト陥落(ゲラシモフ)、3月末でにドネツク全域奪取(プーチン))
ロシア陸軍の97%がウクライナにいるという話なので
もう予備の動員兵がいなくなり追加の動員が必要なのかもしれない。
だけど親露派のみなさんが心配する必要はない。
ロシア側が追い込まれているという訳ではなく
動員すればいくらでも追加突撃用員を補充できるだろう。
囚人兵にまともな訓練しないで突撃させている実績がある。
諸兵科協同作戦なんて随分前からしていないから
突撃部隊に訓練なんていらないでしょう。
逆にブフレダールで機甲化部隊はメタメタにやられてるから
諸兵科協同作戦なんて役にたってないから
それで問題ない。
実績から言うと、ワグナー戦術しか現在のロシアには有効な戦術がない。
対してウクライナ軍は、それをやられると
忍耐力がどこかで切れるかもしれない。
24日中にバフムトを占領するように命令をしたのは、
ゲラシモフ参謀総長と思うのだけど、目標未達に終わったので、
何人の前線指揮官が交代させられることになるのかな。
これで、もし、”3月中にドネツク地域を占領すべし”という
プーチン大統領の指示が守られなかったら、何が起こるのだろう。
正直最近のロシアはそれほど政治目標に拘ってないように見える
2月24日を記念日にするつもりだとか、今年の決戦で決着がつくとかさかんに報道してるのは西側の方で、ロシア側の報道は総じてこの戦争が数年単位で長引く困難なものになるとしか言ってない
>今年の決戦で決着がつくとかさかんに報道してる
私はコレを知らない見たことない。
ゼレンスキーは今年で勝利すると言っているのは知っているけど。
(これゼレンスキーの願望でしょう。みんなわかっていると思います。)
テレビで高橋さんや小泉さんたちのコメンテータも
今年で終わるイメージがないと言っています。
特に3年、10年続く可能性があると高橋さん。
また高橋さんはロシア側が撤退するという
決断をしないかぎり戦争が続くと予想しています。
仮にウクライナが全土を取り返したとしても
ロシアが諦めなければ戦争が続くので
ウクライナ側に戦争を終わらせる能力はないそうです。
それに対してロシア側は撤退を決意すれば
すぐにでも戦争が終わるらしい。
>ロシア側は撤退を決意すれば、すぐにでも戦争が終わる
私はこれが鉄板なのか疑問があります。
もしロシアがズタボロになったら
どこかの勢力(中共、ウクライナ含む)が
笠に着て攻撃する可能性ないかな ?
終戦末期の大日本帝国やポーランドみたいに。
それはそれで嫌だな。
戦国ムーブだし。
ごめんなさい
今年の決戦で決着がつくってはなし
「中村逸郎 教授」この方のはなしですか ?
この方とロシア国防省のコナシェンコフ報道官の言っている戦況のことは
間違っていると思っているので視界には入っていません。
ロシア政治の専門家なので軍事は専門外らしいですね。
ウクライナ侵攻は言い当てたそうで
それはすごいことだと思いますが
言っている意味がわかりませんし
侵攻開始以外は当たってもいないようです。
この方の予想を信用している人って多いんですか ?
納期が守れないのはソ連時代からお手の物ですね。
ウクライナ兵士へのインタビューで、ワグネル兵士は撃たれても痛みを感じないかのごとく突撃を止めないとある、なんか薬物やってるのかな
怖いよね
防弾チョッキ、ボディアーマーで銃弾が止まってるのを、興奮したウクライナ兵が勝手に誤解しているのではないか?という話もありますね。
動員かけたのに、一冬かけて地方都市の一つも落とせないとか、現場ではどんな指揮に基づき、どんな攻勢が行われているんだろう?
機甲戦力も、砲兵火力も優越してるのに、一箇所も戦線を突破出来ないあたり、(ウクライナのプロパガンダだと思って信じてなかったんだけど)本当に正面からゾンビアタックをし続けてるんだろうか?
縦深理論や、思想の中心であったOMGが、もうこの世界のどこにも残っていないと思うと、ちょっと悲しくなるね。
悲しむ必要はないよ。
縦深防御ならウクライナが美味しく使わせてもらってる。
(バフムトで絶賛大活躍の理論かも。)
ソ連の次男坊なので正当に相続したものだからOK。
ハイマース、榴弾砲、歩兵戦闘車、西側戦車が揃ったら
縦深攻撃も使わせてもらうだろう。
F16戦闘機が揃ったらHARMをフルにつかって
エアランドバトルだ。
ロシア軍としてはバフムート兵站への攻撃を実施しやすいし撤退してくれなくてありがとうって感じでしょ。
いよいよバフムトも完全包囲寸前という感じですが、問題は今、バフムト市街にどれくらいの兵力、装備の、どれくらいの人数のウクライナ軍部隊が残っていて、またもしも仮に完全包囲された場合に、どれくらいの兵力、人数のウクライナ兵が退却、脱出可能であるかです。
もしもバフムトがロシア軍に完全包囲されたとしても、その前にウクライナ軍がキスカ島の日本軍のように、さっさと脱出できれば、ウクライナ軍自体の損害は比較的少ないものに済む、鉱山や工場、何年もかけて築城した要塞を失う
「だけ」
ですが、もしも多数の、それも精鋭の部隊を市街に残したまま、バフムトが完全包囲された場合は、それこそスターリングラードや、アッツ島のような結果になりかねません。
また例によって、ウクライナ軍側の損害というのはさっぱりよくわかりませんが、M03号線高速道路を守るためには、ウクライナ軍の戦略機動予備となる戦車旅団が投入されていたはずであり、そのM03号線高速道路がすでにロシア軍に完全に遮断されているということは、当然ウクライナ軍側の損害も少なくないはずです。
チャシブヤールや、イワニフスキーを今もウクライナ軍が確保しているということは、この方面では間違いなくウクライナ軍の防戦の方が成功しているということですが、あるいはこっちへのロシア軍の攻撃は牽制で、北の方面が主攻撃だったのでしょうか?
しかしゼレンスキ―大統領は、バフムトを日本軍の絶対防衛圏のように考えていそうなので、レオパルト戦車などもすぐにバフムト市街に投入される可能性もあります。ロシア軍としては、ウクライナ軍をいったん油断させて、バフムト市街にウクライナ軍をたくさん集めてから一気に包囲を完成させるという選択肢もあるでしょう。
「もしも」3回「はず」2回「考えていそう」「可能性もあります」
>「もしも」3回「はず」2回「考えていそう」「可能性もあります」
要は何もわからないってことだな(笑)
みんな詳しいことはわかっていないのだから、予想や推定で補うしかない。
何だか2月24日の侵攻一周年を機にロシア側が総攻撃を仕掛けるという報道や、2月24日までにバフムートを陥落させよとゲラシモフが厳命したという西側の記事が目立ちましたが、蓋を開けてみればロシアは侵攻一周年というものを特に気にかけていなかったように思います。
記念日を気にしていたのは西側諸国だけだったみたいです。まあ支援等の記念日プレゼントはウクライナ側のほうが多いですもんね。
米義勇兵が、バフムートでのウクライナ兵の平均生存期間は4時間とインタビューに答えている記事がありますが、事実とすればウクライナ側も切羽詰まった状況でしょうね。
指導者の面子に拘った戦力投入で無い事を祈ります。
映画「英雄の条件」で、ベトナム戦争の米軍少尉の平均生存期間は16分(16 fucking minutes)という台詞がありましたが、バフムートの死傷者がウクライナ勝利に必要な犠牲なのか冷静な判断をして欲しいですね。
情報ありがとうございます。
2/21のニューズウィークにありますね。
西側メディアでもこう言う公平なニュースを流すんですね。
意外でした。
割り引いて見てました。
記事の中でロシア軍も練度不足で損害が大きいとあり
>ロシアは実際に勝利を達成しなくかったとしても、バフムトでの勝利を発表する
>ISWも、ロシアが今週中にバフムトを掌握できるとは考えていない
とある。
衝撃的記事だったけど自分にとって意外なことに
ウクライナの負けとする論調でもない。
ゼレンスキーが厳しい戦いと表現したのはこう言うことだったんだ。
兵器クレクレのポジショントークだと勘違いしてた。
私もこの記事を読んで同様の感想を持ったものですが、記事中の「平均生存期間」の意味するところが理解出ませんでした。医療で使われているような「治療を受けた人が50%存命している時間」のことなんでしょうか。在陣の兵士の生存時間だったらバフムートは毎日6回全滅してることになりますが、ある種の比喩として語ってるんでしょうか。比喩に具体的な数字は馴染みにくいですけど。
ウクライナは本来、被害少なく守れるエリアだけを守り、被害少なくロシアに打撃を与えられるエリアだけを攻撃しないといけない。
未だ西側もウクライナ自身もロシア供給のガスによって生かされているわけで、
ロシアを本格的に追い込む状況になったらその供給も当然止まる。
ともかく時間を稼ぎ、「被害少なく」を実現できるエリアを増やせるように兵士の練度を上げたり、西側の兵器供給を待つしかない。
加えて、ウクライナの領土であるからこそ、街全体が廃墟に近づいていく戦闘は出来る限り回避しないと奪い返しても何も残らない。
ソレダルを奪われた時点で放棄しておいた方が良かったと思う。
>被害少なくロシアに打撃を与えられるエリアだけを攻撃しないといけない。
私はビビリだから西側戦車が揃うまで攻勢しなくて良いと思う。
ウクライナ側は防御だからキルレートの良い戦いができていたんだと思うから
11月までバフムトがその被害少なく守れるエリアだったんだろう。
被害少なく守れるエリアってどこだろうね。
そんなところあるんだろうか。
被害少ないのはバフムトですね。
地下鉱山の名残で地下道が多いのはね。制空権もバフムトではウクライナ軍があり空爆しているのでね。
ロシア軍がバフムト占領すると一年後には鉄道補給線がバフムトまで伸びるのでウクライナ軍が大分不利になる。
クレミンナは逆にロシア軍に制空権あり、クレミンナでまだウクライナ軍が空爆受けているから、クレミンナのウクライナ軍占領陣地での戦いは状況はよくない。
>バフムト前線の兵士の寿命はたった「4時間」──アメリカ人義勇兵が証言
リンク
本当だ
だけどバフムトから撤退したところで
よほど防御の硬い陣地に移動しないと
同じことが起きるだろう。
ウクライナ側で対応できる術はあるのだろうか ?
攻撃しているのはロシアだから戦場を選べるのもロシアだし。
救いなのはWW1風な戦いなので戦線が動きにくいこと。
双方の損耗が激しいと考えられること。
攻勢側のロシアの損耗の方が
激しいことが予想されること。
(ゾンビアタック、歩兵突撃ならさらに酷い損耗だろう)
でもうれしくないな。
アメリカは望まないけど
打開策はWW1の教訓通り戦車で突き崩すとかかな?
いまは戦車が無双でないから
それも有効かどうか ?
>【兵士の寿命はたった「4時間」】
これロシア突撃部隊専売特許だと
思っていたからあまり気にしてなかったけど
凄まじいな。
攻撃側の方が損害が多くなるとは必ずしも限りません。
なぜなら、いったんロシア軍が制圧された陣地や、塹壕に対する逆襲や反撃は、局所的にはウクライナ軍にとっては攻撃、突撃と同じになるからです。ただ塹壕の中に籠って、砲撃や銃撃をするだけでは、防戦はできないのです。一進一退という奴です。
バフムト市街の東側、M03号線道路、イワニフスキーや、チャシブヤールでは、ウクライナ軍が反撃、逆襲を行って、陣地線を押し戻すような場合もありますが、こういうのは局地的にはウクライナ軍の方が攻撃側といえるのです。
特に激しい市街戦で、一つの街区、一つの家屋などを争奪する場合には、攻撃側と防御側の区別をするのは非常に困難と言えます。キルゾーンというのも実際は非常に細かく存在し、また状況次第で常に変化します。
これはたとえばプレステの
「メダル・オブ・オナー」
や、
「メタルギアソリッド」
のようなFPS、ファースト・パーソンズ・シューティングゲームなどをしてみても何となく体感的にわかることです。敵はスネークのように、気づかないうちに後方に潜入、浸透するかもしれないのです。敵は常に前方や正面から突撃してくるとは限りません。
ゲームではメモリーにデータをセーブすれば、また同じとこからプレイできたり、拾ったアイテムでライフを回復できる場合もありますが、バフムトのウクライナ兵はライフを失った時点で全て終了になるのです。もちろんそれはロシア兵でも、バフムト以外でも全く同じです。
キルレートの話なども、実際はロシア軍の損害も、ウクライナ軍の損害もよくわからず、バフムトでのウクライナ軍の損害が本当にロシア軍よりも少ないのかどうかも定かではありません。