ウクライナ戦況

バフムートの戦い、ウクライナ軍がベルヒフカ周辺のヤヒドネで戦闘中

ウクライナのマリャル国防次官は13日「ベルヒフカ貯水湖周辺でバフムート方面に250メートル前進してヤヒドネで戦闘が進行中だ」と発表、ウクライナ軍はバフムート北西の高台でじわじわ前進している格好だ。

参考:Ганна Маляр

ベルヒフカやヤヒドネを奪回するとM03沿いに伸びたロシア軍の突出部を削り取ることができる

ウクライナのマリャル国防次官は13日「ベルヒフカ貯水湖周辺でバフムート方面に250メートル前進してヤヒドネで戦闘が進行中だ。さらにジェルジンスク方面でも200メートル前進した」と発表、ベルヒフカ貯水湖周辺での前進は視覚的な裏付けがないものの、この話が本当ならウクライナ軍はバフムートの北西に位置する高台でじわじわ前進している格好だ。

出典:GoogleMap バフムート市内の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

もしベルヒフカを奪回できればドゥボヴォ・ヴァシリフカ方面のロシア軍は拠点を放棄して後退するしかなく、もしヤヒドネを奪回できればバフムートの北地区から市内に侵入することも出来るし、そのままT0513沿いに前進すればソレダルの北西に位置する高台を奪回することも可能なので、中々興味深い動きといえるだろう。

この地域で最近確認された視覚的証拠は以下の通りだ。

  • =ウクライナ軍の第3突撃旅団がロシア軍の塹壕を掃討する様子
  • =ウクライナ軍の第3突撃旅団がロシア軍の塹壕を掃討する様子
  • =ロシア軍の兵士が塹壕を捨てて運河を渡り逃走する様子
  • ⒹⒺ=ウクライナ軍の第28機械化旅団がT0513に向けて前進する様子

因みにマリャル国防次官が言及した「ジェルジンスク方面での前進」はⒺⒻのことを指していると思われ、この地域で戦闘が起こること自体が非常に珍しい。

関連記事:ウクライナ軍がバフムートとザポリージャで反撃、要所のベルヒフカに迫る
関連記事:意味深な発言、ゼレンスキー大統領が繰り返すバフムートでの前進

 

※アイキャッチ画像の出典:3-тя окрема штурмова бригада

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コメント

    • STIH
    • 2023年 6月 13日

    やっぱそうですよね。南に東に一斉に攻勢をかけてロシア軍を振り回さないと。噂レベルではクリミアでも破壊工作が行われているとか。
    ただ、今回のロシア軍はだいぶ冷静そうで所定の防衛線までしっかり引いているようですし、あとはロシアもどこで勝負をかけてくるんだか。

    18
      • partisan
      • 2023年 6月 13日

      ベルゴロドのスタールイ・オスコル近郊で列車が転覆させられたり、クラスノダールの燃料タンクが燃えたりと、ロシア領内での後方撹乱作戦も色々と同時並行で進んでいるようです。

      37
        • 名無し
        • 2023年 6月 14日

        それとサンクトペテルブルクでも工場がド派手に燃えてましたね
        戦争に関係してる工場なのかはわからないけど

        11
    • 名無し
    • 2023年 6月 14日

    ドイツのビルト紙に「ロシアは予備戦力の9割をウクライナ南部に振り分けた」って記事が昨日かな?に出てた
    信憑性は極めて怪しいが東部は前線を抜いたら後ろはスカスカってのはあり得るかもしれない
    これは兵力的にウクライナ側も同じだろうけど、ロシアは冬の攻勢でそこまで出来なかった

    6
    • gepard
    • 2023年 6月 14日

    ウクライナ軍が主張する前進について視覚的情報を待つ必要があるが、ベルヒフカで攻勢作戦に出ているのは第3強襲旅団(アゾフ旅団)とみられている。一方クリシェイフカへの攻撃には第5強襲旅団を投入しているがこちらでは成果はない。

    ロシア側情報源によると、ワグナーからバフムトの戦域を受け継いだ正規軍部隊は現地に不慣れで、ウクライナ軍はその隙を利用して前進を試みていると報告されている。Rybarはベルヒフカの貯水池周辺でのロシア軍の反撃とそれに対するウクライナ軍の反撃を報告しており錯綜した状況が続いている模様だ。

    3
      • ポンポコ
      • 2023年 6月 14日

      1.バフムト北西のヤヒドネへのウクライナ軍の進撃の視覚的な情報は今のところ知りません。

      2.バフムト南方のクリスチウカへの進撃の視覚的情報は、第3突撃旅団がたくさん出していますね。この航空万能論さんの視覚的情報のA以降とかですね。

      しかし、このクリスチュウカへの第3突撃旅団の進撃は、1ヶ月くらい同じ位置での映像です。

      1
    • ナノ猫
    • 2023年 6月 14日

    英国のガーディアン紙に何気にすごいニュースが出てきました。

    モスクワの支配下にある南部ザポリツィア地方の一部でロシアから派遣されたウラジーミル・ロゴフ氏は、ウクライナ軍が一部の領土を奪還しているザポリツィア戦線で、月曜日にロシア第35軍参謀長のセルゲイ・ゴリャチェフ少将が殺害されたと語った。

    参謀長ってかなり上の階級だと思うのですが。

    24
      • panda
      • 2023年 6月 14日

      ザルジニーなら昨日米軍のトップと電話会談を行っていますが・・・
      一体何の話をしているんだ、君は

      40
    • pp
    • 2023年 6月 14日

    米劣化ウラン弾供与予定という情報が気になりますね
    英国が既に対外的イメージ度外視ですし、米も長距離兵器供与は不可避な気がします
    露が緩衝地帯作りに励みだすのは近いと思います

    3
      • Easy
      • 2023年 6月 14日

      米軍だと上級将校は超人的に優秀かつ有能で、戦死が国家的損失と呼べるくらいの人物も多々いるわけですが。
      ロシアの場合、上級将校は「ロシア語を喋るゴミ」程度の人物が多く。今回、ウクライナ側が将官級を10人以上殺しているはずですが、その度に部下のもうちょっとマシな人物が昇進して部隊の指揮能力が改善してしまうので、戦争の勝利にはあまり結びつかないかも知れません。
      実際、ロシア軍の指揮も作戦も去年よりずいぶんマシになっています。個人的には、ウクライナはロシアの将官を戦略的に生かしておく戦略を取るべきだと思いますね。

      19
        • 2023年 6月 14日

        スレ違いで申し訳ありませんが、そもそも死亡しなくてもキーウ侵攻失敗、ハルキウ撤退、ヘルソン撤退、アウディーイウカ攻略失敗、ヴフレダールでの壊滅と事あるごとに将校は更迭・交代されています。
        後任の方が必ず優秀なら既にロシアは勝利しているでしょうから結局見せしめ人事なだけで適材適所とは程遠いのでは。

        12
      • kitty
      • 2023年 6月 14日

      劣化ウラン弾は、放射脳の人たちが非人道兵器だとか大騒ぎしているだけで、ただの砲弾です。
      銀の弾丸などではないのですがね。

      18
        • よーどん
        • 2023年 6月 14日

        劣化ウラン弾は劣化ウランの弾丸なのでは

        1
        • ガリバタ
        • 2023年 6月 15日

        ただの砲弾と言いますが、ウランは重金属なのです。
        劣化ウランは U235 が 0.3 % ほど入っているので放射性もありますが、それだけでなく重金属特有の毒性も鉛程ではないにせよあります。私は劣化ウランで汚染された水を飲む気にはなれませんね。
        タングステンは、化学的活性が低いので、人体に対する毒性が少ないです。かなり安心。

        4
          • ふむ
          • 2023年 6月 15日

          ウラン弾頭は焼夷効果とか云うのがあって、高熱を発するのに伴って微粒子になって撒き散らされるそうなので心配ですね…
          塊のままよりも大気中のゴミや水の中の金属イオンとして環境中に広がり易くなってしまう

          0
    • ナノ猫
    • 2023年 6月 14日

    同じくガーディアン紙からの引用ですが、

    ウラジーミル・プーチン大統領は12日、ロシアは敵の工作員と戦い、自国領土の奥深くへの攻撃に対する防御力を高める必要があるとしながらも、ウクライナの例に倣って戒厳令を発令する必要はないと述べた。
    (中略)
    プーチンはウクライナが160台以上の戦車を失い、海外から供給された車両の25%~30%を失ったとし、ロシアは54台の戦車を失ったと述べた。
    また、プーチン大統領は、ウクライナが米国から供給されたHIMARSロケット弾でカホフカダムを故意に攻撃したと述べ、この措置がキエフの反撃の妨げにもなっていると述べた。
    —————–
    何ともハチャメチャなロジックで、頭が頭痛状態です。

    23
      • xyz
      • 2023年 6月 14日

      >何ともハチャメチャなロジックで、頭が頭痛状態です。

      頭痛が痛いと書きたかったと推測してみた。

      9
      • a
      • 2023年 6月 14日

      > 頭痛を収めためへ。
      方言かな ?
      全体的に、何を言いたいのか分からない。
      去年の話にはあまり興味ない。
      今回の破壊者が誰かに興味があるのでズレた話になってる。
      もとの人は、それでプーチン頭痛いじゃ。

      20
    • gobu
    • 2023年 6月 14日

    バフムートでは今まさにウクがカウンター中じゃないかな

    露もあれだけ龍の歯やら塹壕で防衛を固めてたら
    予備戦力投下後のカウンター大攻勢やらで
    自らの防御陣地で足踏みしそうだが…

    22
    • 217tw
    • 2023年 6月 14日

    有識者は今のロシア軍にカウンター大攻勢できる予備兵力があるのか疑問視していますね。
    ウクライナ軍もロシア軍の予備兵力を分散させるために攻勢軸を複数にしていますし。

    25
    • paxai
    • 2023年 6月 14日

    しゃーないワグネル再召喚の儀式をするしかねえな。
    プリゴジンは色々言ってるけど兵士の訓練&採用はやってるし来月ぐらいには資金稼ぎの意味でも再登場すると思ってる。

    3
      • STIH
      • 2023年 6月 15日

      8月戦線復帰らしいです。こないだの撤退はただの休養だったということでしょう。こうなると地雷が設置されたとか誤射の話とか、真面目に聞くだけ時間の無駄でしょうね。
      全部ウソと考えたほうが精神衛生上良いと思います。

      1
    • Easy
    • 2023年 6月 14日

    陸戦だけで考えれば,もちろん防御線などタマゴの殻と一緒で、1箇所抜けば後の中身は柔らかいので戦車軍団で蹂躙するのは難しくないのですが。
    問題はその場合には事実上航空支援無しで電撃戦をやるということになるので,早晩ロシア側の航空部隊の猛爆撃を受けて壊滅する運命が待っています。F16と対空車両が決定的に足りないのですよ。
    なので、普通に表に出てる資料だけ眺めると,今回はウクライナ側はそこそこの戦果とやる気を見せつつ西側装備の足りない部分を明らかにし、来年のF16を含めた支援パッケージの内容の充実をNATO側に訴えかけるという宣伝戦の様相が強くなります。
    が、何らかの別要因があれば、混乱に乗じた電撃戦のオプションはいつでも実行するでしょう。あり得るとしたら、プーチン暗殺とかロシア国内でのクーデターに呼応した作戦でしょうかね。

    3
    • りにあ
    • 2023年 6月 14日

    ロシア側はバフムト市内・市街地だけ死守する気なのでしょう。市内・市街地を奪還されていなければ「まだバフムト市はロシア保持」と主張できるので。
    南部は悪天候でも進軍のようすですね。戦車が空からの攻撃に弱いことは「キン肉マン」でも言っていましたが、強風・霧等の悪天候なら航空戦力は使いにくいでしょう。極端な嵐なら戦車も進めませんが。

    2
    • みか
    • 2023年 6月 14日

    今の親露派軍は併合後に連邦軍になったから100%地元民ではないよ。
    開戦からの兵の消耗を埋め合わせるための補充兵はロシア本土の動員兵だったりするから。
    本土から来た動員兵がひどい扱いされてるから配置転換してくれと泣きを入れる動画を公開したりしてる。

    5
    • クジーン
    • 2023年 6月 14日

    反攻作戦1週間経つけどあんまりにも進展が無くて飽きてきた。そろそろ目に見える大戦果が無いとニュースにならない。案外バフムート取り返してメディア向けに勝利をアピールするのではないかと予想。

    6
      • 2023年 6月 14日

      何を言っとるんじゃ。
      かなりの戦果をだしとるじゃろ。
      去年のハルキウは歴史的な例外じゃよ。

      19
    • class
    • 2023年 6月 14日

    ジェルジェンシク方面ってなんで開戦から戦線がほぼ動かないんですかね
    一応一年以上前にホルリフカ攻勢とかありましたが
    ニューヨークとかいうある意味凄い地名が近くにあるので地味に気になってたりするんですけど…

    1
    • Yu
    • 2023年 6月 14日

    兵力ないとかミサイルないとかはもう信じられないわ。
    ずーっとまえから言われてるけどミサイル攻撃は増えてるみたいだし枯渇とはなんだったのか。

    6
      • bbcorn22
      • 2023年 6月 15日

      兵力ないから ウクライナの 浅く広くの攻撃に押されてるのでは?
      ウクライナはまだ主力は温存してる。

  1. クレミンナ近郊で、ロシア軍部隊がウクライナの攻撃を受けて大損害を被ったみたいだね。
    そっちの方面は最近全く話題が出てこなかったけど、宇軍もちゃんと活動してたようだね。

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