バフムートに残された最後のアクセスルート「00506」に架かる橋の破壊を視覚的に確認、さらにロシア軍は市内の橋も攻撃し始めておりウクライナ軍の移動は著しく困難になってしまった。
数ヶ月間に及ぶバフムートの戦いは最終局面に突入した
バフムートとチャシブ・ヤールを繋ぐ「00506」はクロモヴェを越えたところに川を渡るための橋があり、ここが破壊されたことを視覚的(リンク)に確認、さらにロシア軍は街を南北に貫く線路上にかかる橋も攻撃し、バフムートの中心部からイワニフスキー側に通り抜けるルートを潰し始めた。
こうなると車輌による移動はイワニフスキーの裏から00506に繋がる農道ぽいものしかなく、不整地の踏破能力が劣る商用車などは役に立たないかもしれない。
どちらにしても街を守る数千人のウクライナ軍兵士を車輌で撤退させるのは不可能に近いので、もし撤退する気があるのなら闇夜に紛れてイワニフスキーの裏に広がる森林地帯を伝い、チャシブ・ヤール方面に逃げるしかないだろう。
数ヶ月間に及ぶバフムートの戦いはいよいよ最終局面に突入した。
追記:ウクライナメディアは「露ワグナーのプリゴジン氏が実質的にバフムートを取り囲んだと主張した動画はパラスコヴィーフカで撮影されたもので嘘をついている」と反論しているが、ウクライナ軍兵士が投稿するTelegramでも「バフムートからポジションを後退した=市内から撤退という意味」という報告もあり、ウクライナメディアの気持ちも理解できるが「バフムートが不味い状況に直面している」という事実に大きな違いはない。
ロシア軍(ワグナー)はバフムートの戦いで戦死した夥しい量のウクライナ兵士の様子をTelegram上で公開し始めており、中々言葉で表現するのは難しいものがある。
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※アイキャッチ画像の出典:Mil.gov.ua/CC BY 4.0
この青い→の線ですが、これくらい素人目にもウクライナ軍の退路がほとんどここしかないとなると、逆にいえばロシア軍の方はウクライナ軍の方は、この青い矢印の線を砲撃したり、爆撃したりすればいいということであり、またヘリコプターなどで対人地雷を撒いたりすることもできます。
闇夜に紛れてみんなで走って逃げる・・、と言っても、今はロシア軍が暗視装置などを装備していてもおかしくなく、暗視装置がなくても、照明弾などを榴弾砲でバンバン打ち上げてくるかもしれません。
またワグネル社のプリゴジンの、今のバフムトのウクライナ兵は少年や老人が多いという話ですが、確かに最近のウクライナ軍の広報用の宣伝画像でさえも、白髪の老人兵みたいのが多いので、確かにそうなんでしょう。
未だにバフムート市内に残っているのはウクライナ軍のロシア人部隊、練度の低い動員兵のようですね。
独ソ戦で最期までベルリン市内で抵抗していたのはSSの外国人部隊とヒトラーユーゲントだったことと重なり、彼らには悲惨な結末が待ち受けているような気がしてなりません、、気の毒です。
んー
我が国でも数十年前に起こったやつだなー
特権階級とコネ持ちと正規軍は真っ先に逃げる
沖縄でも、大陸でも…
完全包囲ではなく、頑張れば撤退できそうな道が残ってるから
無理して撤退してるところを攻撃されて、余計に被害が出そう。
また、籠城かな。
何故マリウポリの二の舞みたいなことをしてるのかシンプルに不思議ですねぇ
大規模な市街戦や籠城戦が可能なバフムートを抑えておきたいという戦略的な理由は理解できますが、あそこまで孤立してしまうと結局マリウポリの再現にしかならないような。
マリウポリというよりセベロドネツクじゃないですか?
マリウポリは早々に東西から挟撃されて元々撤退がし辛いがゆえの籠城戦でしたが、セベロドネツク-リシチャンスクの戦いは現在のバフムート戦よりも更に多くの砲撃が市街に加えられていた上に、セベロドネツクに繋がる橋は全て落とされ補給は小型船頼り。
そして南部ポパスナから迫るロシア軍によって巨大なポケットが形成されていました。
あの当時は「なんでこんなに固執してるんだ?」と思えた防衛戦のおかげでハルキウとヘルソンの反攻まで時間稼ぎできたわけですが、とはいえここまで包囲されて趨勢が決したにも関わらずまだ撤退しないのはどうかと思いますね。
バハムート市内に取り残されたウクライナ軍は、すみやかに降伏を。
死守命令を出すしか能がないキエフ中央政府の為に、命を捧げる必要は
ありません。プリゴジンもここまで余裕ぶっこくなら、24時間攻撃を
停止するから、降伏なり撤退なり逃走なり好きにしろと言って欲しい。
ロシア軍は今後バハムート西部〜北西部を制圧しつつ、チャシブ・ヤール
→コンスタンチノフカ進軍と同時に、シベルスクの包囲を進めると思います。
バハムート北東のマルコフ・ミンキフカ、次いでライ・オレクサンドリヴィカ
が目標になります。チャシブ・ヤールは要塞化されつつあるので、バハムート
同様に北・東・南から包み込むように包囲を進めるでしょう。
ロシアの拠点都市包囲戦略も新たな局面に転じているのかもしれません。
今までは「点」での拠点都市包囲でしたが、複数の拠点都市包囲を同時に
進める余裕が出てきていますね。シベルスク、チャシブ・ヤールが次の
最重要目標で、その次がコンスタンチノフカ・アウディーイウカ・リマン
・クピャンスクでしょう。
ロシアのドンバスにおける最終目標は、スリャビンスク・クラマトルスク
・ポクロブスクです。※ポクロブスクは似た名前があってややこしいですが、
クラマトルスクの南南西に位置する交通の要衝です
ウクライナ侵攻が始まってから航空万能論を見始めたけど、セベロドネツクやリシチャンシクの戦い、ハルキウやヘルソンの反撃、バフムトの戦いの推移は管理人さんが作る地図通りに動いているから驚いている。
バフムトの戦いについてはロシアの情報を信じすぎなんじゃないかと思った時もあったけど、結局は地図通りに進むので、ただただ情報を選別する眼がすごいとしか言いようがない。
>ただただ情報を選別する眼がすごいとしか言いようがない。
私はウクライナに勝って欲しいという目で、どうしてもフィルターがかかるからね。だからウクライナが優勢の時は疑心暗鬼に捕らわれるし、ウクライナが劣勢の時は間違いであって欲しいという願望に捕らわれる。
でも、この戦いでウクライナが勝たないと、世界秩序に重大な危機が訪れる。仮にプーチンが勝利したら、世界中の狂った独裁者が、自己の正義と理想を実現するために暴走を始めるかもしれない。
利己的な打算に生きる悪人よりも、意味不明な大義に取り付かれた狂人の方が、損得を考えない行動を取るだけに何万倍も危険で厄介だ。この危険性を、バイデンは認識するべきだと思う。
ウクライナ軍は心情的に仕方ない部分もあるのかも知れませんが
いつもいつも撤退が遅い印象です
損切りができないならば損害がより大きくなるばかり
本当に心配になります
ウクライナ軍は撤退を成功させるために予備兵力を動かして
短期的な反撃を行っているという情報もあります
しかし予備兵力をもってしても
十分に時間は稼げていないのでしょう
夜間戦闘用の装備については
西側の供与を受けるウクライナ軍のほうが充実していると思われ
闇夜に紛れて撤退する事になるのでしょうか
しかし、夜間戦闘用の装備のアドバンテージがあったとしても
それを撤退のためではなく、反撃のために使ってしまいそうで心配です
本土防衛戦やってるから撤退を早くすれば簡単に軍が崩壊しかねないし
じゃなくても撤退は難しいですからね、撤退先に防衛線が構築されてないと潰走になるし
バフムト戦は、ロシア軍がウクライナ軍のキャベツの葉を一枚づつ剥いていくような戦いでしたね。
ロシア側は、前線のウクライナ軍陣地を火力で一つ一つ攻略していき、時間はかかったもののキャベツの芯まで到達するのに成功したようです。
途中でロシア軍の弾薬が尽きて膠着する展開を期待してましたが、残念です。
とはいえ、ウクライナ軍が最後までロシア軍の大規模突破を許さなかったのは、ウクライナ軍の予備戦力がまだ尽きていないのと、ジャベリンなどの優秀な対戦車兵器がロシア軍の機甲戦術を封じてるからでしょうか。
この戦いの評価として、ロシア側は弾薬の戦時生産体制がかなり充実しているようですが、戦術的な優位はなく、短時間で大きな勝利を収めるすべは無さそう。ウクライナ側は、人的被害はかなり大きいはずですが、まだ戦える余力は残っている。ただし、戦争の主導権を奪い取るのはまだ難しそうな感じですね。
ウクライナ軍が意味のあるほど市内に残ってるという証拠って何があるのでしょうか?
戦況推移から予想するにウクライナの予備戦力は枯渇しかかってるっぽいけどやっぱ長期戦は無理じゃないか?
ウクライナは動員規模で圧倒的に勝りますし、予備戦力という意味ではロシアよりかなり潤沢だと思います。
ただし装備の面では全体からすれば極少数の西側兵器を除いて質・量共に甚だ劣勢ですから戦略機動性ではかなりの差があるでしょうし、編成の面でも統一した指揮系統で戦うロシアに対して非常に硬直的な体制のままですし、それらが予備戦力の効果的な投入を妨げているのでしょう。
まあもっと状況が悪くて百数十万人のウクライナ動員兵がそれこそ7:1ですり潰されて既に枯渇しているという可能性もあるにはありますが。
ゼレンスキーは辞任かな
ウクライナは撤退の判断が遅いという印象。そして勝利時でも、追撃戦が不十分な印象を受ける。
後、ハイマースによる攻撃の頻度が少なくなってきたけど、これはハイマースが枯渇したのか、あるいはロシア軍が対策を立ててきたのか。
この辺を見ると、どうもウクライナ軍は偵察に難がある気がする。そしてアメリカの支援が、いつも遅い。
こういった情報から見ると、アメリカが監視衛星の情報を提供しているというのは、おそらくガセネタだろうな。情報提供があったら、今よりもっと上手く戦えていただろう。
衛星による偵察は割と大雑把な情報しか得られませんし、何より解析のためには膨大なマンパワーが必要ですから、今回のような大規模正規戦の情報需要を満たすのはアメリカといえど困難です。
また、対策もそう難しくありません。
例えばコソボ紛争においてNATOは入念な準備の下で軍事介入を開始しましたが、当然相手もそれを見越して欺瞞しており、結果的にセルビア程度の小国相手でも当初想定されていた戦果は得られませんでした。
結局これを解決したのは無差別的な戦略爆撃であり、その戦訓はイラク戦争にも受け継がれてバグダッドには最初から猛爆撃が加えられました。
つまるところアメリカという超大国をもってしても索敵能力には限界があり、大規模な陸戦となれば陸上部隊自らの索敵能力に頼らざるを得ません。
この点においてロシア陸軍というのは砲兵部隊だけで数十万機の観測ドローンを運用していると言われており、たとえ西側の支援があったとしても、ウクライナ戦線における戦場認識力でこれを上回るのは難しいでしょう。
色々と情報有難う。イラク戦争は20年も前のことだから、この頃よりは技術は大きく進歩しているのではないかと漠然と思っていた。
身近な生活を見ると、技術進歩は大きく停滞している。軍事面の技術も、同じような状況な訳か。
籠城している相手を降伏させるには、相当な日数と損害が発生する。ワグナー部隊は武器弾薬と人員を節約したいからウクライナ軍に撤退を呼び掛けつつ、包囲を進めているのでしょうね。つまり、ワグナー軍はバハムートの包囲に戦力を割かれるのが嫌だということですね。
ウクライナ軍は次の大規模反攻まで籠城するつもりではないかなぁ。
まぁ…残ってるのは捨て駒なんだろうなぁ。そして撤退しないのは土地って一度奪われると取り返すのが大変だから。
いったん、引いて体制を立て直してから…じゃ遅いんだよね。コッチが立て直してある間に陣地構築され要塞化する。それを取り返すのが死ぬほど大変。 というのをシミュレーションゲームで学んだ。
ここを取り返すのは絶望的で、ただただ時間稼ぎをして少しでも敵を消耗させたいだけでしょ。もうここにそれ以上の意味はない。ここに残された宇兵は気の毒だと思うけど。捕虜になるか?ならないと思う惨殺だよね。爺と子供の徴収兵とかロシアには関係ねぇし、なんならロシア側だって正規兵じゃねぇワグネルだし。
>捨て駒
せめて捨て奸と言ってあげましょうよ…。
Project Owlの戦況地図によると
バフムト市街の西側の前線を同時に一斉引いているようです。
統一された行動なので2/28か2/27位には既に
撤退行動を開始しているのではないかと思われます。
ただ、ここまでギリギリになるまでバフムト市街地を
守る理由がよくわかりません。
もっと戦況が良かった頃なら
ロシア軍を大量に削れるという事かと思います。
少なくともゼレンスキー氏がそう思っていたからだと思います。
ソースを探しても見つからないですが以前テレビニュースで
ゼレンスキー氏がバフムトでロシア軍を弱体化させて
反攻を成功させて今年勝利するとか言っていた気がします。
バフムト前線をロシア兵を大量に戦闘不能にできている
場所としてゼレンスキー氏が認識していて
領土奪還作戦をスピード感をもって実行したい
ゼレンスキー氏の欲がでているのかもしれなません。
西側の早く戦果を出すという要求圧力が
それほど強いのでしょうか ?
個人的には安全策をとってジリジリロシアを
後退させた方が良いと思ってしまいます。
>Project Owlの戦況地図によると
>バフムト市街の西側の前線を同時に一斉引いているようです。
時系列での変化を比較しているので見やすいです。
時間を止めた地図だと変化を容易に見落とせます。
リンク
もしかしたらブリゴジンの親切な撤退提案はウクライナ軍の行動の事後での
自国ロシアへの戦果アピールなのかもしれないと思います。
極端な話、ウクライナが撤退完了して誰もいない安全なバフムト市街で吠えてるだけかも。
上の文面は
>ソースを探しても見つからないですが以前テレビニュースで
ここから意味不明でした。
訂正します。
バフムトでゼレンスキーはまだ
ここでよく言われるキルレシオがウクライナ軍有利だと認識していて
バフムトでロシア側人員を削りながらの遅延防御する。
そして西欧戦車を待ち揃ってから反転攻勢をかけて
それからバフムトもジリジリ押し返す形で取り返す。
これを私は意図して書いたのですが
文面は全然違うことを書いてしまったようですいません。
(新宇派の私の願望が、でてしまった文章になってしまったかもしれません。)