ポーランドの国営ラジオ(Polskie Radio/PR)は29日、陸軍の在庫から18輌の自走砲「KRAB」をウクライナに提供したと報じて注目を集めている。
参考:Polskie armatohaubice KRAB trafiły do ukraińskiej armii
ウクライナは旧ソ連規格のGoździkやDANAや牽引式榴弾砲まで加えると227門以上の大砲を手に入れた計算
ポーランド企業が開発した自走砲「KRAB」は英国製AS90の砲塔と韓国製K9の車体を組み合わせたもので、ポーランド陸軍はチェコ製のDana(111輌)と国産のKRAB(80輌/発注量は122輌)を保有しているが、Danaは旧ソ連規格の152mm榴弾砲を搭載してるためNATO加盟国が提供する155mm砲弾を使用することが出来ない。
一方のKRABはAS90と同じ155mm榴弾砲を備えており、ポーランドの政府関係者はPRに「100人のウクライナ軍兵士にKRABの操作方法を教えるため訓練を施し、18輌のKRABをウクライナに提供した」と明かして注目を集めている。
これでウクライナが受け取ったNATO規格(155mm砲弾)対応の自走砲はフランス提供のCAESAR×12輌、ドイツとオランダが提供したPzH2000×12輌、チェコ提供のZuzana×8輌、提供国も提供数も不明なM109、ポーランド提供のKRAB×18輌=計50輌以上になり、旧ソ連規格のGoździkやDANAや牽引式榴弾砲まで加えると227門以上の大砲を手に入れた計算だ。
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※アイキャッチ画像の出典:Sejm RP / CC BY 2.0
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管理人さんここ最近連続で記事上げてるのは嬉しいんですが体調に気をつけてください。こういう自分は今ベットで死んでますが…(38いっちゃった。中学休まないと
ほんとに体調には気をつけてください。
あとポーランドめっちゃ支援するやん。自国の安全保障は大丈夫なのだろうか。
中学生でここ見てるんか。
スマホ世代はすごいなぁおい。
自分が中学の頃なんか、ガラケーしか無かった(遠い目
資金は何とかするとして、ポーランドなどでウクライナ向けの兵器を生産出来ないものか?
だから、韓国に。
資金が何とかなっても近代装備は準備に時間がかかるので難しいだろう(昨今の半導体不足も相まって)
クラブはフルレート生産中であるので、もしかしたら生産分をウクライナに渡す余裕があるかもしれないが、それにしても自国が発注した生産分をウクライナに分けるしかないので、やはり難しいだろう。
ポーランドはクラブ向けのK9車体を魔改造する余裕があるみたいだが、AS-90の砲塔の方はどうなのだろうか?
韓国はなんで送らないんだろう?
短期での停戦の可能性はかなり低くなってると思うんだが。
韓国はウクライナに大っぴらに武器を支援できない。ロシアと中国に気を遣わなければならない立場らしい。レッドチームからの経済制裁に対して、非常に脆弱。
逆に北朝鮮や中国はロシアに売ってるのかな?
北朝鮮は売れるなら双方に売るだろうけど。
ウクライナに直接武器を供与すると、ロシアが報復で北朝鮮を軍事支援する可能性が高いから送っていない。
ただし、ポーランドの自走砲KRABは車体がK9自走砲なので、韓国は間接的な武器供与を認めたことになる。
戦争が長引けばどんどん武器供与のハードルが下がっていって、最終的に韓国はウクライナへ直接武器を供与するかもしれないね。
これ、このままエスカレートして最後アメリカが原爆渡してたら笑う
仮に原爆使用したとしてもウクライナが原爆使ってるのであってNATOは使ってませんよという体にはなる
北朝鮮が中露にとっては西側に対する咬ませ犬になってるのと同じ構図
流石に核は無い
というかウクライナに使わせる事態=WW3だからね?
もうそこまで行ったら君も自分も笑うどころか笑う前に死んでる可能性の方がよっぽど高いで
DANAが111両あるのにAHSクラブを渡すということは、
ポーランドは直近の自国防衛は152mm砲と決めたのかな。
そして、ある程度の時間的猶予があると見込んで砲身の交換に行くのかな。
そうすると、45口径長のZUZANA規格になるのだけど、
緊急性の高いウクライナには52口径長の長射程砲が必要と判断したのかな。
そうすると、M109A3の33口径長や、M114の24口径長はどう使うのだろう。
弾種によるが射程がだいぶ違う。
ロシア側の観測機材が充実しつつあるようだから、一方的に撃たれるのでは。
ポーランドはただウクライナ愛が強いだけなのではなく、この露宇戦争をポーランドとロシアの場外戦と認識しているようです。
5/24ロシアはポーランド・ベラルーシ国境に近いブレストの郊外に、イスカンデル-Mミサイル(射程4-500km)を配備しました。それはキーウだけでなく、ビリニュスやワルシャワも射程に含めます。
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このとき、ポーランドは全土にミサイル警戒警報を出しています。ポーランドは少しでも多くロシアの戦力を殺ぎ、自国の安全レベルを上げようと、手持ちの戦力を惜しげもなくウクライナに提供しているのでしょう。
P.S. 5/28タス通信はロシア軍がハルキウ方面で最新型MLRS”TOS-2”を実戦投入したと伝えています。
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自衛隊も、南西シフトなどの戦略環境の変化を理由に、特科(砲兵)戦力を削減していますが、今般の戦争で「戦場の神」の重要性が再確認されたと思います。
特に人口密集地の多い日本で、いざ使用するとなれば波及被害を最小化しつつ、有効な打撃を与えるための、精密な目標捕捉精度、陣地展開から発砲までの迅速性、低高度衛星、高高度/中高度UAV、低高度、部隊運用のUAVのメッシュネットワーク化とそれらのセンサーとの連携による、的確な目標選択などの革新性の追求と、砲弾自体のインテリジェンス化、他兵科、海、空との情報共有のリアルタイム化など、陸自全体の意識改革が必要でしょう。
砲自体も、通り一遍の自走砲だけでなく、多少の性能には目をつぶったM777の様な戦略機動性重視の野砲の導入も検討すべきではないでしょうか。
まあ日本に必要なのは空海だから、どうしても陸自はなぁ。
今はやっと海兵隊を鍛え始めたとこだし、砲兵は対艦ミサイルの方に予算とられるだろうなぁ。
まずは島嶼戦を考えないと、町中での砲戦なんてしてる時点で日本は負けてるし。
確かに空海は必要だね、南無
ウクライナがヤバくなったらポーランドの支援はさらにギアが上がりそう