ゼレンスキー大統領は24日、降伏を考えているロシア軍兵士に対して人道的な取り扱い、降伏した状況の秘匿、ロシアに帰国しない選択肢を保証すると発表した。
参考:Зеленский дал три обещания российским военным, которые сдадутся в плен
ウクライナ軍に降伏した状況を外部に絶対明かさず、捕虜交換で帰国を望まないなら別の選択肢を必ず提供する
ゼレンスキー大統領は24日夜の演説で「ロシア軍は消耗した兵士は補充すればいいと思っているため国民の命など気にもしていない。ロシア人の人生にとって現在は重要な瞬間だ。招集を拒否は戦犯として異国で死ぬよりマシだ。動員から逃げ出すことは戦犯として法廷に立たされるマシだ。ウクライナ軍の捕虜になることは我々の攻撃で死ぬよりマシだ」とロシア語で語りかけ、降伏を考えているロシア軍兵士に人道的な取り扱い、降伏した状況の秘匿、ロシアに帰国しない選択肢を保証する発表した。
Video’s with Russian mobilized is a truly unique type of aesthetic pleasure 🥂
(English subtitles) pic.twitter.com/Qhp54zao5o— Special Kherson Cat 🐈🇺🇦 (@bayraktar_1love) September 24, 2022
ロシア連邦議会は動員発表に先駆けて刑法を改正、動員や厳戒令が発令されている最中に敵へ「自発的な降伏」を行うと最大10年間の懲役刑が課せられるため、ゼレンスキー大統領が発表した「降伏した状況の秘匿」「ロシアに帰国しない選択肢」とは「ウクライナ軍に降伏した状況を外部に絶対明かさず、捕虜交換で帰国を望まないなら別の選択肢を必ず提供する」という意味だが、問題はこの訴えがロシア人の耳に届くかどうかで、ウクライナ軍は砲撃時に降伏を促すビラを詰めた砲弾を打ち込んでいるらしい。
因みに戦争研究所は24日の報告書の中で興味深い点に言及している。
Another day of mobilization in Russia. pic.twitter.com/YPUZjEyWAD
— Visegrád 24 (@visegrad24) September 24, 2022
プーチン大統領が発表した動員令を実行に移すのは国防省ではなく軍事委員会と呼ばれる組織で、軍事委員会は連邦政府や州政府の一部門なので「動員に対する考え方にギャップが生じるかもしれない」と指摘しており、ベルゴロド州知事は今回の動員に前向きではないらしい。
さらにロシア軍は「ジュネーブ条約に違反して捕虜になったウクライナ軍兵士を強制動員する準備しているかもしれない=オレニフカ収容所に抑留中のウクライナ人捕虜が『ドネツク人民共和国の志願大隊に参加したい』と訴えたらしい」と指摘しているが、この話が事実かどうかは不明だ。
関連記事:ロシア軍は農村部で根こそぎ動員か、男性全員が連れて行かれた村も
※アイキャッチ画像の出典:Офіс Президента України
極論だが、これで数十万人の『難民』が発生したとして、ウクライナやEUが捌ききれるのか。バルト三国などのロシア人お断りな国もいるのに。
大統領は「ロシア兵」に対して呼びかけている。
今回「動員はヤダ」と逃げ出したものではない。
彼らは、費用と時間を使って訓練しても、大して脅威とならない、と踏んでいるのではないか。
そして、脅威とならない、ものに対して、ロシアは費用と時間を払う。
実際に脅威となりそうな、「ロシア兵」に対してのみ門戸を開く、これは良い方法と思う。
まだ訓練も装備もない動員前のロシア人より、前線で武器を持って戦っている兵士を減らした方が効果的ですからねえ
よくある情報戦だが嘘ではないからなぁ。
ゼレンスキーとウクライナはこの戦争の情報戦をほぼ制している。
そういえば、戦車付きで投降すれば大金貰える話、実際にウクライナ政府から大金貰えた奴いるのかしらん。
ウクライナの提示した報酬を受取るためロシア人兵士が戦車と共に投降
リンク
いるようですね。
このロシア人兵士は戦争が終わるまでテレビ、電話、キッチン、シャワーなどが完備された快適な環境で
捕虜生活を送り「戦争終結後に1万ドルの報酬とウクライナ市民権を申請できる権利を与えられる」
>ウクライナ軍は砲撃時に降伏を促すビラを詰めた砲弾を打ち込んでいるらしい。
WW2に日本が空襲でやられたことを侵略されている側のウクライナが侵略している側のロシアに行っており、しかも理屈としておかしくなく一定の効果も見込めそうというあたり、今回の戦争を取り巻く状況がいかに歪かよくわかりますね
まあWW2での日本も侵略側だったんだがな…
相手領土を攻撃している側と自国領土が攻撃されている側という意味で言いました
残念ながら明らかに伝わらない文章です。
Gさんの文書は嘆いているのだと思います。『今回の戦争を取り巻く状況がいかに歪かよくわかりますね』と結んでいるので、私には通じます。
読解力の違いでは?
ウクライナは国内に入ってきたロシア兵に対して、何度も「降伏の手順」を説明したメールを一斉送信しているそうなので
ロシア兵がスマホを持っていれば直接届けることが出来ますがね。
初期のニュースではロシア兵はスマホを持っておらず、地図もわからず道に迷っていたと報じられていたので
今でもスマホの所持には制限があると思いますが、ビラ撒きよりも有効なので引き続き継続してほしいと思います。
捕虜から志願者を募るってまた○ーフィアス辺りがはしゃぐネタを作って。
これナチスドイツはやったけど、赤軍はやらなかったヤツだ。
スターリングラードで捕虜になったパウルスが提案したけど、却下された。
うかつに捕虜に武器を渡すと死なばもろとも精神で自分たちが攻撃される恐れがありますからね
あと脱走されて敵と合流されたりスパイ活動されても困りますし、その案を採用できる人や状況は非常に限定的かと
ベルゴロド州知事が動員に積極的でないのは当然だよな。
隣がハルキウだから、ウクライナ人に親和的な人が多すぎる。
明らかに動員に向いていない州だよな。
露軍の内部分裂工作は、露軍戦力低下を期待できる。しかし実際の受け入れ先をどこに用意するのだろう?投降露人を宇軍外人部隊として活用して、露軍時代の罪状と相殺するつもり?
下の方で提案されてる奉仕活動とか、良さそうに思えました。
費用は先ずは各国の支援で。
しかしウクライナは捕虜を将来どう処遇するつもりだろうか
プーチン政権が倒れるまでは帰国も出来ないロシア兵をいつまで養い続けるのかね
その場しのぎの甘言では、また別の悲劇が生まれそう
ドイツ辺りが捕虜の難民受け入れを表明したらロシア兵は喜んで投降するんでは?武器援助の代わりにそんな手段も有りでは?
そうなんですよね。受け入れ先の具体的なイメージがあればさらに説得力が増すはず。
ウクライナで暮らしたいとはあまり思わないでしょうけれど、ドイツ・イギリス・フランスあたりが受け入れ表明すれば乗り気になるロシア兵は多そうです。特にドイツとフランスはそれくらいやってもいいでしょう。
家族や友人、故郷を棄ててすんなりと他所の土地に馴染めるような人間ならばとっくにプーチンを見限って移民してるんでないの?
そんなご都合主義ならべて、しかも日本は何にもしないだの虫のいい話としか
大砲のエサになって死ぬよりはマシという状況の話です。
もちろん日本で受け入れてもいいと思いますが、ドイツとフランスを名指ししたのはこの状況を招いた遠因がドイツとフランスにあるからです。
遠因も何も、直接の責任者ロシアをどうしようもないままに勝手に話を他人に被せるのか
まるで野次馬の声だ
我々はこの件について野次馬でしかないので、
それを相手の批判に用いても、ブーメランにしかならない様な…
そういう事よく言われますけど、
実際やったらただでも非ゲルマン系にヘイトしてるリアルなネオナチが過激化するだけでは…。
ドイツではなくオーストリアの話ですが、
親戚の家の近所で移民だが難民の家族が放火殺人の犠牲になった話しを聞いたことも。
頭のおかしいやつが一定以上いるところでは、そういう勢力を調子付かせることが懸念されるのではないかと。
砲弾に詰めたところで読まれないんじゃないか。ブービートラップと一緒に備え付けて見やすいところに置いておくとかしたらどうか。「めくると裏に一個地雷があります」とか。でも毒メロンの畑のように「今は二つ」と返されるか。
守勢なら兎も角も、現時点でそれは悪手じゃないかな?
ロシア軍の内部崩壊を望むなら、より勧告情報へのアクセスを容易化した方が良いと思います。
しかしウクライナだって捕虜が万単位ににでもなれば養いきれまい
周辺国だってウクライナ人難民を限界まで受け入れてるしなあ
援助してくれる欧米の目があるから、捕虜向けの医療・食料の追加援助でもしてもらって復興のための労働力として働かせてロシアの情勢を見守るしか当面は出来なさそう。
万単位だと管理する側もどえらいととになるだろうけど・・・
ウクライナは元々穀物自給率世界一、440%のおばけだから
餓死だけはしなさそう…
右即左、ロシアンフックの踏み込みと伸び。素人でもスゴっ
諸外国から食料援助受けつつ最低限の人道的な衣食住を備えた収容所をウクライナ国内で運営、収容者は監視されながら奉仕労働(ロシアのせいで復興に必要な土木事業は山ほどあるだろう)くらいしか
西側諸国と投降者本人全員がWinWinの落とし所が思いつかない。
もちろんこんなことしたらロシアからは「我が国民が不当に収容されてる、西側はネオナチだ」どうこうと罵声が飛んでくるところまでは目に見えてるが、そんな事態を招いたのは己自身という結末。
それが一番現実的でしょうね。
普通の刑務所レベル(もちろん人道的な)で収容して、地雷掃除や虐殺された遺体の収容と正式な埋葬、
農地や市街地の復興作業等に従事させる。
無理のない労働時間と食事を与え、空いた時間にプロパガンダの洗脳を解きながら、
ロシア軍のやったことをしっかり直視させるカリキュラムとかやったら、
かなり自然に復興用のマンパワーの調達になりそうです。
先ず完全に脱占領を安定させた地域を広げないと実行出来ませんし、
それまではその収容施設の建設運営費も援助の対象にする必要があるでしょうけど。
よそに持っていくよりは、当事者同士の最善の解決法ではないかと。
貧しいながらも安定した暮らしとか、ソ連時代を知ってる層の捕虜には喜んで受け入れられそうな気も。
>無理のない労働時間と食事を与え、空いた時間にプロパガンダの洗脳を解きながら、
>ロシア軍のやったことをしっかり直視させるカリキュラムとかやったら、
これ、大事ですね。
>それまではその収容施設の建設運営費も援助の対象にする必要があるでしょうけど。
武器の供与が困難なら、せめてこういう事に貢献して欲しいですね >日本
あ、ごめんなさい。
名前タブってるのを見落としていました。
上のコメントは、枝元の名無しさんとは別人です。
義母の話ですが、先の大戦中に捕虜になったドイツ兵を農場で働かせるプログラムがあったそうです。
(もちろん食事と宿泊その他は農家持ち)。
義母の家に来たドイツ人は絵画の才能があったそうで、
いくばくかの代金と引き換えに、油絵を何枚か残していきました。
油絵は今では我が家の地下室にしまいこんでいますが、
時代の証言として、そのうちネットで公開したほうがいいかもしれませんね。
ちなみにドイツ兵捕虜の中には農場の娘さんと
懇ろになって結婚し、フランスで家庭を築いた人たちもいたそうです。
悲惨なイメージばかり強調されるWWIIですが、
微視的観点からはこんな牧歌的な出来事もあったようです。
ジョージアの越境を支援した方が良かったりして
えっ、皆殺し ですか?汗
次は「捕虜になったロシア兵の家族への罰則を設ける大統領令」ですかね。
ウクライナにはロシア兵捕虜からなる志願兵部隊が存在しているらしいですが、見栄っ張りのロシア政府のことだからウクライナ人捕虜の義勇兵もそれへの対抗なのかもしれないですね。
動員でさらにロシア兵捕虜が増えるんでしょうけど、ここでロシア兵捕虜を真っ当に扱って現代的な価値観に啓蒙していくのが将来のロシアと世界にとって最も良い選択なのかもしれないですね。デカブリストは失敗しましたが、ロシアを中から変えていけるとしたらそれが一番いいことですよ。
場所によっては平均月収が100ドルも行かないような地域のあるロシアにおいて、徴兵された田舎のロシア人が西側に触れられる唯一の方法が投降というのはなんとも言えない皮肉ですね。
下手すれば開戦前の普段の生活レベルよりも高い生活を送らされれば、強いロシアなんて幻想は粉々になって崩れ去るでしょうね。
今回のロシアが法律で降伏を縛ったのは、大日本帝国の虜囚となるのは恥という意識を兵に持たせたことより、外から見て分かりやすくウクライナがやろうとしているように兵に責任転嫁せずにうまく対処できそうに思います。
虜囚の辱しめというより、初手で降伏を選択することによる合法的脱走のほうを警戒しているんだと思いますよ。言い換えると、それを必要とするくらい士気が低い。
徴兵忌避で逃亡してくるロシア人は最低限、「私はプーチン政権には忠誠を誓わず、自由民主主義を尊重します」
くらいは誓約させたいのだが、現時点で西側はロシアの体制は揺るがさないと約束してしまっているので、それすら危うい。ドイツが亡命を受け入れても、10年後しれっとロシアに戻って強いロシアを支持してそう。
ほんとは亡命者にはロシア連邦パスポートの代わりに、「シベリア民主共和国」とか「サハ独立共和国」とかのパスポートを交付してやるのが合理的だが
ま、いくらでも復興のための解体、修理とかマンパワーな仕事あるだろうから緩めに従事して貰えばあながち穀潰しが増え続けるみたいにはならないんじゃないだろうか。
確かに上限とか制度面で煮詰めるところは沢山ありそうだけど
ウクライナ側のロシア兵の戦意を挫く情報戦略が的確で脱帽する
こう言われては熱烈な思いで突き動かされている人以外は戦わなくてもいいかとなる
キツイ状況になればなるほど投降ビラの効果が出てきそう