ウクライナ戦況

ウクライナ軍とロシア軍は兵士補充で格差、愛国的動機による補充は有限

kyiv Independentは「ロシア軍は消耗した兵士の補充に困っておらず、ウクライナ軍は兵士の消耗と補充に苦しんでいる」「ブトゥソフ氏は予備戦力の兵士らが適切な訓練や支援を受けていないと指摘したが、これは本紙が兵士から聞いた話と一致する」と報じた。

参考:Smelling weakness, Russia presses advantage in Donetsk Oblast

まもなく発効する新しい動員法の下で大規模な追加動員が行われても、直ぐに兵士不足が緩和されるわけではない

“ロシア軍はチャシブ・ヤールへの攻撃を開始し、同時にコンスタンチノフカ~クラマトルスクの補給路を遮断するためアウディーイウカ方面から前線をじわじわと押し上げている。チャシブ・ヤールはコンスタンチノフカの玄関口であり、ウクライナ軍の重要な中継拠点として機能してきた大きな街だ。カーネギー基金のマイケル・コフマン氏は「この地域の主要な中継(兵站)拠点に迫ることでドネツク州全体の防衛を困難にさせるのがロシア軍の目的だ」と述べた”

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

“ロシア軍はアウディーイウカ方面のオチェレティネを占領することに成功し、窮地に陥った我が軍は幾つかの集落から撤退した。ロシア軍の致命的な突破を防いだとは言え、この方向のウクライナ軍部隊は苦戦を強いられている。弾薬や物資の欠乏、慢性的な兵士不足、部隊によっては適切な訓練、実戦経験、組織化の欠如が見られ、参謀本部や政府からの十分な支援や明確な計画がないと訴える声もある”

“まだ最終的な結果は不明だが、コフマン氏は「ロシア軍も大きな突破口をこじ開けるのに十分な戦力がないため『現在の勢いを維持できない』というのが一般的な見方だ。しかし、少しづつでも前進を続ければ主要な中継拠点や補給路を危険にさらすことは可能だ。問題はロシア軍が突破口を開くかどうかではなく、ウクライナが直面している問題がどれだけ深刻で、戦力を安定させるのにどれだけ時間がかかるかだ」と述べた”

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

“Black Bird Groupのパシ・パロイネン氏も「恐らくロシア軍は線路沿い地雷がないルートを発見し、消耗した第47旅団と第115旅団の交代が行われている最中に攻撃を開始した可能性が高く、ロシア軍は短期間でオチェレティネを含む複数の拠点を占領した。現在もロシア軍はウクライナ軍が守る陣地や拠点を迂回して側面から攻撃を仕掛けようとしている。これはウクライナ軍に新たな流血を強いて負担を大きくさせるためだ」と述べ、ロシア軍はポクロウシクとコンスタンチノフカを結ぶ幹線道路(T0504)に最短コースで向っているらしい”

“ウクライナ軍のアドバイザーを務める英国のグレン・グラント元中佐も「ウクライナ軍は兵士と火力が不足しているため現在の戦場にはスペースが存在する」「欧米の支援から得られるものだけでは止血にしかならず外科手術が必要だ=前線維持以上のことをするには新たな追加弾薬を送る必要があるという意味」と述べたが、ウクライナ軍は戦闘能力は内部問題によっても妨げられており、コフマン氏は「部隊構造、指揮統制、部隊観の連携に問題がある」と指摘した”

出典:Сухопутні війська ЗС України

“これはお馴染みの問題で目新しいものではない。多くの軍事的決定は各旅団レベルで行われるため能力や装備もバラバラで、前線で塹壕を掘る機材しか持っていない旅団もある。訓練内容や組織的支援についても部隊毎に異なり、アウディーイウカ方面にローテーションとして入ってきた第115旅団は2022年3月に創設された部隊の1つだ。ジャーナリストのブトゥソフ氏も「第115旅団は部隊単位で戦うための訓練を受けていなかった」「政府や軍は戦場に送り出すための支援を十分行わなかった」と述べ、この指摘はkyiv Independentが第110旅団等の兵士から聞いた話と一致する”

“ロシア軍は消耗した兵士の補充に困っていないが、パロイネン氏はアウディーイウカ方面のウクライナ軍について「一部部隊は数個大隊分の戦力しかなく、残りの部隊は多大な死傷者を出しているため統合するの妥当だ」と指摘し、kyiv Independentも「ウクライナ軍は兵士の消耗と補充に苦しんでいる」「これを解決するには侵攻初期に国内を席巻した愛国的動機が有限であるという問題にぶつかるだろう」「総司令官の交代、動員スキャンダル、そして公表された部隊の状況は兵士補充に殆ど役にたっていない」と述べた”

出典:Сухопутні війська ЗС України

現在も小規模な動員が続いているのかどうかは不明だが、まもなく発効する新しい動員法の下で大規模な追加動員が行われても直ぐに兵士不足が緩和されるわけではない。動員した兵士を実戦投入するには何ヶ月(海外で訓練を受ける場合には半年程度)も訓練を行う必要があり、お馴染みの失敗を繰り返せば無駄に命が失われるだけで、追加動員による兵士不足の緩和は当分先になると理解しておくのが妥当だろう。

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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України

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コメント

    • マダコ
    • 2024年 5月 06日

    追加動員された兵も、撤退して身体的にもメンタル的にもボロボロで戦意喪失している兵を見るだけで、士気は下がるでしょうね。ロシア側からすれば敗残兵は、逃がしても相手の士気を下げるという意味では良いわけです。そして、日々淡々と兵力を削っていくという日常。最近は、どうしても転機のようなものが見えないですね。

    49
      • 進軍
      • 2024年 5月 06日

      進軍してるロシア軍部隊は村を占領して旗を立てるたびに褒章・昇進が期待できる
      兵士のモチベーションが上がるわけです。撤退するウクライナ軍兵士には褒章もない
      アメリカの軍事援助が再開されても兵士不足と士気低下が解消される見込みがある
      とは思えない

      35
        • マダコ
        • 2024年 5月 06日

        これは、想像にすぎませんが、ロシアは効率的にウクライナ軍を逃が逃げるための隙間を開け、徹底抗戦を避け損害を減らしつつ相手を確実に削るという方向(まぁ、普通の作戦ではありますが)で、ある程度の兵は意図的に逃がしているとも思えます。撤退した兵をローテーションしていないことからも、ネガティブな噂というのは、軍に蔓延するものだと思いますし、要は伝染病的な効果を産み出せるという方向でネチネチとやっているのではと思ったりします。
        そういう相手というのは、やはり弱いと見えることからも、ロシア軍のほうが士気を維持しやすいでしょうね。
        アメリカからの援助が以前ほどの効果を産み出さないのも仰る通りでしょう。

        31
      • ポンポコ
      • 2024年 5月 06日

      おっしゃる通りだと思います。

      ただ1点あら探しをすると、「追加動員」というより、正確には「動員強化」なんですね。

      ・ウクライナの動員が停止されたという報道は見たことがありません。

      ・昨年秋の動員に関しての軍事委員の問題の後も動員が停止されたという報道はなかったです。

      ・街頭で拉致されるような動画の投稿も続いていますしね。

      ・常に補充兵の供給は必要なので、常に動員されているわけです。

      ・今回の動員法案でも、動員兵の訓練期間は保証されなかったですし、多数派にとっては動員方法は今回の改正でそれほど変わってないと思います。

      18
      • たむごん
      • 2024年 5月 06日

      仰る通りと思います。
      BBCが、オレグさん、戦意溢れる志願兵(医療兵)を追跡報道しています。

      開戦後間もない頃『1月半でロシア兵を全部追い出す』
      1年『わかりません I dont know』

      2年後連絡がとれず。

      その数か月後、車いすでインタビューを受けており(除隊?)、『友人が死んで考えが変わった』とも答えています。

      (2024/02/25 開戦直後に自信にあふれていたウクライナ人医師……2年後には BBCが追跡取材 BBC Youtube)

      33
        • マダコ
        • 2024年 5月 06日

        一部の戦争映画などでも見られるのですが、負傷した兵を生かしたり、戦闘に負けた兵をわざと逃がすというのはよくある描写なんですよね。もちろん慈悲でやっているわけでもなく、相手の今後の戦力を削ぐための伏線という感じですが。人間の性質上、これは実際行われている事もよく分かります。

        26
          • たむごん
          • 2024年 5月 06日

          仰る通りですね。

          総力戦は、キルレの戦いというよりも、戦意を挫く戦いと言うのを見た気がします。

          24
    •  
    • 2024年 5月 06日

    最近はストームZでさえ機械化され練度も上がってるらしいし格差が開くばかりだな

    22
      • Easy
      • 2024年 5月 06日

      最近見た中では、例の中国製ゴルフカートに乗って突撃かける映像がヤバかったですね。
      戦術としては、FPVドローンを一斉に飛ばして敵塹壕の上空を徘徊させて歩兵の頭を抑え付け。さらに迫撃砲や戦車砲で火力支援をかけ。その隙に非装甲のバギーを不整地で60キロ近い無茶苦茶な速度で全速力でかっ飛ばして塹壕に取り付いて白兵距離での乗り込み攻撃をかける、と。突撃開始から塹壕に取り付くまでわずか2分ですから、守る側からすると砲撃を受けて身を伏せて、顔を上げるともう目の前にロシア兵がいる感じでしょう。
      理屈では成立するんでしょうが、絵面を見るとほとんど北斗の拳のヒャッハー部隊みたいな感じです。ゴルフカートをどう使うのかと思ってたら、こう使うのかと・・・
      ロシア人は恐怖を感じるブレーキが壊れてるって噂はあながち間違ってもないなと思いますね。

      48
        • 名無し
        • 2024年 5月 06日

        ホブゴブリンの群れですな

        11
          • 名無し
          • 2024年 5月 06日

          やっぱりホブゴブリンには勝てなかったよ。。。

          24
            • 名無し
            • 2024年 5月 06日

            即堕ち二コマか!!

            12
        • M
        • 2024年 5月 06日

        バイクで突撃して砲弾が着弾し転倒しても、バイクを捨てて独りで全力疾走で敵陣にたどり着き手榴弾を投げるランボーのようなロシア兵もいた

        38
          • 名無し
          • 2024年 5月 06日

          ガッツの無駄使い

          10
        • どぶろく
        • 2024年 5月 06日

        戦場じゃ、単純に殺るか殺られるか、だけしか存在しないからね

        12
        • 名無し
        • 2024年 5月 06日

        うーーーん、あの意味不明だったゴルフカートですら、「ロシア人がやることは常に理解できないが、ロシア人がやることは常に合理的」の部類だったのか。。。

        57
          •  
          • 2024年 5月 06日

          亀戦車も最初は馬鹿にされてたのに最近は評価されてきてるしな

          42
          • Easy
          • 2024年 5月 06日

          とはいえ、普通は非装甲のバギーがあったら傷病兵の後送とかに使うもんですよ。
          なんで彼らは最前線の突撃兵器に使っているのか(汗
          確かに快速を活かして接近するなら敵のFPVドローンが飛び立つ前に敵塹壕に肉薄可能ですが。。。
          接近が速すぎて味方の砲弾がバンバン炸裂してく中に突っ込んでいくのは、もう狂気以外の何者でもないですよ。

          28
            • 名無し
            • 2024年 5月 06日

            それについては答えがありまして。
            「あそこに塹壕がある。お前らのミッションは、あの塹壕の奪取である。ここで選択肢を与えてやろう。カートに乗るか、徒歩だ。」

            48
            • ミカ
            • 2024年 5月 06日

            バギーやバイクの突撃が効果を上げてる理由としてウクライナ軍の歩兵火力の弱さを日本人義勇兵が指摘してたな。機関銃やグレネードランチャーなどの近接戦闘火力の類。
            そういった歩兵火力が下がってしまう原因として考えられるのは単純に歩兵不足なんだろうけど。

            38
              • paxai
              • 2024年 5月 06日

              ロシアにはRPG類とAK類に関しちゃ腐るほどあるからな。
              そういやロシア兵は射撃訓練だけはみっちりやっててウクライナの歩兵より上(連携力は低いけど)って話があったな。
              塹壕に突っ込んでの撃ち合いなら連携よりも射撃訓練が生きるのかもねえ。

              17
                • かず
                • 2024年 5月 07日

                えー、youtubeの人の主張だとロシア新兵は丸腰で前線に放り込まれて武器はどっかで奪って確保しろって言われるってさ、それに戦車も装甲車もなくって中国製ゴルフカートに乗るしかないって動画つくって、そんなロシア軍に押されるウクライナ軍はどんなんって言われてたけど

                12
          • 名無し
          • 2024年 5月 06日

          なんか勘違いしてるけど有事になったら基本的に物資上自衛隊も同じ運用かそれ以下の扱い(ロシアは車輌依存だが自衛隊は車輪が足りない)になる訳でなんならアメリカ軍も基本はそんな感じよ

          26
          • 2024年 5月 07日

          当たらなければどうということはないでしょ?

          6
        • たむごん
        • 2024年 5月 06日

        激戦地、最前線の塹壕、本当に入りたくなくなりますよね…。

        これで交代したら、左遷・懲罰くらうわけですし。

        15
        • 朴秀
        • 2024年 5月 06日

        ロシア軍、士気がおそろしく高いんですね
        督戦隊が後ろについているだけかもしれないですが

        ロシアの方は犯罪者ですらまともな装備を与えられているのを見て
        スコップと小銃のみを持たされて放り込まれたウクライナ兵は何を思うんでしょうか

        17
          • 無名
          • 2024年 5月 07日

          確かウクライナ軍が相手していたロシア軍には督戦隊なんてなかったとか言ってたましたし、ロシア軍も督戦隊やるぐらいなら普通に兵隊にするのでは?
          モスクワでのテロとかも志願増えたそうですし。
          まあ、勝ってる側は士気は高いもんですけど。

          ウクライナ兵はそれに加えて装備やら自費で買ってる話ありましたよね。
          何か怪我した場合の医療費やらも。

          25
            • 伊怜
            • 2024年 5月 07日

            あれだけ督戦隊督戦隊と言われているのに証拠になりうる映像が無いんだからそういうことでしょう
            ワグネルとかの囚人部隊に対しては監視がつくことはあったかもしれないけど、正規軍でやってるとは思えない

            29
              • なな
              • 2024年 5月 07日

              無理矢理戦わされていたのでは危険な任務なんてこなせるわけが無いですからね。
              突撃部隊は志願制です、高い士気が無ければ逃げる、降伏するで終わりです。
              彼らは紛れもない「戦士」だと思います。

              12
      • 名無し
      • 2024年 5月 06日

      ストームZ!? 全滅したはずじゃ!?

      8
    • 無名
    • 2024年 5月 06日

    オチャレティネ周辺は陣地作りとかがほとんどされてない訳じゃなく、分析した人によると、どうもニューヨーク方面からロシア軍が来ることを想定して東側の守りを厚くした陣地が多かったので、南側からの攻撃に対応できなかったみたいだとのこと。
    アウディーイウカが陥落するのを想定してなかったみたいですね。

    28
      • マダコ
      • 2024年 5月 06日

      そうだとするならば、ウクライナ側からすれば非常に攻撃しがたい陣地を占領されたということになるので、いよいよ厳しいですね。逆に、ロシア側からは攻撃しやすい。ウクライナが、ここを奪還するのは困難でしょうし、ニューヨークの陥落は早いかもしれませんね。

      23
        • 無名
        • 2024年 5月 06日

        線路沿いに進撃した部隊は東からの攻撃に対応した陣地に阻まれて止まったみたいです。
        あとオチャレティネ北側には全方向に対応した要塞陣地があるので、それでオチャレティネ北側にはなかなか進めてないみたいです。
        ロシア軍の動きを見る限りオチャレティネ北側の要塞陣地は攻略じゃなくて包囲を目指してるように見えますね。
        ロシア軍はしっかり地形やウクライナ軍の陣地、配備を把握して攻撃してると思います。

        36
      • hogehoge
      • 2024年 5月 06日

      millitaryland.net の防衛ライン地図は参考になるの?
      それとも、ゴミ?

      4
      • ak
      • 2024年 5月 07日

      マジノ線が頑強? そんな「動けないもん」なんぞは迂回すりゃいいんだよ。

      何処にあるのか判らないゼレンスキー線も、もしかするとこうなるかもしれません。

      5
    • あかんて
    • 2024年 5月 06日

    学徒党員や都市部の上級国民も
    根こそぎ動員すべき段階だと思いますが
    それやると、敗色濃厚なのを
    世界に晒すような話になって士気も下がる
    ジレンマですな

    27
    • 2024年 5月 06日

    ウクライナやロシアの戦争におけるビッグデータの活用状況って、どれだけ進んでいるんでしょうね。

    人的資源、兵站(兵士、兵器、弾薬、燃料、食料、医薬品等)、敵戦力情報、サイバー、情報戦にかかる情報が活用でき、分析可能な状態であればより戦争全体の最適化に近づけるだろけど、ウクライナは把握出来ていない自軍兵士がいるって問題意識を持っているくらいだから、人的資源管理はまだまだなんでしょうね。

    他方で自衛隊でも正規兵(階級、所属、所在、専門、訓練の状況等)の人的資源管理が軍種を超えて統合的に行われているんでしょうかね。

    10
      • D-day
      • 2024年 5月 06日

      おそらくされていません。
      特にウクライナからのガセネタや水増しがニュースになり、それに基いてビッグデータの情報としていけば蓄積されるのでは?
      なのでシンクタンクなどの発表や予測すらも現地からの簡易的なSNSの報告に遅れるか外れるかしていると思われます。
      もっとも政治的理由で外部には出さない、歪曲するとかは別次元の話です。

      20
      • Easy
      • 2024年 5月 06日

      一時期、ビッグデータやネットワーク応用のシステムが、戦場のUber みたいな感じでもてはやされたりしてましたが。
      弱点として、「端末がロシアに奪われて、ウクライナ側の情報がロシアに筒抜け」これが非常に防ぎにくいんです。特に負けている時は陣地が敵に奪われて、端末と捕虜が取られることが増えます。
      また、偽装端末による「敵の大群を発見!」などの偽情報による撹乱も悩みの種です。情報の投稿を強く制限すると、今度はネットワークによる広く即時の情報共有というメリットが失われてしまいます。
      なので、今ではさほど開戦時ほどのセンセーショナルな効果は見られません。
      むしろ,ロシアがやってる「現場単位での割とローテクで人間関係に基づいた情報共有」の方が機能してしまっているのが現状ですね。

      32
    • マトポック
    • 2024年 5月 06日

    侵略される可能性がある国は真面目にターミネーターを開発するべきだろう。もちろん、我が国も例外ではない。

    9
      • kame
      • 2024年 5月 06日

       先にスカイネットを作らないといけないですね。そうなると、作った国の人間が真っ先にスカイネットから攻撃を受けて滅びそうですけど。

      12
      • 伊怜
      • 2024年 5月 07日

      BMPTか…まぁ、思ったよりは活躍してたからアリなのかも?
      え、違う?

      8
    • たむごん
    • 2024年 5月 06日

    管理人様、分かりやすい高低差の図表、ありがとうございます。

    オチェレティネ周辺の進撃速度が速すぎましたが、地雷のないルート・地雷が敷設できずに、進撃されてしまったようですね。
    陣地線が、オチェレティネ~カリノヴェなど、南北ルート・東からの攻撃想定だったことも理由でしょうか。

    ウクライナ軍の戦線整理が遅れれば、前線に味方が残っていても、後方に地雷だけでも敷設する必要性に迫れることになりそうですね。
    前線から後退できないだけでなく、前線への補給路も使えなくなり、切り捨てることを意味します…。

    >恐らくロシア軍は線路沿い地雷がないルートを発見し、消耗した第47旅団と第115旅団の交代が行われている最中に攻撃を開始した可能性が高く、ロシア軍は短期間でオチェレティネを含む複数の拠点を占領した。

    20
      • マダコ
      • 2024年 5月 06日

      地雷が無いルートの発見となると、例の亀戦車が一役買っている、或いはこれからも買うような気がしてなりません。

      28
        • たむごん
        • 2024年 5月 06日

        仰る通りですね。

        地雷除去、敵抵抗・火点の確認、電子戦によるドローン無効化、最前線の近接支援、簡易トーチカなど、色々な役割を求めることができそうですね。

        亀戦車、なぜ馬鹿にされていたのか不思議でした…。

        30
          • 2024年 5月 07日

          パレード何かもあるからか軍というか兵士や兵器何かは見栄えとか気にするじゃないですか?
          人間ってやっぱり視覚情報が大きいので、合理的だとしても人気が無いというか。
          例えば雨降っててレインコート着るのや、自転車でヘルメット被らないのダサいでやらない感じですよ。

          まあ、現場はそんな見た目より使えるかどうかなんで、後方や第三国の評判の事何かどうでもいいでしょうけど。
          ソ連時代からそうですけどロシア軍って学習し適応する軍隊ってところありますし。

          25
            • たむごん
            • 2024年 5月 07日

            仰る通りです。

            ロシア軍、官僚的なのか柔軟なのか、不思議な国だと感じる時があります。

            10
      • 机上作戦
      • 2024年 5月 06日

      図表で見るとロシア軍の予想される夏季攻勢ではアウディーイウカから西進して
      ボクロウシク陥落させる作戦はギャンブル的なので威力偵察に留め北進しチャシ
      ブヤール占領からコンスタンチノフカに南下するロシア軍と連携する堅実な作戦
      を取るとするとニューヨークなどの小都市は包囲され陥落する可能性が高く、
      アメリカNATOの軍事援助で持ちこたえられるかは不明

      19
        • たむごん
        • 2024年 5月 06日

        仰る作戦、有り得ると思います。

        陸戦、なおかつ海から遠いので、鉄道・幹線道路が主要補給路になります。
        オチェレティネ~アウディーイウカ西進しすぎて突出すると、補給線を寸断されるリスクが高いですよね。

        ニューヨークは勿論、被包囲と敗走を繰り返す中で、最前線の兵士・重火器・軽火器の損耗が気になっています。

        9
    • つぐみ
    • 2024年 5月 06日

    ウクライナは全占領地域の奪還は不可能に近い、ロシアとの総合的な国力の差は歴然と薄々気付いてる中で、終わりの見えない戦争にどう向き合ってるんだろうね

    欧米の軍事支援もマチマチで、金額こそあれど生産能力がロシアとその支援勢力には追いつかず、時間の経過に伴い不利になる一方なのに希望の見えないままいつまで戦い続けられるのだろうか

    31
      • kame
      • 2024年 5月 06日

       それこそ大統領選挙を行えばはっきりすると思うんですよね。どんなに犠牲を払っても戦争し続けるなら、ゼレンスキー大統領に、それが嫌なら対抗馬に(いるのかはわかりませんが)投票すれば良いわけですし、国を行く末を決定するという意味では今のタイミングでこそ実施するべきですし、選挙で民意が味方についてるとはっきりすれば、ゼレンスキー政権も今まで以上に果敢な制作実行が出来ると思うんですよ。

      36
    • 暇な人
    • 2024年 5月 06日

    ニューヨークが孤立してきたな。
    ニューヨークへ行きたいか!
    をリアルで見れるとは

    20
    • TKT
    • 2024年 5月 06日

    この英国のグレン・グラント元中佐みたいなアドバイザー、軍事顧問、参謀のようなのは、もはや全く何の役にも立っていないし、いなくてもいいでしょう。

    ウクライナ軍は兵士と火力が不足しているため現在の戦場にはスペースが存在する、前線維持以上のことをするには新たな追加弾薬を送る必要がある、そんなことは別にイギリス軍の元・中佐でなくてもただの一兵卒でも、一般市民の素人でもわかるあたりまえの話です。全く何の意味もない助言のための助言、形式的な助言に過ぎません。

    ビッグデータなどは、こういう状況となればまったく何の役にも立たないというのが戦場における非情な現実です。発電所が破壊されて電気がなくなれば、電話の充電もできない、端末やドローンも使えないわけです。状況は最適どころか最悪になる一方です。

    モスクワでは捕獲されたレオパルト2A戦車や、エイブラムス戦車が展示され始めましたが、こういう捕獲西側兵器の展示会はこの先、どんどん増えそうです。

    23
      • マミー
      • 2024年 5月 06日

      もはや兵器送りつけるだけでは不足なの判ってる筈なのに、
      兵器が足りないなんて言う意味が理解出来ないのですよ。

      足りないのは命が安い人的資源なのに、西側はコレを濁すから正規戦が下手になったとしか思えない。

      18
    • 話が違う
    • 2024年 5月 06日

    ロシア軍クソ雑魚~のプロパガンダに乗せられて志願した兵士も後悔してんだろうな。

    43
      • 名無し
      • 2024年 5月 06日

      サイコロステーキ先輩のように、同じ失敗を繰り返すマヌケな奴らなら勝てると踏んで従軍したんだろうな

      16
      • なな
      • 2024年 5月 06日

      反転攻勢前に日本の番組で取材されていたウクライナ兵は楽観的で、
      今年中には戦争が終わるんじゃ無いかと言っていたのが非常に印象に残っています。(日本の記者自身も楽観的屋過ぎないかとコメントしていた。
      それが今となっては動員解除も無く戦争の終わりも一向に見えない状況ですから絶望感に打ちひしがれていると思います。
      生きていれば、の話ですが…。

      27
        • かず
        • 2024年 5月 07日

        またもやクリスマスまでには戦争が終わるだろうの失敗フラグ

        10
      • jimama
      • 2024年 5月 06日

      そーいやカナダだったかな?の退役兵だか傭兵(という名の派兵組)が序盤も序盤のウクライナの反撃が終わってロシアの後退停止からの反撃が始まったころに速攻で帰国してましたね
      「こんなはずじゃなかった」
      とかなんとか言って
      あといくら言われても元米軍は塹壕掘ろうとせずに吹っ飛ばされてたそうですから後悔する暇もなかったかも

      28
    • なな
    • 2024年 5月 06日

    兵器数だけではなく防衛陣地の質もウクライナ軍とロシア軍で雲泥の差が有るみたいです。
    ウクライナ軍の防衛陣地は兵士が単にスコップを作って掘っただけの深さも足りず補強もされていないタダの溝で、
    雨が降っただけでも崩れてしまい陣地を維持できず放棄される例が多数あるそうです。
    対するロシア軍の陣地は深く補強もされており、地下道や兵士たちが生活するスペースまで作られ長期間の戦闘に耐えうる作りになっていて、ロシア軍の陣地を占領したウクライナ兵達に絶望感を与えています。
    兵器供与でカッコイイ西側兵器で武装しガワだけ揃えていたとしてもタダのハリボテに過ぎません、こういう地味な部分での差こそ戦闘の勝敗において重要なのではないかと思えます。

    56
      • Easy
      • 2024年 5月 06日

      非常に皮肉なことに,ロシアが作ったラボティーノの塹壕が非常に頑健でロシアですら攻めあぐねているところから見て、実際そうなんでしょうね。
      陸戦の本質は土木と兵站、なんですよ。

      47
        •  
        • 2024年 5月 06日

        南部の兵站強化のため鉄道まで作ろうとしてるしな
        やる気スイッチ入ったロシアはヤバい
        国内インフラもそれくらい頑張れとは思うが

        34
          • マミー
          • 2024年 5月 06日

          ロシア人って基本怠惰だからね、戦争になると覚醒する熊だけど。

          24
            • Easy
            • 2024年 5月 06日

            そのまま寝かしとけよ!って思いますよね、誰だよあんなクマを起こした奴は・・・
            我々西側諸国はクマ起こし禁止令を発令すべき

            30
              • ar
              • 2024年 5月 06日

              あのまま放置しとけば自分達を洗練されたスマート(金欠で縮小しただけ)な軍隊が出来上がって、西側と戦った時に大損害出して慌てて講和
              なんかもあり得たのに…..

              10
                • ar
                • 2024年 5月 06日

                ※スマートと勘違いした一般軍隊

                4
              • ドブロク
              • 2024年 5月 07日

              なんだ、怠惰って、やる気スイッチって、命のやり取りだぞ。しかも、西側諸国ってだけで満足してて、ウケる。

              7
              • 伊怜
              • 2024年 5月 07日

              ロシア目覚めのきっかけは南オセチア紛争よ
              そこから明らかに西側に対する憎悪がにじみ出てる
              ウクライナもサアカシュヴィリ関与してたし彼が貧乏神なのかもしれない

              20
            • 冬戦争
            • 2024年 5月 07日

            ロシアはもともとスロースターター。エンジンが暖まるまでは時間が掛かるが、掛かったらすごい馬力を発揮する。ナポレオン戦争も冬戦争も独ソ戦もそうだった。今回も同じでしょう。

            34
    • カツオ
    • 2024年 5月 06日

    陣地で寝込みを襲われて殺害されたウクライナ兵たちの姿がTLに流れてきた。
    見張りも立てずに全員で眠り込むくらい疲労困憊だったんだろうな。
    人間には限界がある。
    愛国心だとか精神力でカバーできるもんじゃない。
    家族の夢でも見てたのかと考えるといたたまれない気持ちになる。
    合掌。

    49
    • jimama
    • 2024年 5月 07日

    なんか読み込むと意味不明な語句がいくつかあるんですがこれは自分の理解能力がないから?
    >>部隊構造、指揮統制、部隊観の連携に問題がある
    オイ、今それ言うこと?
    あんたらが仕込みやっとったやん。特に部隊構造なんてNATO流に仕込むときにまず手を付けたはずなのになんで今更問題ありとか言い出すの?
    >>多くの軍事的決定は各旅団レベルで行われるため能力や装備もバラバラ、前線で塹壕を掘る機材しか持っていない旅団もある
    >>訓練内容や組織的支援についても部隊毎に異なり
    いや近代軍って
    総司令部→地区司令部→師団or旅団
    みたいな感じで指揮系統とか出来上がってるもんじゃないの?
    装備にしても基本は歩兵旅団は基本これがこんだけね、みたいな感じで標準化されてるもんだとばかり
    訓練内容にしても後方の安全なところで統一されたマニュアルに沿って集団で行われて、そのあと各部隊に振り分けみたいなイメージだったんだけどそれがバラバラって倒産寸前のブラック企業じゃあるまいし

    24
      •  
      • 2024年 5月 07日

      そこは意外とアナクロなところで、軍隊という組織は無機質に見えて意外と地域密着型の中小企業の寄り合いみたいな組織なんですよね
      将校や装備は中央からの配備ですが、兵隊の方は地元と密接に関係していて募集や訓練は連隊単位で行いますし、だから駐屯地は連隊単位になっているわけです
      そして募集や訓練を連隊単位で行う都合上、連隊という単位は単一兵科で編成しないと管理が非常に複雑になって業務効率が落ちてしまいます
      ちなみに陣地構築など戦闘行動は大隊単位が基本です

      12
        • F-117A
        • 2024年 5月 07日

        ロシア帝国のころは反乱を恐れて出身地をシャッフルしてたが、ソ連以降はしてないのかな、ワグネル

        1
        • jimama
        • 2024年 5月 07日

        なるほど。情報ありがとうございます
        自分はそういう郷土色ある部隊はもうイギリスぐらいで、他国はフランチャイズ的に中央作成の部隊計画書とか訓練マニュアルみたいなのがあると思ってました
        なので「歩兵旅団」だったらA旅団もB旅団も能力的には同じぐらいだとばかり

    • 58式素人
    • 2024年 5月 07日

    ウクライナ軍は、武器弾薬の補充の目処がついてきたようですね。
    次の問題が人員の補充なのでしょう。
    今時点で、予備兵力の整備ができていないように見えるのは、
    ウクライナ政府の戦争見通しが甘かったように思えます。
    一つ不思議に思うのは、正規軍と地域防衛旅団との関係です。
    装備の融通や人員の交流が無いように見えるのは何故でしょう。
    ひょっとすると、ソ連時代からの制度を引き摺っているのでしょうか。
    それぞれの軍の戦意の多寡も、はっきりと見えるような気もします。
    5月18日の動員令(?)の施行で少しは変わるのかな。
    他所の記事によると、ロシアも人員の確保に苦労をしているみたいですね。
    外国人傭兵の件や、彼らの離脱(?)問題とか抱えているみたいですね。
    数日前の他所の記事では、ヘルソン周辺で現地ウクライナ住民を徴集したら、
    反発を招いて、徴集兵の上官(ロシア人?)を殺害されて、徴集兵は
    姿を消し、ロシア当局は彼らを捕捉出来ていない、とありました。
    占領地住民の徴集は危険を伴う(獅子身中の虫を飼う)ことになりそうですね。
    アテシュが行っている、物資集積地/指揮所位置/他重要地点の通報に留まらず、
    計画的な反乱を起こされる危険もあるのでは。
    DPRとLPRに留めておいた方が良いような。

    3
      • NHG
      • 2024年 5月 07日

      2014年の紛争(?)の際には正規軍でさえロシアに寝返ったり(代表的な話ではクリミア海軍とか)するなか、強固に抵抗したのが地域に根差してた地方軍だったから、戦後に(抵抗の立役者である地方軍を)解体・再編できなかったというのはありそう
      ただアメリカにも陸軍とは違う州軍とかあるから、すべての軍が統一されてないと二流ってわけではなないんじゃないかな

      6
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