ウクライナ戦況

ザポリージャ方面の戦い、ロシア軍がロボーティネの大半を占領した可能性

ロシア国防省は15日「ロボーティネを完全に解放した」と発表したが、ウクライナ軍やロシア人ミルブロガーは占領を否定している。但し、視覚的証拠に基づくロシア軍の支配範囲は集落の大半に及んでいるためロボーティネの状況は非常に厳しい。

参考:Минобороны России
参考:Военная сводка за 17 мая: зона СВО

ここは昨年夏の反攻作戦で解放した数少ない拠点の1つなので「ロボーティネ喪失」は政治的によろしくない

ロシア国防省は15日「ザポリージャ方面のロボーティネを完全に解放した」と発表したが、ウクライナ軍は「集落内に陣地を保持している」「侵入してくるロシア軍を毎日撃退している」と主張して占領を否定、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARも「ロシア軍がロボーティネの大半を支配している」「まだロボーティネ占領を語るのは時期尚早だ」と、他のロシア人ミルブロガーもRYBARと同じく「ロボーティネ集落の北部と郊外にウクライナ軍陣地がある」と主張している。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

ウクライナ人が運営するDEEP STATEは17日から戦況マップを更新しておらず、ロボーティネについては「集落の大部分がグレーゾーン」という立場を崩していない。

視覚的にはウクライナ軍がでロシア軍兵士が隠れる廃屋を攻撃する様子、ウクライナ軍がでロシア軍兵士が隠れる地下室を攻撃する様子、ロシア軍がでウクライナ軍陣地を攻撃する様子、ウクライナ軍がのロシア軍陣地を攻撃する様子が登場しており、RYBARが主張する占領範囲は上記の視覚的証拠を繋ぎわせたものだろう。

これまでも「視覚的にロシア軍が足場を築いた」という報告は何度もあったが、ロボーティネ集落内の建築物や家屋は完全に破壊されているため確保した足場が維持できず、双方とも集落を完全に支配していないと考えられてきたが、もしRYBARも報告が事実ならロボーティネは制圧される寸前だ。

ロボーティネを失っても軍事的には問題ないが、ここは昨年夏の反攻作戦で解放した数少ない拠点の1つなので「ロボーティネ喪失」は政治的によろしくない。

関連記事:ハルキウ方面の戦い、ロシア軍は複数方向からリプシに迫っている可能性
関連記事:ゼレンスキー大統領、ロシア軍のハルキウ方面における突破は最大10km
関連記事:ウクライナ人ジャーナリスト、敵はリプシから2kmの地点に迫っている
関連記事:ハルキウ方面の戦い、ロシア軍がリプシ郊外に到達した可能性
関連記事:ハルキウ方面の戦い、ロシア軍がボルチャンスク方向とリプシ方向で前進
関連記事:ロシア軍がボルチャンスク市内に侵入、ブフルヴァトカを占領した可能性
関連記事:ロシア軍がルクヤンツィを占領、オヒルツェボで国旗を掲げる様子が登場
関連記事:ハルキウ方面のウクライナ軍指揮官が交代、攻勢初日の対応に問題
関連記事:ロシア軍がアウディーイウカとハルキウで前進、ボルチャンスクに取り付いた可能性
関連記事:アウディーイウカ方面、ロシア軍がウマンスキー制圧に成功した可能性
関連記事:ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍はハルキウ方面で戦術的成功を収めている
関連記事:ハルキウ方面の戦い、予備戦力を投入しなければ状況は悲惨なものになる
関連記事:ハルキウ方面の戦い、ロシア軍が国境沿いの集落を占領した可能性
関連記事:ロシア軍がハルキウ州北部で大規模な砲撃を開始、幾つかの集落に侵入か
関連記事:ロシア軍がヴェセレ方向で前進、ローテーションのないウクライナ軍部隊は限界か

 

※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України

ロシア領攻撃に米国製兵器の使用は不可、ウクライナは標的情報の提供を要請前のページ

ゼレンスキー大統領が言及した砲弾不足の解消、ウクライナ軍兵士が唖然次のページ

関連記事

  1. ウクライナ戦況

    ショルツ独首相、プーチンはベラルーシとウクライナの生存を許さなかった

    ドイツのショルツ首相は21日、侵攻前に行われたロシアとの首脳会談で「鹿…

  2. ウクライナ戦況

    バフムートの戦い、ウクライナ軍がクリシェイフカ解放を正式に発表

    ウクライナのイェルマク大統領府長官がクリシェイフカ解放を示唆していたが…

  3. ウクライナ戦況

    ウクライナ軍がHIMARSでメリトポリ基地を攻撃、ロシア軍兵士500人以上が死傷者

    ウクライナ軍がHIMARSを使用して占領下にあるメリトポリ空軍基地を攻…

  4. ウクライナ戦況

    スロバキア、9月以降にMiG-29をウクライナに引き渡す可能性が高い

    スロバキアのナド国防相は「MiG-29がウクライナに引き渡されたという…

  5. ウクライナ戦況

    アウディーイウカの戦い、ロシア軍兵士が南郊外に続き北東郊外にも侵入

    ロシア軍がアウディーイウカ北東郊外の建物に取り付いたことをウクライナ軍…

  6. ウクライナ戦況

    バフムート市内の戦い、ワグネルがウクライナ軍最大の抵抗拠点を制圧

    露ワグネルのプリゴジン氏は「ウクライナ軍の巣(アパート密集地)を一掃し…

コメント

    • 名無しの悪夢
    • 2024年 5月 18日

    足場とは一体…ウゴゴゴ

    12
    • たむごん
    • 2024年 5月 18日

    FPVドローン、集落の瓦礫内・天蓋のある塹壕の入り口など、隙間から突っ込んで攻撃していく動画をよく見かけますね。
    前線歩兵は、のんびり休息もとれない過酷な環境だと感じます…。

    ロボティネ→トクマク・メルトポリ→アゾフ海→クリミア、ロボティネを失えば反攻作戦のプランが完全失敗になります。
    ゼレンスキー大統領が、クリミア奪還を政治目標に掲げた事が、致命的な失敗と言えそうですね。

    ウクライナ軍の前線歩兵は、奮戦してきただけに、(会社・組織あるあるですが)なんとも複雑な気持ちになります。

    15
    • 匿名
    • 2024年 5月 18日

    ゼレンスキーの任期が法的には今月20日で切れるみたいなので、ロシア側はこの件と合わせて揺さぶりをかけてきそうですね。

    21
    • 名無し
    • 2024年 5月 18日

    劣勢、敗勢にある側が政治的な問題の為に軍事的合理性を後回しにした場合往々にして宜しくない結果になる

    34
    • nk
    • 2024年 5月 18日

    ロボティネはとクリンキーは即撤退が正解だと思うし、政治的に難しい等は所詮は言い訳に過ぎない。
    余裕の無い兵に兵器に物資を、どれだけ無駄にしたんだろうか。
    西側に出来ることはただ一つ、支援を止める。
    所詮は旧ソ連構成国の内ゲバ、首を突っ込まない。
    アメリカがこの紛争を昔から煽ったのが原因とはいえ、ロシアを敗北させることに失敗したのだからさっさと見切るべき。
    特に日本には良いこと何も無し、とはいえアメリカの属国の悲しさ故か日本は金巻き上げられていくだけか。。

    55
      • 2024年 5月 18日

      ハリコフのカバーに部隊をねん出した直後ですがここの増援をねん出するために今度はどこの部隊を削るのか。
      そしてロシアは消耗するどころか戦前より強靭になっていてNATOが弾薬不足の改善出来ずにイエメン方面に無力という現状から相対的に「ロシアを疲弊させる」ことすら出来ていないことにまだ気づいていない。
      ともあれ後方の川越えされないよう今からでも竜の歯くらいは整備する必要あるのだが間に合うのか。

      24
        • jimama
        • 2024年 5月 18日

        竜の歯だったら隣のスームィ州の道路わきで小粋な石垣になってましたね
        拾ってくるとして間に合うかどうか、のんびり並べさせてくれるかは別問題ですが

        29
        • F-117A
        • 2024年 5月 18日

        逆かもしれんよ。
        ハルキウを守るために、ここは撤退という名目かもしれん。

        2
          • どねつくぼうし
          • 2024年 5月 19日

          ウクライナ政府としてはハルキウ市民が恐慌に陥る事態はなんとしても避けたいでしょうからね
          北部への手当てを捻出するためにロボティネの失陥は許容することになるでしょう
          クリンキからも部隊を引き揚げて転用すべきでしょうけど海兵がそれに応じるかがわからないのでこちらは何とも言えないですね

          4
      • たむごん
      • 2024年 5月 18日

      仰る通りです。
      クリンキは、いつまで何をやってるのでしょうかね。

      日本は、金を巻きあげられたうえに、資源高騰によるインフレで生活が苦しくなったのが結果でしょう。

      29
    • kame
    • 2024年 5月 18日

     意気揚々と反転攻勢を開始して、多数の西側兵器や人員を失った結果が反転攻勢前までに戻ってしまうどころか逆にロシア軍により広く領土侵攻を許してしまうでは割に合わないですね。
     厳しい言い方をしてしまえば、ウクライナの二年に及ぶ抵抗や犠牲が領土だけを見れば無意味だった、という事になります。無論、ロシア軍に損失を与えたという点では無意味ではなかった訳ですが、政治も戦争も結局は結果と成果が全てですし、それ以外の努力は後世の人間にとっては『物語』や『歴史学』としては価値があるだけで当人であるウクライナに残るのは単に領土を奪われたという結果だけです。

    32
      • ふむ
      • 2024年 5月 18日

      ロシアへのダメージは目的でなく手段に過ぎませんからね
      そこで終わっては負け惜しみにしかならず、終戦時の勢力図がイスタンブール合意から後退してしまうようではボリス・ジョンソンの甘言に乗せられたゼレンスキーの失敗
      国民の生命に領土保全、どちらの観点でも失っていますので良いとこ無しですね…

      35
        • 阿呆
        • 2024年 5月 18日

        そのイスタンブール合意を蹴ってしまったからゼレンスキーは継戦し続けるしかない。
        ウクライナの国民が哀れでしかない。

        28
      • F-117A
      • 2024年 5月 18日

      同じ理屈で、去年の8月にウクライナ軍がロボーティネを開放したときには、ロシア軍の一年半におよぶ犠牲が無意味だったという、結果と評価で全てだったということだよね。

      ウクライナ軍が2023年8月23日の国旗の日にロボーティネの破壊された学校に掲揚した、ザルジニーの署名入り国旗は回収されたのだろうか。

      7
        • 愛国無罪
        • 2024年 5月 18日

        ん?ハルキウと間違えてね?

        5
        • 774
        • 2024年 5月 18日

        全くもってその通りです。
        2023年8月の段階では「ロシア軍の1年半の犠牲が無駄」という評価でした。
        2024年5月の段階では「ウクライナ軍の反抗作戦は無駄」という評価になりそうです。
        そして将来起こり得る終戦もしくは停戦の段階で、どのような評価になるかはまだわかりません。

        11
        • ras
        • 2024年 5月 18日

        領土の広さと価値、維持に費やした資源の量は、という点で占領戦の戦果は評価されるべきだと思います。
        それでいえばハリコフ撤退やヘルソン撤退などは比較されうる評価だと思いますが、ロボティネがロシア軍にとってウクライナ軍と同等の価値を置いて資源を費やしたとは思えませんね。
        ウクライナ軍のロボティネ防衛が問題視されるのは防衛に向かない突出部で、多くの予備兵力も費やして他戦線を犠牲にしながら維持した地域と言うのを考慮に入れるべきです。

        13
      • たむごん
      • 2024年 5月 18日

      仰る通りです。
      何か生活が豊かになったのか?これは重要な問題です。

      ウクライナは、莫大な借金が増えたため、鉄道・港湾・空港・水道・ガス・電気・農地・銀行・鉱山資源など、あらゆる権益を外資に奪われていくことになります。

      電気も安定しない国は、産業誘致も困難ですから、復興費用を捻出しながら本当に過酷な戦後になりそうですね…

      30
        •   
        • 2024年 5月 18日

        豊かな農地と資源と工業と人材と文化。ベラルーシ・モルドバ・アルバニアよりもはるかに恵まれたはずなのに。ソ連解体時の潜在能力的には、ポーランドやスペインすら凌駕してもおかしくなかったのに。
        めちゃくちゃな内政と外交で、ヨーロッパ最貧国になったウクライナをナメテはいけない。

        そして、その滅茶苦茶を称賛する西側さん・・・・まぁ、西側は自由・人権・民主主義に関しては、いろいろ言いますが、生活の豊かさや幸福に関してはあまり言いませんねぇ。

        2014年より前はロシアはウクライナ製の部品をロシア製の兵器に使っていたり、ロシアは絶交を想定していたか怪しいんだよなぁ。

        24
          • たむごん
          • 2024年 5月 19日

          仰る通りです。

          海に面していて(しかも黒海)、内陸国でないというだけでも、もの凄い恵まれてますよね。

          14
    • jimama
    • 2024年 5月 18日

    ここ失ったところで政治的な意味以外何もない、畳の目の増減程度
    そのために航空戦力も砲兵戦力も圧倒的に勝っている万全な体制の防衛線にただ戦力ぶつけるだけとか、素人目にもやる前から失敗が約束されていたのに実行されてしまった
    自分はあの反攻作戦やるぞ連呼って軍事的なブラフで実際は防衛線の構築に注力してると思ってたらホントにやるんだもの
    多分ロシア側もウクライナ側が実行に移したとき核でも手に入れたかアメリカ軍の全力参戦でも取り付けたかと思って、相当緊張してたんじゃないかなと
    結局誰が主導して誰か責任取ったのかね

    34
    • 2024年 5月 18日

    侵略者ロシアの主張も含めて、前から感じてたけど、
    支援した側が悪い、ウクライナはそそのかされた、西側に加わろうとしたのが悪い、抵抗したのが悪いだの、もう失敗したから諦めろとか、
    DV夫が離婚しようとした妻にマウント取っているかのよう。

    そもそも独立国家だからなんの関係もなく赤の他人なんだけど、なぜこうしろああしろこれが悪いって口を出すのか。
    すごくDV気質を感じてしまう。
    軍事的な批評でなくてすみません。

    13
      • s
      • 2024年 5月 18日

      店の商品(石油)を使って金を支払わなかったり勝手に大事な商品もってって商売敵に自分を売ろうとする家族はちょっと…

      49
        • 2024年 5月 18日

        ウクライナとロシアは夫婦ではないし、家族でもなくて赤の他人ですよ!

        8
          • ザコ
          • 2024年 5月 18日

          自分で家族関係に例えて「こんな家族は嫌でしょ」と返されたのに「家族じゃないですよ!」はちょっと返しとして理不尽すぎませんかね…

          30
            • 2024年 5月 18日

            元々赤の他人と書いていますし、、、

            ところで赤の他人なのにDV気質に、夫婦や家族って認定されたら最悪だと思いません?

            俺はお前のことこんなに思っているのにとか、
            こうあるべきなのにお前ときたらとか、
            お前のせいで俺がこんなに苦労しているとか、
            俺がこんなことするのはお前が悪いからだとか、
            (自分から手を上げたのに)俺に歯向かわなければこんなことはしなかった

            うーん、こんな国家に隣接しているなんてゾッとします。

            5
              • ras
              • 2024年 5月 18日

              ロシア側の視点がまったく想像できてなさそうに思います。また、下で書かれてる通り国家と人間は対称できない要素もございます。

              これも簡単に比較できないことですが、敢えてロシア視点をわかりやすいように日本で例えてみましょう。沖縄が経済危機時に独立しており、友好国ですが電力などを日本に依存している国です。それが日本への支払いを踏み倒すようになり、中国へ接近して中国の前線基地として機能されうるようになります。さらに、政変で日本人地域と現地人の衝突が始まりました。
              これを日本は無視できるでしょうか? それも一つの手ですが、手を出すリスクと手を出さないリスクがあるでしょう。
              迫られた選択が正しいかは結局歴史が決めることになるでしょう。

              32
                • 名無し
                • 2024年 5月 19日

                これは全くその通りでそれこそ台湾有事に本邦が介入するか否かがそれにあたるな

                ロシア嫌いの新米保守やリベラリストの大半は、台湾有事においては介入しないリスクを強調して参戦するべきだと主張するわけだが、これってそれこそロシアの論理と同じってことに奴らは気づいてるのかね?

                19
              • うくらいだ
              • 2024年 5月 18日

              相談する場所間違えてますよ

              8
          • 毛根な時間
          • 2024年 5月 18日

          「赤の家族」だったけどね

          28
            • 通りがかりさん
            • 2024年 5月 19日

            最後の大統領は本当にそう思って大事な都市を分けたんだと思うんですよね。
            即座に仮想敵国に唆されてましたが。

            3
      • &
      • 2024年 5月 18日

      その妻、離婚した上にケンカ腰の再婚相手と隣の家に住もうとしてません?

      15
        • 2024年 5月 18日

        侵略されている被害者の支援者であって再婚相手ではないです!
        よくあるDV夫の妄想のようなコメントで被害者への執着心を感じてしまいました。

        3
      • 森保ジャパン
      • 2024年 5月 18日

      でも反攻作戦は全くの無意味だったじゃん。事実結果が出てるからしゃーなし。ボロ負けの上領土も人命も失っただけっていう。

      28
        • 2024年 5月 18日

        ウクライナは戦いを挑んでる訳じゃなくて、侵略に抵抗してるだけです。
        侵略者の詭弁でありがちな身の程知らずが強者に挑んだがために、しっぺ返し受けたのではないんですよ。
        それに領土や人命は抵抗しなくても失ってるじゃないですか。ロシアの戦争犯罪によって。

        4
          • ヒュー
          • 2024年 5月 18日

          ドンバス・クリミアからするとウクライナの方が侵略者なんだよなあ

          31
          • 匿名さん
          • 2024年 5月 19日

          >ウクライナは戦いを挑んでる訳じゃなくて、

          さんざんロシアを挑発しておいて、それはないでしょう。
          私からは、ウクライナが戦いを挑んだようとしか見えません。

          18
      • ふむ
      • 2024年 5月 18日

      日本は民主主義国家なので、国民が政治的知見を高める為に他国について語るのは有用ですよ
      あれが良かったこれが悪かったと分析批評して、経過観察して、この分析は間違っていたここは合っていたと批評自体の採点して知見を修正する
      そうやって常に国民のレベルを維持向上しようとせねば、衆愚政治と化して亡国へ向かうのが民主主義国家なのです

      自国が危機に陥ってから試行錯誤中の経験積む余裕があるとも限りませんからね
      他国の分析という模試で経験積んでおくのが吉

      25
        • Easy
        • 2024年 5月 18日

        ほとんど遮蔽物が残ってないエリアをロシア軍が支配するようになった、ということは。
        そこに火力投射するウクライナ軍の長射程兵器がほぼ制圧されてしまった,ということを意味します。
        これはかなりマズイ状況ですね。火砲が狩られ尽くしてしまったら、弾薬が届いても撃つ砲がないことに。

        23
          • F-117A
          • 2024年 5月 18日

          砲がすべて狩られたというより、その前に砲弾が尽きたんだと思う。
          砲弾が尽きたら、砲は撤退させるだろうから、砲事態は残っていると思うよ。

          8
            • jimama
            • 2024年 5月 18日

            残念ながら、おそらく砲自体がかなりの数狩られてしまってます
            対砲兵射撃がさらに進歩してきてて、射撃地点を対砲兵レーダーとかで算出して撃ち返す、ではなくてドローンで発砲炎&射撃を確認→そのまま相手の隠れ家まで追尾→隠れ家に逃げ込んで一息ついたところを観測→重砲、滑空爆弾、ドローン等で攻撃、という風になってきてるみたいです
            動画も複数出てますが、ウクライナ側は電子戦装備やドローンの運用数などから同じことがどうもできてないっぽいので一方的にやられてる感じ

            30
              • F-117A
              • 2024年 5月 18日

              なるほど。
              そうなると自衛隊もやばそうね。
              ドローンの運用では遅れているだろうから。

              7
              • 名無し
              • 2024年 5月 18日

              どうもロシア軍は、ウクライナ側に対砲兵レーダーがあること前提で、
              わざと前線に、逃げ足の速い囮の迫撃砲とかで砲撃して、そいつに対するウクライナ軍の対砲兵射撃の発射地点をドローンで観察して特定したうえで、対砲兵射撃でウクライナ軍の砲兵を狩ってるみたいなんですよね。

              なので、たまたま砲兵が発見されてるとかじゃなくて、ロシア軍の意思でウクライナ軍の砲兵が炙り出されている状況っぽいです。

              28
                • jimama
                • 2024年 5月 19日

                なんというか、洗練されてますね
                ドローンを活用した現代の砲兵戦ではロシアが最先端にいるのかも

                18
      • 百戦連敗
      • 2024年 5月 18日

      このDV夫のたとえ話は会戦初期から語られていますが、上手く表現できているとは言えないですね。

      夫婦なら離婚して引っ越せば終わりますが、国が引っ越すことはできません。
      国が存続し続ける限り、お隣さんとは関係をつづいていきます。
      独立国家は周辺国のことを気にしなくていいなんて、そんな国家運営したら痛いしっぺ返しを食らうだけです。

      我々日本も台湾有事を見据えて、中韓米との関係を考えねばなりません。

      24
        • NHG
        • 2024年 5月 18日

        国は引っ越すことこそできないけど双方認めた条件で平和裏に別れた(別の国に)わけで、強制的に再婚しようとDVしてきてるというのは的を射た比喩かと
        離婚後もガス・電気の横取りが頻発したから補填しろ金払えで暴力をふるうならまだ筋通ってるけど「再婚したい」だからね

        >独立国家は周辺国のことを気にしなくていいなんて、そんな国家運営したら痛いしっぺ返しを食らうだけです。

        これもまんまロシアに当てはまりますよ
        周辺国の目をはばかることなくウクライナに正面から攻め込んで2年もせずアフガン10年分の死傷者をだし周辺国からは仮想敵に再設定されるというしっぺ返しを食らってる状況

        4
          • 名無し
          • 2024年 5月 18日

          しっぺ返し云々は言っても意味のないことだな
          それを言い出したら西側だってロシアのエネルギーと資源の依存した結果、侵攻以降EUは経済が大幅に弱体化している

          17
          • ヒュー
          • 2024年 5月 19日

          離婚したはいいけどクリミアドンバス娘さんは折檻してくるウクライナママよりロシアパパの方に行きたいそうだよ。

          24
      • ヤフコメ民
      • 2024年 5月 18日

      まさしく赤の他人だからでは?
      あれこれ「日本に」言ってきてるのはウクライナの方で、日本は立場上支援してるに過ぎない。少なくとも支援しない選択肢はない。
      今の状況ではそれに反感を持つ人がコメントしてもおかしくはないでしょう。昨年の反攻作戦時は真逆の傾向でしたが。
      応援してる側の戦況が悪い時は、一旦情報摂取をやめてしまったほうが精神的にいいですよ。

      12
      • たむごん
      • 2024年 5月 19日

      日本は、別家庭という事がポイントなんですよね。
      よその家庭(ウクライナ)に、親戚や普段付き合いもないのに、恵んでいる立場(援助する側)になります。

      日本を家庭に例えれば、自分の家の生活が苦しくなって、色々と我慢していいるのが現状です。

      家庭内喧嘩(日本国内)に例えれば、借金(日本国債)に苦しんで生活(インフレ)も苦しいのに、なぜ他人にお金を渡すのか喧嘩(議論)している感じなんでしょうかね。

      8
      • とも
      • 2024年 5月 19日

      ウクライナは旧ソ連構成国だったわけですから、「ロシアは山口組、ウクライナは神戸山口組、そして各々を支援する国々は別の暴力団」のほうが例えとして適切ではないかと思います……。

      山口組と神戸山口組が、互いのシマや立場をめぐって対立し、ついには山口組の構成員たちが大挙して神戸山口組の事務所ビルを襲撃したような形ですかね。

      「なぜこうしろああしろこれが悪いと口を出すのか」とおっしゃいますが、
      その理屈ならきっと、西側諸国には全くの「赤の他人」である北朝鮮とイランの核開発制限はもとより、中国や中南米諸国に対する経済制裁すらアウトでしょうね……。

      13
      • 匿名さん
      • 2024年 5月 19日

      >そもそも独立国家だからなんの関係もなく赤の他人なんだけど、なぜこうしろああしろこれが悪いって口を出すのか。

      金の切れ目が縁の切れ目みたいな話だな。

      なんの関係もないなら、支援を求めてくるなと思いますよ。
      EUでも、NATOでも、同盟国でもない。その上、支援が足りないと責任転嫁してくるな。

      タダで貰えるものは貰っておきながら、もう貰えないとわかれば、アカの他人でしょ?と掌を返して批判してくる。

      先に批判し始めたのはウクライナの方なんだから、それをDVと言うのなら、ゼレンスキーこそDV気質がある。

      12
      • 通りがかりさん
      • 2024年 5月 19日

      どう言っても家族と国は別の形態なので、例に出すのはやめたほうが良いと思いますよ。
      国家理性と個人の道徳はかなりズレがあるから。

      6
    • 愛国戦線
    • 2024年 5月 18日

    2023年6月にウクライナが着手したいわゆる反攻では、非占領地の0.3%を奪還する前人未到、空前絶後、狂瀾怒濤の大戦果を挙げ11月には事実上完結、2024年2月にはシルスキー氏から正式に終結の声明が為された。
    それ以降今日までどの程度ロシアに再奪還されたのか、今後の趨勢を占う意味でもたいへん気になる。情報ご存じの方いらっしゃったらご教示願いたい。

    9
      • F-117A
      • 2024年 5月 18日

      前人未踏ってことはないだろう。
      例えばハルキウを奪還しようとして、ウクライナ全土を失ったソ連の反攻とか。

      1
    • 折口
    • 2024年 5月 18日

    今年に入ってからのロシアは、自分たちにあってウクライナには望んでも手に入れられない、それも欧米が与えられないものをよく考えて戦略に織り込んだ感じですね。人的資源は単一正面に投入できる数を倍する余力であると同時に、同時並行で進められる複数正面の最大数でもあります。複数方面での面的な戦闘を同時・継続的に実施するというアプローチは、対仏大同盟軍の対ナポレオン戦術や楚漢戦争における項羽軍への劉邦軍のアプローチに近い巧さを感じます。いずれも質や統率や能力などの、つまり戦闘意思において勝る相手に対して数的優位で対抗する方策です。

    まあウクライナの兵力不足は政治的な要因もありそうですし、ここまで戦略がハマったのはたぶん偶然だと思いますが、ウクライナが早期に対応できる事を祈るばかりです。

    15
    • 暇な人
    • 2024年 5月 19日

    追い出されたのか引いたのかわかりませんがまあよかったなと
    政治的にまずいのはわかるし、国民士気が下がるのもわかるけど
    維持出来ない突出部を維持するために無駄に人員を入れ続けて死なせるほうがいかんでしょ。

    人命が絶対とまではいわないけど無駄に使っていいわけがない

    8
    • カニカマ
    • 2024年 5月 19日

    2023年のウ軍反攻前後に、ロ軍の対砲レーダーを何らかの手段で破壊して、クラスター砲弾でロ軍砲兵潰しまくったみたいな話が有ったと思うんですけど、あれ実際どうだったんですかね?

    大して潰せてなかったのか、在庫や新造したのか。

    1
      • 伊怜
      • 2024年 5月 19日

      今ロシア軍に対砲兵レーダーがあるのか無いのかは分からないけど、どっちでも同じことよ
      もはや探知すべき砲撃が飛んでこないんだから

      1
  1. この記事へのトラックバックはありません。

  1. 米国関連

    米海軍の2023年調達コスト、MQ-25Aは1.7億ドル、アーレイ・バーク級は1…
  2. 欧州関連

    トルコのBAYKAR、KızılelmaとAkinciによる編隊飛行を飛行を披露…
  3. 米国関連

    米空軍の2023年調達コスト、F-35Aは1.06億ドル、F-15EXは1.01…
  4. 米国関連

    F-35の設計は根本的に冷却要件を見誤り、エンジン寿命に問題を抱えている
  5. 中国関連

    中国、量産中の052DL型駆逐艦が進水間近、055型駆逐艦7番艦が初期作戦能力を…
PAGE TOP