ゼレンスキー大統領は「バイデン大統領との合意は履行されている」と述べて「ATACMS使用」を示唆したが、ザルジニー総司令官がATACMSの発射シーンを公開。さらにウクライナ軍がドニエプル川を渡河して集落を占領したという噂がある。
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米国が公式発表しなかったATACMSの発射シーンを公開、ウクライナ軍がドニエプル川を渡河してポイマ村を占領?
ウクライナ軍参謀本部は17日「ベルジャンシクの飛行場を攻撃した」と発表、この攻撃は世界中の火災を観測できるNASA FIRMSと視覚的な映像で確認され、ゼレンスキー大統領も「バイデン大統領との合意は履行されている」と述べてATACMS使用を遠回しに示唆したが、ザルジニー総司令官はATACMSの発射シーンを公開し「公式発表されなかったATACMS提供が事実である」と証明した。
さらにロシア人ミルブロガーが運営するTelegramチャンネル「RYBAR」は17日「ウクライナ軍の第35海兵旅団と第36海兵旅団が再編を終え、砲兵部隊や無人機の支援を受けてポイマ村を占領し、ピシュチャニフカの北郊外に到達した。同時にコザチ・ラヘリやクリンキーの対岸でも別の攻撃グループがドニエプル川の渡河を準備している」と報告。
RYBARが報告した「ウクライナ軍の上陸」や「ポイマ村の占領」は視覚的に確認されておらず、RYBAR自身も「詳しい状況は戦場の霧のため謎のままだ」と述べており、まだ何かを断言できるレベルではないものの興味深い言及だ。
因みに米国が約束した31輌のエイブラムスが「全てウクライナに到着した」と報じられている。
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※アイキャッチ画像の出典:Головнокомандувач ЗСУ
こういうの見ると陸自のMLRSを用廃するのはもったいない気がするね
MLRSは北海道で使うにしても、買い増すとしたらHIMARSじゃないですかね。台湾、オーストラリアも発注かけてますし。
中国版HIMARSとか呼ばれるPCH-191なんてのもあるようなので、運びやすいトラック式の多連装ロケット砲が今後長らく主流になるのかな。
HIMARSを買い増ーす
ウロ以降名前は有名になったし発注あちこちからかかってるなら在庫ってか生産は追い付くんだろうか
韓国のK239とか結構良いと思うんですけどね、自衛隊での導入は難しいですかね…
予算と人員がね
万年定員割れの自衛隊で新しく部隊を作ろうとするとどこかの部隊を潰して捻出しないといけない
そして本土進攻の可能性が低くなったが、南西諸島侵攻の可能性が上がった
南西諸島でMLRSの射程が役に立つのは沖縄本島のみ。それ以外は帯に短しタスキに長し
ならMLRS部隊を潰して長距離対地ミサイル部隊にしましょうねとなる
ATACMSとそのクラスター弾頭が配備されると、ロシアの飛行場はロシア領内に移転でしょうか。
Ka52などは、戦場に行くまで倍以上の距離を飛ばねばならず、稼働率が下がるかもですね。
差し当たり、戦闘機とその誘導爆弾の脅威は変わらないように思えますが。
次はウクライナ自前のSRBMが必要でしょうか。ロシア領内の飛行場に届くクラスター弾ですね。
ウクライナは開戦早々に、ベルジャンシクで揚陸艦にトーチカを命中させた実績があります。
誘導装置を改造していたのでしょうが。次はトーチカにブースターが付くと良いですね。
そうすればトーチカのクラスター弾頭に期待できるのでは、と想像します。。
今回、ATACMS×3発で叩かれた飛行場は、ロシアが不法占拠してる4州内にあり、前線までの距離もヘリならば近く、前線の要望にある程度沿った支援攻撃を行っていたと思います。これが基地攻撃を恐れてロシア領内まで下げると、思ったタイミングで支援攻撃してくれない、一度基地に帰るとなかなか戻ってこない、というようにKa52の価値が結構下がるでしょう。
前線まではある程度、高空を飛ぶでしょうけど、操縦手への負担もあがりそうです。夜間なら更に負担マシマシ。
今回のATACMSを用いた初戦果はロシアにもかなり鮮烈な印象を与えたに違いありません。
ATACMSを上手く使って、ロシア軍の航空戦力を下げさせることに成功すれば、ウクライナもだいぶ楽になると思います。
……というかなって欲しいですね。ウクライナ軍は疲れが見えているので、少しでも負担が減って欲しい。
あと運用車両はHIMARSなので、ロシア軍はATACMSの運用を防げないでしょう。これまでと同様に。良いことです。
それにしても南部攻勢をする前にやればいいのにと思いますが、なんで今になってなんでしょうね?
一応、これまでの流れだと、米軍はATACMSはBAT(高性能対装甲誘導弾)をばら撒いて装甲車両を一度に多数撃破で使うものと考えていて、それを提供する気はなかった。(これは現在もなし)
ところが、ウクライナ軍が155㎜砲弾が足りないと助けを求め、仕方なく倉庫奥に眠ってたクラスター砲弾を場繋ぎ程度で提供してみたら、なんかウクライナ軍が上手く使って火砲・歩兵狩りに大活躍。
……あ、そういえば倉庫に眠ってるATACMSにクラスター弾仕様のがあったわ、と気付いて今回提供という流れになった、ようです。
なので、クラスター弾が使えると解ったのが遅かった、だから渡すのも遅れた、が実状のようです。
陰謀論界隈が騒ぎそうな要素ありありですけど、まぁそれは証拠がないので、上記説明が一応、公式になるかと。
トクマク軸を攻め続けて露軍に予備を吐き出させてから渡河作戦、
だったらすごいけど、ほんとかな。ライバーだし。
また小規模な部隊の襲撃なんじゃないかな。
渡河をしたとか、今までにも何度も情報はあったし事実であったとしても、また一時的なものではないだろうか
私も一時的な占領だと思います。 今までウクライナ軍はヘルソン方面で度々上陸してロシア軍の負担を強らせる戦術をとって来たのでその一環だと。だいたい本格的な渡河装備は保有していませんし、いくら水位が下がって渡河しやすくなったとは言え大規模な打通はかなりの困難を伴いますしね。ザポリージャでの打開のため博打を打ったとも考えられなくはないけどね。
ロシアはまた兵站や司令部を後方に下げないとダメですね
これでまたロシア軍の火砲の密度が下がるのかな?ただ供与された数が少ないのが辛いですね。
クラスター弾タイプらしいからBlock1Aで良いんだよな。
Forbesの記事だとネプチューンの対地型は「シーカーの改良が終われば約360km先の標的を攻撃できる。改良の終了は近い」らしいので、ウクライナがS-200やネプチューンなど各種の長射程のミサイルを持つならATACMSを供与しても大丈夫ということなんだろうか。
Rybarはアウディーイウカでやらかしましたし
ヘルソン州で何らかの作戦行動が行われている事は事実だとしてもその規模や進捗についての信ぴょう性は微妙ですね
1両のHIMARSから2発撃てるので4発撃っても良さそうなところ3発なのは目標を相当吟味している事が伺える。
流石に高価なヘリは後方に下げるでしょうが、兵站施設に関しては微妙ですね。泥濘期突入を前により後方に下げさせる事が出来れば効果は大きいですが、供与数が少ないという足元を見て対応しない選択肢をロシア側がとってくる可能性もあります。供与数を増やさないと戦局に与える効果は限定的になりそう。
米軍が普通は使わない年代物なので
一発は湿気っていたのでは…
とは言えウクには貴重な兵器なので
次は何を狙うのだろうか
検索すると、最終生産が2007年とかHITするので、キャニスター封入状態でも16年経過となると、ちゃんと動くのか確かに不安がありますね。自己診断モードとかで最低限、確認はしてから渡してはいるんでしょうけど。
提供される弾数も限られるので、使い方がかなり悩ましいところでしょうね。飛行場か、S-300/400システム辺りが狙い目だとは思いますが……。敢えて使う数をかなり絞り続けることで、まだ温存しているATACMSがあるぞ、と警戒させてロシア軍が下がる効果を狙うかもしれませんね。前線への爆撃頻度が減るだけでも恩恵でしょうから。
渡河地点を航空写真で見ると、確かに川幅が狭くて、両岸の湿地も一番少ないみたい。鉄道橋もあるんだね。準備中と言うクリンキー付近は対岸が湿地帯だからどうなんだろうか。とりあえず、今の渡河地点をしっかり確保して、強固な橋頭堡を築くのが良さそうな気がする。
米国製兵器はロシア製兵器に比べて性能良いね。
いきなりatacms3発でヘリ9機が全壊、ヘリ1 機が破壊、その他とある。
S-400なんてドローンを迎撃できずにドローンで破壊されている。
ロシア製戦車も乗員の生存率が低いし、合うディーウカでも派手にやられている。
トルコやインドみたいに高価な兵器をロシアから買った国は今どう思っているのですかね。
戦争になったら期待はずれになりそう。
アメリカというか、西側の兵器はくっそ高い割には入手や維持、使用する際のしがらみがごちゃごちゃ有り過ぎるのが…
以前もインドネシアだか新興国の国防相が苦言を漏らしてましたが、せっかく入手しても「お飾り」にしかならない「高性能兵器」に大金を費やせる国もそうそうないでしょうね
それにしてもベルジャンシクはよく燃えたな。
結局ロシアは、西側のミサイルほとんど防げないのね。
今の時代 電子機器の優劣で勝敗は決まりそう。
軍需産業はロシアの時代じゃなくなったな。
ATACMSがベルジャンシク攻撃でかなりの成果を挙げたことで、攻撃可能範囲に含まれるロシア軍のヘリや戦闘爆撃機は全面的な戦力再配置を強いられるでしょうね。
今回使われたのは発見された残骸から最も古い最大射程165km版のATACMSと目されており、冬にはまとまった数のGLSDBもウクライナ軍の手にわたる予定なことから前線から最低でも160km圏内にはヘリや航空機、弾薬集積所などを迂闊に置けなくなります。
再配置を強いられるロシア軍の兵站線がどの程度混乱するかにもよりますが、南部戦線では今月来月ぐらいで進展があるかもしれませんね。