ウクライナ戦況

シルスキー大将、ロシア軍が再編を完了してクピャンスクで攻勢を開始

ウクライナ軍のシルスキー大将は14日「敵は損害から回復してクピャンスク方面で活発な攻勢を開始した。敵の主要目標はウクライナ軍を撃破してクピャンスクを包囲し、オスキル川沿いまで到達することだ」と明かした。

参考:Россияне восстановились и пытаются окружить Купянск – Сырский

ロシア人ミルブロガーが主張していた「アウディーイウカ南郊外の突破」を裏付ける視覚的証拠が登場

アウディーイウカ方面で新たに登場した視覚的証拠は「クラスノホリフカ近郊の高台をウクライナ軍が保持している」「ロシア軍によるアウディーイウカ南郊外の突破は事実である可能性が高い」と示唆している。

出典:GoogleMap アウディーイウカ周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

新たに登場したは「クラスノホリフカ近郊の高台側面に横たわるロシア軍兵士の遺体」を、は「高台頂上に陣取るウクライナ軍陣地をロシア軍が対戦車ミサイルで攻撃する様子」を映したもので、ロシア軍の攻勢は高台まで到達したものの撃退され、ウクライナ軍が現在も高台を保持していることを示唆。

ロシア人ミルブロガーが運営するTelegramチャンネル「RYBAR」は「アウディーイウカ南郊外の突破」を主張していたが、新たに登場したは「道路沿いのウクライナ軍陣地を無人機で攻撃する様子」を、は「道路を越えた地点の激しい戦闘跡と負傷したウクライナ軍兵士(最終的に無人機で爆弾を投下し殺害)」を映しており、ウクライナ軍が「道路沿いの防衛ライン」を保持出来ていない可能性が高い。

ウクライナ人が運営するDEEP STATEも15日「アウディーイウカ方面のクラスノホリフカ付近では困難な状況が続いている」と報告しているため、大きな損害にも関わらずロシア軍の攻勢は続いているのだろう。

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ザポリージャ、南ドネツク、バフムートでの前進はほぼ止まっている

東部司令部の司令官を務めるシルスキー大将は14日「敵は損害から回復してクピャンスク方面で活発な攻勢を開始した。敵の主要目標はウクライナ軍を撃破してクピャンスクを包囲し、オスキル川沿いまで到達することだ」と述べ、アウディーイウカ方面だけでなくクピャンスク方面でもロシア軍の攻勢が開始された格好だが、まだ視覚的にロシア軍の攻勢は確認されていない。

出典:GoogleMap クピャンスク周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

恐らくロシア軍の狙いはシンキフカを突破してクピャンスク東部に到達することで、そのままオスキル川沿いに南下してリマンを北と東から攻撃したいのかもしれないが、これまでの攻勢は全てシンキフカで食い止められてきたため「シンキフカを巡る攻防」が再び始まるのだろう。

バフムート方面ではウクライナ軍が「クリシェイフカから北に向かって前進」し「クロモヴェに再び陣地を構えた」と視覚的に確認されたものの「大きな動き」は無く、これはザポリージャや南ドネツクにも言えることで「ほぼウクライナ軍の前進は止まっている=決定的な動きがないという意味」と言っても過言ではない。

出典:GoogleMap バフムート周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

勿論、全ての前線において戦闘行為は止まっていないが、泥濘んだ大地の影響で積極的な前進を停止しているのか、損害を被った部隊の再編成に取り組んでいるため前進できないのか、それとも攻勢に必要な戦力や物資をすり潰してしまい攻勢から守勢にポジションを切り替えたのかは不明で、今後の展開について何も断言できない状況だ。

一つだけ言えるのはゼレンスキー大統領もウクライナ軍関係者も「冬季攻勢」を示唆していたという点で、もし攻勢を維持するなら11月~12月の間に再び前進を開始するだろう。

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※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ

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コメント

    • 鼻毛
    • 2023年 10月 16日

    このタイミングでロシア軍が攻勢にでたということはやっぱり泥濘って現代戦ではあまり関係ないのかな。歩兵中心の戦い、さらには道路が整備されてたり、車両の足回りが第二次大戦より進化しているなどなど?

    6
      •  
      • 2023年 10月 16日

      東側の軍用車両は西側のそれより低インフラでの機動を重視して軽量で接地圧が大きい設計になっているけど、とはいえ泥濘に足をとられないということはありえない
      泥濘でも攻勢に問題ないなら開戦直下のキエフ強襲も成功していたかもね

      6
      • 拓也さん
      • 2023年 10月 16日

      泥濘期での進撃についてですが、ウクライナの道路は都市部はもちろん整備されていますが田舎は舗装されていない場所や細く貧弱な道が多いように戦地からの写真からは見受けられます。また確かに車両は第二次世界大戦頃と比べれば進歩しているとは思いますが両軍が使用するBMP-1やMT-LBなんかは1960年代頃に開発されたもので、第二次大戦期に生産された同様の装軌式車両(RSOやコムソモーレツなど)と比較してもそこまで優位性は感じません。だから歩兵主体での戦いの面が大きいのだと思います。

      8
      • 理想はこの翼では届かない
      • 2023年 10月 16日

      泥濘期に入るからこそ、道路を抑えてしまえば補給路が無くなるので都市拠点への攻勢・包囲のタイミングとしてはアリなんだと思います

      12
      • NHG
      • 2023年 10月 16日

      今回の攻勢で露軍は相当大きな被害出してるみたいだから泥濘期の影響をもろに受けてそうです

      人員損失:820+990+1030=2840名
      戦車喪失:34+42+26=102両
      装甲車喪失:91+44+40=175両
      野戦砲・ロケット:19+34+44=97基
      (ウクライナ発表)

      ウクライナが冬も続けると言ってるのは、歩兵にできることが増えたということだと思う
      昔の歩兵はライフルなどの銃器を持って戦うことしかできなかったけど、今は持って歩けるドローンで戦闘機や砲兵のような活動ができるようになったから軍トータルで見たときの選択肢が増えた感じかと

      9
    • ウルフリック
    • 2023年 10月 16日

    大損害を受けても躊躇せず更にリソースをつぎ込んで作戦が成功するかリソースが消滅するか延々と継続する
    ロシア軍の攻勢を見ると独ソ戦時とあまり変わらない人たちだなと思いますな
    ウクライナ軍がここで耐えて最終的にロシア軍を撃退できれば、ロシアが軍事的勝利を得るためは法を変えて大規模動員をするしかなくなるのでロシアの政局に大きな影響を与えるでしょう
    そのために西側は兎に角弾薬を供給する必要がありますね

    39
      •  
      • 2023年 10月 16日

      戦車や歩兵戦闘車なんていくら撃破しようと西側のそれと比べてコストが1/4以下(それも戦前で)なんだからそりゃ許容出来る損害の上限も違うだろう
      今だと量産効果でT-90Mすら100万ドルとかで作れてるんじゃないか?とても太刀打ちできん

      6
    • たむごん
    • 2023年 10月 16日

    ロシア軍、戦車部隊の損害増加報告は、武器生産がそれなりに成功しているという事なのでしょうか。

    ウクライナにとっては、外交情勢、ポーランドや中東情勢がどこまで影響するのか気になる所です。
    ウクライナ軍の冬季攻勢ですが、物資や兵力を消耗する事になりますので、外交情勢の見極めが重要になりそうですね。

    13
      • 田中
      • 2023年 10月 16日

      ロシア軍の損害写真を見る限り
      倉庫から引っ張り出してきたのと新造したものの混合ですね
      T64やBTR50をまとめてぶつけてきてるので

      15
        • たむごん
        • 2023年 10月 16日

        ハイローミックスということなのでしょうか。

        ロシアの国力は、本当に厄介ですね。

        9
    • 名無し
    • 2023年 10月 16日

    ウクライナが攻勢するための弾薬って足りてるの?

    6
      • 2023年 10月 16日

      今はという但し書き付きで、砲弾は足りているのでしょう。
      とうとう砲撃数でロシアを上回ったらしい。
      前から精密誘導弾や砲の品質で砲撃戦でロシアに勝っていました。
      今後はアメリカがどうなるかが気になりますね。

      9
    • MAT
    • 2023年 10月 16日

    クピャンスク方向ではないですが、ロシア軍は自動車の兵站線も改善させている傾向にあり、民生車両から再び軍用トラックが兵站を担えてる戦線も出ているようです。
    今回の攻勢では兵站の改善、兵器の増産、人員の入れ替えが攻勢を支えているやもしれません。

    気になるのは人員の余裕はどこから来てるのか、戦略的予備を新たに用意できたのか。でしょうか

    14
      • ふむ
      • 2023年 10月 16日

      ロシアが改善した、の裏側としてウクライナが息切れした可能性もありますね
      ストームシャドウやHIMARSでのロシア軍兵站への攻撃が減っていたりするんですかね?
      常態化したから聞かなくなったのか、失敗しているか実行できなくなったから聞かなくなったのか…

      4
        •  
        • 2023年 10月 16日

        ミサイルだけで兵站線が潰せるなら大量のミサイルを所有してるロシアがとっくにウクライナの兵站を潰せてる
        少なくとも野砲の射程まで接近して絶え間ない妨害をしない限り。
        それでも完全ではないので地上部隊が制圧しないといけない。
        ワグネルがバフムトの後方連絡線を火制下に置いても市内の数万人のウクライナ軍を兵糧攻めにはできなかった。

        14
        • MAT
        • 2023年 10月 16日

        あくまで個人的な考えですが、単にウクライナが息切れと言う訳ではないと思います。
        理由は簡単で、ウクライナの主戦場は南部に兵力を集中させる方向に8月の英米との会議でなったそうです。そこでロシアは南部に空挺師団を集中投入します。
        そうなると、自ずとどちらも東部の人員は減る訳です。東部が落ち着けばロシアは自然と兵站や人員の回復を進めて、いまになって攻勢に出られたに過ぎないかと。
        ただし、アウディーウカの攻勢は精鋭とはいえ、DNRにいた民兵が中心とされており、お世辞にも元のDNRの規模を考えればウクライナを大突破する力もないのではないと思います。

        何れにしても、ウクライナとロシアの継戦能力は高いと思いますので一回の攻勢の結果で限界とか、瓦解とか息切れを想像するのは早計と思いますね。

        10
          • hoge
          • 2023年 10月 16日

          アメリカの支援が息切れしないかとか、EUの支援が中断しないか等、懸念事項はたくさんありますが、年単位での消耗戦が続きそうな雰囲気ですね。

          8
        • 2023年 10月 16日

        ロシア派の人は全否定したいかもしれませんが。
        オシントの確認できる範囲でのキルレシオでウクライナ対ロシアが1:8とか出てますが、内訳で言うとロシアは装甲車や砲などの損害が多く、ウクライナはSUVの損害が多いそうです。
        SUVは補給物資運搬だと思われ、ロシア空軍が後方地域を激しく空爆しています。
        もしかしてウクライナの阻止作戦を真似てウクライナの砲撃能力を削ごうとしているのかもしれない。
        なんかハイマースなどのウクライナからの空爆数が気持ち減っているので気になります。

        5
          • 名無し
          • 2023年 10月 16日

          ロシアには精密爆撃をする能力がないから、前線のロシア兵を巻き込まない場所に限定して空爆している理由の方が強いと思います。
          弾薬庫を直接攻撃しているウクライナでも未だに補給線の断絶までは出来ていないのに、SUVを多少、破壊した程度では、補給に与える影響はそこまで大きくないでしょう。

          2
        • 名無し
        • 2023年 10月 16日

        弾切れの可能性はあるね。
        あるいは支援がどうなるか不透明だから節約しだしたか。

        3
    • WON
    • 2023年 10月 16日

    TLで流されるXや5chのレスを垂れ流すアフィと違って〇〇の戦いや各戦線の動きがわかりやすいね
    グーグルでアウディーイウカの戦いで検索するとメディアを除けばアノン系ブログ(婉曲的表現)ばっかりだから貴重な存在
    逆にアノン系ってXは勿論、個人ブログでもコツコツ記事を作って相互リンクや引用で協力関係を築いている所が恐ろしい

    20
    • 航空太郎
    • 2023年 10月 16日

    ウクライナ側が善戦しながらがも、損害をものともせず攻め続けるロシア軍に磨り潰されたことがこれまでにも何回もあったので、今回の攻勢でも、ロシア側が繰り出してくる車輛にT90系が混ざっていること、兵站がある程度改善していることが見て取れることに嫌な兆候が見られると思ってます。南の防衛線を食い破った部分がそのまま維持できている辺り、まだ時計の針は逆転してないのでしょうが、ロシアの最終的に勝てばいい的なゴリ押し戦術が脅威であることは認めざるを得ないでしょう。
    遠距離攻撃で輸送列車を燃やしたりと、一応兵站も圧迫してる筈なんですが……ほんと粘り強いですね。

    20
    • TKT
    • 2023年 10月 16日

    突破の成否の真偽はよくわかりませんが、とにかく今、攻勢を開始しているのはウクライナ軍ではなく、ロシア軍であり、しかもアウディイウカとクピヤンスクの二方向で同時に開始されています。

    そしてザポロジェ州におけるトクマクを目指すと言われていた作戦は中止され、バフムト包囲を目指すとされていたクリシェイフカにおける攻撃も止まっている、中止されている状況であり、またアメリカからのウクライナへの兵器弾薬もいつまで続くのかわからない、あるいはいつ終わるのかわからない状況で、ガザ地区のことを考えればなおさらそうです。ポーランドからの支援ももはや期待できません。

    アメリカが供与したクラスター砲弾にしても、いつ補充がなくなるかわからないことを考えると、節約せざるを得ないのは当然で、あるいはすでに残弾が少なくなっているかもしれません。ドローンも中国製の部品がなくなると飛ばせなくなるかもしれません。

    今のロシア軍の二方面での攻勢の目的は、土地、要地の占領よりも、ウクライナ軍、あるいはアメリカ軍を完全に弾切れにさせること、弾薬を消耗させることという可能性もあります。ウクライナ軍の現在の戦力はアメリカ軍の弾薬頼りであり、アメリカ軍の予備の弾が切れればそれでほとんど終わりなのです。

    10
      • 名無し
      • 2023年 10月 16日

      >突破の成否の真偽はよくわかりませんが、とにかく今、攻勢を開始しているのはウクライナ軍ではなく、ロシア軍であり、しかもアウディイウカとクピヤンスクの二方向で同時に開始されています。

      まさにこれを国際社会にアピールするためだけに攻勢に出てるように思われる。
      おそらく損害の大きさとか突破の成否とかそんなことは問題ではなくて、
      ロシアが攻めてるという事実が重要なのだろう。

      8
        • mugi8
        • 2023年 10月 16日

        ロシアがアピールをするとしたら中国イラン北朝鮮だろうね
        西側にアピールしてもメリットは何もないだろうし

        ただ今回のはロシアのアピールというよりウクライナが息切れしてるだけだと思いますけどね
        ウクライナが反転攻勢の初動で大失敗して多数の兵士を失って戦略を変える必要に迫られ
        それによって反転攻勢が遅くなり支援の有無や停戦論が出始めてしまい
        それを避けるために温存していた旅団(第82航空強襲旅団など)や砲弾を投入せざるをえなくなり
        それで得た南部の僅かな成果を大きくアピールして支援の継続を訴えていたのが先日までのウクライナです

        ちなみに信ぴょう性は怪しいですが8月に南部に投入され最強部隊とアピールされていたウクライナの第82航空強襲旅団はロシア国防省によると9月中旬に人員の多大な損失で撤退したそうです
        第82航空強襲旅団投入が8月中旬、ロボティネ奪還が8月末、チャレンジャー2が撃破された動画が9月頭なので上記の旅団を主軸にしてロボティネを奪還した後に部隊の再編のために後方に下がったと思われます

        温存してた旅団もその時に全て投入してしまったため更なる反転攻勢や防衛に回す兵が不足してるじゃないでしょうか

        1
      • 名無し
      • 2023年 10月 16日

      欧米勢力全体に正面切っての消耗戦を仕掛けて中東情勢次第では下手をするとロシア粘り勝ちの可能性も見えてくるとは昨年晩夏のハリコフ大反攻の頃からは想定外の展開になってきています
      イスラエルがガザにどこまで踏み込むか、中東動乱がいつまで続くかで宇露戦争の趨勢が大きく動きそうです

      4
    • 2023年 10月 16日

    プーチンがウクライナ攻勢は失敗したと言っている。
    ショイグに命じて犠牲を払ってでも戦線を停滞させて目眩しをしているのかもしれない。
    それでウクライナは勝てないと西側に印象工作したいのかもしれません。
    そう考えると軍事的合理性は無いけど戦略的合理性がプーチン目線で少しはあるのかもしれませんね。
    引いて考えると、侵攻直後の後でロシアが負け続けているのは西側が人以外の支援を強力にしているからなので、プーチンは西側支援を切りたいのでしょうから。

    6
    • XYZ
    • 2023年 10月 16日

    アメリカからの軍事支援がどうなるかが不透明な状況では、損害や弾薬の消費量が増加してしまう攻勢はやりにくくなっていると思います。

    しかし、兵力はともかくロシアの兵器や弾薬の備蓄&生産力は驚きです。
    冷戦時代の旧ソ連軍とNATO軍が戦った場合、今のロシアとは比較にならない数でしたので、核攻撃だけでは防ぎきれなかったのかもしれません。

    9
    • lang
    • 2023年 10月 16日

    ウクライナの反転攻勢開始時からの獲得領土は0.25%からちょっと進んだぐらいでしょうか
    ロシア軍が占領地を獲得すると反転攻勢のリターンは0%に近付いてしまうことになりますね

    バフムート防衛戦でのやらかしで優秀な将校と兵士を失ったというのは本当かもですね

    8
      • 名無し
      • 2023年 10月 16日

      米英からはバフムトには拘らず早期にザポリージャ反攻に戦力を回した方が良いとの指摘を受けていましたがウクライナは死守を選択してしまいかなりの数の精鋭を失ってしまったのは今になると本当に痛い所です
      もしバフムトから早期撤退してスロヴィキンライン完成前にザポリージャ反攻を仕掛けていたら現状とは大きく違った展開もあったかもしれませんね

      4
        • NHG
        • 2023年 10月 16日

        バフムトで粘ったから反攻作戦の開始が遅れたのではなく、西側の戦車や装甲車の供与開始の遅れが理由だからバフムトから早期撤退してても時期は変わらないと思う
        むしろ東側兵器で反攻作戦を結構してた場合の損害は今より増えてそう

        8
    • 匿名さん
    • 2023年 10月 16日

    >一つだけ言えるのはゼレンスキー大統領もウクライナ軍関係者も「冬季攻勢」を示唆していたという点で、もし攻勢を維持するなら11月~12月の間に再び前進を開始するだろう。

    うーん、再び前進って言われてもな。
    結局、夏季攻勢で一日に何メートル前進できたんだか。
    また、事前告知して、ロシアが地雷原完成させていたら、驚いてみせるのかな。

    9
    • ps
    • 2023年 10月 16日

    両軍決定打が無いから当面は膠着状態になるじゃない。

    2
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