ロシア軍による侵攻に対応するためウクライナのゼレンスキー大統領は「今日沈黙すれば明日には姿を消すことになる、我々は泣くのではなく勝つのだ」と語り予備役招集を発表した。
参考:Термінове звернення президента до України та світу: Повний текст
予備役招集を発表したゼレンスキー大統領、ただし今のところ総動員の必要はない
プーチン大統領はドネツク人民共和国及びルガンスク人民共和国の独立を承認、ロシア議会も要請された「ロシア軍による海外での武力行使」に同意したため両共和国へのロシア軍正式派遣がほぼ確実視されており、独立承認の法令を根拠にした先遣部隊のドンバス入りを確認したバイデン政権も「ロシア軍によるウクライナ東部への侵攻が始まった」と表明している。
ドンバスへのロシア軍派遣は独立を認めていない西側諸国からするとウクライナ侵攻そのものであり、この事態を受けてゼレンスキー大統領は緊急演説を22日に行い「今日沈黙すれば明日には姿を消すことになる、我々は泣くのではなく勝つのだ」と語り予備役招集(作戦予備隊に登録済みの予備役のみ)を発表。
レズニコフ国防相も演説を行い「クレムリンはソ連復活に向けた第一歩を踏み出したが、これに立ちはだかるのはウクライナとその軍隊だけだ。我々のやることは国、家、家族を守るだけで困難や損失が待ち受けていても痛み、恐れ、不信感を克服しなければならない。しかし勝利は我々の報酬となるだろう。なぜなら我々は自分たちの土地で戦い、真実は我々と共にあるからだ」と全将兵に呼びかけ、訪米中のクレバ外相も「我々のプランは2つあり、プランAはあらゆる外交手段でロシアの封じ込めと事態の悪化を防ぐことだったが、これが失敗すればプランB、全ての都市、全ての村、我々の土地の隅々で戦い勝利する」と述べている。
#валентинка_від_ЗСУ 🇺🇦 pic.twitter.com/S4BiGFGbJD
— Defence of Ukraine (@DefenceU) February 14, 2022
つまりウクライナはロシア軍に対応するため本格的な準備に乗り出したという意味だが、ゼレンスキー大統領は「今のところ総動員の必要はない」と述べているため領土防衛軍の予備役招集(訓練を実施する程度)もなく、逆に「兵士が国を守ってくれている間に我々は働き強力な軍隊を支えるための資金を稼がなければならない」と呼びかけているので泥沼の長期戦に持ち込む自信があるのかも知れない。
因みに米メディアのワシントン・ポスト紙は米軍や諜報機関の報告書を引用して「ロシア軍によるウクライナ侵攻が開始されればウクライナ政府は2日以内に崩壊し、最大で民間人に5万人の犠牲(ウクライナ軍には5,000人~25,000人の犠牲者/ロシア軍には3,000人~10,000人の犠牲者)が発生して100万~500万人の難民がポーランドに向かう可能性がある」と報じていたが、米軍や諜報機関はアフガニスタンの戦況を大きく外した実績があるので、、、
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※アイキャッチ画像の出典:PRESIDENT OF UKRAINE
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今度は対露で塹壕戦が始まるけど相手は反政府分子から露軍になっちゃう
完全に攻守逆転だけど今の所の問題はどこまで戦線拡大するかだろうね
露軍が動くと一夜で街1個制圧されるからウ軍は現状傍観で主導は完全に露軍
そもそも、今時点まで、まだ現役部隊の予備役招集すらしてなかったのか!?
って方が驚きで
>ウクライナはロシア軍に対応するため本格的な準備に乗り出した
これから準備?、欧米やらドイツやらにあれだけ軍事援助迫っておいて
今から?・・・なの、やる気、ホントにあるの?って個人的には思う
元々こうなる予定じゃなかったってことじゃないの?
もともと兵力劣勢と言われていて、幾ら武器も足りないとは言え
欧米諸国からの武器援助もあるんだし、現役部隊が前線に出動した後の
後方支援、根拠地防衛なんかに人出は必要だろうし、とっくに現役予備
ぐらいは招集していて当たり前って思ってたけど、軍事素人の浅知恵で
しかないのか。
誰かが一抜けしちゃったとか
下でパトリオット氏が書いているように、ウクライナはロシアを過剰に刺激しないよう予備役召集をしていなかったため
今も自衛隊でいう即応予備を呼んだだけで、総動員はしてないです
予備役まで動員したら余計に向こうの対応がエスカレートすると考えたら下手には動けないでしょう。
最悪戦争になったら勝負になるならしっかり準備することに意味あるかもしれないですけど、実質やろうがやるまいがボコボコにされるのが見えているなら少しでも攻撃の口実を減らしたいというのは至極当然の動きのように思います。
それは考え過ぎと言うか、そんな考え方をするなら、そもそも
なんの為の予備役制度だとなるし(有事に備えてではないのか)
相手を挑発してエスカレートするのが嫌なら、そもそも欧米諸国
を巻き込んで軍事支援すら求めるんじゃないと自分は思う
上記は自己訂正(やっぱ削除機能が欲しい)
欧米諸国へ武器援助を求めた件については、それに応じる国が増えれば
それだけウクライナが国際社会で支持を受けていて、ロシアに軍事侵攻を
思いとどまらせる抑止圧力にはなるから、外交政策的にはそれはありかと
思い直した
ただ過去のここの記事を読んで今の事態を見ると、やっぱりウクライナは
楽観的だなとは思うけど。
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アフガンのように軍と政府はさっさと瓦解して要人は国外逃亡、残された銃を持った市民だけが戦う嫌な構図になっても驚かないよ
前提として、ウクライナ軍にも政府にも独立以来からロシアのスパイと裏切り者が入り込んでると見ていい
アフガンのように軍と政府はさっさと瓦解して要人は国外逃亡、残された銃を持った市民だけが戦う嫌な構図になっても驚かないよ
前提として、ウクライナ軍にも政府にも独立以来からロシアのスパイと裏切り者が入り込んでると見ていい
このところ、キエフとハリコフの気温は、最低でも0°C前後のようだ。
ロシアの待ち望む、強度の凍結は来てはいないようだ。
こうなると、戦車を含む車両の移動は、街道上に限られるのだろう。
飛んでいく砲弾とかドローンを除くと、徒歩の歩兵しか動けないのだろう。
好意的に見れば、ウクライナ側はこの状態を予想し、利用しているようにも見える。
記事にもあったが、戦費の調達を行い、他に、物資の移動・非戦闘員の避難をしているのかな。
予備役の動員、更に総動員を行うと、社会活動が止まってしまう。
動員を掛ける時期について、ぎりぎりの判断をしているのかもしれない。
「我々は泣くのではなく、勝つのだ」ってかっこいい
実力差が歴然としていて虚勢を張っている様にしか見えないのが哀しい
まんまイラク戦争時の某情報相みたいだ
ただ西欧の指導者達は見た目だけは格好いいけどね