ウクライナ戦況

ウ軍には大規模な追加動員が必要、侵攻直後に動員された人々は殆ど残ってない

ウクライナ国防省情報総局のブダノフ中将は「侵攻直後に軍に加わった人々は『客観的な理由』からほとんど軍に残っておらず、軍の規模を維持するためには動員が必要だ」と訴え、戦争には損失がつきものなので「動員なしでやっていけると考えるのは不可能だ」と付け加えた。

参考:Альтернативы мобилизации нет. Буданов назвал причину

戦争に損失はつきものなので数字を維持する必要があり、ウクライナも大規模な追加動員が必要

ウクライナは憲法によって18歳から27歳までの男子に義務的兵役(徴兵)を課しており、18ヶ月間(専門過程や修士課程で高等教育を受けている者は12ヶ月間)の兵役を終えると予備役軍人の地位を獲得する仕組みで、健康的なウクライナ人男性は60歳になるまで予備役軍人として登録され、ゼレンスキー大統領が発令した厳戒令に基づいて総動員の対象になっている。

出典:Генеральний штаб ЗСУ

ロシア軍の侵攻が始まると多くのウクライナ人男性が召集に応じ、2022年7月に当時のレズニコフ国防相は「動員によってウクライナ軍は70万人、国家親衛隊は9万人、国境警備隊と沿岸警備隊は計6万人、国家警察は10万人になった。今のところ一般人(予備役)の追加動員は必要なく、軍が要求する専門技術を有した人々のみ招集を行っている」と說明していたが、ウクライナ軍は2022年冬から2023年春に争われた「バフムートの戦い」や2023年6月に開始した「反攻作戦」で消耗。

さらに現行法は「厳戒令中の動員者」に関する服務期間を明確に定めておらず、ウクライナ法第26条に定められた「60歳に達した者」「軍事医療委員会が医学的に不適合と判定した者」「裁判所から自由や権利の剥奪を伴う判決を下された者」「近親者を介護する必要性があると認められた者」「妊娠した者」などの特定条件に当てはまる者以外は動員解除が認められていないため、最初の動員に応じた者は「戦争の終結」か「手足を失うなど服務に適さない体になるか」のどちらかでしか復員できない。

出典:hromadske

そのためウクライナ人兵士の親族らは「勝利の責任(負担)は平等であるべきだ」と訴えて「動員から18ヶ月間が経過した人々の動員解除」を要求、ゼレンスキー大統領は「動員に応じた人々の復員(動員解除)」を軍に指示したと報じられていたため、国民にとって「避けらそうもうない数十万人規模の追加動員がいつ行われるのか」が最大の関心事になっている。

ブダノフ中将は13日にメディア主催のパネルディスカッションに出席、この中で「2022年6月までに『ロシア軍との戦いを望んでいる者』や『戦う準備が出来ている者』の全員は軍の召集に応じたか、自発的に軍に加わったのどちらかで、この人々は『客観的な理由』から現在の軍の隊列にほとんど残っていない。これは事実であり、理解し、認識されなければならない問題だ。これだけのニーズを満たすには動員しかない」と語り、必要とされる軍の規模ついては「110万人」と言及した。

出典:Генеральний штаб ЗСУ

この110万人という数字について「機密に触れるため実際の数字ではない」と付け加えているが、これまで自軍の損害を認めてこなかったウクライナ軍関係者が「初期に動員された人々は『客観的な理由』からほぼ軍に残っていない」と言及したのは非常に興味深い。

さらにブダノフ中将は「強制的でも、非強制的でも、何らかのトリックでも、法に則ったものでも、動員をかけなければ戦闘係数は0に近くなり、最近起こっていることも公に認識される必要がある。従って動員なしでやっていけると考えるのは不可能だ。これが現実であり、戦争に損失はつきものなので数字を維持する必要がある」と述べて「大規模な追加動員の必要性」を訴えている。

出典:СВІТ НАВИВОРІТ ブダノフ情報総局長

ブダノフ中将が「ぼかして表現した部分」に「何を当てはめてみるか」は人によって異なるだろうが、個人的に「最近起こっていること」とは「東部戦線での苦しい状況」を示唆し、大規模な追加動員がなければ「1,000kmにも及ぶ戦線を支えきれなくなる」と解釈している。

因みにニューヨーク・タイムズ紙はドニエプル川左岸の作戦に関する記事の中で「ウクライナ当局は国内の士気と海外からの支持を維持するため肯定的なシナリオを維持しようと努め、ウクライナ軍の死傷者数や直面した挫折の詳細を決して明かそうとしない」と指摘しており、もう「ウクライナ軍の損害は軽微でロシア軍は大きな損害を被っている」「ウクライナ軍は優秀でロシア軍を翻弄している」「ウクライナ軍は士気が高くロシア軍は士気が低い」といった肯定的なシナリオは破綻寸前なのかもしれない。

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※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ

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コメント

    • 名無し
    • 2023年 12月 18日

    こうなると今までのウクライナに有利なキルレシオを考え直さなきゃいけないよね(今更)
    ぶっちゃけ英米すらウクライナの本当の損失知らなそう

    64
      • baka
      • 2023年 12月 18日

      皆さんの予想された通りですね
      ロシアにいる配信者のおっしゃる通りでした

      31
      • イメージパース
      • 2023年 12月 18日

      ロシアがウクライナに侵攻するなどデマ、アメリカ政府によるプロパガンダでロシアヘイトである
      無人機など、ロシアの電子戦装置で全滅
      キーウは数日で陥落
      オデッサにロシア黒海艦隊は大挙上陸
      キンジャールの前にパトリオットなどガラクタ
      ロシア軍BTGにウクライナ軍は勝てる筈はない
      スウィフトが外さられればロシア経済は直ぐに破綻する

      どれも、専門家の論理的合理的説明付きで事実として語られたニュースで信じていた人間もたくさんいた

      26
        • 歴史と貧困
        • 2023年 12月 18日

        無人機など、ロシアの電子戦装置で全滅 ⇒ 今や、電子戦の質も量もロシア優勢
        キンジャールの前にパトリオットなどガラクタ ⇒ 支援途絶による迎撃弾切れでガラクタに
        ロシア軍BTGにウクライナ軍は勝てる筈はない ⇒ ウクライナ軍は勝てる見込みがない

        その上、外れた予想のうち一部は、形を変えて今や実現しつつあるのが笑えない。

        41
          • 123
          • 2023年 12月 18日

          BTGについては正規軍同士の野戦では不十分ということがわかって廃止(停止?)したが事実化と。
          まあフィードバックして組織を変えていけるロシア軍が強いのは疑いようがないけど

          24
      • たむごん
      • 2023年 12月 18日

      仰る通り、ゲームや漫画の世界のような話が、蔓延していましたからね。

      一騎当千ベテランのウクライナ兵が、弱兵のロシア軍を倒し続けるみたいな…
      ウクライナ兵の新兵の年齢が40代・50代に、それならばなるわけがないんですよね。

      25
    • 歴史と貧困
    • 2023年 12月 18日

    もう抗戦の限界が近いと感じるのと、「今から動員して前線は保つのか?、間に合うのか?」という時間的な疑問も涌きます。

    資金面でも苦境となり、民間から兵士も税金も追加で吸い上げるとなれば、流石に国体が崩壊していくかと。

    37
    • kame
    • 2023年 12月 18日

     『客観的な理由』 不謹慎かも知れませんが、中々面白い表現ですね。頑張ってぼかしたんでしょうが、それなりに現在の戦況について情報収集している人にとっては、やっぱりなぁという感想を抱かせてしまいます。
     まあ、前線を維持するためには追加徴兵が必要というのは分かりますが、問題は国民がどんな反応をするかでしょうね。キエフ防衛からの劇的な反転攻勢によって、自分だけは徴兵されずに無傷のまま終戦できると信じていた人達にとって、政府側から反転攻勢は失敗したし、最初に徴兵された人間はあらかた居なくなったので追加で徴兵します。個人的に、同じ立場でこんな事を告げられたら、ウクライナからの逃亡を選択するでしょうね。
     そもそも論として、愛国心やら地元への帰属意識が強い人間の多くは最初期の徴兵に手を挙げて参加しているでしょうし、残っている人間は専門的な職業に従事しているのを除けば、極端な話、ノンポリみたいな人達でしょうし、戦場に連れて行っても、それこそ揶揄されているロシア軍の『囮』と同じような使い方しかされないでしょう。
     戦場で戦闘拒否するか、徴兵時に抵抗するか。既に起きている事が更に大きく膨れ上がらないように出来るとは思えません。

    45
      • 歴史と貧困
      • 2023年 12月 18日

      >ウクライナからの逃亡を選択
      もし、ポーランドの国境封鎖に加わった農民と衝突したら、また別の問題に発展しそうです。
      下手すると、国境封鎖側と手を結んで、ゼレンスキー政権へ抗議する集団や地方行政団体(特に西部)も出てくる可能性も考えられます。

      20
    • 名無し
    • 2023年 12月 18日

    某戦争シミュでいうところの無制限徴兵に突入する段階か
    もう終わりだよこの国

    43
      • paxai
      • 2023年 12月 18日

      ウクライナ人口が推定2800万人  5%で140万人
      5%が大規模徴兵  10%が無際限徴兵に設定されてる。
      死傷者込みで考えたら5%超えてそう。

      4
    • はひふへ~ほ~
    • 2023年 12月 18日

    結局、傭兵、義勇軍の話もほとんど聞かないから撤退するかあの世にいるのだろうな。

    39
      •  
      • 2023年 12月 18日

      『ウクライナ国防省情報総局が最近報じたヴォロネジの石油備蓄基地への破壊工作について、自由ロシア軍団が犯行声明を出した』
      傭兵がんばってるよ

      8
    • かませ
    • 2023年 12月 18日

    百万近く動員された動員兵ですらほとんど残っていないなら20万人程の正規兵は一体何人残ってるのでしょうか…
    oryxで損害が確認出来る数以上の重装備(航空機以外)は欧米諸国から援助が約束されていますがそれを扱う人員は果たして残っているのか
    かつての我が国や末期ドイツ軍のようになる未来しか見えないです

    41
      • 名無し
      • 2023年 12月 18日

      発表されてるロシアの被害は実はウクライナの数字と入れ替えられていたんじゃないかと勘ぐりたくなる…

      46
        • kame
        • 2023年 12月 18日

         数字の偽造にしてもやり方がダイナミック過ぎますね。

        19
        • Easy
        • 2023年 12月 18日

        地方都市で少数民族を暴力で連行して最前線に送っている、とか

        9
      • ふむ
      • 2023年 12月 18日

      というか動員した合計人数ってわかってましたっけ…?
      昨年夏にひとまずの動員完了してからも何度も追加動員掛けてました(から拉致まがいの動員がたびたび話題になる)よね…?

      14
    • おしまい
    • 2023年 12月 18日

    ウクライナはロシア軍死者30万人とか言ってたけど自分たちのことだった・・・?
    この間に追加動員は必要無いと言い切ったプーチンとは対照的ですな。

    36
      •  
      • 2023年 12月 19日

      ロシアはロシアで本当なんじゃないかな。
      大変そうだよ。

      水無月レナ
      ロシア動員兵の妻・親戚たち、プーチンに対して「あなたの管理下ではもう希望がない。軍事作戦終わらせて。非ナチ化とか非軍事化とか、何だよそれ。自分の言ってること理解してる?言ってる度に人死んでんだよ。いい加減安心できる暮らしをさせてくれ。それか、ご自分で前線行って死んで。」とテレグラムで訴える

      1
    • lang
    • 2023年 12月 18日

    ろくに装備も訓練もなく前線派兵とか国家主催のホ〇コーストみたいなものですからね

    ロシアが腐ってもロシアで、ウクライナが永遠にウクライナであり続ける理由がこの体質なのかも・・・

    40
      • kame
      • 2023年 12月 18日

       この調子だとハンガリー系住民が強制的徴兵の標的にされているというハンガリー側の指摘も事実でしょうね。ナチスかどうかは別にしても、『ナチス的』であり『ロシア的』な民族ごとに格差をつけるようなやり方をしておいて、EUやNATOに入れるなら、欧米も中露も変わりはしません。

      49
        • Easyあ
        • 2023年 12月 18日

        ハンガリー系住民にハンガリー語の使用を禁止して、さらには誘拐まがいの強制連行で最前線に送って砲弾の餌にしている、なんてやってたらそりゃハンガリーとも関係悪化するのは当たり前ですね。
        ただ、それを言い出すと構造的にはドンパスでウクライナがやってたことまで明るみに出てロシアの「ロシア系住民の保護のために来た」に説得力が出てしまうので、そこを伏せて「ハンガリーがEUの結束を乱している」という部分しか報道されない。
        まあ、なんというか,我々の「自由で開かれた世界」ってのも大概だなあと・・・

        71
          • 名無し
          • 2023年 12月 18日

          ヤフコメではハンガリーは最早民主主義を共有していない、除名しろみたいなコメントに数千単位のグッドが着いてた

          30
            • ( ゚Д゚)
            • 2023年 12月 18日

            ちなみにですけど、ハンガリーはロシアによる侵攻とは
            無関係に、同性愛カップルの権利(養子を取るなど)を
            制限する政策をやって、オランダのルッテ首相(当時)
            からEUを出ていけみたいなこと言われていました。

            17
            • kame
            • 2023年 12月 18日

             EUやNATO(もしくはアメリカ?)の方針に異を唱える事自体が民主主義の冒涜だ、みたいな論調の人は確かに見かけますね。
             自国の意見を押し黙って、組織に服従するのが彼らの『民主主義』なんでしょうが、それって中露の専制政治と変わらんという事を理解してないんでしょう。そもそも欧州の安定のために発足させたEUやNATOからホイホイと脱退させろなんて意見を書き込める人達なんて潜在的には独裁者気質の持ち主でしかありませんからね。

            54
              • クル
              • 2023年 12月 18日

              海と特殊言語の壁に囲まれてる我々には民族対立やら同盟内の意見の食い違いは実感しにくいからしゃーないんじゃないすかね
              独裁的というより意見の食い違い自体にリアリティを感じないんですよあの人たちは
              嫌がらせで逆張りしてる荒らし行為にしか見えないんだと思いますよ

              18
          • たむごん
          • 2023年 12月 18日

          仰る通りです。
          ハンガリーは、オルバンの国策により、国外ハンガリー人に市民権や選挙権を与えてきましたからね。

          日本は、在外邦人になれば簡単に棄民扱いにしますが、ハンガリーの論理にも理があると考えています。

          18
            • ガリバタ
            • 2023年 12月 19日

            ハンガリーの参政権の話、気になります。
            日本には在外選挙制度というものがありまして、日本国民なら国政選挙の選挙権を有します。制度的には棄民扱いにはしていないんじゃないかと。
            それとも、ハンガリーでは国籍によらない、日本では考えられないようなハンガリー国政選挙へのアクセス方法があるのでしょうか? 例えば、国籍を有しない二世とかそういった人にも参政権を与えるとかなのでしょうか?

            5
              •     
              • 2023年 12月 19日

              たむごん氏は「日系人」という意味で在外邦人という言葉を使っているのでは…と推測しました。つまりハンガリーはハンガリー系ウクライナ人に選挙権を与えているのでは…と。

              何にしても統一されて久しい島国とは全く違う感覚なんでしょうね。日系人というと現地生まれの子孫は日本語も喋れないというイメージが強いけど、地続きなら交流が絶えないし、そもそも移民したのではなく国境線の方が勝手に動いただけだったり。
              …なんならロシアのようにウクライナに奪われた人と土地だ…という捉え方もあるのでしょう。

              2
                • たむごん
                • 2023年 12月 19日

                とても深い部分であり、まさに仰る通りです。

                ウクライナは、ロシア人だけでなく、自国の少数民族に対して強い圧力をかけてきました。
                陸続きの国の話ですから、歴史的な経緯もあり、少数民族政策が二国間問題になっています。

                ウクライナが早期講和して、国力を温存すべきと考えていたのは、そういった少数民族問題の背景もあるからです。
                ウクライナは、戦争継続により衰弱していっていますから、隣国に外交的な妥協をする必要が生まれつつあります。

                >>>…地続きなら交流が絶えないし、そもそも移民したのではなく国境線の方が勝手に動いただけだったり。
                …なんならロシアのようにウクライナに奪われた人と土地だ…という捉え方もあるのでしょう。

                3
              • たむごん
              • 2023年 12月 19日

              もっと言えば、二重国籍を『与えている』んですよね。
              人口960万人の国で、あえて付与しているというのが重要なポイントです。

              ガリバタさんが仰る、日本では考えられないような部分に該当すると思います。
              ハンガリーの人口・近隣のハンガリー系少数民族の割合を考えれば、国政(大統領選挙)に与える影響の大きさが理解しやすいと思います。

              日本の棄民については、北朝鮮拉致被害者やイランイラク戦争(トルコに感謝です)など、海外法人トラブルで見捨ててきた歴史について触れました(米軍やイスラエルなどとは違う面ですね)。

              =========
              (令和5年11月20日 ハンガリー 外務省HP)

              (5)近隣諸国に多数のハンガリー系少数民族(ルーマニアに約100万人、スロバキアに約40万人、セルビアに約18万人、ウクライナに約15万人等)を抱え、少数民族保護政策を重視。人口減少が著しいハンガリーではこれらの市民に二重国籍と選挙権を付与するなどの措置をとっている。

              3
                • ガリバタ
                • 2023年 12月 20日

                たむごんさん、ご返答ありがとうございます。

                なるほど、ハンガリーでは国外の「ハンガリー系」少数民族に本当に国籍を与えているのですね。EUの外に住んでる人にも上げちゃうんですね。ハンガリーに対する忠誠心を高めるためなんでしょうけど、両刃の剣感があるように思います。

                日本の棄民の件については、政府は国外だけでなく国内にいる国民に対しても冷淡だなと私も感じています。戦後処理とかそれ以外の件を通じてそう感じています。

                1
    • 名無し
    • 2023年 12月 18日

    セルフホロコーストとは恐れ入る

    38
    • 七面鳥
    • 2023年 12月 18日

    本邦の国内報道、ガザのプロパガンダばっかりで、ウクライナのウの字も出なくなってますよね。
    「計画通り」ってヤツなのかな?

    ※膠着状態でニュースソースとして価値が薄いのはわかるが、意図的に風化させようとしているのなら断固反対しなければならない。

    24
    •  
    • 2023年 12月 18日

    …それをなぜブダノフが?
    動員するかどうかは軍部ではなく大統領府の領分の話だし、大統領府の撒き散らしてきたプロパガンダを遠回しに否定するようなことをして火中の栗を拾うような真似を

    14
      • もい
      • 2023年 12月 18日

      そりゃ大日本帝国だって追加動員するなら正当な理由が必要だったろ
      ただただ「勝ってます」って大本営発表言うだけだと「じゃあ追加動員必要ないじゃん」ってなるからな
      「犠牲者が多くてガチで人手が足りません!」って正しく現状を認識して貰った上で動員をかけなければならない

      34
      • ふむ
      • 2023年 12月 18日

      まあブダノフは去年の今ごろ夏には全て終わるとか言っちゃってましたし
      自分で広めた短期終結の期待を自分で始末つけたのでしょう

      32
      • 速すぎィツ!
      • 2023年 12月 18日

      昨年の夏、ウクライナ軍によるヘルソン反攻が大失敗に見えていた頃
      「来年(2023年)の春が終わる前、夏が始まる頃にはクリミア半島にたどり着く」とゆう
      今となっては失笑もののインタビューを西側メディアに向けて大々的にしかも真っ先に行った人物だからです。

      タイミングとしてはハルキウ反攻が行われる寸前か同時でしかもその後のクリミア大橋爆破も重なって
      ブダノフ超有能説がまかり通りました。当時は准将の肩書きでしたが今は中将です。
      SBUとGURのウ軍内部抗争も有りウ軍内でザルジニーに次ぐ支持を集めています。

      2
    • 2023年 12月 18日

    ウクライナが劣勢だから報道したくないのかも

    17
    • nmb
    • 2023年 12月 18日

    ここのところウクライナの動員関連のニュースは枚挙に暇がないほど流れてきていますが、元アイダル大隊中隊長によるとキエフでは他の都市で行われているような厳しい動員がほとんど行われていないそうです。
    リンク
    キエフでは未だに徴兵適齢の若くて健康な男性が多数街中を歩いていると語っています。
    彼によるとウクライナ政府はキエフ住民の反発を恐れているようです。

    26
    • nanashi
    • 2023年 12月 18日

    衝撃!戦力9割損耗したロシア軍に、ウクライナ軍が押される理由はウクライナ軍の損耗が10割だったからなのです!!
    …冗談はさておき、戦闘の勝敗は砲弾投射量によって決まります。
    露軍の砲撃数がウクライナ軍の何倍も多いのに、ウクライナ軍の損害の方が少ないのはおかしい、
    それなら露軍はいったい何に砲撃しているんだという問いに対し、殆どの日本人は「ロシア兵は馬鹿だから畑を撃っている」で納得したのです。
    これは驚くべきことです。

    52
      • イメージパース
      • 2023年 12月 18日

      牽制や威力偵察など敵に当てない砲撃もある
      移動弾幕射撃なども敵軍自体を狙うより味方を保護する砲撃と言える

      6
      • たむごん
      • 2023年 12月 18日

      仰る通りです。
      攻撃側・防御側の差、地形など、局地戦で諸々の要素はあるわけなのですが。

      ウクライナ戦争でも、砲撃による死傷者が、両軍ともに最も多いと分析されていますね。

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      •     
      • 2023年 12月 19日

      冗談ではなく、ロシアの侵攻当初兵力の9割…と同じ計算をすれば軽く10割を超えるはずです。

      1
    • 名無し
    • 2023年 12月 18日

    数か月前にウクライナ最大手の通信社であるキエフスターが、兵士たちへの感謝コメントを送ろうというイベントの広告をTikTok上で行った際、「戦死した40万人の英雄」という文章があったため注目を集めて慌てて削除されたといった事例がありましたが、諸々の状況踏まえるとあながち間違いではないのかなと

    確かアメリカの下院で提出されたレポートだったかでも、初期のキエフ防衛の遅滞戦術による時間稼ぎと引き換えに、侵攻以前の紛争を経験した熟練兵と特殊部隊の大半を磨り潰してしまったとのことでしたし

    個人的には正規軍・領土防衛隊・警察部隊・民兵・パルチザンを総合して正直20万~30万は戦死していても不思議ではないかなと思ってる感じですね

    36
    • ポンポコ
    • 2023年 12月 18日

    ブダノフ中将の言う「動員」は、「大規模動員」や「今までと違う動員」の意味ではないでしょうか。なぜなら、従来の継続的な動員は、ウクライナで今現在も行われているからです。

    「最近起こっていること」とは、動員力低下のことではないかと個人的には推測しました。

    兵士の供給力について、個人的な推測ですが、従来、ウクライナは月に4、5万くらいだったのが、9月くらいから1万から2万くらいに低下しているのではないか(軍事委員の解任や前線送りが影響?)

    それに対してロシアの方は、最近では契約兵が月に数百や1000近くの応募があるのではないか(最高は1700とか)。今までロシア内部の発信などから、私は高給の短期契約でつっても志願兵や契約兵の応募は芳しくないというのが今までの私の認識でした。

    しかし、どうも最近は応募が特に地方(収入の関係か?、地方とモスクワなど都市部の収入格差がかなり大きい)で増えているようなのです。原因はたぶん、本当にたぶんですが帰還兵の口コミなんですよ。

    そうなると、兵士の供給が拮抗ないし逆転してしまいます。今までウクライナ軍は砲爆撃の劣性を兵力の優勢で補ってきましたが、その構図が崩れてしまいます。砲撃でも劣性かつ兵力でも劣性になれば、作戦は難しくなります。

    しかし、ロシア軍の契約兵の応募が増えたと言っても、契約兵は期間があるので自転車操業です。さらに強制動員ではないので、戦況が不利になり死傷率が増えると必要性は増すのですが、逆に応募が少なくなるので、ロシア側も問題は内在していると思います。

    16
      • 歴史と貧困
      • 2023年 12月 18日

      細かな要因は複雑ですが、根本は単純なのだと思います。
      「負けそうな側」は傭兵は逃げ、動員からも逃げる。「勝ちそうな側」は傭兵は勝手に集まり、動員も出世の機会と捉える。

      30
      • たむごん
      • 2023年 12月 18日

      口コミの観点、勉強になります。
      失業率が大幅に低下している中(働く先がある中で)、新兵が集まっているのであれば、充分に考えられる話と思います(記憶ベースですが少し報道ありましたね)。

      ロシアの失業率について、下記CEICのデータです。
      2022年1月 4.4% 侵攻前(ジェトロ「ビジネス短信」添付資料)
      2023年8月 2.96%
      2023年9月 3.03%
      1994年1月~2023年9月、357の平均値6.81%

      7
      • ガリバタ
      • 2023年 12月 19日

      先日の「国民と対話」で、2023年の志願兵契約数は48万人とプーチン大統領は説明していました。月4万人以上です。

    • ぽん
    • 2023年 12月 18日

    『客観的な理由』=KIA
    大日本帝国の天保銭組も矢鱈とレトリックだけは多彩だったが、自国の人命が
    一朝一夕に回復できない大切な資源だと忘れてしまう上層部はどこの国でも
    共通なのだろうか?

    18
    • ポレ
    • 2023年 12月 18日

    客観的な理由って
    要は死傷で居なくなったって話ですが
    ボカして意味あるんでしょうか

    22
    • 58式素人
    • 2023年 12月 18日

    ”ゼレンスキー大統領は「動員に応じた人々の復員(動員解除)」
    を軍に指示したと報じられていたため、国民にとって
    「避けらそうもうない数十万人規模の追加動員がいつ行われるのか」
    が最大の関心事になっている。”
    これのことでは(?)。最初に応召した人達の復員が始まっているのでは(?)。
    もはや短期決戦はあり得ないので、言い方悪いですが、戦争と同居する日常、
    が始まっているのだと想像します。

    15
      • 名無し
      • 2023年 12月 18日

      それだと「客観的な理由」でいなくなったなんて表現使わないのでは?
      戦線が膠着している今こそ愛国者達に休暇を!みたいな方が余裕を示す意味でもプロパガンダに使えそうな気がする…

      13
        • 58式素人
        • 2023年 12月 18日

        その辺りは想像しかありません。
        愛国的?な扇動をするよりはマシとも思えますが。ロシアみたいな。
        動員解除というのも、客観的と言えばそうであるような。
        あと、今年8月末のBBC/NYTの推計でウクライナの戦死者7万人、戦傷者12万人です。
        それがいきなりその数倍になったりするでしょうか?。
        ウクライナ側の前線には西側報道機関の目があります。
        BBCはともかく、NYTなどは、まあ反ウクライナと言っても良いでしょうし。

        5
          • NHG
          • 2023年 12月 18日

          ショックシェルでしたっけ? そういう精神疾患も数万人単位でいてもふしぎではないとは思う
          自分的には動員兵への懐柔策として、3回負傷した兵士は動員解除はしないけど軍属として後方に配属させるなどの温情人事はやってそうな気はする。さすがに全員死ぬまで戦線投入を繰り返して命じられ、ハイそうですかと素直に戦線に行くかなという疑問もあるし。

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          •  
          • 2023年 12月 18日

          もっと単純に考えてください
          ロシアの死傷者30万人という話がここで鼻で笑われているのは、それがロシアの戦時招集が昨秋の30万人に留まっている状況で、前線の状況とも合致していないからです
          ウクライナの損害が戦死者7万人戦傷者12万人だとして、なら開戦時に100万人、それから毎月5万人の戦時動員で確保した兵士はどこに行ってしまったのか?という話になり、やはりこれも前線の状況とまるで合致しません
          だって全くおかしな数字ですよ
          その通りであったならウクライナ軍はまだ200万人近く展開していることになり、ロシア軍の志願兵が本当にメドベージェフの言う通りの規模いて損害が全くなかったと仮定しても、前線ではウクライナ軍が3倍近い戦力差で圧倒していることになります

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            •     
            • 2023年 12月 19日

            単純に考えすぎですね

            3
          •  
          • 2023年 12月 19日

          聞いた話だとNYTの反ウ記事はロシアから移住してきた1人の記者が書いてるそうな。
          それを許している編集長なら新聞社の責任になりますが。
          ロシアお得意の諜報部員の潜入ではないかと勘ぐりたくなります。
          イギリスほどでは無いですが、ロシアの諜報工作はエグいのとレベルが高い印象です。
          日本もゾルゲにやられましたね。

          1
      • ras
      • 2023年 12月 18日

      動員解除が原因というのは、「公にしなければならない」という文脈なのでそれはないかと。国民が求めていることを実施するだけということになりますし。
      やはり戦死者数とはいわないまでも、解放計画の破綻か、よくて戦況超不利の公言ですかね。いずれにせよ、注目の集まる発表が年内にありそうです。

      3
    • コンビニ
    • 2023年 12月 18日

    クレア・デイリーの戦死者50万発言どうなったのでしょうか?
    .大和魂さんたちは死傷者のことだろう負傷者百万近くになるから宇軍が全滅して戦争は終わっているとのことですが。

    後ロシア兵の死者は去年9月に5千数百人でカウントストップしたのは囚人の投入で死者が増大するからストップしたであって嘘をついていない(嘘ならつき続ければいい)正規兵士の死者はこの数字を基準に推測OKですか?

    3
      • Easy
      • 2023年 12月 18日

      ウクライナ側は、
      ・ウクライナ正規軍
      ・ウクライナ民兵組織母体の義勇兵部隊
      ・海外の傭兵
      大体この3カテゴリぐらいですから,ざっとウクライナ側の死者ウクライナ軍の損失としてカウントしても大きくは問題になりませんが。
      ロシア側は、
      ・ロシア正規軍
      ・ドンパス/ルガンシク共和国の民兵部隊
      ・チェチェンなどの同盟国からの派遣軍
      ・ワグナーなどの傭兵部隊
      の4カテゴリがあり。
      特に2-3-4の3つはロシア正規軍の死者としてカウントすると混乱の原因になります。
      ベトナム戦争で喩えれば。アメリカの継戦能力と被害を推定するのに、南ベトナム軍の死者を混ぜてカウントするとおかしな話になってしまう。また,韓国軍の死者をアメリカ軍の死者と混ぜて計算するのもなんかちょっと違うぞ,と。
      ただ,死者は出ていることには変わりはないので,ウクライナ側からは5万人殺した10万人殺した,と戦果発表がなされます。
      が,それは本当にロシア本国軍がそれだけ死んでいるのか。数字を精査しないと本当のところは見えて来ないでしょうね。

      18
    • そらそうよ
    • 2023年 12月 18日

    47th独立機械化旅団の古参も
    120人の部隊が20人に減ったと言ってたので
    本来はキエフも根こそぎ動員でしょう
    ただ、それやると確実に反戦運動が起こるんで
    ウクライナの終わりの始まりとなる

    プーチンもオイルマネーで志願兵を雇って
    金で解決するよう努めている

    11
    • たむごん
    • 2023年 12月 18日

    ウクライナは、徴兵逃れ者への対応・徴兵対象が拡大していく中で、どのように進めていくのでしょうかね。
    日本でも、デモ行進したりしているウクライナ人はいますが、戦時中は難しいものです(未成年の子供は保護すべきというのは理解できます)。

    戦後に、奉仕した兵士・残された家族に優先的に報いる必要がありますが、ウクライナは対応できるのか疑問に感じています。
    ウクライナ上層部が、政治闘争を繰り広げているのを見ると、内戦もあり得ると考えるべきかもしれないですね。

    7
      • 歴史と貧困
      • 2023年 12月 18日

      >ウクライナ上層部が、政治闘争を繰り広げているのを見ると、内戦もあり得ると考えるべきかもしれないですね。

      しかし仮にそうなると、奇妙な事態になりますね。ロシアの4州併合をゼレンスキー政権は認めていないので、今もドンバスは自国領であり、ドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国との“内戦中”であり、ロシアが攻め込んできているという建前。(クリミアも同様)

      内戦中の国がさらに分裂し、三つ巴になるような極彩色になってしまう。

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        • Easy
        • 2023年 12月 18日

        ところが皮肉なことに。
        ウクライナが分裂して崩壊してくれると,西側にとっては好都合なんですよ。これまでさんざん約束してきた大盤振る舞いの支援を「無かったこと」に出来るので。
        いやー、約束通り支援したいんだけど、受け入れ先がなくなっちゃったからねー、仕方ないねー、じゃ私はこれで!
        で数兆円単位の支払いを踏み倒せる大チャンスなんですよ。
        そして外形的には、関係者がみんなその方針で一致してしまっているような雰囲気があります。

        16
          • たむごん
          • 2023年 12月 18日

          まさに仰る通りです。
          極論は、シリアみたいに地図上では綺麗な国境に見えますが、実効支配地域・他国軍の駐留などグチャグチャなイメージです。

          Easyさんの仰るケースは、充分に現実的で、有り得る検討事案と思います。
          ポーランド・ハンガリー・ルーマニア各国も、ウクライナ国内の少数民族問題がありますから、自治区のような形の要求も外交上でてくると考えています(ウクライナは衰弱していますからね)。

          ウクライナが早期停戦により、国力温存・早期復興した方がよかったと、自分が考える理由の1つでした。

          13
        • ヒュー
        • 2023年 12月 18日

        今後の動きによってはキーウ政府はユーゴ紛争後のベオグラード政府のようになってしまう可能性があると思います。
        ベオグラードもかつてはソ連に次ぐ東欧の大国の首都でしたが今では小さな内陸国の首都です。
        ロシア系・ポーランド系・ハンガリー系・ルーマニア系と多くの異民族を抱えてるのも同じです。

        3
          • たむごん
          • 2023年 12月 19日

          まさに、仰る通りです。
          英雄チトー、叩き上げのカリスマが、ユーゴスラビアは大国として保たせてきました。

          内戦とNATOの介入により、見る影もないくらいに、衰退していますね。
          セルビアも、EUに延々と加盟できておらず、NATOに加入していないですからね…

    • スコーピオンコバートX
    • 2023年 12月 18日

    サワヤン兄弟みたいに国外で遊び惚けてるウクライナ人を強制徴収すればいいのに…。
    あと、ツイッターで騒いでる似非学者みたいな連中もアレも邪魔。
    余程の理由がない限り、日本国内にいるウクライナ人の男は全部送り返しなよ。

    20
      • たむごん
      • 2023年 12月 18日

      仰る通り、ウクライナに、いまひとつ支持が集まらなくなってきた理由は、その辺りの実体が隠し切れなくなってきた事でしょう。
      ウクライナ政府が、海外集金するため・同情を引くための、宣伝工作員・海外広報部隊みたいなもんなんですかね(彼らは上流階級・富裕層ですから)。

      韓国のアイドルは、軍に徴集される事がよく話題になるため、平等性が担保されていますね。
      ウクライナの方が、戦時中の本土決戦で切迫しているのに、以前から不思議な気持ちで見ています。

      17
    • 朴秀
    • 2023年 12月 18日

    >『客観的な理由』からほとんど軍に残っておらず
    少なくとも数十万人が消えたのか・・・
    去年の4月に停戦しておけば彼らは生きていたかな

    16
    • wdbj
    • 2023年 12月 18日

    参考記事を読むと…。

    ・現在、ウクライナ軍には100万人以上の兵士がいる。
    ・「ロシア軍との戦いを望んでいる者」や「戦う準備が出来ている者」は全員、既に国防軍の各部隊でロシア軍の侵攻に遭遇しているか、最初の半年以内にウクライナ軍に入隊した。
    ・上記の兵士達は客観的な理由により、残っている者は殆どいない。
    ・ウクライナ軍の総兵力は現在(機密に触れるため実際の数字ではない)110万人に達する。
    ・この数字は常に維持する必要があり、動員なしでやっていけるとは考えられない。

    今のウクライナ軍の兵力が100万人以上なら、昨年7月までに動員した兵力(約100万人)が殆どいないという事態は考えにくい。
    志願兵は殆ど死傷して軍からいなくなり、士気に問題がある一般人(予備役)の追加動員を行わざるを得ない、ということだと思う。
    Orxyのリストだとウクライナの損失数はロシアの約3分の1なので、損害はロシア軍の方が大きいのは事実だと思うが…。

    2
      • paxai
      • 2023年 12月 19日

      9月 ラプチナ氏によると、退役軍人省の名簿に記載されている人は現時点で150万人超。身体障害者を含む軍務経験者や戦没者遺族といった人々だ。昨年2月の露軍全面侵攻後にこの人数は急増しており、将来的には退役軍人省の政策が400万人以上に及ぶ見通しだという。
      これを信じるならウクライナの累計動員数が200万人超だとしてもそこまで違和感はないというか・・・そうでない場合戦没者遺族があまりにも多すぎる気がする。

      1
        • wdbj
        • 2023年 12月 19日

        >退役軍人省の名簿に記載されている人は現時点で150万人超

        「150万人」はロシアのウクライナ侵攻前も含めた数字ですので、8年間のドンバス内戦に参加していた人も含まれているかと。
        参考記事のブダノフ中将は志願兵(ロシア軍との戦いを望んでいる者等)と、動員兵を区別しているような言い方をしており、動員では士気という別の問題が生じると話していますね。

      • wdbj
      • 2023年 12月 19日

      ウクライナ侵攻に投入されているロシア軍とウクライナ軍の戦力差は10倍もないと思います。
      そしてロシア軍の砲撃が10倍でも命中しなければ被害は出ません。
      写真等でウクライナの損失数がロシアの約3分の1であることは事実ですので、「被害がロシアより小さいなんて現象がおこるわけない」と断言するのは短絡的かと。

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