中国航天科技集団(CASC)は再設計された無人戦闘機「FH-97A」について「大幅な改良で認識力と機動性が大幅に向上し、滑走路に依存しないロケットブースターによる打ち上げ、艦艇からの運用、空中給油にも対応する」と明かした。
参考:Exclusive: China’s new loyal wingman drone to greatly change air combat: designer
FH-97Aの空母運用=無人艦載機への発展も視野に入っている可能性が高い
中国航天科技集団(CASC)は昨年の珠海航空ショー(中国国際航空宇宙博覧会)で初めて「FH-97」と呼ばれるチーミングが可能な無人戦闘機を公開したが、今年の珠海航空ショーで公開したFH-97Aは再設計され完全に別の機体へと進化を遂げており、CASCの関係者は「大幅な改良で認識力と機動性が大幅に向上し、滑走路に依存しないロケットブースターによる打ち上げ、艦艇からの運用、空中給油にも対応する」と明かして注目を集めている。

出典:中国航天科技集団有限公司 2021年に発表されたFH-97
FH-97とFH-97Aの大きな違いはエアインテークとセンサーの実装方法で、FH-97Aはエアインテークを機体の側面に移動してJ-20と同じDSIに改めたため機動性と速度が向上、電子・光学センサーのハウジングを機体下部から機体上部に移動、レーダーアンテナの搭載方法もスマートスキン方式を採用しており、機体下部に設けた引き出し式のランチャーには小型の空対空ミサイルを8発搭載(他にも電子妨害システム、燃料タンク、より大型な精密誘導兵器やミサイルも搭載可能)できるらしい。
FH-97Aの低観測性能と生存性はFH-97よりも強化されており、有人機よりも先行して戦場認識力を拡張、搭載された電子妨害システムで敵防空システムを麻痺させ有人機の侵入を補助したり、有人機が搭載する兵器に必要な射撃データを供給する=つまり長射程のPL-15(推定射程200km+)や超長射程のPL-17(推定射程400km)の運用をアシストすると言いたいのだろう。
因みにFH-97の戦闘半径は1,000kmで滞空性能は6時間以上とCASCは明かしていたが「再設計されたFH-97Aは間違いなく空中給油に対応する」と述べており、パイロットの生理的な問題に左右されてないFH-97Aの滞空性能は空中給油を受けることで飛躍的に拡張される可能性が高く、XQ-58Aを意識して「滑走路に依存しないロケットブースターによる打ち上げ能力=コンテナ1つで世界中の何処へでも展開できる柔軟性」に対応している。
さらに船舶での運用を考慮して降着装置などを強化するスペースを予め確保していると述べているので、FH-97Aの空母運用=無人艦載機への発展も視野に入っている可能性が高い。
🇨🇳CS-5000T (云影-5000T) UAV in Zhuhai Airshow 2022
(via wb/Polis城邦工作室) pic.twitter.com/auO58QBEmE— Jesus Roman (@jesusfroman) November 8, 2022
追記:正体不明のステルス無人機はCS-5000T (Cloud Shadow-5000T)で米空軍のRQ-180に相当するのではないかと予想されているが、まだ詳細な情報は入ってきていない。
関連記事:中国、珠海航空ショーで有人機とチーミングが可能なステルス無人機「FH-97」を発表
関連記事:中国空軍の対空ミサイルPL-17が登場、400km先のAWACSや空中給油機を攻撃可能
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※アイキャッチ画像の出典:艺伟影像
米国のXQ-58と比べると、機体コストをかけてでもセンサー能力と武装を強化している設計っぽいな。
ここらへんは
・中国本土・島嶼にある無数の固定基地群・長距離SAM群を撃破するために、数とコストを重視する一方、
個々のユニットの性能にはそこまで拘らない米軍
・動き回る日米海軍の艦艇や航空機を撃破するためには、遠距離に進出して捜索・攻撃が必要なため、
個々のユニットをある程度高性能化させないと話にならない中国軍
とそれぞれの軍の作戦環境が反映されているように見えて面白い。
マジで「自衛隊=人員も弾薬も少ないロシア軍」と化してて草
こっからどうやって巻き返すんだか
平時で既に充足出来てない自衛隊の人員不足ですが、人的消耗著しい戦時にはどこから補充する計画なのか
そこらへんって政府の計画では何か決まってるんでしょうか?
決まって無いに決まってますよ。
本当に有事に備えて隊員を確保するなら、
まず、らぐひ銃剣道や、オリンピック、サッカーの練習やってる連中を本来の業務に戻すべきです
決まって無いに決まってますよ。
本当に有事に備えて隊員を確保するなら、
まず、ラクビー、銃剣道、オリンピック、サッカーの練習やってる連中を本来の業務に戻すべきです。
それをやらないって事は、本気で有事に備える気がいのです。
国民はまずそこに気づいてしてしないと。
防衛省、自衛官、政治家にやる気が無いから駄目だよ、諦めな。
まー駄目だね
そいつらをやる気にさせてないのは国民だけどね。
充足するにしてもただ金かけるだけでなく戦略的ロードマップを作れる人材が
いるのかというとかなり疑問。
そうなったのはそもそも
あなたのようにやる気のない国民が多いからなのでは?
自衛官にはやる気があるけど?
キミみたいに安全圏から呑気に書き込みする人に何か言う資格は無いと思うよ。
人口の七割(農業戸籍の人)を貧しいままとして、彼らから富を集めて軍備に注げる体制の強みが出てますね。潤沢な資金、人材、試作機をどんどん作れる環境、民主主義国家が対抗するのはほんと大変と思います。
まるで潤沢な予算を持つNASAに対する、赤貧のJAXAを見ているかのようですね。
幸い、中国は全方位に喧嘩をふっかけているので、日本や台湾に向けられる戦力も絞らざるを得ません。そこに対して、多少劣勢でも、手を出せば痛い目に遭うぞ、と躊躇させる程度には対抗していくのを応援しましょう。(多少の増税は支える、という意味で)
>中国は全方位に喧嘩をふっかけているので、日本や台湾に向けられる戦力も絞らざるを得ません。
ロシアによるウクライナ侵攻でロシアとヨーロッパは弱体化していますので、中国はロシアとヨーロッパに注意する必要性が少なくなりました。
インドは上海協力機構のメンバー国で昔から中立的立場を取っており隣国にパキスタンもいます。
ASEANは日本よりも中国を重要パートナーに選んでいます。
逆に中国は以前より台湾へ指向できる戦力が増えたと思います(ロシアによるウクライナ侵攻が原因)。
無人戦闘機の運用概念がどこまで定まっているのか、それそこ海とも山とも知れないから
共産党の偉大さを見せつけるために見てくれ最優先の中華思考に惑わされるよりも、こちらはちゃんと着実な研究を優先ね
いそいでガラクタ実用化というのが上海リニアモーターカーの末路なわけですから
他国に比べて開発が遅れるとは口が裂けても認めたくないんだろうけど、何でそこまで頑なになの?
MQ-28はもう実機が完成してテスト中だし、米空軍もこれ使ってテストすると言ってのに、それを海とも山とも知れないって強がっても可哀想な奴にしか見えん。
それこそ群衆心理でないの、奴等の思うつぼ
あなんどるのと疑うのは別よ
コンテナからUAVといえばエスコン7のMQ-99を思い浮かべる
相変わらずと言うべきか、数で押すつもりのようですね。
素人は疑問に思っているのですが。
ステルス機は、上方からの探知について対処してるのでしょうか。
あちこちの記事を読むと、大体、AEW機が目の敵にされていますね。
これは、上方からの探知に対処できていないと言うことでしょうか。
もしそうなら、AEW機を簡素化してかつ無人化したらと思います。
漫画みたいなことを言いますが。
E-2Dの背中のレドームと衛星通信機のみを大型のファンジェット
エンジンのクアッドコプターに載せて”空飛ぶ円盤” みたいにして、
多数を高空に配置したら人員被害なく早期警戒ができそうな気がします。
地上の管制システムは衛星通信で”空飛ぶ円盤” を管理することで。
あと、以前にRATOで運用するドローン迎撃用無人戦闘機のことを
書いたことがありますが、やはりこれは中共の後を追うべきではと思います。
E-2DやE-3のコンセプトをただ無人機化しても問題の解決にならんのよ。
従来型のAWACSは高価で高性能なレーダーを搭載して広範囲の航空支援を一手に引き受けるから、このコンセプトを無人化しても撃墜されれば一気に作戦効率が下がる。
これを安価で限定された能力のレーダーを搭載する無数の無人機で置き換えて、幾らか撃墜されても能力を維持できる分散型に変更しないと戦場から価値の高い航空戦力が消えない。
最近は質も量も発展性も素直にすげえな中国って思う。感心している場合じゃないが、見習うべきところは素直に見習わないとならないよなぁ。日本も無人機なんとかならんのかなぁ
日本はまず、ブルーインパルス(練習用に回す)、自衛隊広報施設
銃剣道、持続走、サッカー廃止、自衛官のオリンピック出場廃止。
音楽隊削減
戦車200両、火砲300に減す。
装甲車両のファミリー化
銃、ミサイルのファミリー化
イージスシステム搭載艦、グローバルホーク、廃止、哨戒艦廃止。これ位やって他に予算回さないと。
>日本はまず、ブルーインパルス(練習用に回す)、自衛隊広報施設
>銃剣道、持続走、サッカー廃止、自衛官のオリンピック出場廃止。
>音楽隊削減
なんか廊下の照明の蛍光灯を一本に減らすみたいな対策でんがな…。
イージス艦廃止は正気で言っているのか疑うなあ。
さすがは「兵長」殿!発想が斬新ですな!
一般家庭の家計と国家予算を同列で論じるとは!
…冗談はこれくらいにしましょう。
ブルーインパルス(練習用に回す)
自衛隊広報施設
銃剣道、持続走、サッカー廃止、自衛官のオリンピック出場廃止。
音楽隊削減
こんなのタカが知れてますよ。それこそ無意味。
目先の端金に気をとられて隊員の士気と(ただでさえ少ない)国民の理解を削るのは下の下ですな。
あの財務省だってもうちょいマシな事を言うでしょう。
家計的な節約思考じゃ、いつまでも発展しませんよ
広報部隊が遊んでるだけだと思っているのでしょうか
まぁ、アショア代替艦はアショアに戻すか、普通の大型イージス艦にしたほうがいいとは思いますけどね
イージス艦廃止とか正気か?日本防衛の最重要要素のひとつなんだが。これがなければ有事に何もできず全滅するしかない。それこそ自衛隊解体して他に予算回せと言っているに等しい暴論だ。
記事の趣旨にはあまり関係のない話だが、今年もF-119クラスのエンジンの出展は無かった。もう40年前のエンジンなので今時さして珍しくもないが、油断させるために隠しているとしたらまったく恐ろしい国だ
FH-97Aが『まだ』飛んでないのが救いか。試験飛行をデモされてたら仰天するところだったが。
MQ-28Aとかの開発に悪影響を与えなければ良いんだが。具体的に言うと軍事知識皆無な政治家やマスコミが過大要求という名の横槍を入れて、再設計させられた挙げ句に納期遅延するとか。