トルコ空軍とパキスタン空軍は対立するギリシャ空軍とインド空軍が導入を進めているラファールを研究する絶好の機会に恵まれている。
参考:Pakistani, Turk Pilots to Size up Rafale Jets in Turkish Exercise
F-16C/D、ラファール、JF-17、MiG-29という異色の組み合わせによる演習に日本もオブザーバーとして参加
トルコと東地中海の排他的経済水域(EEZ)やエーゲ海の領海問題で極度の対立状態に置かれているギリシャは軍事的な衝突に備えてラファール導入を決定(初号機の引き渡し予定は今年後半)、さらにパキスタンと2度の戦争を経験しているインドもラファールを36機導入中(年内に全機引き渡し予定)でトルコ空軍とパキスタン空軍のパイロットは遠からずフランス製の第4.5世代戦闘機と空で対峙することになるのだが、このラファールを研究する絶好の機会に恵まれている。
今月21日からトルコ空軍主催の軍事演習「Anatolian Eagle 2021」がコンヤの第3空軍基地で実施される予定で、この演習にカタール空軍が4機のラファールを持ち込むため同演習に参加するトルコ空軍とパキスタン空軍のパイロットはラファールと演習で対戦する機会に恵まれたのだ。
この演習にはトルコ空軍からF-16C/D×38機、E-7T×1機、KC-130R×1機、国産の無人攻撃機アンカS×1機が参加(他にもトルコ海軍から艦艇が複数参加)する予定で、カタール空軍の他にもパキスタン空軍(JF-17×5機)、アゼルバイジャン空軍(MiG-29×2機/Su-25×2機)、NATO(E-3×1機)が参加ことになっており、中々西側の演習ではお目にかけれない興味深いラインナップだ。
特にパキスタンと中国が共同開発したJF-17は導入国(開発国のパキスタン以外ではミャンマーとナイジェリアが導入)は少なく、西側諸国の演習に参加する機会もないためJF-17とラファールが同じ演習で顔を合わせるのは初めてのことかもしれない。
そのため非常に貴重なデータが得られると思うのだが恐らく演習結果は非公開なので、両機が空で対峙した場合どのような結果(どこまでJF-17がやれるのかという意味)になるのかは関係者にしかわからないのが残念だが、この演習にはバングラデシュ、ベラルーシ、ブルガリア、ブルキナファソ、ジョージア、イラク、スウェーデン、コソボ、レバノン、ハンガリー、マレーシア、ナイジェリア、ルーマニア、チュニジア、ウクライナ、オマーン、ヨルダンの国から派遣された関係者がオブザーバーとして参加する予定で、何と日本も同演習のオブザーバー国に名を連ねている。
参考:The International Anatolian Eagle-2021 Exercise Begins in Konya
恐らく空自の関係者が参加するものと思われるが、F-16C/D、ラファール、JF-17、MiG-29という異色の組み合わせによる模擬戦に触れる絶好の機会なので可能な限り情報を収集して今後に活かして欲しいところだ。
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※アイキャッチ画像の出典:Public domain カタール空軍のラファール
バングラデシュは欧州製戦闘機=ラファールorタイフーンの16機導入を検討中、イラク・ウクライナもラファールを検討中なので、この演習結果には興味を持っていると思う。F-16とMig-29相手ならフルボッコ出来るだろうが、JF-17はどの程度か。
ここでうまく行けば販売が更に加速しそう。出来れば仏戦闘機はアウト・オブ・眼中だった空自に認識して欲しい。
参加国がブラックからホワイトまで勢揃いなのが(笑)
フランスとトルコがここんとこ剣呑って言われてても、なら戦争するまで難しくは無し
この世界は馴れ合いといがみ合いレベルで安定してるのか
しばらくはトルコのローカル紙や軍事専門メディアにチューンしておこうかな
タイフーン「なんでオレだけハブるんだよ」
導入していないからだろ
JF17は注目の新型機だよね。安い!
05式と15式も視察したいところ
分析されまくり。兵器で外貨稼ごうなんて考えんほうがいいな
その国の国防をある程度依存させる意味は分かるけど
輸出兵器や輸出兵器からの発展型だと、だいたいの性能はバレるよね
だからこそアメリカやソヴィエト/ロシアなんかは、核心的部分を抜いたりデチューンしたモデルを輸出している訳で
素材なり半導体なり、その核心的部分を抑えちゃいたいよね
アプデしていけば型落ちなるから問題無し
中共の開発スピードはヤバい
世界最強の戦艦を保有しながらスペック秘匿して抑止力に出来ず、前線にも出さず戦力として活用出来なかった旧海軍みたいなマイナス思考。分析されるのがそれ程不都合ならアメリカはF-15〜18を輸出してないでしょ。
そこで優れた性能を示せれば抑止力にも商機にもつながる。分析結果は自国やメーカーにもフィードバックされて更に改良・改善に役立てられる。
加えて、参加国の大半が古いMig-29やF-16の保有国→更新機が必要なので、自信の有るメーカーにすれば「分析」されるのは願ったり叶ったりでは。実はそれが演習の目的の一つだったりして。
日本とスウェーデンもオブザーバーじゃなくてF2とグリペンで参加すればいいのに
中SAMもぜひ
TB2(撃墜可) VS 中SAM(レーダー爆撃可)
日本は安倍政権時代に安倍人脈であっちこっちに呼ばれて仲裁役をしてたからパイプ繋ぎで呼ばれたんだろうなって感じか…。
日本はNATOにオブザーバー参加してるから
各国からの参加機を紹介するAnatolian Eagle Exercise 2021の触り映像がつべに
アップロードされていたので参考まで:
リンク
どうでもいいことだが、JF-17にはThunderという愛称がついているようだね
戦闘機バイアスロンやって欲しいわ
実弾迎撃対象 高機動ステルス形状巡航ミサイル
高度1000~5000m 速度マッハ1+ 前方300km先から交差まで何キロ先で落とせるか
僚機の支援なし 単機のレーダーとAAMの性能がものをいう
ロックオンで終わりでしょ。AAMの性能計るには爆薬抜いたやわらかAAMえを飛ばすぐらいしかないんじゃない? 何かやり方あるのかな
ラファールC(空軍向け単座型)が6,880万ユーロ=約86億円
JF-17 Block2が2500万ドル=27億円、Block3が3,200万ドル=34億円
なのでさすがにラファールが圧勝するとは思うがどうなるか
JF-17はただのロー機かと思いきや最新blockではJ-20の技術を流用されて改修されてるからなぁ
まるでF-16Vだよ
そっちも早く輸出して実力が知りたいわ
カタールのヤツはどのバージョンなんだろう?ギリシャだと最新に近いF3R導入だよな。
F-16C/DとMig-29がラファールにかなわなくてもわかるがJF-17の輸出モデルの立ち位置はラファール相手でも結構やれるレベルなら本国仕様はやっかいな存在だな