イタリアのクロゼット国防相は9日「ロシア軍の攻撃が今後数日以内に激化する」と述べ、ウクライナのレズニコフ国防相は「南東部にも脅威が確認され現地の状況は一層緊迫している。これはザポリージャからドネツクまでの範囲だ」と警告した。
参考:Russia looks poised to step up its offensive against Ukraine in the year-long war, the Italian defence minister, Guido Crosetto, said on Thursday, Reuters reports.
参考:Резников заявил об угрозе наступления россиян на юго-востоке
参考:У Зеленского заявили, что масштабное наступление РФ уже началось
ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問に言わせれば、もうロシア軍の大規模な攻撃は始まっているらしい
イタリアのクロゼット国防相は9日の記者会見で「我々はウクライナに協力し、今後数日以内に激化するロシア軍の攻撃からウクライナを守るため手助けをしている」と述べ、ウクライナのレズニコフ国防相は「南東部にも脅威が確認され現地の状況は一層緊迫している。これはザポリージャからドネツクまでの範囲を意味し、ロシア軍は象徴的なことを好むため全面的な攻勢も十分あり得る。もうすぐ彼らにとって戦争記念日の2日24日がやって来る」と警告した。
さらにハルキウ州のオレフ・シネグボフ知事も「ロシアはこの地域での反撃を軍に許可した」と主張しており、ウクライナ全体が極度の緊張感に包まれている。
因みにレズニコフ国防相が言及した南東部で非常に興味深いロシア軍の動きが観測されており、これまでロシア軍の前進を阻んできたマリンカ北地区=➀、ホットスポットに浮上しているヴーレダーの郊外=➁にロシア軍が前進しているのを視覚的に確認、ロシア軍の攻撃に晒されるヴーレダー市内の様子を映した動画=➂を見る限り街の建物は大分破壊されているようだ。
ロシア側の情報源はヴーレダーを迂回してボホヤヴレンカに向かう動きと、左右からヴーレダーへのアクセスを遮断する動きを主張しており、ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問に言わせれば、もうロシア軍の大規模な攻撃は始まっているらしい。
恐らく複数のポイントで攻勢を開始してウクライナ軍の戦力を分散させ、本物の攻勢をかけるタイミングを測っているのだろう。
関連記事:ロシア軍の攻勢用戦力、兵力30万人以上、戦車・装甲車輌5,500輌以上、砲兵装備3,500門以上
※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
停戦するにしても、ロシアが優勢な状況だとロシアの言いなりの事実上の降伏になってしまうから
ウクライナ優勢に戻さないと停戦することすら難しいんですよね
一時的に優勢であってもロシアが更に動員すれば覆せると認識できる状況であればロシアが停戦を受け入れない
非武装中立化という再侵略前提の主張やメドヴェージェフの滅茶苦茶な本来のウクライナ地図みたいなのは受け入れられないから
そのあたりを撤回する程度にはウクライナを優勢にもっていかないといけない
2004年ウクライナ大統領選挙を、情勢が悪化する前の真の民意が反映されたものとして
親欧米派が勝利した地域を北西ウクライナ、親ロシア派が勝利した地域を南東ウクライナとして国家を分割
親欧米の北西ウクライナには領土を諦めさせる対価として
米英からの防衛義務付き安全保障条約(NATOは加盟条件が厳しいから米や英と個別に)と在宇米軍の駐留、
本物の西側国家として生まれ変わらせ、西ドイツや韓国のような経済発展を期待できる経済支援の約束
ウクライナもロシアもこんな条件は絶対に受け入れられないでしょうけどそれ故に拮抗するというか
それぞれの主張はもっと過激だからそれこそどちらかが滅ぶまで停戦不可能だと思うんですよね
侵攻後のネットだと叩かれますが・・・
元々、ウクライナがやっていたことはロシア以上に非道で、
・旧CIS構成国であるが故に優遇されてきたガス供給(市場の1/8〜1/4の価格)での代金未払い
→ウクライナに影響力を持ちたいロシアは過度な督促や供給停止はせず、外交カードに
・西側寄りの政権や、ロシアに強硬な政権の場合は「返済計画を立てる(すぐに返済しろとは言ってない)」「パイプライン使用料の範囲内での返済」を条件にガス供給停止を示唆。
→停止はないだろうとたかを括っていたら削減される
・ガス供給削減されたら、パイプラインから欧州向けの分を抜き取り。欧州側がガス不足して一大事発生
→ロシアは供給量増やして対応。欧州はウクライナを通らないパイプライン拡大要請
・ウクライナ侵攻後、なぜかノルドストリーム破壊が行われる。ウクライナ国内のパイプラインは無事
こんなウクライナを、欧州が再建支援するかというと、かなり疑問です。
NATOの拠点としての価値はありますが、経済再建するには結局ロシアからの継続的なパイプライン使用量による収入、及び未払いのガス債務の放棄、ガス供給の継続が必須(ちなみに今現在もパイプラインは動き、ウクライナにガスは供給されてます)
ロシアも軍事面だけで攻めておらず、こういった懐柔施策を並行して行って停戦時の条件を有利に持っていこうという思惑はあるのでしょうね。
ゼレンスキー氏や反露の国々からすれば自分から仕掛けておいてふざけんななんでしょうが、
ウクライナの国民はサイレントに分断されているような気がします。
さすがにブチャなどで一般市民を虐殺してるロシアより非道ってことはないでしょう
なので欧州は再建支援しますよ
むろん汚職うんぬんではチクチク言うだろうし、戦車の件でのドイツいじめのような形で押し付け合いは発生するとは思いますけど
その通りです。物事の善悪には序列があり、下位の悪を幾ら積み上げても上位の悪を超える事はありません。
今回の場合、幾らウクライナが手癖の悪い事をロシアにしてきたとしても、ロシアのウクライナへの併合目的とした全面侵攻は正当化されません。
日韓関係で例えると分かると思います。
慰安婦問題、レーダー照射、世界遺産登録会議での裏切り、徴用工、仏像窃盗、イチゴなどの農作物品種窃盗、電磁鋼板など工業技術の窃盗など、日本に対する悪事は枚挙にいとまがありません。
しかし、それを幾ら積み上げても、それを根拠に日本が朝鮮半島に全面侵攻しても国際社会で何の説得力も無く一方的に日本が国際社会から批判されてハブられるでしょう。
略奪と虐殺をシリアにしろチェチェンにしろこれまで戦争で何度もしているロシアよりも悪いいうのがウクライナのガス料金不払いはね。
ロシアの汚職は世界でも類をみないくらい酷いのでロシアと比べるとウクライナはロシアよりは大分汚職はない国になる。
ロシアも昔からウクライナに依頼した武器代金かなり不払いやっていますよ。
最近のウクライナへの軍事支援は、汚職撲滅が交換条件だったりしませんかね?色々タイミングが符号するように思います。
再建云々はまず勝ってからでしょうね。
侵攻後のネットだと叩かれますが・・・
元々、ウクライナがやっていたことはロシア以上に非道で、
・旧CIS構成国であるが故に優遇されてきたガス供給(市場の1/8〜1/4の価格)での代金未払い
→ウクライナに影響力を持ちたいロシアは過度な督促や供給停止はせず、外交カードに
・西側寄りの政権や、ロシアに強硬な政権の場合は「返済計画を立てる(すぐに返済しろとは言ってない)」「パイプライン使用料の範囲内での返済」を条件にガス供給停止を示唆。
→停止はないだろうとたかを括っていたら削減される
・ガス供給削減されたら、パイプラインから欧州向けの分を抜き取り。欧州側がガス不足して一大事発生
→ロシアは供給量増やして対応。欧州はウクライナを通らないパイプライン拡大要請
・ウクライナ侵攻後、なぜかノルドストリーム破壊が行われる。ウクライナ国内のパイプラインは無事
こんなウクライナを、欧州が再建支援するかというと、かなり疑問です。
NATOの拠点としての価値はありますが、経済再建するには結局ロシアからの継続的なパイプライン使用量による収入、及び未払いのガス債務の放棄、ガス供給の継続が必須(ちなみに今現在もパイプラインは動き、ウクライナにガスは供給されてます)
ロシアも軍事面だけで攻めておらず、こういった懐柔施策を並行して行って停戦時の条件を有利に持っていこうという思惑はあるのでしょうね。
ゼレンスキー氏や反露の国々からすれば自分から仕掛けておいてふざけんななんでしょうが、
ウクライナの国民はサイレントに分断されているような気がします。
南部Vuhledarへの攻撃はロシア軍の装甲部隊が大損害を受けているようです
春季大規模攻勢が始まればこのような大損害が陣営問わず発生することになります
独裁者の個人的野心によってこのような地獄が生まれると思うとやるせないですね
この攻勢で双方装備を大量に失うとして、西側の戦車支援は装備の補充にしかならずに攻勢用の余力は生まれないんじゃないだろうか
ロシアも戦力をかき集めて余力はない可能性はあるけど、弾薬のストックが尽きそうとか言われてた西側の報道とは大分違う結果に見える
南部で機動作戦をやるべきと言ってたこないだの話は何だったんだろうか
すべてが西側の予想を上回ってきたのか何が真実なのかサッパリだわ
ウクライナ軍はすでに砲弾が足りない、榴弾砲が足りない、戦車が足りない、戦闘機が足りない、レズ二コフ国防相は解任を求められている、前線のウクライナ軍部隊では、脱走や敵前逃亡が増えている、知事や高官は横領や横流しで腐敗していると言われて大量に解任されている、というような状況であり、これからの戦況が一進一退になるとは限らず、一方的になる可能性もあります。
オランダのサイトが主張するロシア軍の戦車の損害なども、もちろん正確とは限らず、そもそもネットに上がる情報だけでロシア軍の正確な損害などわかるはずがありません。現場に行ってもわからないでしょう。
高官が汚職で腐敗していてウクライナ軍の脱走兵や、敵前逃亡が増えれば、西側の装備を与えても、真面目に戦うかどうかわかりませんが、これはイラク政府軍や、アフガニスタン政府軍、南ベトナム政府軍もそうでした。
西側の予想をロシア軍が上回っているというよりは、ただ西側の予想、ロシア軍に対する認識が非常に甘すぎたということでしょう。
日本のメディアやYoutuberとかの解説だとロシア軍は常に大損害を受けていて崩壊の危機らしいけど、米軍、ノルウェー軍、EUのどっかの国の分析だとまだまだ余力はあるという話だし、何が本当かは分からないよ。
個人的にみんな自分が味方している陣営の戦果を誇張していて、実態として損害は数分の1以下なので戦いはまだまだ続くんだろうなと思ってる。
南部と見せかけて本命はキーウか?
ロシアは ルハンシク、ドネツィク、ザポリージャ、へルソン 4州全域の領土編入を宣言したわけで、面目を保つ当面の戦略目標は当該地域の完全制圧なのでしょう。
現在の焦点はドネツィク州ですが、ロシア軍は攻勢正面を絞りドネツィク→ザポリージャ→へルソンと各州を順次制圧していく計画だろうと推測されます。ドニエプル川が双方にとって自然の要害になっているヘルソン州は最後になるのかと。
その推測が正しいならばですが、ドネツィク州における攻防の結果は今後の展開を左右しかねません。現在ロシア軍が戦力を集中させている同方面の防衛にゼレンスキー(ウクライナ軍総司令部)が拘っているのには、それなりの戦略的理由がありそうに思えます。
1943年の8月、ドイツ軍は動員したウクライナ人を使って、ドニエプル川西岸に
「東方防壁」
という陣地線を構築し、ソ連軍の方は
「ドニエプル川への競争」
という攻勢作戦を行いました。
このままだとほとんど同じような展開になるかもしれません。春以降にドニエプル川西岸に配置されるのが、ドイツのレオパルド戦車とか、パンター戦車であれば、なおさらそんな風になります。
なんか気が早い人が多い。
まだドニエプル川の前の前のリマンにも到達してないしバフムトも落ちてない。
要塞化してるといわれるスラビャンスクとクラマトルスクもあり他にも落とさなければならない所もある。
早くても少し先だと思う。
過去には親露派のTKTさんだけでなく
スバトベ方面では親宇派もライホリッカも落としてないのに数日でスバトベに殺到して落とせる風になってた。
現実は、そんなうまく思い通りに行くはずがないと思ってしまうネガティブ思考な自分。
鳴り物入りのゲラシモフ大攻勢は既に始まってて
全面的に失敗してるってところなのでは
ロシア発の情報に右往左往しすぎでしょ