ウクライナのマリャル国防次官は9日「ソレダル制圧に失敗したロシア軍が前回の規模を上回る攻撃を仕掛けてきた」と明かして注目を集めており、この手の情報を「リアルタイム」で共有するのも本当に異例の対応と言える。
参考:Враг возобновил мощный штурм Соледара, идут жестокие бои – Минобороны
この手の情報をウクライナ側が「リアルタイム」で公表するのは本当に異例の対応
ゼレンスキー大統領は8日夜の演説で「バフムートやソレダルではロシア軍の攻撃で街の大半が破壊されが、敵の攻撃を撃退して持ちこたえている。陸軍のシルスキー司令官が同拠点を視察し追加戦力の投入や砲撃の強化を指示した」と明かし、ソレダル方面の戦況に関する視覚的な情報も途切れたため「ロシア軍の前進が止まった」と管理人は判断していたが、どうやらロシア軍は前回を上回る規模の攻撃を再び仕掛けてきているらしい。
ウクライナのマリャル国防次官は9日「ソレダル制圧に失敗したロシア軍が部隊を再編、損失を補充し、新たな戦力と共に戦術も変更して強力な攻撃を再び仕掛けてきた。ここを守るウクライナ軍は最高の予備戦力で編成されたワグナー部隊と交戦中で、敵は文字通り自軍兵士の屍の上を進んでいる。敵が大量投入してきた迫撃砲、大砲、ロケットランチャーは味方まで焼き尽くすほどの火を吐いている」と述べたが、このような対応自体も非常に珍しい。
現在は侵攻初期と異なり情報統制が行き届いているため、戦況については参謀本部発表の「○○でロシア軍の攻撃を撃退した」「○○でロシア軍の砲撃が着弾した」の2種類に集約されているため「前線で何が起こっているのか」は殆どわからない仕様になっており、今回のように戦場の情報を「リアルタイム」で共有するのは本当に異例の対応だ。

出典:Генеральний штаб ЗСУ 視察中のシルスキー司令官
ただ視覚的な情報はないので「ソレダル方面がどうなっているのか」は今までと同じ=オープンソース上に画像や動画が投稿される待ちだが、この地域にウクライナ軍もロシア軍も戦力、装備、弾薬を湯水のように注ぎ込んでいるため、この戦いで押し負けた方は大きなショックを受けるだろう。
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※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ
ウクライナ軍、何とか持ち堪えて欲しいですね。
いくら人が多いと言っても練度の高い部隊がそんなにある訳じゃない、いつかは枯渇してしまうんです。
堪えて欲しい。
今度は、クレムリンから何を命じられたのかな。
ユリウス暦の新年までにバフムトの占領を命じられたのかな。
ユリウス暦ならば、今日は12月27日だそうです。
あと3日間の間は遮二無二な攻撃が来るのでしょうか。
目的は岩塩鉱でしょうか、それとも主要道T0513の切断かな。
どうも、前者じゃないかと思えてきています。
クレムリンの私腹の肥やしかなと。
主要道T0513の切断は重要なことと思いますが、対価が高すぎるような。
攻めているのもワグナーが主体のようだし。
ウクライナがんばれー
まじで
イランに亡命した、アフガニスタン特殊部隊の隊員が
ワグネルに雇用されて参加している可能性はあるのかな?
ニュースになったのが昨年秋頃だから
ロシアの動きが上手く行っていれば、今頃は
ある程度部隊として戦力化できているかも、と思います。
しかしもしも元・アフガニスタン政府軍特殊部隊が、ワグナー社の契約社員になっていたとしたら、アメリカ軍やNATO軍がタリバン掃討のためにアフガニスタン政府軍に供与した大量の兵器や弾薬が、すでにロシア軍やワグナー社の手に渡っていることも十分考えられます。
それらがもしも一部でNATO軍が要塞化したともいわれるソレダルで使われたりしていたら、あまりにも皮肉な話です。
命からがら逃亡する兵士が大量の武器弾薬を持ち出せるのだろうか?
ソレダルは鉄道の駅舎の地下に岩塩鉱山の坑道があるとかで、そこの入り口はロシア軍が確保していると言われます。
おそらく非常時の予備であったウクライナ軍の第46空挺旅団だか、師団だかが、救援のために反撃したというような話ですが、駅の南側に進んだような話で、駅舎や岩塩鉱山の坑道の方は奪回できていないようです。
ユリウス暦ではまだ年内、というのはなるほどなあ、と思いましたが、それを過ぎたからと言ってすぐに攻撃が緩まるとも思えません。
ソレダルのウクライナ軍がロシア軍の砲撃に耐えられたのは、地下の鉱山を陣地として利用していたためで、そこをロシア軍に制圧されて追い出られると、砲撃に耐えるのは非常に難しいのかもしれません。ただそれでもソレダルから退却すると、シヴェルスクへの重要な補給路であるT0513道路が遮断されることになり、ソレダルの放棄はシヴェルスクの放棄にもつながりかねません。
ウクライナ頑張れ!