ビルド紙は11日「政府が来年度のウクライナ支援額を40億ユーロから80億ユーロ=約1.3兆円に引き上げた」と報じ、ロイターも12日「ショルツ政権が率いる連立政権は来年度のウクライナ支援額を倍増させることで大筋合意した」と報じている。
参考:Germany set to double Ukraine military aid under Scholz plan
ウクライナ支援を巡って紛糾を続ける米国とは対照的なドイツの姿
ドイツ財務省は来年のウクライナ支援に40億ユーロを割り当てたものの、この資金の大半(国防省が発表済みのプロジェクトに約31億ユーロ+外務省の援助プロジェクトに7億7,000万ユーロ)は割り当て先が決まっているため、国防省は「2024年のウクライナ軍事支援に関するニーズに対応するためは数十億ユーロの追加資金が必要だ」と主張、ビルド紙は11日「ショルツ政権が来年度のウクライナ支援額を40億ユーロから80億ユーロに引き上げる決定を下した」と報じていた。
ロイターも12日「ショルツ首相が率いる連立政権は来年度のウクライナ支援額を80億ユーロに倍増させることで大筋合意した」と報じ、SPDの関係者も「今回の動きで我々はウクライナとの約束を守ると強調でき、同時にNATOの義務(NATO加盟国が果たすべきGDP2.0%以上の軍事支出)も果たせるため連立政権にとっての大きな成功だ」と述べており、ウクライナ支援を巡って紛糾を続ける米国とは対照的な姿だ。
因みに国防省内でウクライナ支援を担当するクリスチャン・フロイディング少将は4日「ウクライナへの軍事支援は10年以上続くと見積もられ、我々は2032年までの予算計画にウクライナ支援資金を組み込み済みだ。これは我々の決意を示すもので自由のための戦いに期限はない。時間がプーチンではなく我々の味方だと認識しなければならず、プーチンに『我々はもっと長く持ちこたえることができる』と分からせなければならない」と述べている。
関連記事:自由のための戦いに期限なし、ドイツは2032年までの予算計画にウクライナ支援を盛り込む
※アイキャッチ画像の出典:PRESIDENT OF UKRAINE
ドイツとしてはウクライナが負けたら戦線が隣の国まで近くなるからなるべく耐えて欲しいだろうな
ノルドストリーム爆破の続報が出たタイミングでこれは…
ドイツ国民の民意は大丈夫なんですかね、反動でまた大暴走政権生まれません?
各国が支援を頑張っている時には支援を渋り、EUが全体的に支援疲れし始めたタイミングで支援を倍増する発言。
現状のウクライナにとってはありがたいだろうけど、微妙な判断時期だな。
さすがドイツ!景気低迷で国内がゼロ成長なのに。
今後ドイツの世論がどうなるか楽しみだ。
>各国が支援を頑張っている時には支援を渋り、EUが全体的に支援疲れし始めたタイミングで支援を倍増する発言。
支援を途切れさせないための深謀だったのか、それとも単なる逆張り君なのか…。
この先10年支援を続ける予定とは凄いですね。
ただ、ウクライナが戦い続けるには支援ももちろん大事ですが人的資源がどこまで保つのかといった問題が……。
ここが解決しないと動員限界が近い、もしくは既に迎えているのかもしれないウクライナがこのまま何年も戦争を続けるのは厳しそうに思えます。
きっとオツムがオムツになってるんですよ。
では民主主義と自由のために、これからの10年はよろしくねドイツ君!
※シリアから目を逸らしながら
ドイツ君さぁ、、極端なんよいつも。
全くやる気無い→やる気全開
とてもありがたい事なんだけど、国内で話しついてんの? 絶対、反動くるっしょこれ。
というか実際地方選ではショルツ政権が惨敗してるからな
支援やめるかどうかは別にして現政権が人気ないのはマジ
まさにReXさんの持たれた感想に同意です。
個人的な推測にすぎませんが、バイデン政権との裏取引と国内の軍需産業の意向があって、それが影響しているのではと思います。
とにかく、将来的にドイツ国民の意向と人気がどう流れるかですね。
反動以前にショルツ内閣がどこまで持つか怪しい状況なので、口約束で終わるんじゃないかなと思っています
実はドイツはここ一年ほどは東欧諸国以上にウクライナ支援に前のめりな国だったんです。
兵器面の支援もそうですし、経済面の利害対立でウクライナと東欧NATO加盟諸国がぶつかった時も積極的に仲裁に入りウクライナの有利な方向になんとかまとめようとしていました(それを仲裁と呼べるのかどうかは別の話)
ではここ一年に何があったかといえば、はい、あのノルドストリーム爆破事件です。
ドイツも本当に気の毒だと思いますよ。いまだに犯人が確定していないあの事件ですけども、犯人がロシアだろうが、噂されているあそこだろうが、ドイツにはもう選択肢が一つしかないんですからね。
今のドイツは、憎い敵と全力で対峙している状況なのかもしれませんし、握手をしながら首元に刃を突きつけられている状況なのかもしれません。
「真の意味で自決できる国家は世界に三つしかない。ロシア、アメリカ、中国だけだ。それ以外は大国の意思によってコントロールされる偽りの独立でしかない」
プーチン大統領の言葉が身につまされますね。
うーん、プーチンの言う「真の意味の自決」の定義が不明瞭なので何ともいいき
誤投稿失礼
うーん、プーチンの言う「真の意味の自決」の定義が不明瞭なので何とも言い難いのですが、米·中·露何れも自己の意思だけで動けていますかね?
何かするにせよ、それぞれの多数化工作無しには難しいですよね。
現在、やりたい放題なのはイスラエルに思えますが、彼らもしっかりバックアップを確保して愚行にのめり込んでいますし、今の世界に完全自決が可能な国なんか存在しなくて、勝手な「正義」を支援する味方をどれだけ作れるかの競争なのでは。
アメリカ下院の共和党員が強硬に反対する限りアメリカからの軍事支援は期待できないけど、ドイツでも国内の負担疲れから反発喰らってアメリカと同じように支援縮小という同じ道を辿るような気もするね
プーチンと欧米諸国の根比べはどこまで続くことやら…
民主主義国家である以上、最終的に市民の支持が得られない政策は続けられないですからね。
冬の天然ガス不足とガス代の暴騰を引き起こした張本人ウクライナに、さらに血税1兆円以上を10年以上プレゼントし続けるという政策にどこまで市民の理解と支持を得られるか。この冬の暖房費の請求が届くようになると、ノルドストリーム爆破の問題が政治的に炸裂する気がします。
これで資金支出を続けるのは、政治的になかなかの高難易度のミッションに見えますね。
天然ガス不足はベラルーシの篤志家が去年に引き続き薪を供給してくれるでしょうから大丈夫だと思いますよ。
ソース↓↓↓
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GDP2%は平時の負担で、今のような戦時には全く努力不足でしょう。
とても自慢できる話ではないです。
そもそも今まで米国ばかりに負担が集中してたのが異常だったんですよ。
その点は日本にも当てはまりますが。
こりゃ当てにしちゃいけないやつだ。
欧州情勢は複雑怪奇だ。
今の最前線にいるウクライナ軍の兵士に必要なのは、金よりも砲弾だと思いますが、今年の3月にEUが約束した砲弾百万発は、最前線には届かず、届く砲弾は約束をはるかに下回る量というのが今の現実です。
支援の倍増が約束されても、実際の支援が約束の半分以下では倍増を約束する意味がなく、物価が上がれば金額の価値も下がりますし、そもそも物理的に生産できないものは金では買えません。
10年後に約束された砲弾が遅れて届いても、今の前線の戦況を好転させるための役には立たない、完全に手遅れなのです。ドイツ国防省のフロイディング少将の見積もりはあまりにも楽観的、あるいは無責任に過ぎるといえるでしょう。
これは敢行しますよ
なんなら再来年にはさらに倍額になっていてもおかしくないし、フランスも続くでしょう
親露やウクライナ敗戦を望むものがこのところ幅を利かせているが東欧には安い労働力をあてにした工場が複数存在し電気代の高騰で苦しむドイツ産業界にとって絶対防衛ラインははるかに東にある
ドイツが本腰をいれたら米国も動きやすくなるだろう
でも、155mm弾の価格も4倍なんだよなあ。。。
ドイツ君…極端から極端に行っちゃう病がまた発症しちゃったか…
というかショルツ政権を支えてる政党たちが選挙でヤバイみたいですね
トランプに脅かされるバイデン状態や
ウクライナを支持してた首脳たちはどれほど生き残れるか?
希望的観測として。
スウェーデンのグリペンの進行状況はどうでしょうか。
グリペンは最初から(?)タウルスミサイルと統合されています。
トルコが邪魔をしている様ですが。スウェーデンがNATOに加盟すれば、
グリペンを提供する素地ができます。
一方、F16はタウルス統合に半年は開発でかかると言っています。
ストームシャドウの製造数は限られているのですから、
こっちも進めて欲しいものです。
ノルドストリームを爆破した国を
ドイツ国民の金で支援するのか
俺がドイツ国民ならブチ切れるがね
ドイツはほんとにアホ。
いつも大勢を読み違えて泥船に乗ってしまう。
どう考えてもウクライナに勝つ見込みは残されてない。
最後には国力差で勝敗が決まるのを痛い経験で学ばなかったのかね。
米が援助打ち切ったら日本も即刻見切りつけるべき。
堂々と侵略戦争やって大統領が国際指名手配の国と今更仲良くできるわけないからな
やっぱアメリカの支援が減っても欧州の分を増やす流れになるだけでは
そもそもこれヨーロッパの問題なんだし、今までロシアがやった事を忘れる事は出来ないから、ロシアとよりを戻そうとすると拒否反応が出る人が大勢いる
選択肢なんて無いのでは
そもそも国際法なんてあってないようなもん。
勝者が正義なのだよ。
EU としては、自国民の血は流したくないでしょうから
金と兵器を渡して、ウクライナに頑張ってもらいたいでしょうね。