ジェーンズは13日、英国の関係者から「日本の次期戦闘機F-Xのエンジン技術開発に関する共同プログラムについて議論していることを確認した」と報じている。
参考:Japan, UK discuss partnership on fighter jet engines
英国防省が日本とのエンジン技術開発に関する共同プログラムが存在すると認める
日本が開発を進めている次期戦闘機F-Xのエンジンは独自に開発を進めてきた「XF9」の採用が見込まれていたが、朝日新聞は今月3日に「次期戦闘機のエンジンを英国と共同開発する方向で最終調整が進んでいる」と報じて共同通信やジャパンタイムズも7日付けの海外向け記事で「今月20日に予定されている日英防衛相会談で次期戦闘機F-Xのエンジン開発についても協議を行う予定だ」と言及したため注目を集めていたが、日本政府や防衛省は共同開発について何も情報を発信しておらず、英国側からも共同開発に関する情報が一切でてこなかったので情報の信憑性について疑問符がついていた。
しかし英国のジェーンズは13日、英国の関係者から「日本の次期戦闘機F-Xのエンジン技術開発に関する共同プログラムについて議論していることを確認した」と報じている。
英国防省のスポークスマンは「日本との共同プログラムは英国が開発を進めている第6世代戦闘機テンペストの重要な構成要素だ」と語り、このプログラムに関与する可能性が高いロールス・ロイスの広報担当者は「F-2に代わる次世代戦闘機に必要な技術や能力を開発するために日本と協力することは世界で最も優れた戦闘機開発能力を結集する機会になる」と述べたとジェーンズは報じており、日本のIHIと英国のロールス・ロイスがプログラムを主導することになるだろうと予想している。
但しジェーンズの報じた内容を読む限り「日本と英国は互いの次世代戦闘機に必要なエンジンの技術的要素を共同開発する」というニュアンスなので朝日新聞が報じた「英国側とエンジンを共同開発することで量産化が見込めコスト削減や将来の輸出に道が開ける」という内容とは多少異なる部分があるのも事実だ。
まぁ英国防省が日本とのエンジン技術開発に関する共同プログラムが存在すると認めたので今月20日に予定されている日英防衛相会談で議論されるのは「ほぼ確定した」と言ってもいいだろう。
果たして日本はロールス・ロイスとエンジン技術を共同開発することで何を得ることが出来るのだろうか?
ロールス・ロイスは次世代戦闘機用エンジンの主要技術の一つに第6世代戦闘機が要求する大容量の電力供給とエンジン構造の簡略化を挙げており、エンジンのコアに組み込まれた「Electrical Starter Generator/電動スターター・ジェネレーター」をテンペストのエンジンに組み込んでくる可能性が高いと見られている。
従来のジェットエンジンは航空機が必要とする電力を発生させるためエンジン本体とは別に発電機を搭載、ギアボックスを経由してメインシャフトの動力を伝達することで電力を発生させているのだが、この方式の欠点は可動部品が多く構造が複雑で発電機を搭載するためのスペースがエンジンとは別に必要なため機体設計上の制約になっており、ロールス・ロイスが設計した組み込み式の電動スターター・ジェネレーターならエンジンの外に発電機を搭載するためのスペースを節約しながら第6世代戦闘機が要求する大容量の電力を発生させることができるいう技術だ。
このような技術を取り入ればXF9は稼働部分を減らすことができるため平均故障間隔を伸ばすことができ機体設計の自由度も広がるかもしれない。
あと可能性があるとすれば英国のリアクション・エンジンが開発を進めている超極音速空気呼吸エンジン「サーブル・エンジン」に用いられる冷却装置「プリ・クーラー」の技術だろう。
サーブル・エンジンとは大気圏内ではジェットエンジンとしてM5.0以上で作動し、大気圏外ではロケットエンジンとしてM25で作動するという「極超音速複合予冷空気呼吸ロケットエンジン」のことで戦闘機用エンジンとは全く別ものなのだが、この画期的なエンジンを構成する技術要素の中に1,000度に達する高温の空気をたった1/100秒で-150度まで冷却することが出来るプリ・クーラーという技術がある。
この技術に関しては米国国防高等研究計画局(DARPA)も関心を示しており2019年にDARPAとサーブル・エンジンは共同でプリ・クーラーの性能検証を実施、音速の5倍の速度に相当する環境下でプリ・クーラーが設計通りの性能を発揮することが確認されている。
この結果を受けて英国防省はプリ・クーラーの技術がEJ-200に流用可能かを研究するためのプログラムを立ち上げ資金を供給すると発表、このプログラムはリアクション・エンジンと共にロールス・ロイスが主導しており、過酷な高温に晒されるタービンブレードの寿命改善やEJ-200の出力向上にプリ・クーラーの技術が役立つのかを研究しているらしい。
プリ・クーラーはかなり先進的な技術なので実用化できるのかは未知数だが、ロールス・ロイスはエンジンの開発において世界トップクラスの実力と実績を備えているのでエンジン技術の共同開発は日本にとってプラスに作用すると信じたいところだ。
関連記事:日本、次期戦闘機F-Xのエンジンを英国と共同開発する方向で最終調整か
関連記事:日英防衛相が今月20日に会談、次期戦闘機F-Xのエンジン開発についても協議を行う予定
※アイキャッチ画像の出典:財務省 令和2年度防衛関係予算のポイント
ロールスロイスにサポートして貰えればエンジン開発で後塵を拝する日本もいい線行けるかもしれない
RRがサポートしてくれるとしてどんなメリットがあるんだろ
迂闊に技術を渡せば強力なライバルを生むことにもなりかねないけど、流石に日本から戦闘機/エンジンの輸出はなさそうだし純粋なゼニの話だけでいけるってことなのかな
何故、世界の三大エンジンメーカーの一社であるロールスロイス社を見下すのか理解出来ないんですが…幾らなんでも強気過ぎませんか?
主語を省略したのは悪いけど
>エンジン開発で後塵を拝する日本
に対するレスなんだから
「RRにどんなメリットがあるんだろ」
という話だと読んでくれよ
キチンと読まず申し訳ありませんでした。
>RRがサポートしてくれるとしてどんなメリットがあるんだろ
日本には様々な技術があるから(例を挙げると、日本の得意分野である材料技術やXF9の高温コア技術 etc.)、RRにとってメリットはたくさんあると思うよ。
>迂闊に技術を渡せば強力なライバルを生むことにもなりかねないけど
IHIがエンジンを単独開発することも可能だろう。
なのになぜRRと協力するかというと、RRと協力できるのなら協力した方が互いに開発費を分担できるなどコスト的にもメリットがあるし、IHIとRRが持つそれぞれの強みを組み合わせることで、より先進的なエンジンが開発できるなどなど、様々なメリットがあるからだろうと思われる。
>流石に日本から戦闘機/エンジンの輸出はなさそうだし
日本の次期戦闘機のコンセプトは、長大な航続距離/重武装/一定のマルチロール能力、対Fi戦闘での敏捷性/空中撃破/敵A2AD環境での生存性を備え、高性能センサ/ 全体ネットワークでの眼/機上での統合処理能力を備えるというものだ。ネットワーク戦闘の中心となって数的不利でもステルスFiを撃破し、一定のマルチロール能力も備える。
よって日本の次期戦闘機は大型制空戦闘機となるので、戦闘爆撃機のテンペストなどとはコンセプトからして違う。
なので、輸出において日本の次期戦闘機とテンペストが競合するとは思えない。
まあ、日本の次期戦闘機の輸出需要は相当限られるだろうね。
日本の次期戦闘機の輸出でのセールスポイントは、長大な脚、対ステルスFi戦闘、高性能センサ、一定のマルチロール能力となる。しかし戦闘機輸入国で「既存機(F-35も含)では制空/対ステルスFi能力や航続距離に不満足」という条件を満たすのは相当に限られる。また前述条件が揃っても政治的に売れない国(イラン等)もある。
これらを踏まえると、東南アジア諸国、インド、中東親米国、イスラエル、オーストラリアなどが輸出候補に挙げられるだろう。
そもそも日本の次期戦闘機の運用環境/構想が西側では異端であるので、仕方のないことだ。
生産数を増やすなら輸出はアテにせず、F-15JMSIPの後継を狙うのが懸命であると思う。
あと日本は技術流出を警戒する傾向があると思うので、エンジン単体の輸出の可能性は個人的には低いんじゃないかと思う。10式戦車のエンジンの件を見た限りでは、そう思う。
ウィキペディアの「10式戦車」のページより引用
10式戦車のエンジン機構は海外からも注目されており、トルコは開発を予定している新型戦車のエンジンに採用したいと希望していた。しかし、トルコは同時に開発した戦車を国外輸出する計画も持っており、第三国への技術流出を警戒する日本との間で条件が折り合わず、2014年3月、開発協議は棚上げとなった。
>ロールスロイスにサポートして貰えればエンジン開発で後塵を拝する日本もいい線行けるかもしれない
日本は世界トップレベルの性能を誇るXF9を完成させているので、エンジン開発で後塵を拝する日本という表現は間違っていると思います。
あと、ロールス・ロイスはIHIのサポートをするわけではありません。
今回のニュースの内容を簡単に要約すると、
F-3のエンジンについて日英政府は共同のエンジン技術開発を協議(関係者談)
それはテンペストとも関係する(英MoD広報)
日英共同での技術/能力開発はF-Xの優れた能力に資する(RR広報)
という内容なので、協議がまとまれば、ロールス・ロイスはIHIのサポートをするのではなく日本とイギリスの次世代戦闘機に必要なエンジンの要素技術を共同で開発することになるでしょう。
ちなみに、このエンジン開発プログラムはIHIとロールス・ロイスが主導すると原文に書かれていますので、IHIとロールス・ロイスは対等な立場で共同開発することになります。
XF9はF119みたいな低バイパス比の大出力路線だから、燃費低減技術や冷却管理で世界的な実績があるRRの技術提供を受けられるならそれに越したことはないよな。
アメリカからの横やりを防ぐバリアーかな、
F-2のことを言ってるなら、そもそも
幾つかの先進的な技術(炭素複合材、レーダー、姿勢制御)に見るべき点はあるが、戦闘機の形にするには他の技術が足らなすぎて確実失敗する
って見込まれたからであって、技術が足らなかったのが悪いとしか
>戦闘機の形にするには他の技術が足らなすぎて確実失敗するって見込まれたから
んな事は言われてない。
優秀な一部技術以外について言われてたのは「アメリカには及ばない」で、そんなのは当たり前だし大した問題ではない。
失敗する、とされた根拠は「見積もりが甘いから途中で予算不足でコケる」で、結果を見る限り根拠無根の言い掛かりに限りなく近かったと思うけどね。
F-2の頃だと、エンジン以外では、官側の仕様策定能力が一番の問題点だったと思います。
低空高速侵攻を重視するグループと対空戦闘も重視するグループとの間の綱引きで、低空侵攻の要求速度が100ノット単位でコロコロ変わり、
対応に苦慮したメーカーサイドが開き直って可変翼で応じた事すらあった、と言った感じの話しも聞きますし。
そのまま国産FS-Xを進めてたら、歪な戦闘機になったかもしれませんね。
米国依存一本足でない選択肢は重要だと思いますね。どこの同盟国も同じこと考えてるでしょう。
SABREエンジンは前にも紹介されてましたが、SSTO(単段式往還機)用のエンジンぽいですね。
下のリンクでプリクーラーのイメージがわかりますが、簡単に言うと液体ヘリウムを使ったラジエターですな。
夢が広がりますなー。
音速の5倍で地球の裏まで飛ぶ航空機を可能にする企業「Reaction Engines」とは
リンク
リアクション・エンジン製の空気吸入式ロケット「サーブル」の試験始まる
リンク
マジかよりにもよってロールスロイスか
GEと組めなかったのは痛いなぁ
IHI単独だとやっぱりキツいのかねぇ
GEと組んだらそれこそIHIは何もさせてもらえんし、
ワークシェア丸ごと譲りでもせん限り手伝ってもくれんやろ。
RR相手だからこそ主導権も握れるし、「取引」も成立する。
なぜ、GEと組めなかったのは痛いのでしょうか?
RRは、GEと同じく世界有数のジェットエンジンメーカーですし、技術的にも申し分ないのではないかと思うのですが、何が不満なのでしょうか?
あと、IHIが単独開発することも可能だと思いますが、RRと協力できるならした方が、互いに開発費を分担できるなどコスト的にもメリットがあると思うし、IHIとRRが持つそれぞれの強みを組み合わせることで、より先進的なエンジンを開発することができるなどのメリットもあると思います。
RRには何のメリットがあるんだろうか(販路?)
国内の情報管理がザルなのに次世代のエンジン技術、それに関わる共同開発はやらない(やれない)んじゃないかな?
やっぱタービンの素材関連じゃないっすかね
あと、EU離脱した英国が大口の商売ルートを手に入れたいって思惑はあるだろうな
トレントエンジンなんかのタービンブレードの製造は、英国TWIと日立の共同開発事業だしね
一つ疑問なんだけど、IHIがRRから得られる利点ってのは分かったけど、RR側の利点は?
それがないと、IHIは日本の戦闘機開発でRRの下請け(厳密には違うんだろうけど、適切な語句が思い浮かばない)になりかねないような。
あと、イギリスが悪いとか日本が悪いとかじゃなく、「共同開発」ってぐだるイメージがついちゃって・・・勿論、それで成功してるのも多いんだろうけども、個人的なイメージがね・・・
日本側が得意なのは製造装置関連だよ
トレントエンジン等のタービンブレードも日立の製造装置を使ってる
一応はIHIのエンジンにも見どころあるし
記事の英側コメントを吟味すれば朝日記事の「共同開発云々」て部分は、後段に開発事業のプライム形態と米支援企業の立ち位置を誤認したトンチンカンな懸念表明部分もあるし、両国大臣の会談予定と会談内容以外は憶測と判断できる。
たぶん過去にあった方々のコメント等情報から勝手に推測し記事として組み立てたんでしょ。
日英の次世代戦闘機の協力の可能性にかかり両政府間で共同スタディを続けていて、今年からRFセンサの「エレメントレベルDBFに関する研究」を日英共同研究として始めている。
この共同研究の成果を活用することで、設計期間の短縮及び設計に係る経費の抑制を図ると説明されている。(事前の事業評価)
エンジンに関しても同様な意図を持った共同研究になると思っておくのが無難。
XF9-1が具体化して以来、RRは手を変え品を変え、
必死になって絡ませろと擦り寄って来てる。
P&W、GEからは二歩も三歩も遅れてるRRにしてみれば
XF9-1は宝の山だと思うよ。
一方で戦闘機用ジェットエンジンの完成品の量産経験のない日本にしてみれば経験豊かなRRの支援はありがたいだろう。
P&W、GEからは二歩も三歩も遅れてるRRにしてみれば…
具体的には何を指して仰ってますか?
え、そこに噛みつく人がいるのは想定外だよ。
今のRRが戦闘機用エンジンで
P&WやGEと互角だと思う?
むしろそう思える根拠を聞きたい。
西側エンジンメーカーの個人的ランキング
P&W
GE
—– 超えられない壁 —–
RR
スネクマ
—– 実績の壁 —–
IHI
横からですが
自分的には、RRの開発能力はGE、P&Wに大きく劣ると見ていません。
戦闘機用エンジンの開発において明らかな後塵を拝しているのは事実ですが。
現状を見るに戦闘機用エンジンの総合技術においてGE、P&WはIHIの一歩以上先を行っているのは明らかで対等の協力関係になり得ませんが、RRとは対等で互いに有益な協業ができる絶好の機会と思います。
?
もちろん戦闘機エンジンの話ですよ?
記事その物にも元コメントにも私のコメントにも
「戦闘機」の文言入ってるでしょ?
これが民間機や船舶のエンジン含めた
総合力の話してる様に読めます?
つまり特許に関わる部分だってことだよねこれ。
英国側から特許技術を提供し、その特許技術を活用する製造装置を日本側が製作し、日英両国で使用する
何を根拠に言ってるんだ?どこがつまりなのか…
互いのエンジンに必要な技術を開発するって書いてるだろ?
プロトタイプがあるんだから、あとはどう実用化するかって段階に移ってる
量産化する上で必要なのはなにかってなると製造工程
この製造工程での共同開発事業ってのは、日英で前例がある
これから英の技術を組み込むならxf9は最終版のプロトタイプではないし、量産化への大きな壁として製造工程の確立があるのはそうだけど別に特許で手が出せなかった技術だけがエンジンじゃない。特許を最前面に押し出すのが謎。
最終版のプロトタイプっていう表現が謎
XF-9は次世代戦闘機用のプロトタイプエンジンと言う標目で製作されている
あとは、これのブラシュアップと実用化
ブラシュアップと実用化は並行で行うものだから、製造工程の確立=特許取得となってくる
IHIはXF9-1はF-3側の要求次第でデカくして推力増すかもしらんし逆に推力妥協して小型軽量化するかもしらん、って明言してる。
要求仕様が固まったらそこで初めてF-3用の試作エンジンが作れる。
最終版のプロトタイプ、ってのはそれの事だろう。
とはいえF-3が根本仕様からコロっと変わらない限り対応可能、とも言ってるんで、
よっぽど突拍子もない要求でない限り、低圧系のサイズ調整くらいで済むんだろうけど。
「プロトタイプ」って言葉にはかなり広い意味があるので
「プロトタイプがあるから〜」という判断はあまり意味がないんじゃないかな。
プロトタイプXF9-1は技術実証機という解釈が正解と思います。
その際、実用機レベルの開発能力を内外に示す必要がありA/ B15tf級以上を目標にした。
F-X用にはXF9-1の技術をベースに要求仕様型の新規開発することになります。
実際、F-X用としての検討が本年度から開始されています。
一方でRRのテンペスト用エンジンは構想実現に向けて開発が本格化した段階です。
エンジン開発の日英協業は双方にとってタイムリーなんですよ。
2ヶ国くらいならなんとかなるよ、損得勘定もまだ解決しやすいしアメリカでもやってる事。ただそれが3ヶ国以上になると非常にややこしくなる。
朝日の情報入手能力はやっぱ結構高いな…
これで政治部門がいなくなればまともな新聞社になるのにどうして…
朝日ってネットじゃ馬鹿にされてっけど記者に求める能力日本のマスコミで1番高いからな
アンチ朝日の数多氏が言ってた
能力は金で買えますからね。
国内新聞社では朝日新聞と日経新聞が1200万円前後で頭二つくらい年収が高いですから。
年収700万の産経で働くか、1200万の朝日・日経で働くか。
その日経も、軍事関係では今一つ信用出来ないし、能力の高い所でも得手不得手があるのでしょうね。
日経はITと政治がボロボロ
なんせPCのRAM(メモリ)とROM(ストレージ)の違いすら分からないで、間違ったまま訂正も行われず新聞刷っちゃう程知識がない
政治部門に強いからこそ能力が高いんだよ
日本最強の情報機関は赤旗だって笑い話、知ってるか
政治部門強いか…?
いつも頓珍漢な社説ばっか書いてるじゃん…
日米貿易摩擦の頃、通産省による外務省文書ねつ造事件を察知したのも朝日だよ
本来ならば大臣の首が飛ぶ話なのにうやむやにされたけどな
政治部門はトンチキ
軍事は優秀
RRのテンペスト用エンジンはまだ開発の初期段階なので日本側も協力の可能性があるんですよ。
2019.11.22付航空新聞社 jwing.net 記事
リンク
>ジノ氏は将来戦闘機構想「テンペスト」について、「あくまで取り組みの初期段階にある」と前置きした上で、搭載エンジンとしては「3つの要素を考えなければならない」ことに言及。その3つの要素とは、「小型のコア(スモールコア)、電力(パワージェネレーション)、熱制御(サーマルマネージメント)」であることを明らかにし、「コアは小さく、電力は大きく、熱が必要以上に発生しないようにする管理が必要。それが将来の姿」であることを強調した。
つまり開発の進捗度ではXF9-1のほうが先行してると推定できる。
スモールコア実現にはXF9-1のデータやノウハウが活用できるのかもしれない。一方で日本側は内蔵型SG他RR技術に興味があるはず。部分的な要素技術を共同研究・開発という可能性すらあるかかも。
共用エンジンを共同開発する話にはならないと推測しているが、協業は双方にとって必ずや有益と思う。
熱制御についても日本側の素材・ヒートシールドの技術や小型熱移送システムも役に立つ可能性があるよね。
RRのスタータジェネレータもまだ実証実験の途中だし、性能向上やレアアース使用量削減等、日本が手伝える事はあるだろうし。
理想は良くても、現実は悪い
三菱が最初にF-1を開発したとき、イギリスとロールス・ロイスは何を出したか。
アメリカがF-15JとF2を開発したとき、とりあえずF100とF110をリリースした。
今ではF-35のF135も外されている。
アメリカは頼りないが、イギリスはようやく協力の話が出てきた。
今思えば、何かを押し付けたいだけで、本気で日本を助けたいとは思っていない。
すべてが偽物
所詮はビジネスの面もあるでしょうから、お互いに利害の一致を前提として付き合えばいいだけだと思いますよ。
win-winってそういうもんだと思います。
ところで、
>三菱が最初にF-1を開発したとき、イギリスとロールス・ロイスは何を出したか。
これってどういう話なのか、出展で結構なので教えていただけないでしょうか。
アドーアの話じゃない?詳しい話はワイはできんけども。
本音として超音速戦闘機を開発したかったのでしょうが、「支援戦闘機﹙攻撃機﹚への発展を視野に入れた練習機」の建前がF-1の場合は元凶だったと思います。
戦闘機用途なら、ライセンス生産してたJ79が恐らく当時の日本ではベストの選択だったでしょう。
T-2のエンジン候補として何度か上がってた様ですし。
支援戦闘機として低空のミッションプロファイルも考慮する必要があり、J79は候補から外れ、
アフターバーナー付きターボファンの黎明期だったので選択枠が乏しく、未成熟な頃のアドーアに手を手を出すことになり、
そしてトラブルに合ったと。
アドーアの件は、日本が手を出した時期が最悪だったのだと思います。
日本側とロールスロイス・ターボメカ社の契約を1970年に結んでいますが、
その直後1971年の初めに﹙RB211の開発難航から﹚ロールスロイスが経営破綻しています﹙その後、年管財人の管理下→国有化との動きを見せています﹚。
アドーアの日本側立ち上げ時期と、ロールスロイスが機能しなかった時期が恐らく被っていた筈です﹙ストや停電で仕事処でなかったとのエピソードも﹚。
それに加えて、欧州側のラインは当時職人にある程度裁量を任せる流儀が残っており、資料だけでの問題解決がし難い環境にあった様です。
言い換えると、問題解決のための問合せ頻度が上がることになります。
これに上記ロールスロイスの機能不全が重なるので、より悲惨な状態に陥ったでしょう。
またアドーア自体が量産試作的な頃合いで、仕様がコロコロ変わっていた様です。
T-2の開発用に先行手配した僅か12台のエンジンでも、補機類の相違で3パターンが大別出来たとか。
更に、少なくともこの頃のアドーアでは、英国のラインとフランスのラインとで規格が異なる部品が製造されていたらしく、管理が煩雑化していた様です。
そのため部品の規格統一に日本サイドは動きますが、英仏双方が渋ったため「日本側が一切の責任を負う」と契約し直して、日本が独自にTF40-IHI-801A向け部品の規格統一に関する作業を行ったとの事です。
その際、間の悪いことに、
元々サージング耐性の乏しい傾向のあったアドーアが、日本の環境﹙T-2の小型なインテークによる弊害も含む﹚だと、より起き易くなるとの問題が発生した様です。
「日本側が一切の責任を負う」の契約は、ここでは裏目に出たのでしょうね。
燃料コントロール装置の日本独自改修へと繋がると。
﹙後に本家アドーアも、A/B燃料コントロール装置の改修や計測用プローブ増設などで、サージング耐性向上を実現﹚
お三方、ありがとうございます。とても勉強になります。
アドーアで調べると、陰謀論的な解釈が結構出てきますね。
いや、まぁ・・・商売ですし・・・
更にいうなら国と国との間に真の友情なんてないでしょうよ。
日本だって、繁栄するために利用すればいいし、実際してるんだろうさ。
商売にせよ、英国のEU離脱から東洋への艦隊派遣、そして初の日本との防衛事業
一連の流れで、なかなか全体像の見えない大きな絵図が描かれているような気がしてきた
F-2の頃も、CRLの日本カスタマイズに、英国のブレーザーナッシュ社は対応してくれたよ。
元々採用を予定していたのはLAU-114Aでした。
しかし、F-2用のカスタマイズをMDが拒絶したため、英国のCRLを選択しています。
ちなみにF-2の際には米国側のワークシェアが保証されていたので、LAU-114A不採用分を補うため、相当額分だけ日本のワークシェアが削られてました。
国産ミサイルを守る対価だと見なせば、安いモノだったかも?
そもそも当時の日本は武器の輸出に制限があった。
共同開発したものも含まれてしまうので、徹底的にコストを掛けて開発しても回収は芳しく無いのは目に見えてる。
ならば理想に程遠いものができてしまうのも分からなくもなく、もっと良いのが欲しいならまず日本が法律改正しろよとなる。
当時のイギリスの立場も考えるべきだと思う
妙ちきりんな契約を結んで保守や改修、将来のエンジン換装に影響が出ない事を祈る
RR(もしくは英国)にとっての利点がよく分からない…
素材技術が欲しい?
IHIの技術の進度を見て,特許を先回りして取得することでIHIの進路を塞いで,RRの影響下に置きたい?
共同開発での量産,整備によるコストメリットでもない限り,RRの利益が薄いような気がする…
戦闘機のエンジンは完成から30年以上利益を出し続けるから、TPPをテコにアジア圏からEUを蹴り出せれば対抗馬は高いアメリカかロシアの戦闘機でイギリス製を先が売れる皮算用が有るかも知れない。
2年足らず前のRR社幹部へのインタビュー記事では「あくまで取り組みの初期段階にある」と語っているので、テンペスト用エンジン試作品が完成するのは早くても数年後になる。
(上のほうのコメにインタビュー記事へのリンクが貼ってある)
公表されているのがコンセプトCGだけというのはそういうことなんだろうと。
コア部技術で言えばRRの構想はXF9-1に近いと見られるので、協力できる部分もあるでしょう。
その結果開発リスク/コストを低減できるならRR側にも大いに益があるかと。
他にも技術協力や共同研究/開発などで協業できる部分はあるかもしれない。
いや普通にXF9-1その物やその要素技術や素材等、IHI含む日本企業の技術が目当てでしょ?
RR防衛部門の事業開発担当者アレクサンダー・ジノ氏が明言してるよ。
>日本の次期戦闘機はIHIがエンジンを、三菱重工業が全体を主導開発するあくまで日本主導のプログラムである事を理解した上でRRとして積極的に関わりたい。1つのエンジンを日英で共同開発し、双方の戦闘機で使用したい
日本としては「日英戦闘機で1つのエンジン」は揉めるネタにしかならんし改修とかもややこしくなるので勘弁して欲しいところで、
ジノ氏も冒頭の文言からしてそれは理解してるだろう。
つまりこれはリップサービスではない(なってない)。
> 日本企業が得意とする超耐熱合金や複合材、セラミックス等の素材を英国の軍/民航空機のエンジンなどに活用したい
ちなみにこの当時で既にRRのエンジンの2割程度は日本の素材。
>日英戦闘機で1つのエンジン
運良くエンジンへの要求仕様が非常に近ければ可能かもで、互いの概念設計が纏まらないと判断できない話ですよね。IHIは共同開発志向みたいですが同じことです。
F-X適用型のエンジン開発は今年度からスタートするようです。防衛装備庁はアダプティックサイクルの適用や低燃費化技術等の検討作業を行っていますから完成を急いでるように見えません。
プロトタイプの有無という違いはありますが、F-X用テンペスト用とも開発スケジュールはほぼ同じになるのかなと。
仮に共同開発になったとして、変則的ですが技術の共通化による兄弟機になるという可能性が有るや無しや。
テンペスト計画の基本方針通り、英側が開発の成果を自由に使用する権利を認めるなら有りなのかな。
管理人に質問なんですが、どうしてf22の台湾展開を取り上げないんですか?