ウクライナのフェドロフ・デジタル化担当相は14日「自爆型無人機を1万機調達するため2億3,500万フリヴニャを調達する」と発表、寄付者にはUnited24アンバサダー(アンドリー・シェフチェンコ氏やマーク・ハミル氏など19人)と会う権利が当たるらしい。
参考:Федоров объявил о сборе четверти миллиарда грн на 10 тысяч дронов-камикадзе
今前線で必要とされているのが自爆型無人機で「状況を変える力を持っている」とフェドロフデジタル化担当相は述べている
ロシア軍と戦うウクライナは資金調達プラットホーム「United24」を通じて8億5,500万ユーロ=約1,200億円を確保、これで2,450kmもの前線を約1万機のUAVで監視する「Army of Drones計画」を進めている最中だが、フェドロフ副首相兼デジタル化担当相は14日「自爆型無人機を1万機調達するため2億3,500万フリヴニャ(無人機調達に1億7,800万フリヴニャ+これに搭載する弾薬調達に5,700万フリヴニャ)を調達する」と発表した。
ウクライナが調達する自爆型無人機とはランセットのような徘徊型弾薬ではなく、クアッドコプタータイプの自爆型無人機(恐らく商用機を改造したもの)で、これを海外から調達するため企業や個人から寄付という形で2億3,500万フリヴニャ=約9億円を集める計画だ。
寄付者にはモノバンク・プラチナカード100枚(内5枚には10万フリヴニャ分のクレジットを付与)、United24アンバサダー(サッカー選手のアンドリー・シェフチェンコ氏やルーク・スカイウォーカーを演じたマーク・ハミル氏など19人)とのプレゼント付きミーティング(計10回)、ミリタリーアーティファクト(20点)が当たるらしい。
因みに発表から数時間で2,853万フリヴニャの資金が集まっており、興味が在る方はぜひ。
関連記事:472機のUAVを受けったウクライナ、ロシア軍を監視する無人機の群れを公開
※アイキャッチ画像の出典:United24
DJI大儲けだろうな
俺も一台買おうかと悩んでいる
DJIはロシアのお仲間である中国の儲けになるからなぁ…
できれば他から調達するのが望ましいのだが…
この支援金のうち、いくらが闇に消えるのか・・・
フォースの暗黒面に落ちたか(ロシア視点)
自爆も可能なドローンを購入する以外は、やっている事は普通にクラウドファウンディングなのがな。
ウクライナを応援したい人には、絶好の機会ですね。
1機9万円とは、物価を考えたとしても、自爆ドローンの低コスト化が凄いですね。
既にあるドローンの生産ラインを活用するとういことでしょうか?
このお金が、汚職に消えない事を願ってます。
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1万機
2億3,500万フリヴニャ=約9億円
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これだけ安く大量に調達できるなら、たとえ全て撃墜されたとしてもロシア側の迎撃弾に負担をかける事ができそう
ミサイル消費させるだけでも絶大だと思います。
対空機関砲で迎撃できるとしても、部隊に随伴させる効果は大きいでしょうね。
この手のドローンの迎撃はハードキルではなく電波妨害のソフトキルが主流
9億円…
ウクライナの支持が現在どれ程の物かの試金石ですね。
すぐ満額を満たしたアピールにもなります。
さほど高性能のドローンじゃなさそうだし、
せいぜい数十km圏内で
ロシア軍の輸送トラック辺りを徹底的に狙うドローンかな?
食料や水の現地調達はできたとしても、
砲弾や燃料の現地調達できない環境だったら、
BTGが補給なしで戦える日数は3日とのオシントがあるなら、
コスパの高い、スマートな手法になり得そうだ。
FPVドローンの話なら行動半径は10km程度ですよ
それも弾薬を搭載すればその分だけ半径は小さくなるでしょうね。しかし某日本人兵士もFPVドローンで大きな戦果を挙げてるので今後ドローン部隊の規模が拡大される予定だそうです
これで、寄付された金がキチンと使われるか相当怪しいけどな。汚職が政治家や軍人だけじゃなく、これが旧ソ連圏・スラブ系の国民性ってみんな知ってるからなぁ。
本邦の財務省に絶対に知らせてはいけないニュースですね…
戦前の日本で民間人が寄付を集め戦闘機などを献納したことにヒントを得たのか?
別に日本がオリジナルじゃない。
もっと前から欧米で行われている。