ウクライナ保安庁は「キーウで防空システムが作動する様子を動画や画像で記録し、許可なくネット上で公開した市民6人を摘発した」と発表、この6人は刑法114条に基づき5年~8年の懲役刑を課せられる可能性があるらしい。
もう爆発的に普及してしまった記録機器から情報を隠すのは困難なのだろう
ロシア軍は16日午前3時30頃、MiG-31Kからキンジャールを6発、黒海の艦艇からKalibrを9発、地上発射型ミサイルを3発(S-400の対地モードとイスカンデルM)発射してキーウを攻撃、これを阻止するため作動した防空システムの様子がネット上に登場して注目を集めたが、この動画や画像から「防空システムのランチャー」がキーウのどこに配備されていたのか大凡判明しており、一部の映像には「防空システムのランチャー」が配備されていた付近で爆発が発生した様子も記録されている。
Tak jeszcze w temacie wczorajszego ataku na Kijów. Epickie wideo z pracy baterii OPL “czegoś” Po torze lotu i smugach wskazuje to na raczej zachodnie systemy ale to już mocno wróżenie z fusów (Buki latają podobnie). Pojawiają się głosy że na końcu filmu widać trafienie baterii… pic.twitter.com/hKVYt7BCpd
— Jarosław Wolski (@wolski_jaros) May 16, 2023
Posting this video of the Patriot missile defense system in action last night in Kyiv now, as the battery will have long since moved position. I saw something similar, though from further away. Ukraine’s air force says six Kinzhal missiles were shot down in the Russian attack. pic.twitter.com/4qbPLWOTQe
— Euan MacDonald (@Euan_MacDonald) May 16, 2023
この映像は「パトリオットにキンジャールが命中した証拠」としてロシアメディアに利用されており、これを問題視したウクライナ保安庁(SBU)は「キーウで防空システムが作動する様子を動画や画像で記録し、許可なくネット上で公開した市民6人を摘発した」と発表、キーウ検察は刑法114条(厳戒令下におけるウクライナ軍の情報を無許可で公開してはならないという内容)に基づく刑事手続きを開始し、この6人は5年~8年の懲役刑を課せられる可能性があるらしい。
キーウ検察は「このような行為は敵に有益な情報をもたらすため、絶対に撮影したりネット上で公開してはならない」と訴えているが、キーウ市内の商業施設には「防空システムの作動を自動的に記録するカメラも仕掛けられていた」とSBUの専門家が明かしており、爆発的に普及してしまった記録機器から情報を隠すのは困難なのだろう。
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※アイキャッチ画像の出典:Telegram経由
これだけ多くの人が、手軽に撮影・SNSにアップできる時代になれば、いくら警告しても「いい画が撮れた!皆に見せたい!」と衝動的・考えなしに行動するやつが、一定の割合でいてしまうのだろう。
イスラエルのアイアンドームの時も動画が公開されまくっていたけど、今回問題になったのは、やはり「イスラエル:紛争中」と「ウクライナ:戦争中」の違いなのか、それとも、実はイスラエルでも、問題になっていたのか?
どなたか、ご存知ですか。
貧弱なロケットとある程度は正確に狙える大国のミサイルの違いだろうと思います
アイアンドームの場所が分かった所で破壊する能力無いでしょ
ここまで高度に発達したインターネット網では情報を隠匿するのは限りなく不可能でしょう 特に首都であるキーウなんて人口も多くミサイル追撃なんて目立つので尚更です 似たような事例はロシア ウクライナのみならず世界中で見られるので公開を対策するのではなく公開覚悟で追撃するしかないですね
全弾撃墜とプロパガンダ打ったらパトリオット損傷の真実がバラされてしまったでござるの巻
するな、と言ってもする人はするでしょうね。
位置情報を挙げても、意味のないように出来れば良いのですが。
昔のドイツの高射砲塔みたいに隠れも無い(笑)ものにするか、
はたまた、ドニプロ河に船を浮かべてBMDの基地を作り、
不定期に河川上を移動して、位置情報の意味がない(笑)ようにしてみるか。
将来的には、一度書いたけど、ドニプロ川沿いにSSMの警戒兼阻止線を
作ると良いのではないでしょうか。ミサイルはPAC3-MSEとして。
イージス(SM3)では大きすぎるかもですから。
少し前、「空母いぶき」という漫画が面白くて何度か読み返したのだが、その中で印象的だったのが
総理大臣が戦果や損害を報告して国際社会に誠実に呼びかけるというものがあった。
しかし、これは敵に対してBDA(戦闘消耗評価)をオープンソースで可能にさせてしまうという意味では、「強者の余裕」であり、「舐めプ」だったんだなあ。なんて最近は思うようになった。
あの漫画はエンタメとしては面白いですが、敵艦のVLSだけ狙って破壊したり安保適用を自ら拒否したりと上から下まで舐めプ(というか無茶)のオンパレードでしたからねえ。
連載当時は今ほどの中国軍の能力ではなかったにせよ、敵に失礼じゃないかとさえ思いました。
当時は今と違いまだ中国に抵抗する見込みがあった古き良き時代です
ウ軍はランチャーへの着弾した事実を隠したかったのでしょうか。
撮影者を処罰する事で逆に映像は本物で、全てのミサイルを撃墜出来たという先のウクライナ発表は間違っていたのだと思う人が増えそうです。
フェイクと言い張った方が有耶無耶に出来たかも、なんて思ってしまいます。
思えば例の流出文書も承認欲求を満たそうとした若い技官の暴走によるものでしたし、今後もこういう際どい動画や画像が出てくるんでしょうか。
不謹慎極まりない自覚はありますけど、ちょっと楽しみでもあります。
生成系AIも急速に普及していますし、いっそディープフェイク動画を大量に作成・公開して飽和攻撃(笑)を仕掛けたほうが良いかも知れませんね。
>防空システムの作動を自動的に記録するカメラも仕掛けられ
事前の潜入工作員の仕込みですかね? なるほどこういう手法もありますか。
ウクライナ側も現地からの通報で大きな利益を受けていますが、当然敵側のネットを利用した情報収集もあるわけで、かつその阻止や除去は困難な課題になりますね。
とは言え車載システムですから市内で射撃陣地を替える事はできるので民の協力があれば多少なりに秘匿は可能でしょうが工作員はSBUでなんとかするしかないね。
相応な飽和攻撃なら突破されるのは如何せん仕方ないのであとは抗堪性の向上と防護施設の問題でもう完全に防護シェルター建設の問題だろう。キーウでは高射タワーはつくらんのか?
開戦当初のロシア軍の侵攻をリアルタイムでウクライナ軍に報告して、ウクライナ軍が先回りできたのも市民の通報や映像のお陰でしたからね
逆にロシアでもつい先日航空機の撃墜映像がネットに載せられたりしていますし
昨今の情報化社会においては、全て一般人によってネットの海に流出することを前提として、軍隊は行動をする必要がありますね
仮に日本で有事に戦車が列車移動するような事があれば、鉄オタ達があっという間にネットに載せるでしょう
万能の解決策はなさそう
しかし、特定エリア内にアップロードを停止するソフトウェアなどは可能に見える
ハイジェンキンスなどでチップごと焼く手も考えられるが民間の通信インフラが全滅すると不都合も多い
昔ドラマで、爆撃したはいいが普段はそこから爆撃の様子を諜報していたのでわからなくなった、そこで大統領が一言、おいどうした、CNNに命中したか電話で聞いてくれ、と
プロパガンダがバレたからヒステリー起こして市民を見せしめに処刑
うーん東側って感じの顛末だな
どのへんがプロパガンダですか?どのへんがヒステリーですか?処刑ではなく懲役ですよ?適当を通り越して虚偽の書き込みはやめてもらえませんか?