インド国防省は入札者が韓国だけになってしまった次期潜水艦調達計画「プロジェクト75-I」の要件変更を承認、ドイツのティセンクルップ、スペインのナヴァンティア、韓国の大宇造船が入札に応じるらしい。
参考:Def Min allows changes in Navy’s $7 billion submarine tender, no change in capability requirements
ナヴァンティアの提案するAIP機関は運用実績が不足しているため、ティセンクルップと大宇造船の一騎打ちになる可能性が高い
インドは仏NavalGroupの協力を得てスコルペヌ型潜水艦のインド海軍向けバージョン「カルヴァリ級潜水艦」を6隻建造中で、この後に調達を予定している通常動力型潜水艦(プロジェクト75-I)に関する提案依頼書(RFP)を昨年7月に発行、75-IにはAIP機関の搭載、対艦/対地巡航ミサイル×12発、ヘビー級魚雷×18発を同時搭載できる弾庫容量などが求められられており、ドイツのティセンクルップ、フランスのNavalGroup、スペインのナヴァンティア、ロシアのアムール造船所、韓国の大宇造船海洋がRFPに応じると見られていた。
しかし75-Iに要求されたAIP機関には「運用実績」を要求したためフランス、スペイン、ロシアが脱落、さらに現地建造される潜水艦の性能や不具合に30年間の無制限保証を要求したためドイツも入札から撤退、最終的に韓国の大宇造船だけが入札者に残り、このまま競争原理が機能しないプロジェクト75-Iを進めるのか?要求要件を修正して入札を仕切り直すのか?注目されていたが、インド国防省はプロジェクト75-Iの要件変更を承認したと報じられている。
新しい要求要件では入札で選定された海外企業に対する「30年間の無制限保証」を取り除くため連帯責任と重大責任の条項を削除、インド企業と共同でプロジェクトを進める海外企業の責任範囲は「分担した作業範囲のみ」に限定されることになり、ティセンクルップと大宇造船が入札に応じる予定で「S-80Plus(国産AIP機関を搭載)」が海上試験中に入ったナヴァンティアも入札に応じる可能性が高いらしい。
因みにプロジェクト75-Iは契約額の約60%をインド産業に投資する必要があり、ナヴァンティアの提案するAIP機関は運用実績が不足しているため「ティセンクルップと大宇造船の一騎打ち」になる可能性が高い。
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※アイキャッチ画像の出典:Indian Navy/GODL-India カルヴァリ級潜水艦
確かこれ、日本が競争から逃げ出した案件だったな
これも韓国が受注する可能性が高いだろう
日本の関係者は、少しでいいから韓国防衛産業の爪の垢でも煎じて飲んだらどうかね?
こんなクソ案件いらねえだろ。常識的に考えて
本当はドイツやスペインにやって欲しかったのかな
ツンデレも過ぎると可愛くないね
国際兵器市場で惨敗中の日本は、相手を選んでいる立場じゃないだろう。
韓国のように、アグレッシブにいかないと何も受注できないよ。
ゴミみたいな仕事取ってくる営業かな
それ仕事じゃなくて奴隷契約書なんだ
こうやってプライドだけ高い結果、どんどん中小企業が撤退して防衛基盤が疎かになるんでしょうね
で、アグレッシブにクソ条件をただ1国承諾してたのにテーブルをひっくり返される、という赤っ恥をかく訳ですか。
願い下げだなぁ。
いちいち名前変えるなよ
これに関してはあんまり羨ましくないかなぁ…。この条件なら逃げても文句は言わないよ。
いやいやいやいや、
これぞ逃げ恥案件
むしろ受けようとしている韓国を心配するぞ
(韓国)
国内防衛産業の発展と武器輸出の同時並行的官民一体型無制限拡大政策
→国民が歓迎支持
(日本)
防衛装備移転三原則に準拠した政府管理型防衛装備輸出政策
→憲法解釈による自主的制限を国民の大多数が支持
両国間にはこういった環境の違いがあります。煎じて飲むには、同三原則の撤廃か大幅緩和できるだけの憲法改定又は法解釈が国民過半数の理解と支持を得ることが必要です。一応法治国家ですからね。
国内防衛産業を今後とも保持するために、現制限下で可能な輸出方策を模索している段階であって、スタートが10年遅れの現状で韓国の後塵を拝しているのは当然かと。
韓国が現状の成果を挙げるには約15年を要していることからも、5年~10年後にどうかで評価して遅くないでしょう。
自分は普段から、損して得取れとは主張しているけれど、
さすがにこれは無理
さっき韓国ネタを鯉みたいに口開けて待ってると言ったが、今度は速攻で食いついてて草
その為だけに日がな一日ここに来てるのかw
悲しいなあ
原発建設受注と同じで、韓国は後のことは何も考えてないと思いますよ
そういう文化なので
最初から後の事ばかりを心配して出遅れを繰り返す日本から言うのもなんだが。
隣国とはいえ理解不能ではあるが、前向きな失敗に関しては減点されない文化なのだろう、
何も成功しなくとも失敗さえしなければ出世できますの日本こそ問題があるのでは?
かの国の歴代政権の末路や法人の在り方を見たらそんなポジティブなものとはとても思えないですが
前向きとかではなく、とにかく早く結果を出すことを求めるパルリパルリの文化です
なので、売れれば後のことなど知ったことではないのです。
日本人が石橋を叩きすぎて計画倒れになりやすいのはその通りで
改善の余地は大いにあると思いますがね
ここでも荒らしてんのか。
まず30年無条件保証とかいう条件で受けるほうがどうかしてるぞ、これに関しては
コレばかりはインドの要求がクソ過ぎるわ。
無制限保証ってなんやねん
>現地建造される潜水艦の性能や不具合に30年間の無制限保証を要求したため
めっちゃ地雷やな
インド側の習熟不足や製造ミスによる問題や事故もすべて押しつけてくる可能性高い
華僑と並んで、印僑のしたたかさにえげつなさも世界に知られていることを忘れてはならない
韓国企業の賭けが成功した感じですね
最終的には性能やインド企業への投資額で決まるとはいえ
無茶な要求に最後まで付き合った韓国企業の印象は良いはずですので採用にあたりある程度そこら辺も考慮されるでしょう。
成功してるのかね?単一候補でそのまま契約なら成功と言えるが実際は条件緩和による他社との競争になっている時点で微妙だと思う。
どこまで本当かは別として本国仕様の不具合多発やインドネシアの改造型とか何かと問題が言われている中で韓国潜水艦に絞り切る勇気無くて他国への当て馬の可能性すらあると思うが。
一社残った韓国企業と契約しないで条件緩めるって、韓国企業と契約するつもりあったらそんな無意味なことしないのではないでしょうか。
韓国企業は当て馬に使うだけのつもりだったのが、あまりに無茶な条件に他が逃げちゃったので、やむを得ず条件を緩めたといったところなのでは?
>プロジェクト75-Iは契約額の約60%をインド産業に投資する必要があり
これで利益出るのか?
韓国造船業界もそうだが、安売りし過ぎて赤字にならない?
大丈夫?
仮に日本がインドから潜水艦1隻の建造を受注して100億円だった場合、これを日本国内で全て建造すれば100億円がインド経済に還流しないので、100億円の内60億円分の仕事をインド産業に発注する必要があるという意味ね。
「プロジェクト75-I」は、AIPを要求しているのだから。
日本は、スターリング機関については実績はあるけれど、
現在、スターリング機関から撤退した状況なので、
そもそも、今回の計画については、契約の対象外と思えます。
潜水艦を輸出するならば、AIP無しの通常型になると思います。
リチウムイオン電池についても、現在、実績を積みつつある状況と思います。
電池の交換もその辺りの実績の状況によるのでは、と思います。
インドにしてみれば、今回は別に日本製でなくても良いのでは。
> 「30年間の無制限保証」を取り除くため連帯責任と重大責任の条項を削除
30年間の無制限保証でも入札を取り下げなかった韓国が30年間の無制限保証にかかる費用を上乗せした金額を提示していたんやろか?
まあ、商売なんやからそうせえへんかったあかんのやけどね。
インドの要求も毎度の無茶振りで、インド側だけが利益を得られるような話を平気でふってくる面の皮の厚さは世界最強やわ。
インドは人口が多いから技術移転を受けた後は自国採用分だけで潜水艦産業をやっていけるんかもしれんけど、ドイツ・韓国あたりの人口では輸出が無いと産業として成り立たんのやから辛いとこやで。
自由で開かれたインド太平洋政策の為には インドの造船業の強化も必要だろうけど
インドの造船竣工量は2021年時点で世界15位 沿岸輸送船舶や漁船が中心
潜水艦建造のパートナーとして投資できる程度の技術力がある先は限られているような。
おそらくは国営造船所になるかと、そして不具合発生時の責任追及となったとき、ものすごくもめることは想像できる。
ドイツ、ウクライナ関連で信用ないし韓国になるんでない?
軍需に限らず、途上国のヤバい案件も積極的に取りに行く韓国の姿勢は称賛すべきです。
ただその背景にあるのは、揉め事大好き(は言い過ぎでもあまりストレスに感じないみたいな)性質です。
国民性の違う日本がそれを真似る必要は無いし、武器輸出三原則緩和のそもそもの目的に沿って、先進国との共同開発を進めれば良いと思います。