海上自衛隊が導入を検討している滞空型UAVが仮にMQ-9だった場合、競合として挙がる候補を幾つかピックアップしてみた。
調達性だけで選べばトルコ製やイスラエル製のUAVに軍配が上がるが、スペックや安全保障政策を踏まえた判断になると結局MQ-9になるのだろう
海上自衛隊は「滞空型UAV」の試験的運用を通じて海上自衛隊における各種任務への適合性、有人機等との連携要領及び省人化/省力化に寄与する導入のあり方を検証するため、滞空型UAVの試験的運用の実施方法等の検討に資する情報を収集することを目的に情報提供企業を募集中だ。
海自が「滞空型UAV」と呼称している無人航空機は「24時間以上の航続時間を有する洋上監視用UAV」と情報提供依頼書(RFI)の中で定義されているが、高度、速度、通信方式、運用シーンなどについては何も言及されていない。しかし「24時間以上の航続時間=滞空時間を有する」となると固定翼機タイプのUAVである可能性が高く、そうなると導入候補は必然的に限定されてくるので幾つか候補を挙げると以下の通りになる。
まず日本の安全保障政策や装備品の調達傾向を考慮するとコストパフォーマンスや性能ではなく「米国製」というのが重要になってくるため、最も有力な候補は米ジェネラル・アトミックス製で米空軍が採用しているMQ-9の派生型「シーガーディアン(最大滞空時間/約40時間)」だが調達コストはF-16V(5,490万ドル/約58.5億円)とほぼ同額で非常に高価だ。
MQ-9の調達単価は米空軍向けでも4,940万ドル/51億円(2021会計年度実績)もする上、新規でこれを導入すると遠隔操縦に必要な管制装置や支援システムも必要になるため導入コストは更に高額になり、MQ-9Bを4機導入する台湾は6億ドル(1機あたりの導入コストは1.5億ドル/169億円)を負担する事になっている。
しかも300機以上運用している米空軍は2035年までにMQ-9を全て退役させる方向で動いているため将来性についても不安が残るが、海外のMQ-9導入国(英国、フランス、イタリアなど計7ヶ国)が一定数いるため直ぐに保守パーツが枯渇するようなことは無いだろう。
米国製以外で海自の条件を満たす西側製のUAVはイスラエル航空宇宙産業(IAI)製のヘロンシリーズ、エルビット・システムズ製のヘルメス900、トルコ航空宇宙産業(TAI)製のアンカ、ベイカー(Baykar)製のバイラクタルTB2やアキンジなどがある。
IAI製のヘロンシリーズ(最大滞空時間/45時間~50時間)はMQ-1に近い大きさで14ヶ国以上が採用しており、非武装のヘロンMk1やヘロンMk2、イスラエル空軍が採用したヘロンTPなど複数のバリエーションと顧客の要望に応じた追加機能の統合が可能で、1機あたりの導入コストは推定4,600万ドル(ヘロンMk1×3機+管制装置×1基導入で1.4億ドル)程度らしい。
エルビット・システムズ製のヘルメス900(最大滞空時間/約36時間)もMQ-1に近い大きさで11ヶ国以上が採用しており、多くの国が海上監視用途で導入しているため海自が想定している運用シーン「洋上監視」にも当てはまるのだが、同機の魅力は何と言っても圧倒的な調達コストの安さだろう。
つい最近契約が成立したシンガポールの場合、ヘルメス900×12機+管制装置を含む関連費用+数年分のメンテナンスパッケージが込みで約3億ドルだったと報じられているため、1機あたりの導入コストはたったの2,500万ドル/約28億円で1.5億ドル/169億円もするMQ-9と比較すると両機の調達性の差は歴然だ。
TAI製のアンカ(最大滞空時間/約30時間)はMQ-1よりも大きく実戦参加経験と約10年の運用実績をもつUAVで少数ながら海外輸出にも成功しており、ベイカー製のバイラクタルTB2は有名なので説明を省略するが最近運用が開始された双発タイプのアキンジ(最大滞空時間/24時間以上)はMQ-9を上回る最大離陸重量を誇りペイロードはTB2の10倍に達する大型機で、同等の性能を備えた無人航空機(恐らくMQ-9を指しているものと思われる)よりも調達コストが安価だと言われている。
どちらにしても調達性だけで選べばトルコ製やイスラエル製のUAVに軍配が上がるが、スペックや安全保障政策を踏まえた判断になると結局MQ-9になるのだろう。
因みに上記に挙げたUAVは全て衛星通信(オプション対応を含む)に対応しており、日本のフジ・インバックが開発に取り組んでいる30時間の滞空時間を備えたUAVは民間向け(非ミリタリー)で機体サイズ(45kg程度)が小さすぎるため洋上監視用に必要なセンサー類の携行量が著しく劣っている=そもそも偵察・監視に必要なEO/IRセンサーやレーダーを搭載していないと判断して候補(洋上監視用UAV=MQ-9基準で想定しているため)から外してある。
まぁ洋上監視用UAVの要求高度、速度、通信方式、運用シーンが提示されていないため現時点で議論しても仕方ないのだが、仮にMQ-9が候補に入っているなら上記のUAVが検討対象(MQ-4Cの調達コストは2.4億ドルで量産が進めば1億ドル程度になると予想されているが流石に高価過ぎる)に挙げられるのではないだろうか?
関連記事:海上自衛隊が試験的運用に関するRFIを発行、洋上監視用UAVの導入を検討か?
関連記事:トルコの新型無人航空機「バイラクタルAkinci」の引渡式典に日本の駐在防衛官も参加
※アイキャッチ画像の出典:GA-ASI MQ-9
むしろF-16Vの安さに驚いた
>コストパフォーマンスや性能ではなく「米国製」というのが重要になってくるため、最も有力な候補は米ジェネラル・アトミックス製で米空軍が採用しているMQ-9の派生型「シーガーディアン(最大滞空時間/約40時間)」だが調達コストはF-16V(5,490万ドル/約58.5億円)とほぼ同額で非常に高価だ。
本当に馬鹿らしいな。
いい加減言いなりはやめたらどうだ?
同盟国なら米国製しか買っちゃいけないなんてことはないだろうに。
なぜ、アメリカ製以外の大型兵器の購入が韓国には出来て、日本は出来ないんだ。
海自は、少しは韓国の詰めの赤を煎じて飲め。
>韓国の詰めの赤を煎じて飲め。
誤字になりました。
「詰めの赤」→「爪の垢」
何だ誤字なのか。
てっきり皮肉かと思った。
近年はコロナの影響でちょっと減ったけど、日本の対米貿易黒字が大きいから同盟国として不公平感や軋轢がでないよう、それを相殺するためにアメリカの兵器を買っているという政治的、経済的な面があるからね
韓国は対米に限らず貿易総額も利益も日本より低いからそのあたりのしがらみがほとんどない
mq9よりでかいEC225やAW101を欧州から買ってるだろ。米国製のS92を蹴って。
それとも米国がS92を蹴ってEC225やAW101を買うように言ったというようわからん話でも主張するのか。
ようわからんのは君の主張だぞ。
>mq9よりでかいEC225やAW101を欧州から買ってるだろ。
だからどうした?
今は無人機の話をしてる。
今後の話だ。過去の話じゃない。
それともなんだ。
EC225やAW101を欧州から買ったんだから、今回はアメリカから買えって言うのか?
費用対効果ではなく、米国製にこだわれってか?
横からだが
①米国製以外に秀でた候補があれば米国を顔を気にせず秀でた候補を買えばいいのにという貴方の主張に対し
②米国製を差し置いて欧州製を買った事例(ヘリコプター)があるという反論が来て
③今の話で無人機やかこの事例は関係ない
って言ってんの?
間違ってたら訂正してほしいが、この認識が正しいなら明らかに③がおかしいと思うぞ
①の主張が破綻したにも関わらず無理くり認識を捻じ曲げて①を正当化してるように見える
>①の主張が破綻した。
現在、優勢なのはmq9。
理由は米国製だから。
誰がそれを否定できる?
主張は全く持って破綻していない。
だいたい過去の事例がなぜ現在の選定の反論になりうる?
横からだけど、それは管理人の憶測であって事実・決定事項ではない
そう思っているのが管理人だけだと思うのかい?
捕捉
そしてその憶測の根拠は過去に自衛隊が米軍と同じ兵器を多数導入してきたという実績があるから
でしたら今回もと考えるのが普通ではありませんか?
過去は関係ないと言ったりあると言ったりブレてませんか
問題はどれだけ実績があるかです。
トヨタ車をずっと買い続けていた人が、バイクはホンダを買ったからと言って、車までホンダを買うだろうと期待するのは愚かだと言っているんですよ。
あと私は過去は関係ないとは言ってませんよ。
それにたくさんの実績があるなら、米国製を買う方が普通でしょう。
あなたも矛盾してませんか?
上のお二方へ
「期待」とか「実績」とか言って「愚か」とまで発言するのが先走ってるんですよ
まだ何を検証・評価するかも、どのメーカーが応募するかも明らかになってないんだから
>②米国製を差し置いて欧州製を買った事例(ヘリコプター)があるという反論が来て
それは反論にはならない。
なぜ今回も同じことになると思ってるの?
なぜ混ぜて考えられるの?
ここが本当に意味わからない。
米国が有利な理由は、コストパフォーマンスや性能ではなく「米国製」というのが重要になってくるためと管理人も言っている。
今回の件で、米国製にこだわっていないという予測が出れば、初めてそれが反例になれる。
いや、それは米国製優位の貴方なりの論拠であって、米国製以外の無人機導入に対する可能性を否定できるものではないですよね。
米国製優位の論拠に他の武器の導入実績を参照するならば、同じく他の武器である欧州製ヘリ導入の事例も参照して米国製以外の採用の可能性も認識なさいますよね?
で、貴方の当初の主張を引用すると
>本当に馬鹿らしいな。
いい加減言いなりはやめたらどうだ?
同盟国なら米国製しか買っちゃいけないなんてことはないだろうに。
と仰っていて、コレを私なりに読解すると「日本はアメリカの言いなりだから米国製”しか”導入できなくて馬鹿らしい」と解釈になるんですよ。米国優位関係なく
ですから私にとって今の貴方の主張は、当初の主張が破綻したからそれを繕うために論点をズラしている状態と見たほうが納得できますね。
もちろん貴方は米国製しか導入できないからではなく米国優位だから情けないと最初から主張をしているとか、
他人があなたのコメントを見てどう解釈するか
とかは知る由もありませんが、他国製導入の可能性を認めた上で米国優位を主張するならば、それの感想は置いておいて彼我の主張の相違はあまりないと思いますよ。
なぜこんなに喧嘩口調なんでしょう…
なんででしょうね
国民性でしょうか?
そうかも
痛い所を付かれたので、攻撃性マシマシで対応
そもそも現状全て想像でしかなくての話で何をいきり立っているのか分からないな。
思うにこれで米国製選ぶんだったら指名入札しろって話で当て馬か取りあえず複数から選定した上で選びましたという言い訳にする為に、毎度関係ないメーカー巻き込むなら将来的に日本への入札に対してアメリカ以外の国が手を上げる事なんて無くなるだろうなと思う。少なくとも韓国に出来て日本に出来ないというのは軍民での対米依存度によるものが影響していると思う。自衛隊が米軍の手を借りずに周辺国との戦闘やりきる覚悟があるならそんなに米国製は選ばないだろう。
最近陸自の次期装輪装甲車でLAV6.0が候補から外れている、言う程言いなりなら最大限の譲歩ぐらいするだろう。いくら製造がGDLSCだろうがストライカー系列への影響考えればアメリカの国益に叶う選択なんだから。
後はアスロック、ハープーン、NSM、M4カービンクローン、P-8、C-17、AIM-120、中SAMとしてのパトリオット、ジャベリンあたりは言いなりならアメリカの装備で固められるけどそうでもない。
例としてあげたのと今回のUAV選定とはケースが違うだろと言われればそれまでだが、別に米国だけに執拗にこだわっている訳でも無いだろう。
難しいな。政治が絡んでいなければトルコ製が良いように見えるが、政治的にはMQ9一択なのは痛いな。
トルコから直接買うとアメリカがうるさいのであれば、よく韓国がやってるラ国で漂白するというウルトラCも考えられるがどうだろうか。
個人的にはフジインバックのUAVも滞空時間的にはいいんじゃないかと思ってたが機体サイズそんな小さかったんか
海自は米海軍にベッタリだから米国製以外は眼中に無いだろうけど
頼むからトライトンだけはやめてくれ
日本と中東の反イスラエル国家の関係性考えたらイスラエル製もほぼ除外されるでしょ
トランプの圧力にもかかわらずエルサレム非難決議に賛成するぐらい日本はあの地域を重視してる
申し訳ないけどそこまで日本の影響はないし、エルサレム避難決議をだしている国でイスラエル製を導入している国は一杯あるからその言い訳は通じない。
ただ単純にアメリカ製しか導入することが出来ないと勝手に自分で縛っていてオフセットの交渉すらしない無能な我が国を擁護するのはやめよう。
アメリカ製買ってんのは貿易赤字対策ていう側面もあるって、ここでもよく話題になるのに、まだオフセット契約しないのは無能と言うのか。それとも80年代の激しいジャパンバッシングをご存じではない?
そうだよ
もう糞高いアメリカ製の無人機なんか買ってる余裕なんてない我が国にはない
少子高齢化で予算的にも今後厳しくなってくるし、現状ですら厳しいサプライチェーンが維持できない
貿易赤字減らしたいんだったら国債購入割増とか牛肉を追加購入するとかすればいい
牛肉は、自民党の大票田である農協を敵に回すからムリ。
結局、最も影響力の小さい(言うことを聞く)業界・省庁にしわ寄せが行くのであり、それが防衛省ということ。
自衛隊には金がないから増額しようという意見が多いけど費用対効果を改善しようという流れには乏しい
自衛隊を退官した人は民間企業で中々うまくやってけないけど、その辺のコスト意識が鈍すぎるよ
ここで国産!と言えない所が痛い
ここ20年のアメリカ軍を見て来たんじゃないのか?判断が遅い!
ここで日本の技術は世界一厨が湧かないのか
日本の技術は世界一ィィィィ…なところもありますが、この分野に関して声高らかに言えることはないでしょう。
MD関連装備で国産化を考えてはいたがグロホやリーパー買ったほうが早いし安いってなったのはるか昔だろ
グロホ(高高度滞空型無人機)とかそんなもん国産化しても割に合わんし3自で欲しいもん定まってない段階で国産プレデター志向しても量産効果は皆無では無理がある
それこそ師旅団飛行隊で運用のも海保や他省庁で運用のも共通化して国産MALE作ればいいんだがね
アメリカ製だと価格以外にも性能と相互運用性は保証できるメリットはある。
でも戦闘機みたいに性能第一じゃないならトルコ製で十分。トルコなら多分、日本製センサーの搭載とか認めてくれそうだし、予備部品の国内生産とかも出来そう。
でも日本は無人機の運用ノウハウ自体が無いから、そこら辺のサポートを受けれるかどうかが重要な気がする。
まだ試験的にって話だしコスパを考えるのは、取りあえず使いこなせるようになってからでもいいと思う。
日本が米軍兵器を買うのは安全保障もセットになってるからです
トルコの兵器を買った所で戦争が起きた時トルコが助けてくれるわけでも有りませんし
十分買ってるけど
F-35もオスプレイも買ってるのにドローンだけ他国製にしたからアメリカの助けが減るとかあるか?
でもトルコ兵器を導入したからアメリカが助けてくれなくなるってロジックがあるわけではない
そしてアメリカ兵器を今以上に導入したからアメリカが助けてくれる可能性が今以上に上がるってロジックがあるわけでもない
アメリカ兵器一択ってだけの姿勢だと資本主義の権化さんは際限なく値を吊り上げるんだから、好きなようにやればいいんだよ
気前のいい宗主国様はもう居ないんだよ
そういうのが陳腐な思い込みの忖度に過ぎないのを、まず政治家どもに教えてあげないとな
お値段と飛行時間にペイロードって・・・そういう話じゃないでしょ
海自の滞空無人機(高高度ではない)が一体何を見る為のものか?って視点大切
洋上ISRなら海自でなく海保のお仕事であるしMDと半島は空自グロホの仕事だろ
P1連携(部分代替)の対潜能力の有無をこの際度外視するにせよ海自が地上運用する無人機が必要とあればそりゃ本来用途は対艦戦闘用だろっていう
海保と海自の仲の悪さを見れば、海保が得たISR情報を海自に素直に渡すとは思えない。
だから、海自も独自にISR情報を得ようとしてもおかしくない。
そもそも、対艦戦闘用に無人機をどう使うんだ? 数百kmも飛ぶような対艦ミサイルを搭載できるわけでもないし。
どう使うだ?そんなもん評定観測戦果観測に決まってんだろバカかw
海保が得たISR情報を海自に素直に渡すとは思えない?バカかw
海自も独自にISR情報を得ようとしてもおかしくない?既存哨戒機を無視とかバカかw
話はそれるけど、海保と海自って今でもそんなに仲が悪いの?
それって20世紀の話なのでは?ちょっとありえないと思いますが。
イヤイヤ、海保が和解する理由が想像できないんだけど。
海保もそんなこと言ってる余裕ないと思うよ。ただでさせ尖閣諸島で背中を押させてもらってるし、工作船からロケットランチャー撃ち込まれるかもしれん時代なんだ。
協力できるところは協力しないとやってられんぞ。
もしかして軍事系だけで、治安系とかは興味ない感じの方ですか?
それとも両方いじってる上での感想?
同じ情報でも、組織(見方)が変われば違う分析が出ますからね〜
別個でやる価値はありますね。
無人機で見つけた目標を元にリスクを追わずに他の機体や長射程化した地対艦ミサイルで攻撃を加えるというのがトレンドなんですけど‥
無人機に求められているのは有人機には不可能な滞空時間と多少強引な偵察が出来る事だから導入する事は意味あるよ
それって、海自が独自に持つ無人機は、索敵に使うってことだから、コメ主のが言う洋上ISRも海自の仕事になるね。
そういう用途で考えると性能だけでなくいざという時には損失も許容できるコストの低さというのも重要になってくるよね
そうなるとやはりMQ-9は高すぎる…
いかにもなザ・ジャパニーズミリオタって感じやね
イスラエルもありうる
イスラエルは導入のための法律問題に2014年の日イ共同声明を根拠として使えば関係ない国の機体を一から契約するよりも楽に対処できる
この選択肢の中ではトルコが一番可能性が低い
イスラエルの無人機と日本のセンサーを組み合わせるという構想もあったし、もしかすると・・・・?
どうして日本はこの手のやつを自前で作ろうとしないですかね
そんなに大量生産するわけでも無いし、民生品転用ならまだしも純軍事用途ではコストがかかるばかりでメリット無いやろなぁ
今から振り返って考えてみるとやっぱり各国がこぞって開発し始めた時期に適切な予算を付けて継続して開発してなかったのが今になって響いている感じかなと
どうにか研究だけは予算付けてたけども金額は少なすぎるし、正面装備の更新に予算を取られるわで頑なに増額ペースを上げて来なかった結果、今から開発しても追いつけない可能性が高くなったように思う
なので今からこの手の装備を作るのにリソースを費やすよりは既に信頼性も高い既製品を買って運用して問題点や必要要素を固めた上で次の世代の無人機か購入した無人機では出来ない事をするための無人機を作るのにリソースを費やした方がいいってなってるのかと
ぶっちゃけそうでもしないとあれもこれも全部国産でをやってるとマジで開発リソースが足りなくなるのでそこは取捨選択するしかないかなと(まぁここは人によって意見が分かれる所だと思う
調達数が数機から数十機程度だとした場合、企業からしたら自衛隊専用の機体の為に儲けにならん仕事はしたくないという事でしょ
これが輸出ができて製造数も吊り上がるとなれば話はまた変わってくるけども
開発環境がない訳ではないだろうが、航空機関連の国土交通省とか、電波関係の総務省が良い顔しないとか
ドローン規制がある日本でこの手の技術開発をするメリットが無いからだろうな
手持ちサイズのドローンならまだしも、このサイズの飛行体に何も規制してない国とか流石に無いのでは…
無人装備研究開発ビジョンに示されてますが滞空型は国内開発を前提に基礎研究はやってますよ。
海外製品との比較検討で独自開発が必要で可能と判断されれば近い将来に開発に移行するかも。
2~3年前の資料にDMUの作成とかあった気がしますがあれどうなったんでしょうね
敗戦のトラウマで対空迎撃と対潜に全力
頑固で融通がきかず、こうと決めたら無駄と承知も貫く。
そして空気が読めないので世界の流れに付いていけない。
じゃあ今から中国と殴り合えるだけの正面装備を整えられっか、て話だな。
対空と対潜に振ってるのは、頑固ではなくそういう役割だからではないのか。
世界の潮流とやらにノータイムでついてくのは、そんなに大事かと。所詮はミーハーなだけでは?
まあ、世界の潮流に着いていくのは大事だね。
掃海能力世界一って井の中の蛙やってたら、湾岸戦争の時に随分とおいて行かれていたことを思い知らされたこともあったでしょ。
“ノータイムで”ついてく必要があるか、だ。
潮流についてくことの重要性は言うまでもないが、少なくとも全方位で資金投入できない以上、一歩引いた位置で潮流を見極めるのはそんなに愚策か?
仮に決定的に不要なプロジェクト(費用対効果とかいう小口の額は無しだ)を防衛省がやっているのだったら、その費用をUAVに回すべきなのは間違いないが。
ノータイムでついていく必要はないと思うし、一歩引いた位置で潮流を見極めるのは悪手ではない。
ただMQ-1の運用開始から26年、MQ-9の運用開始から14年経過しているのに今だに一歩引いた位置で潮流を見極めるなんて言い訳は通用しないと思う。
結論:日本は無人航空機の将来性を見誤ってしまった
湾岸戦争の時って日本は直接攻撃されたわけじゃないから能動的防御としての攻撃どころか専守防衛にすら該当せず法的に攻撃に参加できなかったのでは
個人でも企業でも効率の良さや費用対効果は追及するもので
それをミーハーと言いますかね?
その指摘は、防衛省が決定的に時代遅れのことをやっていたら間違ってないと思うが。現状ではUAVの運用方法、サイズ別の使い分け、価格とのバランスについては研究段階に見える。そのような状態で追及する費用対効果にどこまで意味があるのか?
そのあたりを考えずUAVが流行ってるから””急いで導入しろ、というのはミーハーなだけだと思うがどうだろうか。
無人機導入自体が頓挫して終了
mq-9とヘロンは機体単価はあんまり変わらないみたいなのに運用設備の価格差こんなに大きいのか…
中途半端な非武装型の導入ならコスパ重視でいいのでは
トルコやイスラエルの無人機が安いのは、実は変な欠点抱えてたりしてないんだろうか
使い潰し前提だから機体寿命が短いとか
米国製はトヨタみたいなもんだからな
価格じゃないかも
トヨタはバカ高くないだろ
なんだかんだ言ってアメリカ軍の活動範囲が広いからオーバースペックになりがちなんだろうな
本国の面積だけ見てもアメリカはイスラエル、トルコの倍以上あるし軍は同盟国をまたにかけて世界を巡ってるし
アメリカのこそ高くて変な欠陥抱えてないか(笑)
しかも押しつけたあとで生産中止とか言い出して、維持費を全額自己負担してくれとか言い出す恐れあり
よほど危ないよ
日本の海岸線の長さとEEZ領域を考えれば
滞空型無人機の将来的、潜在的な国内需要はかなりある事が予測されるのに
(この国内需要の高さこそ国産P-1を開発できた理由)
それでもP-1開発時代にはやってのけた国産は高価で技術不足のリスクを負ってでも国内主導の開発チャレンジして
将来の国内需要を先取りしようという気概が
もはやヲタからすら感じられない時代なのは悲しいな
しゃあない、まともな人間だったら全方位に金を突っ込めないことはわかっとる。それに無人機開発はただでさえキラーマシンと非難される時代が長かったんだ。
UUVの方は多少投資してるからそっちに期待するしかない。
もう日本は滅びるのを待つばかりの破滅国家だから仕方ないね
俺は別の見方してるなぁ
P-1/C-2の時だってある意味で技術者をいろんなところからかき集めたからこそ出来たプロジェクトだったわけだし
今はF-3(と将来無人機)に技術者がかき集められてて正直滞空型無人機を今国産で作るだけのリソースはないんじゃないかなと
それに今は滞空型UAVの将来の国内需要の事を考えて居られるほど時間的な余裕がなくなってると思うのでこの状況で全部やれるわ!とはさすがに言えんなぁって感じ
後はヲタの件に関しては多分だけどそんないう程世代が変わってないと思うので単純に年齢重ねてモノの見方が変わったか熱意が冷めて居なくなったかな気がするわ・・・
ココはホラ
ぽしゃったMRJの開発者を呼んでですね。。。
SJに関わってた人員も次期戦闘機の方に回されたってニュースで出てたし望み薄かなぁって思う
またまた荒れてますねぇ
イスラエルは無いな。アラブが五月蝿い
トルコはありだと思うけどエルドアンがアホだからなぁ
真っ当な西側のままであれば問題なかったけど
将来性微妙になった今のトルコから買っても、将来の外交にあんま寄与しなそう
兵器の購入は性能と値段より外交で決まるものだから
一番頭いいのはトルコからライセンス生産&共同開発だろうね
それで自国開発の道も開ける
元が安いから倍の価格になってもいい
防衛協力ではかなり近づいているふしあるし
情報提供募集者が海幕装備計画部なんで本件は海自主体の運用研究が目的でしょ。
得られた運用構想を選択肢の一つとなる防衛装備庁での研究開発に反映させる可能性はある。
今後運用を予定する機種を選定するためのものではない。
まあ、海保で試験した以上、シーガーディアンで内定してるんだろうけど
他は、あて馬にも出ないというのが現実かな
P-8蹴ってP-1作ってるのに
無人機は同じことしないのか
そりゃ100機以上の導入が予定されてるP-1とせいぜい導入数が十数機のUAVじゃ話がだいぶ違くない?
P-8を蹴ってP-1(&C-2)作れたのはそっちに優秀な人材をかき集められたから
今は同じ事を次期戦闘機でやってるので他の事業に回せる人員は余裕がないし、既に既製品で優秀な製品が出回ってる滞空型UAVにリソース費やすのはあんまりメリットがないと思う
今から時間掛けて滞空型UAV作っても出来上がる頃には各国は次の無人機に行ってる&こっちは滞空型UAV作るのにリソース費やしたせいで次の無人機の開発でさらに遅れる負のループにしかならんと思うし
そもそも海自は本当は今すぐにでも省人化したいレベルで人が足りねーので(この前やべーレベルの休日未消化を原因とした元隊員の訴訟が起きたばっかり)悠長に国産の滞空型UAVの開発を待ってる余裕もないかと
調達性云々言うなら、日本に輸出実績の無いトルコやイスラエルよりアメリカじゃん
また目先の金額で物を語ってるのか
そういやこの記事にMQ-9の滞空時間が無いんだけどバイラクタルやヘロンシリーズと比べて其処の所如何なんだろ。wikiで軽く見ただけだけどヘロンとガーディアンってかなり差が有ったような。後、使える通信網の差とかアビオニクスに電子戦防護能力の差やら表に出て来ないスペック差が有りそうな…。
失礼、40時間って書いて有ったね…。しかしヘロンなら兎も角ヘルメスやアキンジは滞空時間に差があり過ぎじゃない…。アキンジの搭載量は魅力だけど。ヘロンの最長滞空時間タイプとシーガーディアンの搭載量や電子戦防御力の差が気になるなぁ。後、最高速とか。
あれこれ検討するのはいいけど、もっとスピード感ってものを持ってやって
やっと調達が決まって、部隊配備が始まる頃には、供給元の方で生産中止や調達中止になったりするのは勘弁