日本経済新聞は29日「カナダが計画する次期潜水艦の有力候補にたいげい型潜水艦が浮上している。有望視される日本の潜水艦輸出を実現するには政府や企業が一丸となることが求められ、日本国内での建造にカナダの理解を得る外交努力を重ねることも不可欠だ」と報じた。
飽くまで個人的な感想だが「防衛装備輸出に関する日本メディアの報道」は本当にピンとがズレている
カナダが計画している次期潜水艦の候補国に挙げているのは日本、韓国、フランス、ドイツ、スペイン、スウェーデンの6ヶ国で、その中でも長期間の航行能力、潜航能力、静粛性において極めて高い性能を有している日本のたいげい型潜水艦が特に有望視されている。海上自衛隊は世界で初めてリチウムイオン蓄電池をそうりゅう型(11番艦と12番艦のみ)とたいげい型に採用し、鉛蓄電池に比べて2倍以上のエネルギーを生み出せる上に寿命も長く、維持管理も容易など利点が多い。さらに潜水艦の運用と建造の伝統も日本の強みだ。
この潜水艦商戦でたいげい型の有力な対抗馬になっているが鳥山安昌浩だ。韓国は近年、防衛装備品の輸出に積極的でカナダ向け潜水艦輸出への関心も高い。ただ日本に比べると潜水艦建造の歴史が浅く、国産比率も7割程度で、現時点でリチウムイオン蓄電池の搭載実績もないが日本側にも課題がある。
日本も潜水艦を輸出するには5類型の見直しか特例扱いが必要だ。さらに三菱も川崎も潜水艦輸出の経験がなく輸出に踏み込むという意思が十分に強まっていない。両社とも防衛機密の塊を外に漏らしたくないという思いがあり、日本がオーストラリア向けの潜水艦輸出商戦に出遅れ、最終的に敗れた底流にもこうした事情があった。豪州は自国での建造にこだわっていたが、両社とも中国などのスパイが紛れ込むことを懸念していた。あの時、豪州が日本国内での建造に応じて日本の政官民が輸出実現でスクラムに組めていれば、豪海軍は今頃そうりゅう型潜水艦を数隻運用していただろう。
カナダが次期潜水艦を自国内で建造するのか、それとも供給国での建造でも構わないとするのかは流動的で、前者であれば三菱も川崎が懸念を強めるのは必至だ。もし日本が建造を請け負う場合、神戸でカナダ向けの潜水艦を建造するほうが情報保全の面で望ましいが、神戸で建造するにせよ、カナダで建造するにせよ厳格な情報保全協定を結ぶことが欠かせない。有望視される日本の潜水艦輸出を実現するには政府や企業が一丸となることが求められ、日本国内での建造にカナダの理解を得る外交努力を重ねることも不可欠だ。
以上が日本経済新聞の報じた内容の要約(主要部分のみ)で、性能における優位性と日本の都合を強調した日本らしい内容と言える。
そもそもカナダ海軍のヴィクトリア級後継艦に対する要求要件、予算、調達規模、交換スケジュールは何も決まっておらず、正式な後継艦プログラム(Canadian Patrol Submarine Project=CPSP)を検討するチームがShephardの取材に「フランス、ドイツ、スペイン、スウェーデン、韓国、日本と連絡を取っている」と明かしただけで、次期潜水艦の有力候補にたいげい型潜水艦が浮上しているなどという話をカナダメディアや海外のディフェンスメディアで見かけたことはない。
仮にフランス、ドイツ、スペイン、スウェーデン、韓国、日本の潜水艦がCPSPの正式な候補に選ばれれば「6ヶ国の潜水艦は全てカナダ海軍の要求要件を満たしている」という意味になり、何度も言及しているが「性能」は入札結果を左右する一要素に過ぎず、各国の提案は能力、コスト、オフセットの3要素で評価されるのが一般的だ。
カナダが次期潜水艦のオフセットに何を要求するかは今のところ不明で、仮に現地建造が要求される場合「国内建造を通じたカナダ産業界への直接投資=雇用創設を求めている」という意味になり、オフセットによる相殺額は契約額の30%~50%の範囲に設定されることが多く、CPSPのプログラムコストは最大600億加ドルと予想されているため「最大3兆円規模の直接投資計画案」を立案して提出しなければならない。
要するにカナダへの潜水艦提案は「安全保障面と経済面のニーズ」を満たしたものでなければならず、日本の事情でカナダのニーズ(神戸での建造)を捻じ曲げようとすれば候補から外れるだけだろう。
多くの国が「機密の管理」と「海外輸出」を両立させているため「日本の懸念」は経験不足から来ている可能性が高いと思われるが、防衛装備品の海外輸出に挑戦するなら避けて通れない課題で「一切のリスクを許容しない」「防衛機密の塊を外に出したくない」と考えるなら海外輸出から手を引くべきだ。
因みに日本経済新聞が「たいげい型の有力な対抗馬」に挙げる鳥山安昌浩=Hanwha OceanはBabcockとの提携を発表済みで、Hanwha Oceanは「Babcockの豊富な海外事業経験とプロジェクト管理能力はポーランドやカナダでの受注競争において当社の力になるはずだ」と、Babcockも「ポーランドやカナダなどグローバル市場における潜水艦事業でHanwha Oceanと協力できるのは嬉しい」「最近の潜水艦輸出で要求される卓越した性能、軍需支援、タイムリーな引き渡し時期について協力していく」と述べている。
SAABもDamenも「C-71をグローバル市場に輸出するため協力する」「両社はC-71のカナダに提供することにも合意した」と発表、カナダ需要を狙う企業は積極的に「誰と手を組むのか」を模索中で、日本経済新聞も「有望視される日本の潜水艦輸出を実現するには政府や企業が一丸となる必要がある」と述べているが、潜水艦輸出の経験不足をどうやってカバーするのか具体的なことに何も触れておらず、何か強力な秘策でもあるのだろうか?
飽くまで個人的な感想だが「防衛装備輸出に関する日本メディアの言及はピンとがズレている」と思う。
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※アイキャッチ画像の出典:海上自衛隊
無い無い。
装備本体の性能はともかく、
ビジネス戦略としてはオフセット条約を重視する韓国の方が遙かに優れてるから
万に一つも採用の可能性は無いよ。
そこ過度角に否定的にならなくてもいいのに…
変な断言もよくない
管理人様の仰る通りですね。
日本の輸出競争力はゼロです、現地生産・技術移転が不可となれば相手にされないでしょう(日経の記事通りならば)。
安全保障のために購入するのに、より制約が多く・より高い兵器を、競合から選んで買う合理性がありません。
神戸で修繕するのであれば、カナダの雇用・国内に落ちる金・技術育成への貢献度も低く、メンテナンスコストも非常に高くなるリスクもあります。
外国の兵器調達でよくみる「こんな経済効果や雇用創出の副次効果もある」ってアピールが
日本においては効果がないので馴染みがないんですよね
肯定派はこんなことしなくても肯定するし、否定派は何をしても否定する
だから外国が兵器調達するときにそのようなアピールをする理由が理解できない
システムを米国製にしまーす(コスト爆上げ)とかしないんなら良いよ。
むしろ売るとしても日本側のメリットなになんだよね。
どうせ数が少ない上に潜水艦自体が割と工員かつかつだから量産効果ほぼない上にへたに採用されたら国内の調達が狂いそうだしね。
まあ日経だし
「じゃあどのメディアを信じれば良いの」と聞かれても困っちゃうが。最善なのは『複数から情報を得て自分で答えを出す』だけど、結局本人のバイアスかかって望ましい答えになってしまう(n敗)
どうなのでしょうね。
カナダは本当に自国生産にこだわるのでしょうか。
仮にここで技建造術を習得出来たとして、続きがなければそこで終わりでしょう。
日本は毎年1隻を建造することで技術を維持しているのでしょうし。
ひょっとして、輸出市場に出てくるのかしら。そんなに簡単には行かないと思いますが。
輸入としても、建造後のメンテは行えるでしょう。きっと。建造データを渡せば。
台湾海軍などは、海龍級潜水艦のデータを受け取り、メンテと改修を自国で行っています。
素人は、何回も言っていますが、米国と共同で原潜を維持したら?、と思います。
通常潜で北極海の冬季パトロールをいきなり始めるのは無理がありすぎ、とも思います。
アメリカに冷戦期に断れた経緯があるからの>原潜
何でアメリカから買えない限りは無理という
当時は、確か、原潜6隻と言っていたように憶えています。
うろ憶えですみません。
現在ですと、AUKUSという前例ができてしまいましたから、
カナダが原潜を保持するのも”アリ” と想像します。
前にも書きましたが、米国は原潜のメンテ用ドックをハワイに
建造するとのこと(新造用ではない)。
であれば、時期にもよりますが、米国にも、豪州の他にカナダの
原潜(?)の面倒を見る余裕もできるのでは、と想像します。
それと、当時の原子炉は艦齢途中に燃料棒の入れ替えもありました。
これからの原潜は、その意味でメンテフリーになるそうですから、
なおさら維持しやすく(?)なるものと想像します。
ただし、米国の潜水艦原子炉と同じ高濃縮燃料を使うとしてですが。
ロシアのように低濃縮ですと、燃料棒の入れ替えは不可避でしょうが。
夢なら外れても責任とらなくて良いから自由だよね
>さらに三菱も川崎も潜水艦輸出の経験がなく輸出に踏み込むという意思が十分に強まっていない
この時点で日経の飛ばしのようにしか感じられない
製造コスト下げるために輸出はしたい
でも技術流出はさせたくないから現地生産は認めない
これで輸出できないのか?とか言ってるんだから
いい加減アホらしくもなるわ
もし仮に日本の潜水艦を海外で、となるのであれば、三菱重工業と川崎重工業に分けて発注するのかな?両社の工員やエンジニアもかなり増やさなくちゃいけない。日経の記事がどういう意図かわからないけど、「日本の国内向けに、これからは三菱重工業にも川崎重工業にも、もっと拡大してくれ」という趣旨で書いたのなら、まあ分かります。
誰が「日本の潜水艦が有力な候補」と言ったのかもわからない…
ネットの与太話をそのまま拾っただけのような記事ですね
(元記事の日経新聞がという意味です)
まさかソースはYouTubeのゆっくり系軍事動画とか…
日経は、三菱重工と日立、合併の報道も飛ばしてましたからね。
仰る通り、真面目な東スポくらいの感覚かなあと。
平日15時までに、株価に関わる報道(決算や買収など)を報道したりして、コンプライアンスを問題視される事を平気でいくらでもやってますし(2006年にインサイダー取引で記者が逮捕された事も)。
(2006.03.15 日経はライブドアを責められるのか 社員が犯した株インサイダー取引の重大さ JCASTニュース)
(2011年8月4日 日立・三菱重工 統合へ 13年に新会社、世界受注狙う 日経新聞)
(2011年9月号 日立・三菱重「破鏡」の真相 日経の「決め打ち」に三菱側が激怒。記者会見は延期になったが、4年がかりの交渉の大筋は変わらない。[日立が日経に書かせた!] FACTA)
日本のメディアなんざ放火魔と五十歩百歩で、火のない処に火を付けては煽り倒す。
多分、社民、立民、共産辺りが発狂するのを見越して、政府から言質を引き出すつもりなのか、或いはそもそもそいつらとマッチポンプかも。
いずれにしろ、日本の潜水艦輸出が成功するとも思えないし、仮に成功したとしても経済的なメリットが然程大きいとも思えない。
ウチの商品は素晴らしいからちゃんとアピールすればこちらの条件を全て呑んで契約書にサインを貰えるはず
営業マン的にはこれで契約って取れるのですかね?
日本は技術信仰の国。
戦前も戦後も変わっていない、それが戦後日本に大きな経済的成功をもたらした。
日本に必要なのは技術ではなくて、その技術を何のために使うかという哲学。
米国は日本の技術力を評価している。日本はそれに満足している。
戦前の日本をもう一度検証して見ることだ。
少なくとも旧日本軍をもっと具体的な視点から見直すことだろう。
戦後の日本にこの問題を解決する能力はないと見ている。
唯一の救いは天皇だろう。
そこでなぜ天皇?!
まあ明らかに日本人ではないという主張のハンドルの方なので陛下を付けろデコ助とまでは言いませんが。
潜水艦を輸出するかしないかの問題に矮小化すると日本の防衛戦略を誤ります
現在、日米安保条約だけでは日本の領土領海EEZを中露朝か防衛するのは困難
日本が核武装しないなら英豪加を日本と対等な同盟国に引き上げることで補完
すべきです、戦闘機、潜水艦輸出などは長期の同盟関係構築に役立つのです.
豪州が来るべき、アジア大戦に参加したいならSSNにする必要性はありますね。
まあディーゼルエレクリックでもちゃんと日本の港で給油できればいいわけなんですが。
すんません。ここでは加の話をするべきでしたね。
この手の記事には私は毎度同じ事を書いていますが改めまして潜水艦輸出には反対です。理由は端的に
・日本の防衛戦略の根幹を担う兵器については技術が漏れたら根幹が揺らぎますので秘密保持性を維持する為
・イノベーションのスピードはキャッチアップのスピードよりも遅い(漏れたらキャッチアップされるがそれを突き放すイノベーションなんか無理でキャッチアップされたまま)
・国産兵器を外販で儲けようとするには、需要を安定させる為に平和になる事を防ぎ、常に国際紛争を誘発させる外交もする必要がある(平和国家である日本の国是に反する)
ですので潜水艦及び、現在開発中の極超音速ミサイルや最新の迎撃ミサイル、そして今共同開発に着手した次期戦闘機(但しこれは共同開発である以上無理でしょうね)
アメリカで考えたら分かり易いと思います。アメリカは大手の武器輸出国ですが、B2(多分B21も)、戦略原潜、F22、SR71、どれも根幹に関わるものは外販していません。それを外販した方が量産効果で安くなるし儲かるにも関わらず。現に日本側はF22を買おうとしてました。何故売らなかったのか?売って技術が漏れたら敵国に技術キャッチアップされる(=それをに対応する増加コストは売って得た儲け以上のものになりトータルして赤字になる)からです。
兵器の本分というのは侵略してきた敵を撃退する(平時は撃退されると日本侵略を企てるものに思わせる)為にあります。売って小金を得てもその兵器の性能や技術が漏れて侵略者がその対応をした兵器で攻めてきて占領されるという「本末転倒」についての視点がこそげ落ちて目先の輸出実績作りに前のめりな意見が出てくる所に危うさを感じます。
武器輸出には賛成です。例えば今であればウクライナに155mm砲弾を大量に生産して輸出したり、輸送車両や地雷を輸出するのは大賛成です。武器輸出議論になると、そこではなく何故潜水艦になるのか?本当にここに中国や韓国が裏側から国会議員をけしかけてるような構図があるのかと疑ってしまいます。
記事本文といい、コメントといい、散々な言われ様だがその通りだろう。そもそも長年兵器輸出を禁止してきたことを「誇り」にしてきた日本がいきなり兵器市場に出て勝てるわけがない。長年独身を貫いていた中年がある日突然婚活を始めるようなもの。漫画のように都合よくモテ期が来るわけではない。
それにしても武器輸出三原則の転換の際に「死の商人」になるとあれだけ騒ぎ立てていたメディアがこうも変わるとは。日本人の豹変のダイナミックさに驚く今日この頃。とりあえず英国主導のGCAPの輸出からコツコツ経験を積めばいい。フィリピンへのレーダー“移転”も順調なようだし。
日経は昔からこんな感じでは?
昔(1960年代)は売っていた
それと1983年にアメリカに限り武器技術の供与、弾道ミサイル防衛システム(BMD)の共同開発・生産関係の武
器輸出、BMD以外の共同開発・生産関係の武器輸出を認めてるから厳密には独身期間は短いんだけどな
かと言ってアメリカへの輸出で実績があるかは疑問だけど
まあやめとけ、現地生産なんぞ強いられた日には日本企業にメリットが無い、赤字になっても不思議じゃない
条件は何もつけませんからどうぞ売ってくださいと言われた場合以外はトラブルの種にしかならんよ
そもそも三菱や川崎が輸出を望んでいるのかが判りませんね。一般的な水上艦なら三菱もヤル気があるようですが、独自のノウハウの塊である潜水艦となれば事情は違うでしょうし。それに海自は定期的にキッチリ新艦を建造しており、定数も増やす計画です。需要が不安定で、技術者のリソースも必要な輸出にどれだけ前向きになるのでしょうか?官民一体というより官が物凄く尽力しないと民は本気にならないでしょうね。
豪州がアタック級調達計画を日米豪三国の共同開発から企業競争入札に転換した後、日本政府は部内協議を重ね、遅ればせながら入札参加を決めました。
その際、MHIは非常に積極的で設計案を豪政府に提出しています。一方でKHIは極めて消極的だったとされています。
あれから10年ほどが経過し、当時と事情は変わっているかもですが。
潜水艦に関しては、詳しくはないのですが、エジプトとかも視察に来ていたりするので、カナダに予想行動可能期間50~80日間のリチウムイオン電池潜水艦を大々的に売り込むのはいい事だと思いますよ、ちょうど技術革新の途中なので、機密が流れても一時的な問題にしかならないでしょうし、現地生産(アッセンブル、イン、カナダ)ならカナダも喜ぶでしょうし、結局は日本も原子力潜水艦に行きそうですしね。
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実現性はともかく神戸にちょっかいかけられたら即終了という、ひ弱な状況下では海外に同レベル艦建造能力を移転できるのは喜ばしい面もあると思いますがどうでしょう?
乗り物ニュース「国産潜水艦、初輸出なるか? カナダが日本の最新鋭艦に熱い視線 要件ピッタリ?」からの引用ですが
>現在のところ、カナダ海軍が次期潜水艦に求める能力としては、以下の4点が重要視されています。
>1、 ディーゼルエンジンと発電機、バッテリーなどからなる通常動力型(非原子力)
>2、 優れた長距離航行性能
>3、 北極海での運用能力
>4、 アメリカ製の兵器および戦闘システムの搭載が可能
だそうです。
「たいげい型」の適応性は、1;基本的には問題無し。2;カナダ側の要件に応じた改設計が必要になるかも。3;設計上、米又は加の協力が必要。4;米の協力が必要。
他の調査対象国潜水艦もカナダ海軍の要求仕様に合わせた改設計が必然です。
日米関係を鑑みれば日本は十分に対応可能かと思います。ただし、防衛装備移転三原則・同運用指針の規定により、GCAPと同様な国際共同開発形態にならないと潜水艦のカナダ移転は恐らく不可でしょう。
日本とカナダは「情報保護協定」の締結に向けて調整中ですが、防衛装備品共同開発には「防衛装備品・技術移転協定」の締結も必須です。現状では、契約に先んじた協定締結が前提条件になりますね。
カナダ側の調達方式も未だ決まってはいないようですが、仮にオフセット等の付帯条項を含む競争入札になるなら日本政府は応じない可能性が大です。
そもそも防衛装備海外移転の眼目は、調達単価の低減、我が国の安全保障政策に資すること、国内防衛産業の維持・育成です。潜水艦事業に関して維持・育成は現状でほぼ問題ない。
ですが、カナダとの安全保障協力に資すること大と判断され、条件が整えば交渉に入る可能性はあると思います。
ラストで新規設計がいるからアウトですな
へたすると根本が狂うし
無金利30年払いでどうよ
右も左もよく分からん所も軍需で儲かるみたいに考えてる奴がよく居るけど、一番大事なのは生産力
兵器生産力を高めて維持する為に金を出すのは損じゃない
普段から清谷さんが指摘していることですね。
今の日本の官民が謎の自信を持ってるうちは無理でしょうね。
kytnって時点で解散
言ってることがたまたま当たっていたからといってアレを持ち上げるのは…
今の自公政権に何も期待できない。
契約が取れようが取れまいが良い結果にはならんでしょう。
日本企業はカナダで生産して利益を出せる自信を持てるかですよね。
現地生産ならパートナー企業がいることは必須で、単独での現地生産は無理。
為替リスクもあり諸々の慣行が違う海外生産(しかもそれなりの長期)は国内生産よりずっとリスクが高い。
日本の職人さん(下手すると生産設計エンジニアの一部も)は英語をしゃべらない。各種の設計図面も計算書も現状はほぼ日本語表記しかされていない。
英語セットにするだけで相当の時間とコストがかかるし、他国とはコンテクストの違いから誤解が生じ現場でのトラブル要因にもなる。
機械生産する量産品と違ってあちこち手作業が入る一品モノの海外生産は造船でもペトケミプラントでも失敗例はいろいろあるのが現実。
そもそも海外に装備品を輸出して防衛産業の活性化なんて5類型を廃止しない限り無理だろ、結局公明党に邪魔されてその議論も棚上げになったが
あと戦闘中の国とかのアホな縛りね。
そんな縛りあったら「敵対国との緊張感高まったどこぞの国が日本の装備導入しようとしたらそれを嫌がった敵対国に侵攻される」という謎図式が成立するんやが。(実際に嫌がる国があるかどうかは無関係)
良くも悪くも日本製の装備(兵器)は潜水艦に限らず日本の使いやすい代物でガラパゴス状態。
そう簡単に売れないわな。
潜水艦でも日本人の体型に合わせた通路や部屋の作りだと、アジア人ならさておき欧米人の体型には合ってないし、システムも国産品搭載が前提でそれ合わせてコンピューターからソナー、船体まで設計しているから、FCSはどこどこ製、ソナーはどこどこ製となると船体に収まらなくて新設計なるだろうし、そうなると結局は高くつくだろうな。
オーストラリア並みにアメリカからの要求がないと無理でしょうな
アメリカ製システムを搭載の次点で
日系自動車メーカーのお陰で儲かってるだろ?新たな投資計画もあるし採用しないなら「わかるだろ?」くらいは言って頂きたい
オーストラリアの時は、オーストラリアは太平洋に目が向いている。
曖昧な記憶だけど、、オーストラリア軍は技術面(静粛性や後続距離?)や過去の実績(第二次大戦?)から、日本製を評価していた。しかし、結局は政治的にひっくり返されれて原潜になったのではないか。
何が言いたいかというと、こういうことは政治的な動きが大きいのではないかな。今の日本政府では無理だと思う。カナダの目は大平洋より大西洋かな?
日本で作って輸出するにしろ、今の日本には自衛隊の潜水艦の更新分を作るだけのドックしかない
続くかどうかわからない輸出のためにドックの新造まで出来るのか?
まず無理だと思うんだがな
くだらん記事だ。くだらなすぎる。